梅雨晴れや夕凪の洋紅染めし湯の街エレジー草津湯、人影もまばら共同湯、寝起きの三湯、贅沢な時間、も、旅人に安住の地はない、貴重な梅雨入り前の好天日和、いざさらば、次なる絶景を求めて、雪渓残る草津志賀道路、日本国道最高地点は標高2172m、信州湯田中まで下りてくると、気温だけでなく、気圧の変化を耳喉内に覚える、信州中野からは国道18号線、北国街道を北上、旧信越本線、現しなの鉄道の古間駅、ここにも知る人ぞ知る鉄道遺構、明治20年完工の戸草トンネル、外国人技師を頼らず、日本人技師だけで設計施工、昭和41年の信越本線電化に伴い、新設のトンネルに役目を引き継ぐ、現在も地域の農道トンネルとして、役目を担っている、野尻湖からは日本海方面へ、北国の要衝直江津から富山方面も、以前は北陸本線、ほぼ海岸線に沿い絶景車窓、幾たびの...夕日が泣いている(3日目)