今日は低木の「ツルシキミ」と春山に多い「コキンバイ」の花じゃ。 ツルシキミ(蔓樒)はミカン科の低木で雌雄異株で花も雄花と雌花は異なっておる。 コキンバイ(小金梅)は黄色いバラ科の花で、山地のブナ帯より高い森林の開いた土地で見られる。 まずはツルシキミの画像からじゃ。 雄花と雌花は見た目が違い、雄花は派手で雌花は控えめと見えるじゃろう。 茎の下部が地を這い、高さは30-100cmほどで枝はしなり、折れにく...
山歩き・ウォーキングで見た、野の花・山の花を紹介していきます。
北海道オホーツク圏で、週に1-2回の近郊山歩きとウォーキングで毎日7-8km歩きながら、季節の花々を切り撮って紹介するブログです。
スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木で、北海道~東北地方北部の亜高山帯に分布しておる。 大雪山などでは登山道から大群落が見られるところも多いんじゃ。 高さは1~2mの低木で、6~7月に枝先に2~4個、細長いラッパ状で淡黄色の花を咲かせる。 花の内部に薄いオレンジ色の模様があるが、同じ株の花でも紅色のものもあるのは不思議じゃなぁ。 この色の違いは、ミツバチへの合図と言われておるんじゃ。 ミツバチが蜜を吸...
バラ科のナナカマドの仲間じゃが、高山に生育する落葉低木じゃ。 タカネナナカマドとの混同もあるようで、Webでの記事や図鑑の一部でも間違いはあるようじゃな。 花期は6-7月で、新枝の先に花序を出し、径1cm前後の白色5弁の小花を多数咲かせる。 白色とあるが、実は「ミヤマナナカマド」も、タカネナナカマドも、ほのかに紅色がかっていることもあるんじゃ。 よく間違うタカネナナカマドは9-16cmほどの長めの葉...
北海道、本州、四国、九州に分布し、冷温帯から亜寒帯の林内、林縁、または岩地に生育する低木じゃ。 名前はツツジとなっておるが、花はチョイと変わった感じに見えるじゃろう。 高さは1-2mで若い枝にはあらい毛が生えておる。 葉は長さ2-4mmの葉柄をもって枝に互生し、先端は尖り、葉の表面と縁にあらい毛が生えるのが特徴じゃ。 花は長さ1-2cmの花柄の先端に下垂してつくが、花柄には腺毛が散生しておる。 花冠は長さ...
北海道から宮崎県にかけて分布する「キョウチクトウ科」の植物じゃが、野生種は絶滅危惧種となっておる。 市販されるのは北米原産のホソバチョウジソウ、ヤナギバチョウジソウなどの他種であることも多いそうじゃ。 茎を高さ 40〜80cm まで伸ばし、5〜6月になると茎頂に集散花序を出し薄青色の花を多数咲かせる。 萼は深く 5裂し、花冠は 15mm ほどで平らに開く。 他のキョウチクトウ科植物と同様、全草にアルカロイドを含...
アジサイ科の落葉つる性木本で、別名ゴトウヅ、ツルデマリともいうようじゃな。 北海道~九州の山野の湿った場所、岩崖や林縁に自生しておる。 見たままの名前じゃな。アジサイににているから名付いたものじゃ。 小さなややクリーム色をした5弁の両性花が集まる花序のまわりに、白色で4枚の花弁状の大きな萼片を持つ装飾花が縁どる。 冬になっても装飾花の萼片が、枯れ残っていることもあり、ドライフラワーもどきじゃな。...
11月末から急遽の入院で休んでおったが、今日から再開となったんじゃが、 多くの人にご心配をしてもらって、本当にありがたいことじゃ。 体調は問題なく以前の状態に戻っており、今後も更新をしているつもりじゃ。 よろしく頼みますぞ。m(_ _)m さて、今回は「ラン科」の仲間で、花爺の地域では6月に開花する「サイハイラン」じゃ。 北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の林床に自生する見慣れた花かもしれんのぅ。 ...
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今日は低木の「ツルシキミ」と春山に多い「コキンバイ」の花じゃ。 ツルシキミ(蔓樒)はミカン科の低木で雌雄異株で花も雄花と雌花は異なっておる。 コキンバイ(小金梅)は黄色いバラ科の花で、山地のブナ帯より高い森林の開いた土地で見られる。 まずはツルシキミの画像からじゃ。 雄花と雌花は見た目が違い、雄花は派手で雌花は控えめと見えるじゃろう。 茎の下部が地を這い、高さは30-100cmほどで枝はしなり、折れにく...
今回はセンリョウ科の「ヒトリシズカ」と、スグリ科の「トガスグリ」という花じゃ。 ヒトリシズカは名前では知られておる花じゃろうが、トガスグリの花はあまり意識しないと思われる。 花爺の地域ではどちらも4月末~5月末頃に見られる花じゃな。 先ずはヒトリシズカ(一人静)からじゃ。(縮小のサムネは拡大可能) 一般的には15-30cmの高さになる多年草じゃ。 根茎から何本もの茎を立て、葉は上の方に十字対生しておる...
今日は同じ仲間の「エンレイソウ」&「ミヤマエンレイソウ」(何れもシュロソウ科)じゃ。 エンレイソウは特に地域ごとの名前があって、見た目も少しずつ違っておる。 ミヤマエンレイソウは「シロバナエンレイソウ」とも呼ばれ花は少し小さめじゃな。 (オオバナノエンレイソウも仲間じゃが、今回は含まれておらん) 先ずは小豆色の萼片を見せる「エンレイソウ」(延齢草)じゃ。 高さは20-40cmほどじゃが変異が多い植...
今回はケシ科の「エゾキケマン」&カヤツリグサ科「オクノカンスゲ」じゃ。 二つは何ら関係のない植物じゃが、カヤツリグサ科などは普段あまり意識することもないじゃろうなぁ。 先ずは仁頃山でも数か所で見られる「エゾキケマン」(蝦夷黄華鬘)からじゃ。 稀に7-80cmほどの株もみるが、通常は10-40cmほどの大きさじゃな。 陽当りの良い山地の傾斜地などでよく見られる花で、ケシ科の仲間でエゾエンゴサクと花の形は...
今回は「ショウジョウバカマ」(猩猩袴)と、誰もが知る「オオイヌノフグリ」(大犬陰嚢)じゃ。 ショウジョウバカマは「シュロソウ科(旧ユリ科)」の花で、湿った場所に生える。 一方のオオイヌノフグリは普通に草地などで見られ、似たような花も多いのぅ。 まずは「ショウジョウバカマ」じゃ。 北海道から九州の亜高山の湿った草地などで見られる花で「高山植物」でもある。 開花時は20cm足らずじゃが、花後に伸びて4-50...
今回はニリンソウ(二輪草)のみの掲載じゃ。(キンポウゲ科) 他の花でも様々な変異はあるが、ニリンソウも群生など見ていると発見はあるのぅ。 今回は普通のニリンソウと少し変わったもの、そしてミドリニリンソウについての記事じゃ。 ※サムネ画像はクリック拡大可能じゃ※ 図鑑にも「変異が多い」と記されておるが、花の姿や数、そして葉などに変異があるんじゃ。 花は通常は2-3個がメインじゃが、時に1個とか4個の個体...
桜の咲く頃に一緒に開花するのが「エゾムラサキツツジ」じゃが、 少し遅れて白い花も開花するが、同じ花の色違いではないんじゃ。 白い方は「シロバナトキワツツジ」で変異種として扱われておる。 先ずは多く見られる「エゾムラサキツツジ」(蝦夷紫躑躅)じゃ。 北海道で自生するツツジじゃが、東部や北部に多く見られる。 よく分枝し広がるが高さはせいぜい2mほどじゃな。 広大な群生が見られるのは、北見市留辺蘂町...
今回は「オクエゾサイシン」(ウマノスズクサ科) そして「シロイヌナズナ」(アブラナ科)じゃ。 何れも4月中旬から5月上旬ころに見られる春の花じゃな。 (下の小さな画像(サムネ)はクリックで拡大可) まずは少し変わった感じもする「オクエゾサイシン」(奥蝦夷細辛)からじゃ。 葉の下に花をつけるため、花として意識できず見逃されがちな花じゃな。 10-15cmになる柄に葉を二つだしている。 根本に見える花に花弁は無...
山の傾斜地や岩場、そして湿地で見る春の花じゃ。 先ずは花も小さく背丈も低く、春の傾斜地などで咲く「ヒメイチゲ」(姫一華)じゃ。 葉は線状披針形で三個輪生しておる。 花弁に見えるのは萼片で5個ある「キンポウゲ科」の花じゃ。 そっくりさんに「エゾイチゲ」があるが、葉の形が異なるのですぐわかるじゃろう。 写真は4月中旬~5月中旬頃のもので、高度や日の当たり方で開花も変わるんじゃ。 次は山の岩...
早春を彩る白い花と黄色の花のコラボじゃ。 黄色も白も春を待つ雪国の人間には元気を与えてくれているじゃろう。 この花たちは時に群落に混在することもある。 先ずは「キバナノアマナ」じゃが、花爺の地域では平地でも海辺でも山でも見られる。 ユリ科の花で漢字では「黄花甘菜」で、いかにもユリ科らしい葉が肉質で白っぽい漢字がするのぅ。 4月中旬~5月上旬頃がピークじゃな。 次は同時期にみられる「アズ...
春の花は一気に開花することも多く、撮影で漏らしてしまうこともあるんじゃ。 単に一時的に撮影して終わることもあれば、数回同じ花を撮ることも当然あるのぅ。 花の姿や色の変化、変異種があったりと自然界の面白さを味わえる。 先ずはフッキソウじゃな。 多くの場所で見られる花じゃが、ツゲ科の仲間で常緑樹低木なんじゃよ。 秋には既に花の準備ができており、そのまま雪の下で厳しい冬を過ごしておる。 春になれば開...
1週間ほど更新も休ませてもらったが、2024年版を開始しようかのぅ。 今年から少し表示する中身を変えてみたが、あまり代わり映えはせんようじゃな。 細かな説明は省き、花の種類を増やせるようにやってみたい。 一回の更新で3種程度の花の画像を掲載し、週に2~3回ほど更新するつもりじゃ。 時には見にきてもらえると、ありがたいのぅ。 今回は4月から開花の花を載せていくかのぅ。 ※サムネ画像は拡大可 かつては「...
前回告知したように、2024年春の花から少し内容を変えるつもりじゃ。 その前に5月第3週は旅行で不在になるでのぅ、20日頃からスタートの見込みじゃ。 詳細はまだ決まっておらんが、今年も花爺なりに更新を続ける。 休みの間の画像を掲載しておくでのぅ、第4週以降よろしくたのみますぞ。 今日も来てもらってありがたいことじゃ。 ランキングに参加しておるでのぉ、一押し! にほんブログ村...
途中の繋を休めた人は10連休だったのじゃろうな。 楽しめたのなら良かったのぅ。 さて、このブログじゃが、半年の花の無い時期もあってやり方を考えておったが、 とりあえず今年も続けるとして...花の咲く時期からあまりズレないよう掲載することにした。 来週いっぱい不在となるんで、5月第四週から2024年版スタートじゃ。 スタートが少し遅れるが、夏・秋へと花の撮影からあまり日にちの遅れが無いようにしたいんじゃよ。...
セリ科の大型植物の中でも軍を抜いて目を引く花の姿じゃな。 茎も葉も花も大きく、背丈は3メートルに達するものもある。 海岸~山地の草地や道端などに生える多年草で、北海道~本州中部地方以北に分布する。 太い赤みを帯びた茎が直立するが、太い茎は中空で直径10㎝にも及ぶものもある。 葉は大型の2~3回3出羽状複葉で、小葉はさらに羽状に裂ける。 葉柄の基部は大きくふくらんで袋状になるのも特徴じゃな。 7-8...
いよいよ5月になり、2024年の花も咲き始めているのぅ。 今年のブログをどうするか、アレコレ考えておる状況なんじゃ。 とりあえず今年も続けてみようとは思っておるが、そのやり方をどうしようかのぅ・・・ 毎年同じ植物を中途半端に掲載しておるでなぁ、そろそろ先も見ないと。 アレコレ予定も入っておるため、5月後半頃から動き出すつもりじゃ。 それまでは不定期に今までの続きを掲載していくので、よろしくたのみますぞ...
日本を含む東アジア原産で、畑の隅や道端で見かけることの多い雑草のひとつ。 古くから知られ、万葉集にも登場する。 早朝に咲き始め、強い日光に当たるとしおれてしまう短命な一日花。 ただ、つぼみが苞葉に2~3個包まれて次々に咲くため、2~3日咲いているように見える。 市街地の空き地や郊外の農耕地、道端、草地、土手で群生して姿がよく見られる。 よく分枝して、高さは50cm 前後になり、茎は地面を這うが、直立す...
近年は「セイヨウオニアザミ」と呼ぶことも多くなっている。 実際はヨーロッパ原産なので、勘違いを防ぐためと言われるが・・・ キク科アザミ属の多年草で、北海道、本州、四国に移入分布する。(外来種) 茎の高さは0.5-1.5m程で大きいものは2mにもなる。 根生葉は羽状に深裂しロゼット状になる。 葉や茎、総苞片には鋭い棘があり、手袋をしていても貫通するため注意を要する。 茎頂や葉腋から花茎を伸ばし、直径3~...
ユリ科からワスレグサ科、ススキノ科、そしてツルボラン科と変化が激しい植物。 科学的分類により変化が大きいが、ユリ科が特に多いようだ。 北海道から九州まで分布しており、野原や山麓、薮などやや湿った場所に群生する。 どこでも見られそうで国産と間違われるが、原産国は中国。 葉は先がとがった細長い形で、その長さは50cmにもなる。 冬になるといったん葉は枯れるが、春になると再び芽吹いて成長する。 花は直...
長野県&石川県以北~北海道の日当たりのよい草原、道路法面などに群生する。 基本的には雌雄異株だが、ときに両性の株もある。 茎の高さは30から70cmほどになり、茎には灰白色の綿毛が密生する。 葉は無柄で茎に互生し、形は線状披針形。 葉の表面はつやのある緑色だが、裏面は茎と同じ灰白色の綿毛が密生する。 葉脈は3本あり、縁は全縁でやや裏面に巻き込む。 花期は8月から9月で、頭花は茎頂に散房状につく。頭...
フッキソウとの名前であり「草」かと思えば、常緑低木なんじゃ。 山育ちの花爺は普通に山で見ていたが、今では園芸店で普通に売られておる植物じゃな。 ツゲ科の常緑小低木で山地の林内に生えるが、近年はグラウンドカバーとしてよく栽培されておる。 濃い緑葉が茂る様子が、繁栄を祝う意味を表しているということで、「富貴草」「吉事草」などと名付けられたようじゃな。 秋には既に花の準備ができており、そのまま冬を過...
北海道から九州で見られる花で、園芸店でも売られる良く知られた花じゃな。 春山を代表する花のひとつで「スプリング・エフェメラル」の仲間。 多年草で草丈は約20cmほどになる。 根茎は黒色の細長い塊で、ひげ根があり、根茎で増えるため群落を作ることが多い。 ニリンソウ(二輪草)の名は、同じ属で一輪の花をつけるイチリンソウに対して付けられたもの。 ところが常に2個の花をつけるとは限らず、1〜4個の花をつける...
エゾヤマザクラは寒さに強く、ソメイヨシノよりも早く咲き(道内では)、寿命が長い桜なんじゃ。 しかし意外と知られていないのは、標準和名は「オオヤマザクラ」ということじゃろう。 ヤマザクラに比べ花が大きいことで「オオヤマザクラ」と名づいたものじゃ。 別名で、花色の特徴からベニヤマザクラ(紅山桜)、北海道に多いことからエゾヤマザクラ(蝦夷山桜)と呼ばれるんじゃ。 北海道だけでなく、本州の日本海側や四...
北海道、本州、四国、九州に分布し、林内に生育する小型の植物じゃ。 長い地下茎に福寿草が続いて来たのを見た人が「連福草」と言い出したといわれておる。 草丈が5-15cmほどになる多年草。 白く細長い根茎を伸ばして増え、茎は細くて柔らかく、無毛。 根出葉は1-2個、2回3出複葉で、小葉は羽状に中裂し、裂片は鈍頭。 茎葉は1対で対生、短い柄があり、3裂する。 花は茎頂に5個が頭状につき、径4~6mm。 先端は上...
本州の東北地方北部、北海道分布し、山地の落葉広葉樹林の林下に生育する植物じゃ。 細辛は根が細く辛味があること、「奥蝦夷は北海道の深山に見られることによる和名じゃな。 地面にある茎から赤味を帯びた長い柄のあるスペード型の葉が2枚出る。 花は葉の間から出る短い柄の先に付くが、葉が上にあるため見逃しやすい花じゃな。 花は花弁がなく萼のみの単花被花で、萼筒は球形の壺状で濃紫褐色を帯び、萼筒入口は狭く...
日本では北海道、本州の近畿地方以北に分布し、亜高山帯針葉樹林や高山帯の林縁、尾根上の草地などに生育。 小さく、繊細な印象を受け、花の直径も1cmほどしかなく、イチリンソウ属の中では最小の部類じゃな。 根出葉は1回3出複葉、茎につく葉は3枚が輪生、葉は短い柄をもち、3全裂し、縁には鋸歯がある。 茎の高さは5-15cm。茎頂に、直径1センチほどの白色の花を1個つける。 (画像では2個ついておるのぅ) 花弁はなく...
北海道、本州(北部)の亜高山帯~高山帯の礫地や草地などに生える。 茎の高さは10~40cmで茎頂の総状花序に、長さ6~10ミリの白色の花を多数つける。 フジハタザオの変種で、根生葉と茎葉に2分岐毛と星状毛があり、拡大してみるとYの字に見える。 根生葉はロゼット状につき、長さ2-8cmの長倒卵形で先は円く、縁に粗い鋸歯がある。 茎葉は互生し、長楕円形で先はとがり基部は耳状に茎を抱く。 茎の先の総状花序に長い柄の...
北海道の山地の岩場などに分布するツツジじゃ。(公園などは植樹のもの) 高さは1 mほどで4 - 5月に開花し、開花後に葉が繁るのが特徴。 高さが1~2メートルになる半常緑低木で、日本では北海道に自生種が見られる。 よく枝分かれし、その先端に直径2~3センチの紅紫色の花を数個集まってつける。 葉の展開に先立って花をつける。 花冠は紅紫色、広漏斗形で皿状に開き、径2.5cm~3.5cmで先は5深裂、裂片は卵円形...
「夏が来れば思い出す♪遥かな尾瀬とおい空♫」が水芭蕉の出てくる歌じゃな。 しかし多くの場所では春に咲くもので、高山の湿地でのみ夏に開花するんじゃ。 北海道、本州(兵庫県、中部地方以北)に分布するサトイモ科の多年草じゃ。 湿地に自生し発芽直後の葉間中央から純白の仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞を開く。 これが花に見えるが仏炎苞は葉の変形したものじゃな。 苞の中央の円柱状の部分にある小さな穂のよ...
ユリ科キバナノアマナ属の多年草じゃ。(別名:キバナアマナ) 雪解け後の枯れ草の中などで黄色い花を咲かせる。 北海道~九州北部で見られ、日の当たる草むらや田畑の土手、林の縁などに生育する。 根出葉は1個で、形は線形で長さ15-30cmでやや厚みがある。 花茎は、高さ15-25cmになり、2個の苞葉がつく。 3月の終わり頃から5月にかけ、花茎の先端に数個~10個の花を咲かせる。(花爺の地域では4月) 花は開花直後は...
山菜好きな人には「ヤチブキ」の方が通じるかもしれんのぅ。 北海道~東北で見られる「リュウキンカ」の大型種じゃ。 寒冷地の湿地や、水が流れる谷沢、小川沿いなどの水辺などに自生しておる。 大きな群生も見られるが、平地では4月から、登山道沿いなどでは6月以降に開花する。 葉は長い葉柄があり、葉身は基部がくびれた腎形で、幅は20cmほどあり、葉縁に鋸歯がある。 花茎が80cmほどに伸びて、先に黄金色の花が咲く。...
北海道、本州、四国、九州、南西諸島に自生するバラ科の花じゃ。 日当たりのよい雑木林、丘陵地、草原、海岸の岩場などで普通にみられる。 茎の高さは5-30cmで、葉は奇数羽状複葉で5-7枚、まれに3-9枚の小葉からなり、先端の小葉3枚が大きい。 4-5月頃に、花茎に黄色で径15-20mmの花を多数つける。 黄色の5弁で萼片5(内萼片)5個は先が尖った卵状披針形、副萼片(外萼片)5個は披針形、副萼片の方が幅が狭く小さい。 ...
春先に花を咲かせ、若葉が広がる頃には地上部は枯れてなくなる「スプリング・エフェメラル」の一種。 北海道、本州、四国、九州に分布し、山地や山麓の日当たりの良い場所に生育する植物じゃな。 高さ15〜20cmほどの植物で、白い花弁状に見えるものは萼片で花弁は無いんじゃ。 近縁のキクザキイチゲに似るが、浅く3葉に切れ込んだ葉の形が特徴とも言える。 落葉樹林内や林縁、草地に生える多年草で、花の直径は3〜4cm...
北海道の春を代表するような花で「スプリング・エフェメラル」の一つじゃな。 アレコレ掲載したいものもあって、今回は普段の倍の画像が出てくるが勘弁を。 北海道から本州の中部以北の分布とされていたが、学名の変更により本州に分布するものは「オトメエンゴサク」となった。 色は青~紫のものが主じゃが、稀に白の花も見られる。(4枚目) 地下の塊茎から1本の茎が伸び、花茎の高さは10-30cm程になる。 4-5月に先...
ジンチョウゲ科の落葉低木で北陸、福島以北の日本海側、及び北海道に自生しておる。 エゾナニワズ、エゾナツボウズとも呼ばれる「オニシバリの亜種」じゃな。 低地~山地の落葉樹林内などに生え、茎の高さが15cm~50cmほどになる。 枝先の葉腋に直径約6ミリの黄色の花を10個前後かたまってつける。 花期は雪解け後の4-5月で、雌雄異株とされるが、どちらも結実する。 花弁に見えるのは筒状の萼で、先端が4個に裂け...
誰もが知るスプリング・エフェメラルの一種である「フクジュソウ」じゃ。 雪解け直後から見られるキンポウゲ科の花で、黄色の花は元気をもたらしそうじゃろ? 普通のフクジュソウの他に「ミチノクフクジュソウ」「キタミフクジュソウ」「シコクフクジュソウ」の4種が自生する。 フクジュソウは全国に見られ、東北に多いミチノク...四国に多いシコク...そして道東に多いキタミ...じゃ。 花期は早春であり、3-4cmの黄色い花...
フキノトウは変化も多く変わった植物とも言えるじゃろう。 早春の山菜としても有名じゃが、実は晩秋にはもう開花の準備ができておるんじゃ。 これはフキノトウの雄花で、雪解け後に真っ先に出てきて花を開く。 雌花は少し遅れて出るため、見逃してしまうことも多いんじゃ。 雄株の頭花は筒状花で、両性花だけでできていますが、稀には少し雌花が混じることもあるそうじゃ。 そしてこれが雌花じゃ。雄花と比較すると違う...
北海道もようやく春が本格化し、多くの花も咲き始めたようじゃな。 冬季間は花も無いため、夏の残りの花を掲載しておったが、いよいよ当年の花で更新じゃ。 シーズンや花の状態によって、掲載画像枚数も変化するので、よろしくな。 何年も同じような動きじゃが、もう飽きたならサイナラしてもいいんじゃよ。 お付き合いいただけるなら、この先も時々見に来てもらえるとありがたいのぅ。 さて、今年の花のスタートは...す...
5月に入ったので、そろそろ2023年度の花に変えようと思っておるが、 GW終わり頃にスタート予定じゃ。 もう少しお待ちいただこうかのぅ。 ※掲載写真はコンデジで撮影したものも多いんじゃ。(ピントが甘い) 素人じゃから花の名前同定でミスがあるかもしれんが、違ったら勘弁な。m(_ _)m 今日も来てもらってありがたいことじゃ。 ランキングに参加しておるでのぉ、一押し! にほんブログ村...
北海道〜九州の山地の林内や縁に生え、草丈は60〜100cmほどじゃ。 茎の基部はやや木質化する。 ヌスビトハギの変種で、葉は茎の中央から下に集まってつき、互生で狭卵形の3小葉からなる。 葉柄が長く、質が薄く、毛が少ない。 小葉は中央より基部に近い側で最も幅が広く、葉脈は葉の縁まで届く。頂小葉は長さ4-7㎝、幅3.5-6㎝。 茎先の細長い総状花序に、長さ3~4ミリの淡紅色の花をまばらにつける。 花冠は旗弁、翼...