chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 【映画感想】「シン・仮面ライダー」 細かい粗は山のようにあっても、この話が好きだと思った理由。

    *ネタバレ感想です。未視聴のかたは注意。 シン・仮面ライダー 池松壮亮 Amazon 「シン・仮面ライダー」がアマプラ対象になっていたので早速視聴した。 見ているあいだ、「何かに似ているな」と思った。 思い出したのがこれだ。 CASSHERN 伊勢谷友介 Amazon 酷評されることが多いが、自分はかなり好きだった。 「シン・仮面ライダー」がいいなと思った部分と「CASSHERN」の良いと思った部分は似ている……というより同じだ。 酷評の中ではそこがマイナス部分である、とされている点が好きなのだと思う。 それが何なのだろう?と考えてみた。 自分がこの二作で一番好きな点は、監督の頭の中に作品の完…

  • 「エルデンリング」雑談。「モーゴットとモーグはお互いをどう思っていたのか」「ミケラとは何者なのか」など。

    急に「エルデンリング」がプレイしたくなったので、キャラを作り直して二周目をやっている。一周目は世界観についていくのが精一杯だったけれど、二周目はじっくり世界を味わえるので、初見とは違った楽しさがある。 エルデンリング カテゴリーの記事一覧 - うさるの厨二病な読書日記 世界観やキャラについてさんざん考えたけれど、思いついたことがあるので雑談したい。 「混沌(源流)から黄金の輪(律)を取り出す」過程を描いた物語 「エルデンリング」は、 黄金律は本来、トライ&エラーを繰り返し、永遠に連環し続けることが可能なシステム「完全律」を目指すものだ。 その中のエラー(ゲーム内で起こるイベント)の数々を視認す…

  • 【小説感想】「ノーカントリー・フォー・オールド・メン」はどんな話なのか。殺し屋シガーが何者なのかを考えながら語りたい。

    *ネタバレ感想です。未読のかたはご注意ください。 ノー・カントリー・フォー・オールド・メン (ハヤカワepi文庫) 作者:コーマック マッカーシー 早川書房 Amazon ">「ノー・カントリー・フォー・オールド・メン」(以下「ノーカントリー」)は映画化もされてマッカーシーの作品の中でも特に有名だ。 ">「ブラッド・メリディアン」とも「国境三部作」とも「チャイルド・オブ・ゴッド」とも「ザ・ロード」とも違う、(基本的には)犯罪エンタメ小説である。 ">物語の外枠である、麻薬カルテルの金を横取りした男が、その金を取り返そうとする殺し屋に追われるというストーリー部分が滅茶苦茶面白い。 ">展開がスピ…

  • 「世間では不評の作品だけど、私は大好きだ」という人の熱い語りが好き。

    「ソウルシリーズ」はナンバリングによって、世界観やシステムが大きく変わらない。 「無印」も「Ⅲ」もやっているし、評価が割れている「Ⅱ」を今さらやらなくてもいいかと思っていた。 それがこの動画を見たら、やってみたくなった。 ダークソウル2はプレイしなくて良いのか?→正直〇〇です、低評価の理由を多角的に分析解説 - YouTube 上記の動画は、不評だと言われている点について「それがなぜそう言われているのか」を述べ、妥当な部分は妥当と認めている。 例えば敏捷性がローリングの当たり判定やエストの回復速度に影響を与える点は、「『システムとキャラメイクがごっちゃになっていて、ステ振りの面白さを削っている…

  • 三人称一元視点において「視点が回ってこないキャラ」との恋愛展開は、叙述トリックのミステリーを読んでいるような面白さがある。

    変化草子〈1〉くぬぎの章 (大陸ネオファンタジー文庫) 作者:伊吹 巡 大陸書房 Amazon 子供のころ読んだ時はそこまで面白いと思わなかったが(なのでかなりうろ覚えだった。noteでタイトルを教えてもらった)大人になったいま久し振りに読んだら、滅茶苦茶面白かった。 時は清和天皇の時代。京の都では藤原良房が藤原家で初めて摂政の地位につき、これから藤原の世が始まろうとしていた。 仙術を操る偉大な妖狐・金剛と人間のあいだに生まれた半人半狐の少女くぬぎは、人間の母親を探すために山を下りて京にやってくる。 天皇の教育係を務める菅原道真と知り合い、追いかけてきた弟のちくまと共に居候になる。 そうして母…

  • 【読書感想】「チャイルド・オブ・ゴッド」 「ジョーカー」や「アンチマン」よりもラディカルな「社会から孤立し疎外される男の物語」

    チャイルド・オブ・ゴッド 作者:コーマック・マッカーシー,黒原 敏行 早川書房 Amazon 主人公のレスターの動向を終始追っている話なので、マッカーシーの小説にしては読みやすい。 マッカーシーの小説の特徴は ①叙景と叙事で成り立っていて叙情がほぼない ②引用符を使わず、読点がほぼない ③必要なことだけが端的に書かれているので、時系列が追いにくい 無味乾燥で取り付く島がないという印象なので、読みにくい、合わないという人もいると思う。 「ザ・ロード」はマッカーシーの小説の中では主人公親子のキャラが立っていてストーリーが追いやすい、情緒的な部分があり「優しい世界」なので読みやすいけれど、自分の中で…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、うさるさんをフォローしませんか?

ハンドル名
うさるさん
ブログタイトル
うさるの厨二病な読書・漫画日記
フォロー
うさるの厨二病な読書・漫画日記

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用