私たち(生物学的意味の)消費者は食べないと生きていくことはできません。 生産者である植物が海から陸上に上がってきてくれたからこそ、人類も誕生できたと言えるでしょう。 その上陸した光合成できる植物にいちばん近いのがコケ植物だと言われています。 そこからいろいろな植物が進化し、それ...
そよかぜさんが 参加中のテーマはありません。
テーマは同じ趣味や興味を持つブロガーが共通のテーマに集まることで繋がりができるメンバー参加型のコミュニティーです。
テーマ一覧から参加したいテーマを選び、記事を投稿していただくことでテーマに参加できます。
「ブログリーダー」を活用して、そよかぜさんをフォローしませんか?
私たち(生物学的意味の)消費者は食べないと生きていくことはできません。 生産者である植物が海から陸上に上がってきてくれたからこそ、人類も誕生できたと言えるでしょう。 その上陸した光合成できる植物にいちばん近いのがコケ植物だと言われています。 そこからいろいろな植物が進化し、それ...
平凡社の図鑑では日本産クラマゴケモドキ属全15種の検索表が載せられています。 腰を据えてきちんと調べるにはこの検索表を使うべきでしょうが、初心者にはなかなか使いにくいのも事実です。 例えば、この検索表ではキールの有無から始まっていますが、キールの有無は分かりにくく、確認に光学顕...
場所からも雰囲気からもホソウリゴケ Brachymenium exile だと思った写真のコケ、これまで蒴は観察したことが無く、古い蒴がついていたので持ち帰って調べました。 育っていたのは街の道路の隅です。 上の2枚は乾いた状態で、乾くと葉は縮れず、茎に接着します。 平凡...
マイマイツボミゴケ Solenostoma torticalyx だというタイ類(上の写真)をいただきました。 同定にポイントとなる花被は無く、油体も消えてしまっていて、私には同定を信じるしかありませんが・・・。 なお、上のスケールの最小目盛は 0.1㎜です。 葉は円頭...
昨日(2025.3.24.)、コケの上を歩くヤナギハムシ Chrysomela vigintipunctata を見ました(上の写真:大阪府交野市で撮影)。 和名は「ヤナギ類の葉を食べる虫」の意味です。 ヤナギの葉も開いていない時期ですので、成虫越冬から目覚めて歩き出し、これ...
写真はアツブサゴケモドキ Palamocladium leskeoides でしょう。垂直に近い岩から垂れ下がっていました。 上は乾いた状態で、下は同じ枝の湿った状態です。 湿ると枝の曲がりは伸びますが、葉の開き方はほとんど変化しません。 葉は密生していて、茎はほとんど見...
私の使っている顕微鏡はかなり古いもので、光源はハロゲンランプです。 ハロゲンランプは電球の一種ですから、熱は出るし寿命も短いので、LEDに変えたいと思っています。 しかし顕微鏡の光源を変換するためのLED光源は、需要が限られていることもあって、かなり高価です。 下にLEDライト...
写真はマルグンバイ Acalypta sauteri です。 コケ群落を調べていてみつけました。 体長は約2㎜です。 グンバイムシ科の昆虫はふつう軍配のような形の体なのですが、マルグンバイ属はグンバイムシ科の中では珍しく、あまり軍配形ではありません。 私が昔昆虫に熱心だっ...
写真はオオホウキゴケ Solenostoma infuscum でしょう。 本種はしばしば写真のように赤くなります。 湿った岩上にありました。 上を覆われている部分は緑色です。 葉は斜めに瓦状についています。 葉は卵状舌形で円頭です(上の写真)。 葉身細胞はトリゴンが大...
ノコギリコオイゴケ Diplophyllum serrulatum が花被をたくさんつけていました(以下の生態写真を含め、全て 2025.3.8.に滋賀県野洲市で撮影)。 花被の高さは1~1.5㎜でした。 ※ この花被の中で育った胞子体が伸びた様子は こちら に載せています...
朽木上に広がるトガリスギバゴケ Kurzia gonyotricha が、花被をつけていました。 ほんのわずかな数の褐色の花被が目立っていましたが・・・ 群落をほぐすと、多くの緑色の花被が隠れていました(上の写真の黄色の矢印)。 しかし花被の中の胞子体は確認できませんでした...
昨日 は『ミクロの世界のコケ図鑑』(以下、「図鑑」)の図鑑部分に掲載している種と、 井上・山口(2024)の「日本産セン類の分類表」 (以下、「新分類」)との科名の違いについて書きました。 図鑑は生育環境別に載せているので、科の何がどう変化したのか、分かりにくい面もあったと思...
コケ植物の種名を覚えるにも、より深く理解するにも、その種がどの科に分類されているかが大切になります。 同じ科であれば何らかの共通点があるので、複数の種をまとめて理解することにつながりますし、逆に何らかの特徴から科が分かれば、種名はその科の中で検討できます。 このほど、「日本産...
平凡社の『日本の野生植物 コケ』(2001年発行)には、日本産のコケの(当時分かっていた)すべての種の検索表が載せられていますが、発行から四半世紀が経ち、その間、コケ植物の分類体系は分子系統学的手法を取り入れることで大きく変更されています。 コケ植物の多様性を体系的に把握す...
写真はホソハリゴケ Claopodium gracillimum でしょう。 細かい砂質土壌の斜面で育っていました。 ところで、コケ植物の分類体系は分子系統学的手法を取り入れることで大きく変更しています。 Claopodium (ハリゴケ属)も、下に書くように葉身細胞にパ...
上は2025.2.12.に兵庫県西宮市の廃線跡にあったオオジャゴケ Conocephalum orientalis です。 雌器托がタケノコのように伸びはじめていました。 雌器托は、葉状体の背面からではなく、葉状体の裂け目の奥から出ています。 また、雌器托の傘の表面にも気室...
写真はナガサキテングサゴケ Riccardia nagasakiensis でしょう。 水の滴る斜面に育っていました。 群落をほぐしてみると、上の2枚の写真のように、たくさんの胞子体が隠れていました。 葉状体の基部は褐色を帯びています。 雌枝の縁は鱗片状で、先は鋸歯状にな...
モリノコダマタケ Bryoperdon acuminatum をいただきました。 本種は2023年に日本新産種として報告されたホコリタケ科のきのこで、蘚類に寄生します。 子実体は卵形~円錐形で、無性基部(いわゆる「柄」)を欠き、外皮には刺があります。 和名を漢字で表現す...
樹幹についていた写真のコケは、ナガシタバヨウジョウゴケ Cololejeunea raduliloba だと思います。 下は上の赤い四角で囲った部分の拡大です。 あちこちに胞子を出し終えて白っぽくなった蒴がついています。 蒴は最初の写真には10個(以上)、上の写真には5個写...
上は、2月12日に行われた「岡山コケの会関西支部」(通称「オカモス関西」)の観察会で撮った写真で、アカメガシワ?の樹幹に、小さなコケと、その周辺に赤い小さな粒がついています。 コケは、その大きさや育っている様子からヤマトヨウジョウゴケだろうと見当がつくものの、赤い粒については...
いろいろあって、この3月は一度もブログを更新していませんでした。理由のひとつは初めて出会ったコケが無かったからですが、美しいコケがありましたので、載せておきます。 といっても、3月10日に出会ったコケで、もう20日も経っていますが・・・。 上がそのコケで、ホソバトジクチゴ...
ミドリコケビョウタケ Mniaecia jungermanniae は苔類に寄生する子嚢菌で、やや肉厚なクッション状の、直径1mmに満たない小さな子嚢盤をつくります。 アカウロコゴケに寄生している様子は こちら に載せていますが、古い写真を整理していて、たまたま本種らしきもの...
写真はサクラジマツヤゴケ Entodon calycinus でしょう。 倒木の上に広がっていました。 蒴が直立しているのは、この属の特徴です。 内雌苞葉が長いのは本種の大きな特徴です。 上の写真の内雌苞葉は約4mmですが、4.5mmに達するようです。 蒴柄の長...
上は石灰岩から垂れ下がっているコケ群落で、蘚類(センボンゴケ科?)や大小2種類の苔類などが写っていますが、大きい苔類はツジベゴヘイゴケ Tuzibeanthus chinensis だと思います。 和名は辻部正信氏を記念してつけられています。 上は腹面から撮っています。 植物...
写真はミヤベゴケ Miyabea fruticella でしょう。 樹幹に大きな群落を作っていました。 樹皮上を這う一次茎から二次茎が斜上しています。 二次茎は不規則な羽状に分枝しています(上の写真)。 葉は乾くと枝に接します。 枝葉は長さ 0.5-0.8mm、葉縁上部に...
写真は、雨で濡れていますが、ナガスジハリゴケ Claopodium prionophyllum だと思います。 石灰岩上にありました。 茎はやや羽状に分枝しています(上の写真)。 乾くと葉はやや縮れます。 上は枝先です。 枝葉は披針形で、パピラがあります。 上は枝葉...
樹幹に育っていた写真のコケ、イワイトゴケモドキ Haplohymenium sieboldii のようです。 イワイトゴケ によく似ていますが、イワイトゴケの枝葉が円頭~広い鋭頭であるのに対し、本種の枝葉は上の写真のように鋭頭です。 上は湿った状態で、下は乾いた状態で...
石灰岩上で干乾びてほとんど真っ黒になっていた写真のコケ、少し持ち帰って湿らせると、一部に緑色の所が現れ、調べるとリュウキュウゴヘイゴケのようです。 なお、学名は平凡社では Mastigolejeunea auriculata 、片桐・古木(2018)では M. replet...
石灰岩上のコケ群落(上の写真)、蘚類はニセイシバイゴケ Tuerckheimia svihlae 、苔類は イトコミミゴケ Lejeunea parva だと思います。 以下は前者についての観察記録です。 上は、少し離れた場所にあった、乾いた状態の本種です。 葉は線状披...
写真はキサゴゴケ Hypnodontopsis apiculata だと思います。 ヤシ(フェニックス?)の樹幹についていました。 蒴柄がらせん状に巻く特徴的な胞子体があれば、もっと確実になるのですが、蒴は確認できませんでした。 湿ると上のようになります。 茎の長さは約3...
写真はフタバムチゴケ Bazzania bidentula だと思います。 北海道・雌阿寒温泉近くの森の、朽木の凹んだ穴の奥にありました。 比較的小形のムチゴケで、茎は基物にくっついて這い、鞭枝も同様に基物にくっついていました。 水谷(1992)によれば、大雪山から屋久島の...
コマノキヌイトゴケ Anomodon thraustus と マキハキヌゴケ Pylaisiella subcircinata の混生した群落が、北海道の阿寒湖畔の樹幹にありました(2023.9.8.撮影)。 上の写真の、光沢のある葉が巻いているのかマキハキヌゴケで、蒴...
これまでもアオギヌゴケ科の同定は難しいと書いてきましたが、上の写真は、左にコツボゴケなど、いろいろ混生していますが、多くはムツヤノネゴケ Brachythecium noecicum (アオギヌゴケ科)だろうと思います。 なお、エゾヤノネゴケはシノニムでしょう。 本種は、岩月...
大阪市の「 咲くやこの花館 」で、2024年1月の6日から21日までの予定でコケ展が開催されます。 期間中、盛りだくさんの内容が予定されていますが、私の担当は「もっとコケを知ろう」で、「コケ講座」と「コケの観察・解説ツアー」を実施します。 コケの楽しみ方は、見る楽しみ、作る楽...
写真はオウコチョウ(黄胡蝶) Caesalpinia pulcherrima です。 マメ科ジャケツイバラ亜科の常緑性小高木です。 京都府立植物園の温室で撮影しました。 西インド諸島の原産ですが、花が美しいため、現在では世界の熱帯から亜熱帯域に栽培されていて、日本でも沖縄な...
青森県産のイトヤナギゴケモドキ Platydictya subtilis をいただきました。 Kさんが採集されたもので、作沢川の蛇籠についていたそうです。 上は乾いた状態、下は湿った状態です。(倍率は同じです。) 茎は糸状で、不規則に分枝しています。 葉はあまり横に広が...
アオギヌゴケ科には同定の難しいコケが多く、平凡社の図鑑には「分類のもっともむずかしい科の一つである。」と書かれています。 なかでも Eurhynchium (ツルハシゴケ属)は、変異が大きく同定はむずかしい(平凡社)とされています。 Kさんが確信を持って同定できたというキノク...
ネジクチゴケ などが属する Barbula (ネジクチゴケ属)は、平凡社の検索表には日本産9種が載せられていますが、その違いはわずかで、同定がなかなか難しい属です。 オカモス関西(正式名称は岡山コケの会関西支部)では毎月定例で「コケサロン」を開いています。 以前このコケサロ...
上の写真は、2019年の10月に奈良県宇陀市で撮った写真です。 流水下の黒っぽい緑色のものはフクロハイゴケ Vesicularia ferriei のようにも思うのですが、よく分からず、載せるのも遅くなってしまいました。 本種は写真のような水面下でも陸上でも生育する事がで...
写真はシクンシ Combretum indicum です。 京都府立植物園の温室で撮影しました。 熱帯アジアに広く分布していますが、薬用や観賞用に栽培されているためで、厳密な意味での原産地はよく分からないそうです。 日本でも、石垣島や西表島などでは野生化していますが、元は...