chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
菩提樹-Linden https://ameblo.jp/penny-precious/

「不倫の後で」がテーマになります。された側の女性たちを幸せにしてあげたいです。

駄文レベルですが興味の持てるStoryを考えて書いています。よろしければご一読ください。 宜しくお願いいたします。

設樂理沙
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2016/04/24

arrow_drop_down
  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―82

    82 その週の週末の土曜のこと。その日もブランチと夕飯という2食コースで、18時という早い夕食だった。「俊ちゃん、私、急いで片付けするから奈々子をお風…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―81

    81「ねぇ、私の記憶戻ると思う? なんかぁ、子供の一番可愛い盛りの頃のことを忘れるなんてすごく残念だよ」「だいじょうぶだよ、俺が側にいる。あまりくよくよしない…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―80

    80妻や娘と別居するようになってからは、会社の帰りに弁当を買って帰ったり、スーパーで刺身やお惣菜を買ったりと平日自炊することはあまりない。土日は簡単なモノで自…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―79

    79 奈々子は祖父が父親を迎えに出かけた後で、祖母に呼ばれ、あるお話を聞かされていた。自分の母親がある一定の期間の記憶をなくしてしまっていること。そして…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―78

    78あぁ、今までなんとなく君に話すチャンスがなかったが、娘にはあの日どうして君が恵子さんと会っていたかという話は家内からちゃんと話してあるので、娘には君の潔白…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―77

    77これが週末なら良かったのだが生憎週初めのことだった。だが、だからといって週末まで待つわけにもいかず……邦夫が俊に連絡を入れ、仕事帰りに会ってくれるようお願…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―76

    76    起きてまず思ったのが、結婚して家を出ていたはずの自分がどうして実家で寝ていたかということだった。そして、産んだばかりのはずの娘がいない。代わりに側…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―74

    74 「さっき話したことはほんとのことよ、作り話なんかじゃないの。あの日、俊くんが恵子に会いに行ったのは、浮気してた時に撮られてたビデオからの画像? って…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―75 ◇復縁は難しい

    75◇復縁は難しい俊は実家でその後、一か月ほど養生した|後《のち》、自宅へと帰りひとりの生活を続けていた。桃の精神的状況から離婚やむなしと考えていたが、桃の実…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―73

    73「ね、今言ったこと、なに?」「だ・か・ら、やり直した……が」「違う、そこじゃないっ。俊が恵子に嫌々呼び出されたってところ。何勝手に捏造してんのよ。それに、…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―72 ◇知らなかった真実

    72           ◇知らなかった真実あの傷害事件から3年が過ぎた頃のある日のこと。桃は近所のスーパーでチェッカーとして時短勤務していて、籍は抜かず俊…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―71

    71嘘よ……。私は俊の裏切りを許さないと今の苦しみから解放されないっていうの?  何もしてない自分がどうしてこうも理不尽な目に合わねばならないのか。涙枯れるほ…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―70 ◇深層心理

    70◇深層心理桃は退院したけれど、その後数回通院することになっていて退院後12目のこと。すっかり気持ちも落ち着いてきたものの、どこかすっきりしない問題を内包し…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―69 ◇新生活 

    69◇新生活 退院した私は母親と娘の待つ実家へと父親の迎えで向った。私が玄関のドアを開けると三和土で娘が待っていた。そして孫に続いて出てきましたよという態で母…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―68

    68 ◇戦慄が走る刺した! 桃が自分の旦那を刺した。直接刺されたところは見てないけど、水野くんが床に崩れ落ちたのを見ておそらくそうだろうと思った。『やったー…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―67 ◇私だって幸せになりたい

    67◇私だって幸せになりたい―― 水野俊をホテルのラウンジに呼び出した恵子はその時…… ―――「今日は来てくれてありがとう。桃に私たちのことがバレちゃってから…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―65 66話と二話分更新します。

    65◇退院退院する日に両親からしばらくは実家で療養するようにと言われ、入院してからずっと気になっていたことを俺は母親に訊いてみた。「その、桃はあれからどうして…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―66

    66 最後に飲んだ薬のせいか、酷く眠くて認知機能が半減している中で帰る道々、俺は父親の運転する車の中でまどろみながら、母親が捲し立てる話を薄ぼんやりと聞いてい…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―64

    64         ◇脅したいわけじゃない、ただ会いたいだけの乙女心桃を絶望の淵に立たせたあの日のことを俊は今も悔やんでいた。実は桃が恵子からの電話をとった…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―63

    63ひとしきり両家両親たちに桃の担当医としての助言をするも、少しも響かない両家家族に女医は通達する。「これで今回の面談は終了といたします。皆さまご苦労様でした…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―62

    62私は、自分のことを疎ましく? しかも怖がってる? 風な両家の4人を一瞥してから先生に答えた。「こちらで一週間ほど療養させていただこうかと思い……」と私が先…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―60

    60     9k ◇ ◇ ◇ ◇病院のベッドで目覚めた桃は知らず知らず童謡唱歌である『さくらさくら』を呟くように歌っていた。悲しい歌だなぁと思うも……どうし…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―61 ◇見舞い客

    61       ◇見舞い客桃が目覚めた翌日、両家の両親が見舞う為病室を訪れた。「桃、記憶が戻らないって聞いたけど、私のことも思い出せない?」入室するなり私に…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―59

    59恵子は桃より顔一つ分身長が低い。うまい具合にちょうど掴みやすい場所で震えてブルブルしている恵子の頭髪をガシッと鷲掴みにし、グラグラと振り回すように動かしな…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―58

    58   両端左右に分かれてセッティングされたテーブルとイスのセットが奥までそれぞれずらーっと並び、右側の列に並べられている席の手前から二つ目に恵子の顔が見え…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―57

    57    急ぎ足で受付へ向かい、恵子から聞かされていた部屋705号室について尋ねた。「わたくし、こちらの705号室での宿泊予約している淡井恵子の身内の者なの…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―56

    56 この日の夕飯の食卓では、俊はこれまでよりも明るい表情で奈々子の相手をしつつ『これ美味しいよ、いつも美味しいの作ってくれてありがとう』なんてことまで…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―55

    55電話の切れた後、放心状態でいるところへ珍しいメゾネット型の4LDKマンションの1階に付いているパティオで奈々子に外遊びごっこをさせていたのだろう、手洗いさ…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―54 ◇吹き荒れる嵐

    54     ◇吹き荒れる嵐 自助努力で右往左往しながらようやく精神的に自分を安定させて過ごしていたというのに、夫のあまりの号泣ぶりに少し気持ちが不安定にな…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―53

    53     虫も殺さないような顔をして、私に平気な顔で揺さぶりをかけてくるのだ。そんな悪い男なのに、悪い人間に見えないのだから始末に負えない。「桃、これ………

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―52

    52ほどなくして隣に滑り込む夫の気配。背を向けて寝ている私の肩に手が掛かる。えっ、私は驚いた。『もう私は寝るんだよー』そう胸の内で呟いた。けれどあってないよう…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―51

    51◇切ない時間2日前号泣していた俊が週末、誘ってきた。およそ週2ペースの夫婦生活がどうしてだか先月の真ん中辺りからなかったこと、そしてほんの2日ほど前に自分…

  • 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―50

    50先に入浴を済ませた桃は、あの後俊がどうしているのか確かめる気持ちにはなれず、そのまま直接寝室へ入り、すぐにベッドへと潜り込んだ。しばらくすると物音が聞こえ…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、設樂理沙さんをフォローしませんか?

ハンドル名
設樂理沙さん
ブログタイトル
菩提樹-Linden
フォロー
菩提樹-Linden

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用