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  • 真保裕一の『英雄』

    ◇『英雄』著者:真保裕一2022.9朝日新聞出版刊発端は山藤ホールディングスという大企業の創業者が射殺されるという事件である。資産家の遺産の行方を巡って、残された妻とその息子、先妻の子長男と妹のほか婚外子の存在が明らかになったことで株式の行方によっては会社の存亡にもかかわるという状況が語られる。典型的な遺産相続を巡る争いがテーマかと思わせる。DNA鑑定を経て婚外子の死後認知が成立した。ところが遺産相続争いはそれほど大きな問題ではなく、むしろ山藤ホールディングス創業者山藤英雄の非嫡出子として登場した植松英実が、射殺という衝撃的な形で初めて実の父を知ったことから、父の本当の姿を知りたくて、かつての父の会社関係者、友人などを訪ね回るうちに意外な事実が次々と浮かび上がるところにこの小説の面白さがある。射殺された時...真保裕一の『英雄』

  • 野田市清水公園金乗院の仁王門を描く

    ◇慈光山金乗院の仁王門clesterF86月16日の金曜日は梅雨時とも思われない暑い一日でした。この日は水彩画グループの写生会。担当幹事がプランを組んで、参加予定の人は皆当日の天候を固唾を吞んで見守っていました。実際は熱中症の心配をするほどの好天で、かえって閉口しました。清水公園は本格アスレチック、植物園、キャンプ場、バーベキュー、釣り堀など多様な施設を擁し、また桜の名所としても知られています。ここには20年ほど前に写生にきて仁王門を描いたことがあって、そんな懐かしさから改めて仁王門に挑戦しました。朱塗りの門とそれを取り囲む松や広葉樹などの緑という反対色が作り出す強烈なコントラストが狙いでしたが、樹木の姿を十分にとらえ切れませんでした。またいずれ挑戦してみます。(以上この項終わり)野田市清水公園金乗院の仁王門を描く

  • 令和5年のトマト栽培=4=

    ◇梅雨入り後のトマト例年通りの訪日客(三女家族)を迎えて、ほぼ2週間に及ぶ旅行のために読書感想文も畑の作物の生育状況報告、恒例の梅干しづくり、水彩画制作状況などすっかりご無沙汰してしまった。トマト栽培については前回報告からほぼ1か月。トマトは御覧の通り、ちゃんと大きく育っているが、今年は連作障害軽減のために四国の会社から有機固形製剤を求めて鋤き込んだので、成果を期待しているのだがまだ顕著な成果は見られない。旅行中追肥をさぼったわけでそのせいもあるかも。既に第5果の花が咲いているので、これ以上の着果は望めない。鉢植えのミニトマト。これもあまり実付きが良くない。(以上この項終わり)令和5年のトマト栽培=4=

  • ディーン・クンツの『ヴェロシティ(下)』

    ◇『ヴェロシティ(下)』(原題:VELOCITY)著者:ディーン・クンツ(DEANKOONTZ)訳者:田中澄江2010.10講談社刊(講談社文庫)下巻は事がスピーディに進み、息つかせない。ビリーは友人で警官のラリーにメモを見せて対応を相談したが、少し考えさせてと言って帰ってしまった。その後携帯電話が通じないので自宅に行ってみるとラリーは死んでいた。コトルという男が犯人のメッセージを持って現れた。コトルは伝言を終えたのちビリーのバスルームで多分犯人に殺されてしまった。ビリーが疑われる証拠が残されているので、犯人されてはかなわないと毛布に包んで、溶岩トンネルに投げ入れた。いろいろ推理を重ねたうえで、ビリーはバーの同僚スティーヴ・ジリスが犯人だと確信し、ジリスの家に乗り込み拳銃を突き付けて白状を迫ったが、ジリス...ディーン・クンツの『ヴェロシティ(下)』

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