つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。
コスモスはとても咲いてるミルクの色の雲も浮いてる櫻間中庸「コスモスとお母さま」より夭折の詩人櫻間中庸の詩の一節です。悲しくなるほど穏やかな秋の一日。二度と帰らない子供時代、庭先で母と眺めたコスモス、白い雲の浮かぶ空が、一瞬蘇ります。いつもの秋と同じく、お彼岸の頃になると彼岸花が咲きます。この頃は赤だけでなく、ピンクや白や様々色の花が。これはもはや彼岸花あるいは曼殊沙華とは呼ばないかな。リコリスと呼ぶかな?でも、バーンと明るく大きな向日葵もいまだ健在。コスモス
さすがに9月半ば、涼しくなりました。近くの市営住宅の駐車場を長い蛇が這っていました。蛇も酷暑が去って少し出歩きたくなったのでしょうか。涼しくなり、なっちゃんは、よたよたしながらも散歩を楽しんでいます。食欲旺盛で、心なしかふっくらしてきたよう。犬も肥える秋。でもまだまだ夏の花も盛りです。晩秋まで長く咲くルリマツリの青い色が清々しくきれいです。瑠璃色の茉莉花から瑠璃茉莉と名付けられたそうです。ほんとは茉莉花(ジャスミン)の仲間ではないようですが。濃い燃えるようなオレンジ色の凌霄かずらがあちこちに巻き付いています。夕焼けや杉の梢の凌霄花村上鬼城夏去りぬ
やっと少し涼しくなってきました。でもコロナはなかなか収まりませんね。朝、なっちゃんと散歩に行くと、朝顔と百日紅が一緒に咲いています。ピンク、赤、青、紫、やさしい色の丸い花が、あちこちの家の庭先に。朝顔につるべとられて貰い水加賀千代女の句が浮かびます。この句、正岡子規が酷評したのだそうです。俗っぽさが鼻につくと。萩の花、尾花葛花、なでしこの花、おみなえし、また藤袴、朝顔の花。万葉集で山上憶良が詠んだ秋の七草の歌ですが、この朝顔は桔梗だったそうです。この時代には朝顔はまだ渡来していなかったとか。曽野綾子に「天上の青」という小説があります。連続殺人犯大久保清を題材にした物語ですが、彼が唯一優しく接する女性が育てているのが、ヘブンリー・ブルーという青い朝顔。ドラマにもなっていましたが、全く穢れのない青い朝顔と次々と女性...あさがお
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