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2016/02/14

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  • 傷は抱えたままでいい 37

    前話へ リコとの公園の出来事から数日後、私は再び保健室を訪れていた。促されるままに、処置を受けた時と同じように椅子に腰かける。目の前にはこの部屋の主である彼女…

  • 近況報告

    ややお久しぶりです。少し更新が滞ってしまっていてすみませんでした。現在今こちらで連載している『傷は抱えたままでいい』のほかに、短編の小説を細々と書いています。…

  • 傷は抱えたままでいい 36

    前話へ 「いい人たちだったんだね」 「そうだね……話してみないと分からないこともあるね」 「私たち、みたいにね」 それを聞いたリコが照れくさそうに笑う。今まで…

  • 傷は抱えたままでいい 35

    前話へ 思わず右手でリコを庇うようにして身構える。 「だ、誰……!?」 「ちょ……! ちょっと待って待って待って! 待ってって!?」 暗がりで姿は判別できない…

  • 傷は抱えたままでいい 34

    前話へ 弱々しく呟くような声でありながら、それでもリコは話を続けた。 「ルイは優しかった……ふさぎ込んでいた私に温かい笑顔を向けてくれた。その温もりが、私に安…

  • 傷は抱えたままでいい 33

    前話へ 街灯に明かりがつく。 太陽はすでに山の向こうに落ちていて、空の紺色が少しずつ広がっていっている。 ほのかな光の中に、私とリコはいた。 「……何をされた…

  • 傷は抱えたままでいい 32

    前話へ 「……だから私は、あそこで見ていたの。いわゆる張り込み捜査というものなのかしらね。これまでの事件があの辺りに集中していたから、そこで見ていた。……これ…

  • 傷は抱えたままでいい 31

    前話へ リコは少しだけ意外というような顔をして、一つため息をついた。 「…………知らなかった、といえば嘘になるわね」 ポツリと、独り言のように呟く。 「この辺…

  • 傷は抱えたままでいい 30

    前話へ 「はい、どうぞ」 私とリコは近くにあった公園のベンチで腰かけることにした。 自販機で買ったジュースのペットボトルを1本リコに手渡す。 「……ありがとう…

  • 傷は抱えたままでいい 29

    前話へ 私たちは走った。走って走って、コンビニからずっと遠ざかってもまだ走った。 その間、リコはずっと私の手を握っていた。その手が昨日けがをした左手だと気づい…

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