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  • 堂場 俊一の『敗者の嘘(アナザーフェイス2)』

    ◇『敗者の嘘(アナザーフェイス2)』著者:堂場俊一2011.3文芸春秋社刊(文春文庫)子持ちでバツイチの刑事、巡査部長大友鉄33歳。バツイチとは言うが10年前に妻奈緒を交通事故で亡くし10歳の息子優斗と暮らしている。奈緒の母聖子に育児の一部を依存しいる。聖子はしきりと再婚を勧めてくる。今は捜査一課の刑事から外れ、定時で帰れる刑事部刑事総務課で研修などの事務中心の部署についているが、刑事部特別指導官の福原から時折特捜の応援を指示される。神田神保町で強盗殺人事件が発生。容疑者渋谷が重要参考人で取り調べ中であったが、自殺。ところが自分が犯人だという女性弁護士(柴崎優)が出頭し特捜本部は混迷に陥る。柴崎は訊問においても状況説明、証拠物件などに不可解な点が多くその意図がつかめない。例によって大友は福原指導官から特捜...堂場俊一の『敗者の嘘(アナザーフェイス2)』

  • 重光 葵の『外交回想録』を読む

    ◇『外交回想録』著者:重光葵2011.7中央公論新社刊この本は巻末に「『重光葵外交回想録』<1978年8月毎日新聞社刊を底本とし、改題しました。」とあります。戦後間もない1953.9出版の『重光葵外交回想録』毎日新聞社刊とは目次に若干の違いがあります。内容がどう違うのか分かりません。重光氏の著書は『昭和の動乱(上/下)』(中公文庫)、『巣鴨日記(正・続)』など知られていますが、本書は現場にいた人のドキュメントでありリアリティに富み、迫力があります。満州事変当時、がむしゃらな軍部と南京政府との間に立って、事態不拡大に奔走する姿が生々しく、真に日本国の将来を見据えた信念に感動しました。また「絶対に欧州の争いに巻き込まれては日本の為にならない」という彼の強い意見報告にもかかわらず、日独伊三国軍事同盟を結び、強大...重光葵の『外交回想録』を読む

  • 令和5年のトマト栽培=6=

    ◇既に収穫ピークを迎えたか我が家の狭いキッチンガーデンで取り組んでいる「トマト栽培」事業は以下の状況からみて敗北宣言をし、撤収段階に入らざるを得ないようです。今のところ毎日2・3個採っていますが、もうピークではないかという気がします。(1)第5果以上が結実しない木が多い。(2)すでに下部の葉が枯れ始めている木がある。(3)結果した実もなかなか大きくならない。ただ今年投入した土壌改良剤は効を発揮したらしく、うどん粉病は回避できたようです。追肥時期と分量は注意深く実行しないといけないと反省しています。(以上この項終わり)令和5年のトマト栽培=6=

  • 赤城 毅の『氷海のウラヌス』

    ◇『氷海のウラヌス』著者:赤城毅2005.7祥伝社刊(祥伝社文庫)太平洋戦争開戦前後を視野に旧日本海軍の一作戦を想定、北極海を舞台にした冒険サスペンス。日本単独でアメリカと戦っても勝利はおぼつかない。何としてもドイツを引きずり込む必要がある。昭和15年(1940)に日独伊三国軍事同盟を結んではいるがこれは日米開戦時にドイツが直ちに参戦義務を負うものではない。何か決定的な代償を提供しヒットラーを同時宣戦布告に同意させなければならない。海軍省きっての対米強硬派、軍務局の石川課長と海軍省軍令部永見大佐は「暁計画」なる秘密作戦を練った。骨子は日本が誇る最新鋭の酸素魚雷製作技術をドイツに提供し、米英の戦艦に大打撃を与えるという交換条件。日本は高速48ノット、射程40キロ、ほとんど雷跡を残さないという世界に誇る魚雷「...赤城毅の『氷海のウラヌス』

  • カーリン・アルヴテーゲンの『喪失』

    ◇『喪失』(原題:SAKNAD)著者:カーリン・アルヴテーゲン(KarinAlvtegren)作中主人公の女性シビラは社会のアウトサイダーである。社会システムの枠外にあって社会から何の恩恵も受けていないし掣肘も受けない。神様に祈ったこともあるが助けてもらったことは一度もない。唯一の関心事は食べ物とその日の寝場所を得ること。過去を忘れ、過去からも忘れられたい。ある日の朝、シビラは突如猟奇殺人事件容疑者として追われる身になった。シビラは裕福な資産家の一人娘だが、厳格な両親の元で自主性を持たずに育った。散歩中に出会ったた若者との出来事のせいで成人前に妊娠する。シビラは精神的な病療養と称して自宅に引きこもり、病院で出産した。(許可なしに私のお腹で育った子が、いま許可なしで私を離れる。なぜ何もかも私の許可なしで進む...カーリン・アルヴテーゲンの『喪失』

  • 令和5年のトマト栽培=5=

    ◇漸く色づいたトマト初採り漸くトマトが赤く色づきました。この画像は早く食べたがった妻が6月26日に採り入れたホーム桃太郎です。例年の桃太郎はもう少し大きかったような気がするのだが…。小さい方は近くの花屋で「麗夏」と言われて買った苗だが、ご覧のように小粒のまま大きくはならなかった。現時点での反省点は元肥と追肥をもっと気前よくやればよかった、元肥に堆肥をたっぷり使えばよかったのではないかということである。大玉の麗夏と言われて買った小玉中玉のトマト大玉ホーム桃太郎これから色づく中玉で採り入れ秒読みついでに鉢植えのミニトマト更についでに鉢植えのきゅうり(以上この項終わり)令和5年のトマト栽培=5=

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