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  • Lily of the Valley

    今年も鈴蘭の季節がやってきました。五月の花ですが、もう満開です。ベルの形の純白の小さな花がほんとにかわいい。近くの団地の庭にたくさん咲いています。鈴蘭の英名「谷間の百合」はバルザックの小説LeLysdanslavalleeを連想させます。若い男性に言い寄られるが、貞節を貫く貴婦人の話ですが、そこはバルザック、純愛物語では終わりません。貴婦人は死の間際に、欲望と嫉妬にさいなまれた生涯だったと告白します。人間だもの、ですよね。大好きな小説です。庭のジャスミンが良い香りです。この花もある小説を思い出させます。トレーシー・シュバリエの「天使が堕ちるとき」。ヒロインのキティーが亡くなる間際に言う一言。「いつも夏の夜のジャスミンの香りが好きだったわ」切ない場面です。花は物語に様々な趣を添えてくれます。「エミリーに薔薇を」な...LilyoftheValley

  • 紫色の花

    藤の花が満開です。別名紫草。「紫草のにほへる君をにくくあらば人妻ゆえに我恋ひめやも」という有名な大海人皇子の歌の紫草は、白い花を咲かせ、根から紫の染料を取る違う花だそうです。春たけなわ、色とりどりの花が咲いていますが、紫色の花も意外とたくさんあります。いたるところで、紫花菜が咲き乱れています。紫色の花

  • 64カフェの難波薔薇

    64カフェ+ラナイは、今や高層マンションが立ち並ぶ川崎武蔵小杉の一角に隠れて立つ民家カフェです。表から見るとなかなかにぼろい。中はゆったりいい感じです1964年に建ったのでこの名がついているようです。駅のすぐ近くですが、近くに二カ領用水が流れ、春には桜やその他とりどりの花に囲まれます。昨日訪れたら、細い入り口の通路沿いに、黄色い木香薔薇に交じって、真っ白なきれいな花が花盛りでした。調べてみたら、難波薔薇(ナニワイバラ)と言う薔薇。何故に難波?と思ったら、中国原産で江戸時代に難波商人によって日本にもたらされたからですって。英名はチェロキー・ローズ、漢名は金桜子。なかなか立派な名前ですね。カフェのお隣さんの玄関。人が住んでいるのかいないのか。いい感じの荒れ方ですが。64カフェの難波薔薇

  • 百花繚乱

    桜が終わると町中花水木で溢れます。アメリカに桜を贈ったお返しにやってきた鼻だと言われていますね。英名はdogwoodなんていう無粋な名ですが、可憐です。八重桜も今満開です。これはハナズオウでしょうか姫リンゴの花です。白い花びらの縁がほんのりピンク色なのがかわいい。花みづき忘れたやうな空があり南部憲吉百花繚乱

  • 木香薔薇

    木香薔薇があちこちで満開です。ぎっしりと咲き、見ごたえがあります。白い木香薔薇も清楚できれいです。薔薇だけど、棘がないのもいいですね。横には、同じくきれいな黄色の山吹も咲いています。万葉集にもすでに山吹は多数登場しているそうです。「七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞ悲しき」の歌と蓑一つもないを引っかけた、太田道灌の逸話は有名です。日本人に古来から親しまれたゆかしい花です。花咲きて実はならねども長き日に思ほゆるかも山吹の花第十巻作者不明木香薔薇

  • ひなげし

    道端に咲いているひょろひょろした野生のポピー。公園に植えられた色とりどりのジャーマン・ポピーの華やかさはないけれど、かれん。ナガミヒナゲシという外来種だそうです。繁殖力がやたら強い野生種らしい。ポピーという名は、麻薬の取れるケシからこんな小さなヒナゲシまで全部の総称ですから、雛罌粟(ヒナゲシ)という日本語で呼ぶのがいいですね。ポピー咲く帽子が好きで旅好きで岡本眸赤い花は他にもたくさん咲いています。ラナンキュラス、アネモネ、もうツツジも咲き始めました。ひなげし

  • 暖かくなりました。近所のキャベツ畑がいつの間にかこんな風に。花海棠や満天星ツツジの可憐な小花も満開です。去年の秋に植えたチューリップもきれいな花を咲かせています。八重咲のチューリップはまるで薔薇のよう。きれいな濃いピンクです。所かまわず咲くタンポポもかわいい。春

  • 東の桜

    武蔵小杉の二カ領用水沿いの桜です。川崎市の多摩区から幸区まで流れる人工用水です。稲毛領と川崎領をまたいで流れるので二カ領用水と呼ばれます。関ヶ原の戦いの前には工事が始まっていたというから、とても古い。今はもう用水としてはあまり機能していないようですが、素敵な散歩道です。武蔵小杉の高層マンションが見えます。四百年以上前の昔と今が同居しています。今年は染井吉野は、少し盛りを過ぎていたのですが、その代わり、少し色の濃い枝垂れ桜や黄色い山吹も一緒に楽しめました。東の桜

  • 西の桜

    夫の実家のある奈良の大和高田市の隣は、靴下産業でも有名な広陵町です。今や全国展開の「靴下屋」の発祥地もここのようです。広陵町と言う名が示すように、ここは馬見古墳群と言う古墳がいっぱいある場所ですが、この馬見丘陵公園内にも、何と13基の古墳があります。古墳公園と言ってもいいですね。大部分は五世紀の小古墳ですが、四世紀のもあるようです。先日訪れた時、桜がと雪柳が満開でした。染井吉野の中に、ひときわ紅色の鮮やかな「陽光」と言う種類の桜があり、良いアクセントになっていました。桜以外にも、様々な春の花が満開でした。広々と、ゆったりした公園ですが、難点は犬が入れないいこと。犬がダメな人もいるからということらしいですが、それを言ったら、犬はどこにもお散歩できませんよね。西の桜

  • 満開は見逃したけれど

    十数年前に、1メートルほどの河津桜の苗木を2本車に乗せて、川崎から夫の実家へ持って帰り、裏の庭に植えました。それがまあ、今や見事な大木になり、桃色のきれいな花をいっぱいにつけるようになりました。今年は、満開の時期に奈良にいなかったので、一番盛りの時を見逃しましたが、先日戻った時の、散りかけて、薄緑の葉が出始めた姿もまたあでやかでした。染井吉野より濃いピンクが鮮やかです。リビングに活けても、素敵ですが、花びらがどんどん散るのには閉口。満開は見逃したけれど

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