中学1年の夏、末の叔母の家に遊びに行った、小学5年のイトコがいた。すると、「買い物たのまれてくれない」「・・・」「となりの子にたのむとお礼をしなけりゃいけないでしょう」「・・・」「あんたならお礼をしなくてもいいでしょう」「・・・」「だから買い物たのまれてくれない」「うちの子は今お勉強中なのね」万事が、こんなチョウシなのだ、あの父親というオトコ、なにも言わない、「ニッポンの一面であろうか」2低劣な三女
「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるの
大リーグのグランドで一人の若者が投げる打つ走るニッポンの若者だ世界中が見ている千人の外交官以上の働きだ東北出身のワカモノだジョーモのゲノムを受け継いだ若者だああなんということだああなんということだ真実の炎4
東北のゲノムがエミシのゲノムがジョーモンのゲノムが今燃え上っている「この国のひとは日の本のゆえにや色白くして眼のいろ青きこと多し」燃えている我らが一族の夢は今かなえられた今むくわれた今花ひらく今燃えている3
アメリカの大リーグで投げて打って走ってベーブ・ルース以上の活躍そしてグランドのゴミをそっとひろうアメリカの少年と少女がじっと見ている東北の山野が笑っている縄文の山河が笑っているああわれらがねがいはとどいたああわれらが真実はかなえられた真実の炎2
東北の山野が泣いている縄文の山河が泣いている蝦夷と呼ばれた男たちが俘囚と呼ばれた男たちが鬼と呼ばれ殺されていった男たちが泣いている泣いているおれたちの真実を伝えておくれ伝えておくれ真実の炎
縄文の後期・晩期には。その文化が高まる。ほぼ抽象の段階にまで到達.その抽象は、「本質に近い」いや、「真実への志向」「ただ文字がない」「このケース文字がなくてもいい」「無茶なコトを言うな」「いや禅家では不立文字・教外別伝をいう」「それほどなのか」奈良・平安・鎌倉をジャンプして室町に花開く、さらに、16世紀には、ポルトガル・イスパニアの戦略を見破り、この列島を救っている、「その知恵こそこの後期・晩期の賜物・たまものではなかったか」終
人類の歴史は旧石器時代から新石器時代に移行するのだが、この列島では、旧石器が終わると土器が出土してしまう、だから、「旧石器から土器時代・縄文時代ということになる」極めて特異な事例、狩猟採集経済に適していたのかもしれない、早川の『猪・鹿・狸』には、奥三河の山中で、向かい山が動いている、目をこらして見ると、〔何千・何万という鹿」当時は、そんなにいたのか、なお、縄文時代の人口を推計した学者がいる、最大は縄文の中期で、「人口は30万人弱」コンピューターを使用したとのこと、当時は話題になった、「これ当たっているのか」住居数に一戸当たりの推定人数をかけたもの、これといったソフトではないようだ。しかし、この30万人は、狩猟採集では多いようだ。5
左翼系のリベラリストが退却したら、右翼系のグループが跋扈跳梁・ばっこちょうりょうしてきた、どっちもこまったもんだ、後者は、なんというか、「おつむが・・・」せっかく科学的データーがそろってきたのに、参考にしない・参考にできない、「おぬしらは何を言うかと教授の『へ』」ちいさな閉ざされた世界で我が世の春を謳歌している、あの学術会議などはどんなものであろう。この国では、ちょっと平和が続くとたちまち、「共同体維持のなれ合い主義が繁茂する」大戦後のアングロサクソンのねらいは、「そこにあったのか」4
日本の役所は、1,文書主義2,形式主義3,先例主義どうやら、学問の世界も同じらしい。だから、その内容は、本質的に、あまり変わらない、いや、「変えない」だれが言ったか、「土器や土偶は女性が作った」今でもそのままか、「1メートルもあるもの女性だけで作れるのか」あらがおうものなら、「なんじらはなにを笑うといんきょの『へ』」いまでもこんなものか。3
岡本太郎、「もっと評価するべきかもしれない」岡本が大々的に取り上げた、あの「受験エリートのなれのはて」、自分では何もしないこの国の学者連中、彼ら、「役に立っているのか」岡本は、ジョウモンの価値を、「ぶちあげた」なにも評価しようとしないアカデミズム、耳目をひくソードー・騒動を待ち構えているジャーナリズムにエサを放り投げた、だから、「ワイワイキャアーキャアー」学者はダメだなあー、「彼らは自分のモノサシを持っていない」だから、「岡本のような存在がヒツヨーなのだ」2
なんという造形かなんと破天荒なこころみか「人類5000年これほどの一品があったかあのピカソですら終に到達できなかったデフォルメの極致だ」22世紀にも通用する、だから、「もう一度ジョーモン」もう一度ジョーモン1
当時のザレ歌に、「高野・こうやひじりに宿かすなかかとむすめを寝取られるぞ」この「寝取る」名人が、徳川家の始祖・徳阿弥、ならば、徳阿弥の出自はどこか。「白山こじき」というグループがいた、富山県の白山の山麓の農民たちが、数年に一度の凶作・数十年に一度の飢饉、彼らは京や大坂に物乞いに行った、夜は神社の床下などで夜を過ごす、そして、トボトボと物乞いをつづける、「彼らは縄文系の漂泊民になるのかもしれない」彼らにとって戦国時代はチャンスだった、大名の元は野に伏し山に伏しそれにしても江戸幕府は人気がある、「その庶民性であろうか」追加終
徳川家の始祖は、「徳阿弥・とくあみ」「阿弥は時宗の僧であるがこれほどルーズな宗派はない」「酒も飲めば女も抱く」海千山千のタレントで、徳阿弥、奥三河にぶらり、たちまち後家さんをたぶらかし、さらに、豊かな農家の「ひとりムスメ」とねんごろになる、こうして両家は親戚になり、協力して奥三河をたいらげてゆく、「これにくらべれば天下統一はきれいごとだ」追加8
天正3・1575年,3000挺の鉄砲が火を噴く、武田の騎馬軍団が壊滅する、こうして織田信長は近代をこじ開けた、そう、ポルトガル・イスパニアの侵攻からこの国を救った、1,織田信長2,豊臣秀吉3,徳川家康長篠の戦場から銃弾が出土するが、武田軍は銅製、織田は鉛製、これは東南アジアの鉱山で採掘されたもの。信長は宣教師を利用していたのだ。宣教師には領土の獲得と銀の採掘権の思惑があった、「その目的でやってきていたのだ」ところが家康、「この両国ときっぱりと手を切る」そして、宗教をからめない、「オランダと手をむすぶ」これで、ニッポンが救われた。追加7
15・16世紀は、この国の危機、レコンキスタのポルトガル・イスパニアの侵攻、今回のロシアがいい例、「いきた教訓」なんだかんだとナンクセをつけて侵略、だまっていたらぜんぶ取られてしまう、だから、あの広大な国土も、「その産物なんだ」今回のコトが終わったら、再整理するべきだろう。16・17世紀は、ニッポンがエモノ、1,兵器2,戦略1の兵器は銃、これは、こちらが火縄銃の製造に成功する、しかも、彼らのモノより優秀だったらしい、これは、日本刀を制作する製鉄技術のおかげだろう。2の戦略は、1、キリスト教2、植民地政策1は、宗教で心を支配する、そして、その地の富や銀を強奪する、これは、2にもつながる・・・そして、この期間、こちらでは、3人の優秀な指導者が、出現していた。追加6
クロサワの映画の「椿三十郎」、中庭の10人ほどを斬殺するシーン、ここでは集まったインデオを虐殺する、イスパニアの兵士が、狂ったようにインデオを殺し始める,小さな身体の素朴な人々、それを、カトリックの宣教師が、「だまって見ていた」だから、きれいごとは言わないのだ、現在の人々は、「その子孫」それと、この国では、どんな歴史教育をしているのか、学者と言われる連中、「なにかしているのか」この国の出発すら考えようとしない、「受験エリートのなれの果て」追加5
イべリア半島は、イスラームに占拠されていたが、「1492年にグラナダの陥落」722年以来、実に、770年である、彼らの喜びは、いかばかりか。この宗教的熱狂が海外に向かう、西が。中米・南米・カリブ海の島々東が、インド・マカオ・ニッポン・・・彼ら、西では成功する、この宗教的熱狂とは大したもので、自分たちは、「いいことをしていると信じている」インデオの村を囲み、「スペイン国王に服従するか」「キリスト教に改宗するか」「・・・」だから、「それっー」凄惨なマタンサ・マタンサスである。この単語は本来は、屠畜・屠殺、このケースは、原住民の殺戮、中南米・カリブ海の島には、この地名の都市がある、かつてニッポンの芸能人が訪れ、女性タレントをはさんで、「キャアーキャッキャッイヤーン」民放だったが、「ああこの国もこうなったか」追加4
1万年の縄文文化が到達した地点が、1,本質2,真実3,単純化その志向・方向性、これが。この列島の底流になった。16・17世紀は、ポルトガル・イスパニアの時代、今のロシアのように世界の各地を強奪しており、反抗するものは容赦なく殺戮、彼らの兵器は「火縄銃」、この国の人々、さっそく研究、このモノの、1、本質2、真実3,一般化ニッポンの火縄銃は優秀だったらしい、だから、「征服されなかった」追加3
10000年の縄文の文化は「本質・真実・単純化」に到達、これが、この国の底流となり、奈良・平安・鎌倉そして室町時代に着地、奇人・世阿弥の登場、彼は時間・空間を解体して、真実を引きずり出そうとする。カマクラ・その舞台、しずやしずしずのおだまきくりかえし・・・「おのれしずかのろけおって」「うたわせてくださいうたわせてください」「・・・」「まわせてくださいまわせてくださいまわせてください」「うううゆるせぬ」「たたかいがおとこのいのちなら恋はおんなのいのちなのですうたわせてくださいうたわせてくださいまわせてくださいまわせてくださいまわせてください」「まさこまさこいっしょうのいっしょうのおねがいです」帝京大アメフト部の選手のようなカマクラのもののふが袖でナミダをぬぐう、みよしののみねのしらゆきふみわけていりにしひと...追加2
縄文の後期・晩期には抽象的な段階にまで到達していた、このケースの抽象とは、本質・真実・単純化である、それが。社会主義みたいな水田稲作農業の集団主義に殲滅されていった。上っ面の形式主義だ、これっ、消えてしまったのか、どっこい、奈良・平安・鎌倉を越えて室街時代に着地している。それが、1,能2,石庭奇人・世阿弥は時間・空間を越えて義経の本質を出現させた、まったく、なんというとんでもない計らいではないか。一切有為の法は夢のごとく泡のごとく影のごとく幻のごとし時間と空間をならびかえ、義経の真実を開陳する、それこそが、世阿弥の「真実であった」追加1
14世紀の南北朝、後醍醐天皇の皇子・懐良親王は、九州鎮撫に下向している、ここには、「岩戸山古墳群がある」古墳と遊牧民族は密接不離、遊牧民には古墳を建設する風習がある、だから、半島を南下して九州に上陸した彼らが、まず建設したものが、この古墳群だったのかもしれない、その後にやってきた天皇グループ、彼らを避けて、紀州に、それから奈良盆地に到達した・・・明治の30年代なら,姓名と出身地で相当なコトが分かったかもしれない、ひょっとすると、この岩呂山古墳群の持ち主と天皇家は、なんらかのつながりがあったのかもしれない、そろそろ、「あきらかにしてもいい」あっと言う間に、日本列島は渡来系のグループに占領されていった、10000年の歳月,生活してきた彼らは、「どんな思いだったのか」下
大宅壮一は。かつて、「天皇家が万世一系ならその辺のノラ犬も万世一系だ」タイヘンな騒ぎになった、大宅は、その穂、この種の発言は、一切、しなかった、実際、皇居の夜は、昭和の初期頃まで。夜になると真っ暗、なにがなんだがわからなかった。「万世一系」、言葉は美しいが、実際はどうか、可能か。しかし、プロトコルによると、天皇は世界の最高権威、キングやクイーンより上位、タイヘンな権威、あの大戦で獲得できなかったモノを、現在、労せずして手に入れているといえるかもしれない、だが、周辺の国は、なんとか、「利用しようとする」朝鮮半島の連中、天皇陛下を「日王」と呼んで、「いつか日王をヒザまづかせる」すると、「ワアッー」とても相手にできない・・・中
Itmaybedifficulttobereleasedfromexperienceoftraumaandsufferingswhichhavebeeninscribedonce.古代の列島には強力な集団がいたが、天皇政権が勝ち残った、それは、「優秀な頭脳集団がいたからではあるまいか」現在も同じ構造、スカスカのソーリでも、なんとかやっていけるのは優秀な官僚群がいるからで、「ボロを出さないでいる」その原因のひとつは、この国の人々の民殿の低さ、彼らにとって、いい先生とは、ボン・クレの挨拶、葬式や結婚式の出席、それをこまめにやるセンセに、「一票を入れてやんべえか」こんなことばかりで、国際情勢や各種のデーターをチェックする時間がない、勢い重用されるのは、いや、仕事ができるのは官僚出身の議員、彼らはそつがない、理想...古代天皇政権の頭脳集団上
高知県選出の国会議員の秘書をした、連日、たくさんの陳情団に対処した、『トウキョウの水はカルキくさい」このくらいはまあまあ、電車に乗ったら真向かいの席の女性がらプ〜ン、「あれはバイドクだな」今でもこうだ、百数十年前は、どうだったか、司馬遼太郎の『竜馬は行く』は、「ウソだな」司馬について、ある作家が、「あいつはウソをつく名人だ」それに、彼は武士が分かっていない。これは、致命的だろう。司馬の実家は薬局、司馬の子供のミルクに料金を請求した、彼の孫である、司馬は、なにも言わずに立っていたらしい、「なんだかすべてがあやしくなる」彼は、時流に乗ったのだ、左翼系のリベラリストが席巻するマスコミに、「日本人の歴史をぶちあげた」これが、当たった。武士が分かっていたのは、「明治の作家までであろうか」作家の真実
1910年12月大審院の法廷、裁判長が、「今上陛下を弑・しいし奉らんとするはなにごとか」母親思いの幸徳秋水、「今の天皇は正統な南朝を騙し三種の神器を奪い取った北朝の子孫だ」「・・・」「おれはみとめない」千古の沈黙、当時の日本人は、それを熟知していた・・・九州の福岡県八女に後醍醐天皇の皇子・懐良・かねよし・かねなが親王の遺跡がある,征西将軍として九州鎮撫に赴いた、もちろん南朝、14世紀は南北朝の時代で、この国をまっぷたつにした、そのトラウマは大逆事件までつづいたのだ。熊野の怒涛のような烈しい感情、この世のしきたりになれない少年のこころ、わがために泣く人ありとききしときとめどころなくなみだこぼれぬ一高で徳富蘆花が、「彼らこそ本当の愛国者である」わがむくろけむりとなりてはてしなきかのおおぞらにかよい行くかも「東...大逆のナミダ
一般参賀が行われた、台湾の老夫婦も参拝しただろうか、人間の集団を導いていくためには、「権力と権威が必要」だが、これが難しい、スターリン崇拝毛沢東崇拝この二つ、「ボロが出た」習近平をコロナが直撃している、これを、「天意と見る中国人がどれだけいるか」北京を訪れた田中角栄に、不倒翁・周恩来が、「昭和天皇さまによろしくお伝えください」これっ、権力の相対性・権威の不可侵性を痛感していたからだろう、だから、ニッポンは、「なんと不思議な国であろう」東洋の英知・人類の悲願。新春の夢であろうか。新春の夢
今年は、イエヤス・家康ブームらしい、ようやく大人の歴史になったか、ヒトには色々な面があるが、家康では、悪い面が強調されすぎてきた、「明治政府の策略だったか」当時のポルトガル・イスパニアはキリスト教で魂を支配して、武力で席巻する、レ・コンキスタの勢いをかって、「殺しに殺しまくる」イエヤスは。これを見破り、「この国を救ってくれた」さて、東西冷戦が終了する際、世界の黒幕は、「どちらを残すか」殺人ヘキのあるオオカミ・痩せたブタの群れ、結局、「10億人の労働力を選ぶ」しかし、民族の本質は変わらない、目をはなすとキバを研ぎ爪を磨く、「痛い目にあわなければやめない」それに、中国のワクチンが効かない、こればかりは、「コピイやパクリはダメだ」プーチン後の世界6
プーチンがキングならキシダはピエロチュゴクさまは「コロナ」タイワン侵攻どころではないスパコンも予測できなかった展開であろうか私の青春の一日。臨時国会が開催される前の自民党の控室、自民党の議員が三々五々、くつろいでいた、あるグループは将棋、「だめだめそれはだめ」「がいやはうるさいの」「そらっとられちゃった」旧制高校のフンイキ、明るい、楽しい、ひとりが、「Mが生きていたらなあー」「あああいつは優秀だった」「フランス語の原書を手ばさなかった」「今のニッポンを見せてやりたかった」教養と品、「ああこれが高度経済成長を成功させたメンバーなんだ」立っている私を見て会釈してくだされた、「わたしの青春の勲章」徴税主義の財務省に対して景気主義の経産省、「なかなかだな」プーチン後の世界5
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中学1年の夏、末の叔母の家に遊びに行った、小学5年のイトコがいた。すると、「買い物たのまれてくれない」「・・・」「となりの子にたのむとお礼をしなけりゃいけないでしょう」「・・・」「あんたならお礼をしなくてもいいでしょう」「・・・」「だから買い物たのまれてくれない」「うちの子は今お勉強中なのね」万事が、こんなチョウシなのだ、あの父親というオトコ、なにも言わない、「ニッポンの一面であろうか」2低劣な三女
昭和の前期、川崎の高津にちょっとした素封家があり、ここに3姉妹、その長女が私の母になる、どうしたわけか家を出て野卑・やひなオトコに嫁ぐ、私の父親、このオトコ、私を目のカタキにした、5歳の私に、「おまえは人間ができていない」5歳である、できるもできないもない、それにワタシは、そんなわるさなんかしない、、それを、このオトコ、「オマエはニンゲンができてない」メチャクチャである、軍国主義と教団の荒行のせぃであったのか、それも、いうだけなららよかったのだが、ゲンコツで殴った、「1メートル飛び2メートル飛んだ」アタマがはれて帽子をかぶれなかった、実話である・・・カラマーゾフの3姉妹
Onthiscountry,aboutJyomonperiodtheculturewassohigh.IthinkaworkisbetterthanthatofPicasso,buttheydidnothavethewaytorecordit.Butafteronethousandyears,itfloweredassomeart.なんと奇妙な作品だろうか。この列島の中央部で創作されたらしい。モダンである。シュールである。宇宙的ですらある。これとくらべるならば今の人々は、臆病であろう、日本人という人間集団は、このゲノムとソフトを受け継いでいるのではあるまいか。,,,Theuproadofthecivilization
文明には、上り道があるようだ、1,単純・未開2,複雑・高等3,本質・象徴この列島では、縄文の後期から晩期、相当なレベルに到達していた、ただ、それを記録する文字を持たなかった、それが千数百年後の室町期に吹き上がる、単純化である、しかし、この単純は複雑や高等を秘めた「単純」、その原理が、さまざまの分野に浸透する、その代表が、「能と石庭であろうか」そして、逆流と紆余曲折の600年、あの世界大戦の後、アングロサクソンは、この国を骨抜きにしようとする、天皇から権力を剥奪、この時、なにが起こったか、「象徴天皇の誕生であろう」これこそが「神風」、いい言葉がある、「邪知分別知」11文明の上り道
社会形態の進化は、1,自然的社会2,抽象的社会3,象徴的次元多くは、1の段階に留まる、あの中国は毛沢東の神格化に失敗している、民主主義は2の産物であろう、なかなかうまくはいかない、だから、2から3への飛躍は至難のワザ、それが、あの大戦後、なんとしたことか、「ピョン」しかし、これには、あの南北朝から500年の準備があったからだ、300万人の犠牲があったからだ、そして、人類の至宝を獲得したのだ。わがために泣くひとありと聞きし時とめどころなくなみだこぼれぬわがむくろけむりとなりてはてしなきかの大空にかよい行くかもだから、大石の死はムダではなかった、実に、なんと、多くのナミダがこめられていることか・・・10社会の進化
続々とやって来る外国人観光客は、それに気がついているのかもしれない、彼らが気にいっているのは、1,安全2、清潔3,食べ物・・・そして、この背後に象徴的天皇制のあることに思いが至るだろうか、あの大戦で苦しんだ白人国家、「なんとしても二度と立ち向かい出来ないようにしよう」そのためには、天皇の絶対権力を奪うことだ、そこまでは思いが至った、そこで、「人間天皇の宣言」だが、ここで、歴史が跳ねた、2の段階から3に飛躍したのだ、アングロサクソンの推測を超える、というより彼らの歴史やソフトにはないもの・・・ロシアが崩れ、中国が自滅しかかっている。この国のチャンスなのかもしれない、「いい政治家がほしいものだ」9落花深き処南朝を説く
明治43年、大審院、肥前出身の判事・鶴丈一郎が、「今上陛下を弑・しいし奉らんとするとはなにごとぞ」すると、幸徳秋水、「あれは正統な南朝を騙し三種の神器を奪い取った北朝の子孫だ」「・・・」「おれはみとめない」千古の静寂が大審院を支配した。当時の日本人は、「それを知悉していた」ここに、この国の秘密がある、紀州の山奥に消え去った後南朝の幻ほど日本人と呼ばれる人間集団のこころの琴線をかき鳴らすものはないようだ。8幸徳秋水の血を吐く叫び
大谷選手の記者会見、6年間在籍したエンジェルスへの感謝、それまで交渉した各球団への配慮、まだこんな若者がいたのか、さらに巨額の年俸は退団後の支払い、ドジャースの財政を考えてのことか、「東洋礼儀の国」「東海に君子あり」このせちがらい時代に、なんということか。トコロで、社会のシステムは、1、具体的現実2、抽象的世界3,象徴的次元この国の天皇制は、15世紀の南北朝の時代に、象徴性への足掛かりを確保したのかもしれない。7シュールでモダンな若者
学者や研究者と呼ばれている連中はなに考えているのか、「1ミリの独創がない」マンネリの思い上がりと思いこみ、それでも、なにもしなければいいのだが、ひとの足を引っ張るのだけはうまい、「100年の停滞の元凶」だれかに似ている、やる気の失せた大東亜戦争のお役人たち、「彼らは戦争の行方よりも自分の出世を心配していた」せめて、小学校・中学校の教育と教室の空気だけは次元の高いものであってほしいものだ。6シュールでモダンなニッポン
毛沢東のカリスマは大躍進の失敗で地に堕ちた、それに、毛には少女趣味があったようだ、とても公表できないものだ、「権力は腐敗する」古代中国の名君の栄光はなんであったのか、舜四門に礼す四門穆穆たりこれとおなじことがあったではないか、天皇世界に礼す世界諾諾たり不倒翁・周恩来、「一礼しないわけにはいかない」5不倒翁・周恩来の一礼
1972年9月に日中共同声明が締結されたのだが、その折、不倒翁・周恩来は日本の宰相・田中角栄に、「昭和天皇さまによろしくお伝えください」意味深長な発言だ、「毛沢東の神格化に失敗した共産中国には忸怩・じくじたる思いがあったのかもしれない」作ろうとしても作れないモノがある、あの大戦をヒトコトで終結させた、「8000万人が矛を収める」人類史の奇観であろうか。こんなことができるのは日本だけだろう、アメリカの後に世界を導けるのはこの国であろうか・・・4権力から権威への脱皮
大谷選手が天文学的な金額で契約、世界中が湧きかえっている、英語のコメントにはエンゼルスへの感謝がふくまれていた、「少年のような文面」どうしたらこんな若者ができるんだろう、そうそう、日本中の小学校にグラブのプレゼントがあった、「こういうおカネのの使い方があったのだなあー」将棋の八冠の若者と同じくスケールの大きな日本人の誕生だが、この列島には2000年前に同じような現象があったと思う、縄文の晩期である、「シュールでモダンな文明の華が開きかけていた」今回は、どうであろうか。新しい日本人
プロトコルによると、世界の外交のランクは厳然としており、1,POPEEMPEROR2,KINGQUEEN3,PRESIDENT日本の天皇は、EMPERORと訳される、だから、世界の最高権威だ、なんとか利用しようとする国がある、中国がそうだ、ダライラマの神格化に失敗したこの国は、天安門事件後の経済制裁を、平成天皇の訪中で打開しようとした、「まんまと成功する」中国はGDP2位の大国にのし上がった、だが、「これっぽちも感謝しない」,3エンペラーは天皇陛下
中国経済がひどいことになっている、アメリカはユダヤ系の圧力で動きが取れない、EUも漸くにして馬脚が出た、内から見るとどうしようもない自民党政権だが、どうしてどうして、「どこの国よりも整っているではないか」1,平和である2,街が清潔3,食べ物がうまい4、おつりをごまかさない・・・それに、「エンペラーがいる」どうだろう・・・2混乱する世界の中の日本
Totellthedifferencebetweenthefactandthefantasyisatestofmaturate.Well,thefantasymaybetomakeitdeveloping.事実と空想を区別できるのが大人の証明らしいが、空想が現実を導き向上させるケースも多い続々とやって来る外国人観光客は、「なにかに気がつているのかもしれない」それは、「この国は世界のリーダー国になる資格がある」Thefactandthefantasy
アキハバラの駅前の日本そば屋が満員、それも中国語、どうやら大陸の方らしい、みんなと食事をするのがうれしいらしい、「一人っ子政策が長かったからだろう」ニッポンのマンガを取り上げられそうになった少年が泣いてテイコウ、「友情のストリー・・・」日本では陳腐・ちんぷな内容が、この少年にはタカラモノだった、だから、何が楽しいのか、「ニコニコしている少年がいた」今ニッポンにいる今アキハバラにいるそのカドにルパンがいるジゲンがいるゴエモンがいる、ミネ・フジコがいる・・・「ルパンは大ドロボーなんです」「あの方はなにも盗んではいません」「いえなによりも大切なモノを盗んだんです」「・・・」「あなたのこころです」異国の少年が、泣いていた。カリオロスの城
続々と外国人観光客が来ている、この人気の秘密はなにか、あるいは、「アニメの楽しさがあるのかもしれない」そのシーンがこころを打つ、「いちどニッポン見てやろう」ヒロインはルパンに恋する、ゼニガタは、「ルパンはドロボーです」「あのかたはなにもぬすんでいません」「いえぬすんでいますなによりも大切なものをぬすんだのです」「・・・」「あなたのこころです」会場がナクハツした、ハクシュ・ハクシュ・ハクシュ・・・ルパン・ゴエモン・ジゲンそれにゼニガタ、「なんて気持ちのいいオトコたちだろう」だから、「ニッポンにニッポンに行こう」ニッポンの人気
「皇国の興廃はこの一戦にあり」この国が滅びるか繫栄するかは、この戦いにある、だから、諸君は、「いっそうの工夫と努力をしてほしい」「本日は天気晴朗なれど波高し」敗けていたら、ウクライナのようなことになっていたのかもしれない、大国のエゴイズムは変わらない、左翼系のリベラリストの出番は少ない。この時のニッポンの司令官の判断は、合理主義ではない、全体をキャッチ、一瞬一瞬、変化している、間髪を入れずに決断、さりげなくだ、だから、「知性だけではない」なにか言葉がないか、「大賢は大愚に似たり」大賢は大愚に似たり
横須賀には、戦艦・三笠が係留されている、皇国の興廃はこの一戦にあり各員一層奮励努力せよ本日天気晴朗なれど波高しこの日、日本の司令官は、一歩も動かなかったらしい、バルチック艦隊の前方をを横切って進行を押さえる、ふりそそぐ砲弾一歩も動かないそこに明治があった前に前に、敵艦隊の進行止める、そして、「艦船をたたく」世界の海戦史にない徹底した勝利、日本の艦船に乗船していた、各国の観戦武官は、「しかしこれは応用が効かない」一回限りの判断と決断、「前頭葉だけではない」日本海海戦の知性
地球を吹き飛ばすぐらいだから「海を割るのははなんでもないだろう」、モーセの奇蹟のいくつかは、こうした背景があったのかもしれない。これは、ブラック・ホール以上のテーマだろう、それにしてもこの世界・この宇宙はどうなっているんだろう、「人間の前頭葉だけでは対処できないのかもしれない」海が割れる
これに対して、この国は小さなコトに右往左往、「人口が減っていく」「一億人を割り込み8000万人台になるらしい」だれも本当のコトを言わない、「消費税を廃止したら出生率は回復する」このキャンペーンを展開したらいい、なにからなにまでムダが多い、現状にすがりついている、「世のなかはさようしからばごもっともそうでござるかしかとはぞんぜぬ」役所などはムダの集積場だろう、中国さまが笑ってる、「だから専制政治がいいんですよ」8消費税の廃止
彼らの特質は宗族という強固な連帯であり、コトに及んで、連帯し結束する、世界中に親類がおり、自由に宿泊できる、だから、外国に行くのが比較的に安価、幼い時から外国の空気と文化を体験する。ある一族は学者の家系で、ノーベル賞レベルの学者がいて、宗族全体で応援している、「それが彼らの文化・伝統で一族繁栄の秘密」2週間ほど東京に滞在した、時々、アメ横で肉や魚を買ってきた、「それが滞在費らしい」だから、見るところを見ていく、「ニッポンすっかり変わりましたね」「若者が柔弱になり快楽に遊ぶようになっている」「・・・」「せめて質実剛健の気風を死守しておけば良かったにに・・・」7宗族の強固な結束
黄河の中流域に成立した漢民族の国家は、その後、あの大陸をものにしてしまった、「今後はどうなるか」彼らは政治的民族で、「ウソも100回言えばホントウになる」彼らは、世界の中心にいるのが自分たちと思いこんでおり、「これっぽっちも反省しない」そして、周辺の民族を見下しており、これを迫害しても反省しない、三国志に登場する諸葛孔明は、なかなかの人気のようだが、南方の部族を攻めて、谷に押し込め、入り口を閉ざし、谷の上から油を流し、「全員を焚き滅ぼした」しかも、この油は蜀の成都から運んだもの、「計画殺人である」2000年は、その集積である。6漢民族は父系血縁集団
バイク1台、作れなかった国が、宇宙にまで飛び立っている、どれだけのコトをしてきたのか、東大の工学部にも中国人留学生が来ているが、彼ら、中国にもどるとその成果を政府に提出するらしい、「なるほど専制政治でいい」しかし、これからは、こうは行かないだろう、「フランス以外は警戒する」そして、この専制政治の重苦しい空気は、人々の発想や社会の空気を停滞させる、「精神のヒラメキを阻害しないわけにはいかない」だから、中国この国を発展させたその政策で、「発展を阻害していく」その点、インド、この機運に乗って、「とんでもない発明・発見をするかもしれない」5学習成果の提出
龍角散というノド飴、中国人観光客に大人気、アキハバラの駅の近くのドラッグストアでは300円近い値段だった、ところが駅を離れると260円ほど、ちなみにヨコハマでは200円ちょいの価格の店があった、今はどうなっているのか。この龍角散が中国に工場を造ることになった、すると、地方政府が、「レシピを提出するように」数年前のコト、これもどうなったか。このくらいのものなら彼らの努力で、なんとかできるのではあるまいか。最近、味覚糖ののど飴にめぐりあった、独特の風味、プロポリスローヤルゼリーマヌカハニー「のどにまっすぐこなのちから」かなりクセガある、「どの程度の人気か」なんだか江戸時代の人気商品のような気がする、「漢方薬を利用したらユニークなものができるのではあるまいか」4
習近平、アメリカの高官と数時間、対談したのだが、そこで、「中国は専制政治でいい」それで、ここまで発展した、「これからもこれで行く」自由と民主政治でなくともいい、中国の国民も満足しているのだろうか、その辺がはっきりしない、この国の新聞、日中の友好を妨げる問題には、「タッチしないコトになっているらしい」この国のジャーナリズムの姿勢、これでは、「ネットに対抗できない」3
ところが、堂内に一歩、「ピタリ」見事に空気にとけた、あっけにとられる、「やるなあー」そして、このインド人、神父であった、ここではミサをするのだが、数名の神父のなかでイチバン、「これが4000年の伝統なのか」そのインドがデカン高原にAI都市を建設するらしい、「いよいよである」2000年の時を超えて、インドと中国と日本、「なんの因果か」三国がそろいぶみ、そしてイチバン先に脱落するのは「中国だろう」、あの習近平、「中国は専制政治でいいつべこべ言わせずにどんどんやる」コピイでも盗みでもやる、「そこのけそこのけチュウゴクさまがとおる」「ルールも規則もクソクラエ」今まではなんとかやってこられたが、「これからはどうであろう」2
接心の三日目、ようやく落ち着いてきた、日本人も外国人も黙々と座っている、堂内は、「しんとしていた」そこで、山の小鳥が巣を作り始めた、「カサ・カサ」休息の時間に出てもらった、鳥類にはこうしたところがある、「恐竜から進化したからだろうか」これと反対は、屋根職人が,坐禅堂の屋根を修理していたら、下から、「むわ〜ん」転がり落ちそうになった、何十人もの座禅の集中力、「こちらも面白い」そうそうインド人がやって来たのは接心の三日目、目がギラギラ、手足はバタバタ、全身から不気味な気を発している、接心を、「ぶちこわしてしまいそうだ」インドが来る1
「たちまち遠くまで行ってしまった」インド人神父。私の隣に座る、それが、この部屋の誰よりも見事な座禅に見えた、「いや座禅ではない」「座禅には意識がある」「彼は意識を飛ばしている」「彼の意識は頭上30センチに滞在して彼の肉体をみおろしていた」「これなら足がしびれないつかれない」「しかしこれは座禅ではないインドの魔術だインドの魔法だ」印度から来た人上
座禅が終わるとセイセイとした顔をしている、「まるで100億光年の旅をしてきたようだ」多元宇宙を見下ろしブラック・ホールから帰還したかのようなのだ、「これはまさしくインドの魔術・魔法ではあるまいか」戦前、神田の教会にお茶の師匠が集まった、それは、一生を修行に費やした老神父のミサを見学するためで、それは、彼の動作になんとも味があったからかえあswdw親王位のb下
人類史において、1905年ほど重要な年はない、それは、「相対性理論」が発表されたからで、「この世界・この宇宙に絶対はない」「時間や空間も絶対ではない」タイヘンな宣言、あらゆる価値・権威・八百万の神々が吹っ飛んだ。では、あのキリスト教の、「天にまします我らが父よ」この世界を創造したと言われる神、「かれはゼッタイではないのか」ヨロッパのクリスチャンには重要なモンダイ。ヨーロッパでは、教会が減少しているらしい、そして、イスラム教の施設が増加しているようだ、「それも1905年に出発していることになる」41905年の意味
三島由紀夫は徴兵検査に落ちている、彼の学友の多くが戦争に出かけ亡くなっていた、それが、「三島のこころのキズになったのだろう」私は国会議員の秘書をしたのだが、第何回かの臨時国会の開会日の前に、自民党の控室をのぞくと議員たちが三々五々、くつろいでいた、「K君に今の日本を見せてやりたかったな」「ああ優秀な奴から先に先に死んでいった」「なにもあんなに責任を感じることないのにな」彼らが、戦後の復興に貢献してきたようだ。「逃げてまわった学生が大学の教員になったそれで」「センソウ反対だろよく言うわ」「まったくそれにマスコミも悪いね」ホンネであろうか。3三島のボデイ・ビル
あの三島由紀夫は、神さまについて、「人知の辺境守備兵」巧みな表現をしている、かつては玄関や神棚にいた、ちょっと遠ざかりお月様のあたり、三島の時代には木星ぐらいか、現在は多元宇宙にブラックホールまで遠ざかった。だから、ニヒリズムも成長したものだ。45歳で自決した三島を高く評価したのは武田泰淳、三島を、「空前絶後の文章の達人」奔放で驕慢な言動の裏の無垢の魂を理解していたのかもしれない、三島の最後は、数珠を繰るような蝉の声があたりを領しているその他にはなにもない・・・庭の木立は夏の日盛りの日を浴びて「しん」としているあの時代には、まだ、大人がいて、若者がいた。2人知の辺境守備兵
"ItwouldseemthatFatherEnomiya'sloveunittingZenandCatholichadprevailedovermoderneraandopenedtheonewayforustosavehumanity."カトリックの座禅道場・秋川神冥窟は秋川渓谷の中にあるのだが、一生を山林の労働に投じた老人が、「あの若いのはまだまだだが年配の方はなかなかだ」若いのはイエズス会のエリート神父、年配は、カトリック禅の創始者・愛宮神父、「見てないようで見ている」1905年にアインシュタインが「相対性理論」を宣言、「この世界・この宇宙には絶対的なものはない」「時間や空間‣光線でも相対的な現象である」ということは、「キリスト教の神はどうなるか」「天地創造はフイクションなのか」理神論・deism...Therevolutionin1905ー1ー
代々木公園のカタスミに終戦の時に自決した少年たちの記念碑がある、「七生報国」七たび生まれ変わって、この国に奉仕したい、まだ少年である、「あの頃の日本人はそうであったのか」これは、教育のためだけではあるまい。雲こそ我が墓標落暉・らっきよ碑銘を飾れ「雲は私のお墓夕日よどうぞ私の碑銘を照らしてください」透徹した心境、今の七十代八十代でも到達できない心境だろうか、ローマ発の列車で会ったアメリカの若者なら分かってくれたかもしれない。下
列車の窓から見えるイタリアの景色に、「きれいだきれいだ」数か月、サウジの砂漠で生活していたからだろう、「ニッポンはもっときれいだよ」幕末にアメリカの領事が下田から江戸に出府しなければならなかった、馬子が、「この先で馬をおりてください」「・・・」意味が分からない、しばらく行くと大きく曲がらななければいけなかった、すると、目の前に、「雪を頂いた冨士山」崇高で気高いスガタ・・・「ああこれだったのか」ハリスは理解した、貧しいニッポンの馬子は、これを言いたかったのだ、「ああなんということか」「なんというアイロニイだ」「この貧しい馬子は貴族の魂を持っている」それに対してアメリカの教会の牧師は、「金持ちを優遇しているそれが今の風潮になってしまった」「このツギハギの服の貧しい馬子の方が高貴ではあるまいか」ハリスは記す、「...中
パリ行の寝台席はひとつ空いていた、うつらうつらして目を開けると、20台の若者が、「どうぞよろしく」サウジで石油を採掘している父親の手伝いをしてきた、少年のような若者だ、食堂で中年の婦人と親しげに会話していた、「知り合いなの」「いいえ」フランクで率直、彼らには、こういう文化があるようだ。この若者は、アメリカの良さと魅力を教えてくれた。窓からの景色を見て、「きれいだきれいだ」みどりがうれしいらしい、砂ばかり見ていたからなおさらなんだろう、だから、「ニッポンはもっときれいだよ」ヨーロッパのアメリカ人1
かつての日本なら、「姓名と出身地でそうとうなコトが分かった」「今はどうかな」「これだけ入り組んでしまったからね」「高度経済成長の後は特にだ」姓名と出身地が強固だった時代、たとえば関ケ原で対峙したケース、「あの旗印は遠い親戚になるから手をゆるめるという配慮があったのではあるまいか」そんな日本的事情があったのかもしれない。5
海岸に蒸着した人々、昼間は隠れていて、夜になると、「どうしたんだい」「どうしたと思う」「とにかく生きなければいけない」「彼ら川をさかのぼったようだ」「動物の本能だな」「そんな祭りが残っていないものかな」「いい着眼点だな」「しかしこの偽善的な社会ではどうかな」どんどん上り、「山間の小さな盆地を見つけそこで彼らのゲノムを守った」「凄惨な歴史だ戦前の徴兵検査のその若者たちはそれだったのだろう」「現在はどうだろう」「それだきれいな若者がいるね」「白人の血統なんじゃないかな」「もうちょっと研究してほしいね」4
12世紀前半に成立したと思われる『今昔物語』に面白いエピソードが記されている、「どんなもんだい」「ある海岸に細長い舟が流れ着いた」「乗っていた人は」「ヒトはいなかった」「昔はランボーだったから・・・」「うん」「漂着し人々を襲って奪い取るなんてコトはざら」「ムラの長老の言うことには子供の頃にもこういうことがあった」千数百年で、どれだけの人々が流れついていたんだろう。3