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2016/09/07

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  • 国境

    UKイギリス植民地圏のスポーツのラグビーを見ながらダブリンと北アイルランドのベルファストまでのバス旅行では国境を意識せず往来したことを思い出す。道路表示板を見て分かるだけであった。イギリスのリーズ空港からダブリン空港までのエアーバスでは通関イミグレーションがなく、警察が管理し、ダブリンから外国であるイギリスまでは比較的に自由である。日本の県境と似てる。それが今イギリス国会で大きい問題になっている。イギリスがEUから離脱すると北アイルランドとアイルランドの間に国境が明確になるのではないかという、不安と心配がある。国境

  • 隣人愛

    蘭類の防寒の時期になって室内は鉢物でいっぱいになった。幸福の木に花が咲き、素晴らしい香り、幸福感を満喫している。また嬉しいことがあった。歩けない愛犬ミミ用のベビーカーをいただいた。家内がミミを抱っこして散歩中出会った方からのプレゼントである。買おうと思い、店を探し歩いていた中だったのでビックリ。彼女は二匹の愛犬を飼っていたが不要になり、必要な人がいたら上げたい思っていたと話しておられた。お互いに初めての出会いなのに、、、。隣人愛、その心に感謝しながらいただいた。隣人愛

  • 日本語の日本精神「言霊」

    留学生が多い1年生の共通科目「アジア共同体論」で家根橋伸子教授が日本語について講義した。1986年にペルー旅行をきっかけに日本語へ関心を持ち、そして日本語を外国人に教えることを専攻したというイントロからスムーズに進行された。日本語の日本精神「言霊」というナショナリズム、植民地に日本語を使ってきた話になって私の関心が高まっていった。しかし言葉はコミュニケーション、アイデンティティの創出、世界化の話にいたり、私が韓国人留学生朴花英さんにコメントを求め、韓国では日本語のタクワンを以前は使っていたがダンムジという韓国語に変えて使っているがピザやパスタはそのまま使っているということに関して3人の学生のコメント。それぞれの主張で盛り上がったが終了の鐘が鳴って残念だった。1年生の日本語の能力、内容に驚いた。日本語の日本精神「言霊」

  • 「くまざわ書店」に平積

    どんどん日韓関係の悪化は話題性が低く、それが戦後の常態で突飛な異常でもないかもしれない。教会の長老が私に姜尚中と同様の親日派だと悪口を言った。私は怒らなかった。そのような部類が多いから黙って聞いていた。以前拙著本を差し上げても読めないと断られたことのある。読んでない、噂で生きる人は多い。シーモール百貨店の一階には南極で鯨漁獲など写真が展示されていて、青年カメラマンの津田憲二氏から船員として仕事をしながら写真を撮った話を聞いた。その足で4階の本屋を覗いてみた。拙著『帝国日本の植民地を歩く』が「くまざわ書店」に平積になっている。嬉しい(写真)。「くまざわ書店」に平積

  • 春画

    李王朝時代最高の画家の25点(金弘道13点、申潤福12点)の春画を紹介し、日本の浮世絵と比較した。韓国の春画は自然の景勝地、山水、満月、妓房、中庭、サラン房、房帳、書物、盆栽などと共に描かれている。日本では版画として大量生産されたたことと比べて李朝では量的に貧弱である。韓国では儒教思想に制約され、催淫用など品のないエロティシズムの低俗な猥褻淫乱物とは峻別され、自然との陰陽調和、妓房を中心として発達した写実的な描写として価値が高い風俗画であると評価されている。美女の顔面は円く、口は小さい。細い目の下の線を省略、束髪、細長の眉、細い目、乳房と尻部が描かれている。女性(妓生)は完全ヌードはほぼない。髪型、煙草のキセルなどをもって品を保つが、男は全身ヌードになる。女性の自然体の体は分からない。両班や僧はヌードになったり...春画

  • 日韓の美

    今日の「楽しい韓国文化論」講座では私が日韓の美意識を比較してみたい。まず韓国の春画ついて話す。春画は1800年を前後に儒教社会の中に妓房を中心として発達した。芸者が性を売らないと主張する人が多いように妓生も性を売るものではなく、芸だけを売ると主張する人がいる。しかし春画と浮世絵は妓生と芸者が主役であると描かれている。それは日本や中国も同様である。反発する人が多いだろう。日本の浮世絵も見ていきたい。日韓の美

  • 朴仙容氏の拙著書評

    今日2019.10.25の東洋経済日報コラムに朴仙容氏が拙著の書評が載る。案内する。日韓関係の悪化の中「韓日両国人の相互理解を進める解説書として評価」され、感謝である。「帝国日本の植民地を歩く(花乱社)」だ。民族的なエゴのないニューカマーの著者(崔吉城教授・東亜大学)の力作。反日・親日に対する新しい視点のアプローチだ。アジアには反日文化圏と親日文化圏があると著者は言う。反日文化圏は朝鮮半島から大陸へ広がる。中でも韓国の反日感情が一番強い。台湾や南洋などには親日文化圏が広がっている。台湾では植民地時代の日本文化が日常の中に残り、台湾総督府の庁舎は中華民国総督府に利用され、観光スポットになっている。対象的な反日韓国の朝鮮総督府は植民地化された屈辱の象徴、存在を放置できずに破壊した。なぜ韓国の反日感情はそれほど強いの...朴仙容氏の拙著書評

  • 「韓国人の意識構造」

    日韓関係が悪くなり、日本人の韓国への関心はより高くなったのではないか。昨日熊本学院大学の芝教授が来られ3回目にインタビューされた。「韓国人の意識構造」という質問、具体的にはシャーマニズムと朱子学が韓国文化への影響に関することであった。彼は私の論著などを多く読んで自らまとめながら早口で攻めてくるようであった。私はシャーマンの神憑り現象の「脱魂」現象が韓国の芸術に大きく影響した、つまり激しさと気絶、気を失うような文化現象が著しいと説明した。韓ドラでも激し喧嘩の場面が多く、気絶現象も多く、家庭に「清(救)心丸」を常備薬としておくことに触れた。彼は大いに納得して興奮するような表情で質問が連発したが、次のお客さんグループが来られ音楽会の話が話題になった。遅くまで続いた。激しいデモ、鄭教授が逮捕ニュースが深夜入った。*写真...「韓国人の意識構造」

  • 天皇即位式

    私は学生時代に李朝時代の宮中儀礼などを文献で調べて卒論などを書いたが、昨日は史実の実態を見たような気分だった。日本は天皇制、年号などを持ち続けている不思議な国とも感ずる。天皇は御言葉で「憲法、象徴」と言われ、史実が現実に生き続けていると感じた。一方それがナショナリズムの強化になるのではないかと憂いをもつ。韓国の極端な国粋主義、日韓関係は悪化を深めている。ナショナリズムの対決、グローバリゼーションの逆行現象、危険になっている。天皇即位式を「日王」として韓国では伝えられた。憲法の政教分離原則違反にあたるとも言われている。しかし私は天皇の世襲制は能力主義の理想に反するという面を懸念する。他面、尊敬と愛などがあれば良いとも思う。我々は能力主義で父母を評価はせず財産を相続する。国家には権威と権力の両面がある。国家は権力と...天皇即位式

  • 「愛し合って」

    昨日ワンアジア講義は私が司った。イントロで前回の私の拙著『帝国日本の植民地を歩く』を以ての講義についてのコメントと質問について触れた。東玲佳さんが「普通の歴史の授業では触れらえない」、大屋君は反日の韓国とは今も慰安婦問題などで仲が悪い、それは洗脳教育によるものであろうが、韓国からの留学生たちは「敏感な慰安婦問題に慎重に、刺激的、不便」という意見、質問があったことに私は学問、講義の自由について触れた。延世大学で学生が教授の講義内容を訴えて警察による捜査が行っていることを例にして語った。その直後韓国の女子留学生の朴ファヨンさんが研究室を訪ねて来て、決して反日的ではないと言った。談笑が長く続いた。鵜澤和宏先生の講義は数人の教員も参加したが、もっと多くの教員の授業参観でも薦めたい。先生は個人の「私」は「我々」に無数に遡...「愛し合って」

  • ある青年に

    あるフェースブック友の青年の文、非常に稀な良い若者の文を読んだ。彼は韓国で地方国立大学出身の人文学・日本学を専攻したし、軍服務中の方である。思考深い名文であるのでシェアし、コメントもした。私の20代を振り返る。難しい時代シャーマニズムを研究をし、それで食べられるとは夢にも思ったことがない。ただソウル大学師範大学は、教師職が保証されていて、研究は、趣味に過ぎなかった。日本留学をして、帰国して、大学の日本学科の教授となり、「親日派」と学生たちから後ろ指された。初めての被差別経験であった。それを克服するために、日本の植民地を研究した。多くの本を出した。親日派という非難や差別を克服しようとしたが、むしろ広く深くなった。しかし、多くの良い読者を得た。その世界で反日の一番高く、強い韓国から出発し、アイルランド、南アフリカな...ある青年に

  • クールジャパンcool japan

    地球温暖化、台風と大雨の大害の日本の今で太陽と地球と月との奇跡的関係という話で盛り上がった。話中に暦、カレンダーと季節感の話、「令和」をクールジャパンcooljapan、「春は花夏ほととぎす秋は月冬雪冴えてすずしかりけり」(道元)から秋の月「仲秋」「秋夕」の八月十五夜「満月」の話はロマンチックであった。昨日金田晉先生の「楽しい韓国文化論」で「暦と美」の話であった。日本の近代化の象徴的な西暦化、時間の管理システムは植民地にも影響したが、なかなか適用されなかった。韓国ではコレアンタイム、東南アジアではゴムタイムなど一時間も遅れるなどの守れない文化についてはエドモンド・リーチやラディクリフ・ブラウンなど文化人類学者の調査もある。東アジアでは日本以外に韓国、北朝鮮、台湾、中国では新旧歴を二重暦,金田先生の言葉でバイカレ...クールジャパンcooljapan

  • 大江志乃夫の『日本植民地探訪』

    先日拙著『帝国日本の植民地を歩く』にコメントしてくださった山路勝彦先生からメールで大江志乃夫の『日本植民地探訪』を読むように勧められた。先生は「現在、30年たちました。崔先生の著書と似たようなタイトルですが、内容的には全く違い、人類学の学説史の推移を考えるのに、重要と考え・・・」と励まされた。早速その本を読み始めた。北朝鮮、中国、サハリン、台湾、南洋などほぼ私と重なり比較しながら面白く読んでいる。ただ大きく違うのは私は基本的には一人旅であり、そのために苦労が大きい。私は今度の拙著ではサハリンについては欠落している。それには別冊として執筆中である。大江氏がサハリンを訪ねた所もほぼ一致している。また彼が1996年、私が初めて行ったのがそれより3年後の1999年である。彼は朝鮮人たちの韓国への帰国の話、私はそれが実現...大江志乃夫の『日本植民地探訪』

  • 太陰暦(旧暦)

    「令和」という年号が使われていても私はまだ親しめない。日本と北朝鮮、台湾は年号を使っている。中には偉大な指導者の誕生日などを起源とする。それだけではない。名節など中国、台湾、韓国ではまだ旧暦が使われている。古くは東アジアで太陰暦(旧暦)が広く使われたが西暦に変ってきた。まだ東アジアには旧暦伝統が生活文化にも多く残っている。金田晉先生が陰暦に注目して話されると思う。明日2019.10.19・午後2時からの「楽しい韓国文化論」講座では人の生活と暦に関して講義がなされる。以前毎日新聞の全国誌にも報道されたことを本欄でも紹介したが、具体的な話を直接先生から聞ける。関心ある方の参加を待つ。太陰暦(旧暦)

  • 下川 正晴氏の書評

    下川正晴氏が拙著『帝国日本の植民地を歩く』(花乱社)を読み始めたと言いながら感想を投稿してくださった。抜粋してみる。韓国の「反日」を、辺境から、考える!!!「反日だ、親日だと言われ、時には『日韓の架け橋』とも言われた」人物である。そのアンビバレンツな立ち位置が、民族感情の形成史研究を平衡感覚のあるものにした。文末にサハリン在住の韓国人のコメントが載っている。「日本がそのまま支配していれば、大金持ちになっていたのに」と言ったというのである。MBCテレビの女性レポーターが、独島(竹島)問題取材のために鬱陵島に出かけて、島民をインタビューした。すると、ある老女が「鬱陵島もそのまま日本領土だったら、もっと発展していただろうに」と言ったのだという。もちろん、彼女はその話を放送しなかった。笑笑サハリンの北の町で朝鮮人たちが...下川正晴氏の書評

  • 竹下一氏書評

    植民地統治下にあった台湾、満州、東南アジアのパラオ、フィリピン、さらにはイギリスの植民地であったアイルランド、シンガポール、南アフリ力などを訪れ、調査•見聞、思索したことをエツセイ風に記している。著者は文化人類学の領域から日本統治下の植民地朝鮮の研究を進めるなかで、戦後の韓国における反日感情について考察してきた。「旅ノー卜」は、それを世界の植民地支配との比較でとらえる作業でもある。これらの国では、旧宗主国への反感は一般的に共通通するが、とくに韓国の反日感情の強さが際だっている。著者は、敗戦で朝鮮から引き揚げた日本人の少なからずが「韓国人と仲良くつきあったが、日本が負けたらすぐ、それまで仲良くしていた韓国人たちが急にひどい人間に変わった」「喜んで万歳を叫ぶ韓国人たちを見て衝撃を受けた」と語っていることを明らかにし...竹下一氏書評

  • 「君が代」

    日韓親善協会のメンバーの88才、小園氏らが研究所を訪ねて来た。帰宅してカナダとバレーボール試合を楽しく視聴した。始まるに「君が代」が斉唱された。聞く度に「君が代」は異様に感ずる。世界の多くの国歌は応援歌や唱歌のようであるがに聞こえるが「君が代」はリズムがほぼなくテンポが遅い、葬送曲にも感ずる。あるいはクラシックにも似ている。いつの間にか名曲のようになった。しかし聞ける人は多くても歌える人は国民に限らている。国歌は国家を越える力が弱い。世界化されてほしい。国歌、国花などはただのシンボルに過ぎない。美しさは普遍的なものである。シンボルの真の意味を知らない人たちは旭日旗が戦争象徴と言い、反感を持っている。「君が代」

  • 「焚き付け」

    韓国ドラマはテンポが速くて良い。曺国氏は「検察改革のための焚き付け役割はここまでです」と辞職した。「焚き付け」という言葉は、聞いては知っているが私には忘れられたことばである。私の故郷の田舎言葉では<豆炒り食べて釜を破る」という諺がある。軽く楽しんで大きい禍を招くの意味だ。韓国は日本の明治維新以降、アジアで戦後<革新-民主主義と経済発展」の奇跡を起こし成し遂げた国である。ところが、悪役の権力者が登場し、「統一と反日」という世論を煽り社会を揺さぶっている。非常に危険である。統一により国土を倍増するとしても、中国のような大国には大韓民国という<大>は意味がない。ベトナムのように統一しても社会主義国家としては困る。大英帝国GreatBritainも小国となった。しかし、その影響は、歴史に、今、香港などにまだ大きく残って...「焚き付け」

  • 불쏘시개

    한국드라마는템포가빨라서좋다.조국씨는'검찰개혁을위한불쏘시개역할은여기까지입니다'라고사직했다.'불쏘시개'라는말은들어서는알지만나에게는잊혀진시골말이다.우리시골말에는<콩볶아먹다가솥을깬다>라는말이있다.가볍게즐기다가큰것을망친다는뜻이다.한국은일본의명치유신이후아시아에서전후<혁신-민주주의와경제발전>을기적적으로이룬나라이다.그런데악역의권력자가등장하여통일과반일이라는명목하에여론조성을하여정권을쥐고사회를흔들고있다.매우위험하다.통일로국토를두배로한다고는하여도중국과같은대국에대해서는대한민국이라는<대>는의미가없다.베트남처럼통일되어도힘들다.위대한영국GreatBritain도소국이되었다.그러나그영향은역사에,지금홍콩등에아직도크게남아있다.통일보다는민주주의국가를보전발전시키는것이소중하다....불쏘시개

  • 学園祭

    学園祭に寄るために大学へ、駐車場へ入れない。人が集まらないようになっている。7階の私の研究所の窓から見下ろし、他のスペースを見つけた。言っておきたい。櫛田学長室に寄った。拙著『帝国日本の植民地を歩く』を手にしていながらの感想、「タイムリーであり面白く手放せない」とのコメント、感謝した。詳しくは聞けないが、親日・反日が日韓関係を最悪にしている時タイムリー、実体験に基づいて書かれたというコメントと受け取った。テレビなどには大学の「教授」「特任教授」など肩書をもって、研究や教育とは縁の遠い世間話、がっかりした。学園祭

  • 「楽焼」

    一般的に日本の陶芸は中国や韓国より遅れているというイメージがある。しかし昨日の「楽しい韓国文化論」で松尾氏は日本の陶芸が中国や朝鮮半島から影響されたことを前置きにして、現在日本の陶芸は世界的に注目されはていると語った。それは高温で焼く技術というより「楽焼」という800℃内外の低温度の施釉陶が世界的に注目されていること。主にデザインなど芸術性と実用性による調和によるものである。中国からの影響で有名になったイギリスのCHINA磁器、今は日本の磁器が世界的に注目される。彼は言う。日本は中国や韓国に比べてその歴史が浅く400余年しかないが、大事にして持続的に発展させてきた結果だと。私はお茶文化や染めもの文化など、韓国では断絶してしまって、新しく日本から輸入して、伝統文化を復元していることなど、韓国文化財専門委員として体...「楽焼」

  • 私の恩師の任晳宰先生

    2週間ほど校正に大部時間を費した。近刊となる本に共同執筆した論文を書いたものである。文を書く時は文や思索の流れに沿って書き走るので文献や参考資料を気にしない。後に校正が煩雑になるのが私の書き方である。この度の論文の要点は植民地時代の日本人の朝鮮研究が戦後どのように評価され、継承されたかである。校正の中で県立広島大学の上水流久彦さんから「これもとても貴重な話ですね。驚きました」といわれた。なぜであろうか。私の恩師のこと、私事でもある。私の恩師の任晳宰先生が一九三八年朝鮮総督府機関誌『朝鮮』に寄稿した「朝鮮の説話」を真木琳というペンネームで書いたことである。誰も知らない私の恩師任晳宰先生の当時の筆名が真木(任せの意味の音読み、家族も知らない)名前の琳であった。私が先生に文化人類学を教えていただいた1960年代に聞い...私の恩師の任晳宰先生

  • 山路勝彦先生の書評

    関西学院大学名誉教授の山路勝彦先生の書評『帝国の植民地を歩く』、ありがとうございました。興味深い内容で、一気に読み通しました。以下、読後感を述べてみます。「戦後、半世紀をはるかに超えているのに、韓国においてはまだ多くの国民の意識構造の中で植民地は終わていない」(p.26)という問題関心から出発した本書は、1970年代まで主流を占めていた植民地研究、具体的には井上清、遠山茂樹、家永三郎、大江志乃夫らの左派的、もしくはレーニン主義的立場の研究とは隔絶の差異を見せつけている。結論的に言えば、ホセ・リサールやガンジーを例に挙げながら、「植民地政府の恩恵を受け」つつ、彼らの内面的には「裏切りと報恩の葛藤が存在し」ていて、だからこそ一層、「民族主義的」立場を止揚して「人間の平等と平和を追求する」(p.176)立場からの歴史...山路勝彦先生の書評

  • 「学問の自由」

    私は先週講義で世界で反日感情が一番強い国、韓国から世界へと講義した。私の長い間の研究成果により新著『帝国日本の植民地を歩く』を以て語った。多くの学生たちや一般人から高評を得たが、数人の韓国からの留学生が語ってもいない「慰安婦」を挙げながら「聞きに不便であった」とコメントを書いた。韓国の延世大学で講義中に「慰安婦」について語った柳教授が警察に捜査されているというニュースが気になる。1960年代陸軍士官学校で講義する時が生徒の密告で友人の申栄福講師が死刑囚になったことを思い出して、韓国は本質はそれほど変わっていないと感じざるを得ない。蝋燭デモ場と講義室が同じ。真理の探究の学問の自由、研究の自由が保障され、研究成果の発表など研究の行為が韓国の延世大学では難しいことであるということになる。憲法で「学問の自由」「大学の自...「学問の自由」

  • 「楽しい韓国文化論」

    東亜大学東アジア文化研究所(崔吉城.所長)は日韓関係が悪化するなかで、文化の相互理解を促進しようと公開講座「楽しい韓国文化論」を五日から始めた。毎週土曜日に五回連続で開催する。初回は、フリーライターの伊東順子氏が「激変する社会を体験した!」と題して講演、参加者と意見を交わした【写真】。伊東氏は若いころのソウルでの下宿生活から、韓国に二五年間滞在し理解を深めた韓国文化、習慣、人間性にふれて語つた。家主からも「反日」の対象として扱われたことはなく、むしろ人間として信用する「善人説Pに驚いたとを語った。また、「男尊女卑」を問題にし小説「82年生まれ、キム•ジョン』にもふれて、IMF危機や民主化運動の発展のもとで、六人の大統領がかわるなかで輯国の社会制度が大きく変化してきたことを強調した。韓国社会を二分する現在のデモに...「楽しい韓国文化論」

  • ノーベル化学賞

    吉野彰氏(71)がノーベル化学賞を受賞した。ほぼ毎年の事、祝賀ムード。旭化成という企業からの受賞は二回目になる。それが世界へ送るメッセージは大きい。「太陽光や風力などの変動の激しい発電技術が普及しやすくなる」という。多くの国はその日本の研究成果、回路などをコピーし、商売繁盛している。感謝すべきである。世界が喜ぶべきことである。韓国も最近ノーベル賞これがを期待する報道があったが、残念である。意識の近代化が必要である。曽国氏はソウル大学の教授から政治家になっている。アメリカのキッシンジャーの真似ではない。韓国では一般的な現象である。李王朝の科挙の伝統である。私の経験からは韓国では学者は政治家になる中間点に過ぎない。戦後、大学者と言われた崔鉉培氏は文部長官、私が卒業した師範大学教授たちもそうであった。多くの教授は政治...ノーベル化学賞

  • 悟る

    私に仕事が早いと褒めてくれる人がいるが、昨日は歯科で長く時間を要した。高齢者だという自覚もあった。철나자망년난다という韓国の諺がある。やっと人生を悟る年齢になったと思ったら、物忘れが酷くなるという意味である。年を重ねるごとにより知恵が加わるが、一方判断力が衰えることを指す。「悟る」とは何だろう。私は若い時は反対、批判など反骨的な傾向が強かったと思うがそれはかなり変わった。肯定的になったと思う。国家もそうであろう。反日から親日になれるかもしれない。悟る

  • 『帝国日本の植民地を歩く』

    神奈川県の大塚氏からある読者から電話、「恨」について講演を聞きたいという。私の居住地が遠いの下関であることで唖然、東京で何故活躍しないかのようであった。下関でもすべきことはある。昨日ワンアジア共同体論の2回目は新著『帝国日本の植民地を歩く』の内容から行った。最高の反日国の韓国から北朝鮮、サハリン、旧満州へ、反日ではない南へ台湾、パラオ、フィリピン、そしてイギリスの植民地としてアイルランドと南アフリカの例を挙げた。最後に南京虐殺記念館、広島平和記念館を例にしてトルストイの「戦争と平和」の問題には強調するために席から立った。瞬間めまいで座って、鵜澤和宏教授にクロージングを頼んだ。資料として拙著からの引用を出した。南京大虐殺記念館にはドイツ人ラーベ(JohnHeinrichDalefRabe)は一九三七年、南京で日本...『帝国日本の植民地を歩く』

  • 講演の聴講

    宇部在日韓国教会へ家内の運転で古本氏と礼拝参加に行ったが教会は休務、誰もいない。ときわ公園に早めに到着、悠々と散策と休憩昼食の閑雅な時間であった。湖水会場では毎日新聞の反田昌平記者らと会った。自分が講演するのではなく、講演の聴講のために行った。イギリス出身の日本国籍のニコル氏(1940年生)の環境に関する講演であった。彼自身の基調講演と当動物園長との対談の二部形式であった。彼は豊富な経験、北極の寒さの中と日本の山林の中での生活の話をウィットとユーモアで笑わせながら語った。聴衆には野生動物に悩んでいる人が多く挙手した。熊、イノシシ、鹿などの野生動物などの中での生活が理想とする話から熊の攻勢に危険に去れされて殺して食べる話になった。自然保護、動物愛護とは矛盾するような話になった。納豆が大好き,「日本が好きだ」という...講演の聴講

  • 外見主義社会

    韓国のデモ人数百万人波、ストックホルム米朝会談の決別の時、私は大学で日韓親善協会と共催の講演会に参加した。日韓関係最悪の中、韓国で25年間暮らしてエッセーを書くなど、東京で活躍する伊東順子氏が1990年代から韓国に住み、体験したことを語った。その時期に私は日本に来た。したがって私にとって空白の韓国、激しく変化する韓国、今の混乱の時代へ連続していることが分かる話であった。広島、福岡などから3つの新聞社、研究者、職員、一般市民の40余人参加で楽しい時間であった。若い層が多かった。下宿生活から見て感じたことから話は始まった。女性の眼から観察した韓国社会の話が面白かった。男性の靴がピカピカ、外見を重要視、イケメン伝統、男尊女卑の男性優位、若いエリート社員たちが朝6時から日本語学校で勉強してから出勤する韓国の男性から今の...外見主義社会

  • 「ビビンバの国の女性」

    韓国から食品を日本に輸出するある商人から話を聞いた。福島の放射能の危険性について日本政府発表は全く信頼できないフェーク(偽り)だよという。食品を扱っている人の話であるので、全く無視できないとも思った。しかし日本に長く住んでいる私にそんな話を自信をもって語るのはなんだろう。日本には100歳以上の人が7万人以上、韓国数千人、日本が健康長生きの国と言う実情を彼はどう思うか。彼の話は昨夜のKBSTVの報道内容そっくりである。またジソミアのことで韓国のメディアは日本が北朝鮮の発射が2発だという誤報だといい、韓国の方が早く、正確であったと強調する。しかし日本の新聞では韓国に情報を与えたという。日韓関係の最悪はさておき、メディアの真反対の伝達は憂い強い。日本に住んでいる韓国人たちが「朝中東」(朝鮮日報、中央日報、東亜日報)は...「ビビンバの国の女性」

  • 『日本帝国の植民地を歩く』がアマゾンに

    新著『日本帝国の植民地を歩く』がアマゾンに広告が出ており、すでに予約を受けているので予約した読者もいる。感謝である。その本の帯に出版社の別府社長が本文から抜粋した文を初めて目にした。私は、日韓関係にはいつも潜在的危険性が内包されいて表面的には良好な関係であっても,いつ爆発するか分からない爆弾のようなものであり、また、良好な状態が持続したとしても、それは長くは続かず悪化すると思っている。何故、韓国では反日感情が強いのか―。反日の本質を知るために、反日感情を理解するために、私は植民地を研究することにした。本書では、主に現地を訪ね、直接見聞きしたものを中心に、日本の植民地だけではなく、世界史的な植民地を歩いて調査した事例を挙げてその意味を考察してみた。私自身は反日だ、親日だと言われ、時には、”日韓の架け橋”ともいわれ...『日本帝国の植民地を歩く』がアマゾンに

  • 『帝国日本の植民地を歩く』

    京城帝国大学、ソウル大学の恩師たちから私の植民地研究が続いたという内容の研究論文の校正に私の弟子上水流久彦さんとネット上で作業をするに研究所で仕事をした。そこに新著『帝国日本の植民地を歩く』を瞬報社の大崎多恵氏が持ってこられた。花乱社の別府社長の尽力、彫刻家前原氏のブラックデザイン、家内と同僚たちの校正などに感謝と喜びが爆発直前であった。反日の韓国から出発して親日の国々へ、世界の植民地を歩いて考えたことを以て報告した内容である。今の日韓関係を見直すに一助なりたい。SNSなどにコメントを書いてくださる方には差し上げたい。この勢いで科研でもトライしようと鵜澤先生の説明会に参加した。膨大なサハリン資料をもって若手研究者に刺激を与えたい。『帝国日本の植民地を歩く』

  • 立ち話

    夕方犬連れ散歩、ミミちゃんは歩けなく、家内が抱いて唐戸広場へ。薄暗いのに公園の雑草取りをしている人に会った。私から話をかけた。彼は岡山出身、法政大出身の83才のインテリの男性眞木氏。長く立ち話をした。奥様が下関ということで居住して長いが、奥さんとは死別、今は一人暮らし、市役所の奉仕労働をしながら楽しそうに暮らしている。私は質問を続けた。その内私に逆質問も、広島大学の話では彼が熱を上げた。実は彼も東広島に住んだことがあり、その時期も私と重なると嬉しくなった。華麗な履歴でも余生は寂しい人が多いが、彼は今雑草抜きに専門家のように楽しんでいる。立ち話は長くなった。私の現地調査のようであった。立ち話

  • 「アジアの英語」

    昨日ワンアジア支援講義のアジア共同体論が100人を超えた大規模の講義としてスタートした。鵜澤教授のスムーズなイントロで私が「アジアの英語」として講義した。私はまず言語地図からウラルアルタイ語のモンゴル、ツングース、朝鮮、日本などの言着くかの言語家族を紹介し、多数多様であることを前提に、私の体験談、3分スピーチ、1998年8月6日シベリアの中心都市イルクーツク駅でのことであった。言葉が全く通じなくパニック状況になりオシッコをもらした。留学生たちの日本語を聞く能力の表情でのテストであった。しかしそこにメッセージがある。言葉が通じない国々でも歩ける力になったと。世界で一番通じる言葉は英語。言葉とは何だろう。コミュニケーションであろう。「国語」NationalLanguageとは何だろう。英語が世界的に通じるのは植民地...「アジアの英語」

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