後白河天皇、後鳥羽天皇、後醍醐天皇は、それぞれお名前に「後」がつきます。 「後」のついた天皇は、どうも晩年がよくないのです。 3天皇とも激動の時代を過ごしたという状況もあるし、逆に激動の時代にしてしまったという責任もあるかもしれません。 77代・後白河天皇は、実の父親の鳥羽法皇から「文にあらず、武にあらず、能もなければ、芸もない」と言われ、いわば愚昧の君だったのですが、後年、院政を敷き権勢をほしいままにするとはだれも予測できませんでした。 政治的な策略も多く、頼朝からは「日本一の大天狗」と呼ばれています。 結局、平家とも源氏ともうまくいかず、平穏とは程遠い、あまり幸せな人生ではなかったのではな…