2017年10月
『客』customer / spectator / audience / passenger などの違い
日本語の「客」という概念は守備範囲が相当広いので、英訳するときは状況に応じて適切な単語を選ぶ必要があります。 入試で良く問われるもの customer =「買い手」 この単語は「カスタマーサービス」などの形でカタカナ化しているので覚えやすいと思います。 customは「慣習 / 慣例」などと訳すことが多いですが、元々の「慣れる」という語源から「お得意先 / 贔屓」という意味が生まれ、それに「人 / もの」を表す接尾辞-erがくっついてcustomer=「買い手」という意味になります。 「店・企業から商品・サービスを買う人」のことを指すので、「買い物客」と覚えると、企業など相手の「顧客」を訳すと…
『深夜に』at midnight / in the middle of the night の違い
まずmidnightとthe middle of the night の意味の違いなのですが、mid=middle=「中央 / 中間」ですので、どちらとも「夜の中央」という意味になってしまいます。 ですが、注目してもらいたいのが前置詞です。 at =「"ある一点"を示す」 in =「"ある範囲・空間の中にあること"を示す」 「at ~」となる場合は「夜の中央」という"一点"を示すので、日の入りを18時・日の出を6時と考えて真ん中の「午前0時に」となります。 「in ~」となる場合は、「夜の中央」という"範囲"を示すので、通例で「午前0時頃~3時頃に」=「夜中に / 深夜に」という意味になります…
2017年10月
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