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  • 私の争奪をめぐる朝の闘争 布団vs外部

    ここしばらくの毎朝、わが家では、他ならぬこの私の争奪をめぐって激しい闘いが展開されている。私を奪い合うこの闘争の当事者たちというのは、布団とその外部である。目覚ましが鳴るやいなや、それがゴングであったかのようにその闘争は開始される。まず、外部が闘いの火蓋を切る。外部は私に告げる。「オイ、早く布団から出ろ!ただださえもう遅いのに、まだ布団のなかに居つづけるなんて許されない。」布団が反論する。「誰が許さないんだ。この男は、昨夜からず~っと俺が温め、必要な睡眠時間を快適に過ごさせてやって来たのだ」外部「それをもう切り上げるときだと言ってるんだ。世間では、もう多くの人達が働いている時間だ」布団「世間がなんだっていうんだ。どうせ、もうこの男は働いたりはしない。この歳で肉体を酷使するより、俺のなかで快楽をむさぼってい...私の争奪をめぐる朝の闘争布団vs外部

  • 【今日の昼食 五目うどん】

    具は揚げ、白菜、ねぎ、舞茸、生わかめ。ひと手間は揚げを予め別途煮たこと。出汁が濁ったり油が浮くのを避けるため。出汁は関西風白出汁。暖かくて美味しかった。発想は冷蔵庫の残り物の活用。【今日の昼食五目うどん】

  • 初めて読んだムスリムについての小説『帰りたい』カミーラ・シャムジー

    ムスリムに関する小説で、私には初体験になる。作家、カミーラ・シャムジーはパキスタン出身でアメリカの大学で学び、2013年にイギリスの国籍を取得した女性で、この小説にも彼女自身のパキスタン系のイギリス人としての体験が盛り込まれている。ただし、彼女自体がムスリム(イスラム教徒)であるかどうかはわからないが、その出自からみて、ムスリムへの理解やシンパシーをもっていることは確実だろう。物語は、作者と同じように、パキスタンからイギリスに渡ったムスリム二家族の話に集約される。そのうちの一家で登場するのは3人姉弟。その父は一家を顧みず、ジハードの戦士として駆け巡り、アメリカ軍によって捕獲された後、拷問を伴う取り調べを受け、グアンタナモ米軍基地へ連行される過程で亡くなったとされるが、その死の真相は明らかではない。その後、...初めて読んだムスリムについての小説『帰りたい』カミーラ・シャムジー

  • 極寒の中の涙のエアコン騒動記

    10年ぶりの大寒波が叫ばれた24日の午後20時頃から、居間&ダイニングキッチン共用のエアコンがまったく効かなくなった。本体も室外機も動いてはいるが、マイナス何度かの空気が送られてくるのみ。これは寒さに弱い私を凍死させようとする筋からの陰謀にほかならない。ディーラーを通じて依頼したメーカーからの修理は、27日とのこと。3日間、外界とほぼ変わらぬ室温のなかで耐え抜かなければ・・・・。マイナス40度の極寒のシベリアで生き抜いた亡父を思う。父よ!わが耐寒力になにとぞ加護を!う〜っ、ブルブルッ・・・・というわけで、4日目の27日、4日目にしてやっとメーカーの修理人登場。しばらくいじっていたら温風が。えっ、なんで、これじゃボケ老人が壊れてもいないのに、やたら騒ぎ立てたみたいじゃない。この何日間、寒さに耐えてきたのは何...極寒の中の涙のエアコン騒動記

  • 木曽川渡し場遊歩道(かぐや姫の散歩道)へ行く

    もう二週間ほど前になる雨の日、近所のサークルの人たちと一緒に岐阜県は可児市の木曽川沿いにある「木曽川渡し場遊歩道」、別名、「かぐや姫の散歩道」へ行った。渡し場遊歩道というのは、かつて、この近くに木曽川の両岸を結ぶ渡し船の発着場があったからだ。別名のかぐや姫云々は、鬱蒼としていた竹林を地元の人たちが整備し、快適な遊歩道にしたことによる。あいにくの雨とあって、私たちの他には歩く人はいなかったが、600メートル続く竹林と、そこを行き交う小路は、川霧に煙る木曽川と相まって、なかなかの風情を醸し出していた。なお、途中の一群の竹に、120年に一回といわれる、竹の花を見かけた。ただしこの様子からみるに、昨年咲いたものの残滓と思われる。竹の花は、最後から4枚めと3枚め。最後の2枚は、遊歩道近くで見かけた宿り木。なお、この...木曽川渡し場遊歩道(かぐや姫の散歩道)へ行く

  • 7メートルの赤鬼出現! 玉性院の節分の前触れ

    22日、名古屋へ出るため岐阜駅へゆくバスの窓から、巨大な赤鬼を目撃し、写真に収めた。バスの窓越しだからうまくは撮れなかった。高さは7メートルという。もちろん初めてではないが、ここ2,3年、見かけなかっただけに懐かしく思った。この赤鬼は、私が子供の頃育った加納の家から10分ぐらいのところにある玉性院というお寺が、2月3日に行う節分吊り込み祭りをPRするためのもので、毎年、2箇所に建てられる。この吊り込み祭り、鬼に扮した厄男を御輿に乗せて担ぎ、寺院へ繰り込む祭りで、毎年、岐阜の節分の風物詩となっている。それがここんところのコロナ禍で中止されていたせいで、3年ぶりぐらいのご対面となったわけだ。その懐かしさと、子供の頃の想い出とがオーバーラップして一層親しみを感じた次第。なお、鬼と一緒に南税務署の看板が見えるが、...7メートルの赤鬼出現!玉性院の節分の前触れ

  • 蝋梅の香

    郵便物を出しにポストまで。ここ2,3日、まったく歩いていないことに考慮し、帰途はいくぶん遠回りして散歩の真似事。かつてよく来た道端で、びっしり花をつけた蝋梅を発見。ここにこんなのがあるなんて。この季節には通りかかったことがなかったのだろう。スマホで撮影。近くに寄ると、マスク越しにもかかわらず、その馥郁たる香りが鼻孔を攻めることしきり。春の先駆けといったところだが、予報に依ると今週末と来週は大寒波が襲来とのこと。今月、あと2回の名古屋詣でともろにぶつかるようだ。寒いのは嫌だなぁ。蝋梅の香

  • 沈黙のなかでこそ耐えられる哀しみ 小説『アイダホ』を読む

    注意深く読み進めないと、作者が(そして登場人物が)慎重に隠しおおせようとした真相がみえてこない。この小説についての他の人たちの感想を参照してみたが、そこを読み取った上でのものは意外と少ないようだ。にもかかわらず、肯定的な評価が多いのは、そうした「真相」にたどり着けないまでも、そこに描かれた状況の美しさ、趣の深さ、表現の鋭さ、などなどがそれ自体で読ませる豊かさをもっているからだろう。350ページの長編で、登場人物もまあまあの数だが、物語は二人の女性が交互に登場する基本構造でもって進む。その一人は、アイダホ北部の山地で、夫との間に二人の娘をもっていたのだが、下の娘を斧の一撃で殺害した「として」逮捕され(その際、長女はその場から逃がれ、行方不明になっている)、裁判にかけられたのだが、いっさいの自己弁護をすること...沈黙のなかでこそ耐えられる哀しみ小説『アイダホ』を読む

  • 私に出来ることはなかったのか?今年四っ目の訃報に際し。

    今年四っ目の訃報、私の二周りほど下の六〇になったばかりの女性・・・・しかもどうやら・・・・。ネット上のみの知り合い女性、だが、付き合いは二〇年以上で、その私生活もかなり知っていた仲だ。予兆はあった。昨年はとても危険な状況で、メッセや手紙で必死に説き伏せ、一時は回復した模様なので安心していたのだが、やはり、そうした事態にはド素人の私、その力の限界を知らされてとても打ちのめされている。なにか、私がすべきこと、出来ることがあったのだろうか?一人息子と連れ合いとの生活、その連れ合いも彼女の危機をよく知っていたはずで、しかも専門医にかかっているということで、私の出る幕ではないと思っていた。住まいも遠方なのでおいそれと逢うわけにもゆかなかった。なんか虚しい。ネット上のコミュニティでは、「モーツァルト」「鶴見俊輔」「ハ...私に出来ることはなかったのか?今年四っ目の訃報に際し。

  • 忙しいので身辺雑記でまたもやスルー。

    今年の一月は例年になく何やかやとすべきことが出てきてまとまったものを書く余裕がない。身辺雑記のようなことばかりでこれではダメだとは思っているのだが・・・・。早く去れ!むやみに多忙な一月よ!ということで今回は漬物の話。漬物は食の常備予備軍として切らさないようにしている。正月前に漬けた白菜漬けと赤カブの漬物、それに聖護院大根の千枚漬けを食べきったので、あとの二つをまた漬けた。千枚漬けはすぐ食べられるが赤カブは二,三日あとからだ。やがて全体が真っ赤になる。後ろにあるのは、聖護院大根の皮を千切りにして塩もみにし、柚子と鷹の爪をあしらった即席漬物。この即席漬物、パリッとした歯ざわりと大根特有のややピリッとした味わいでけっこういける。これは普通の大根をおでんなどのために皮を剥いた際にも、必ず作るようにしている。こんな...忙しいので身辺雑記でまたもやスルー。

  • わが家の越年の紅葉・その2

    同人誌原稿締め切り(10日)になんとか滑り込んでセーフ。しかし今度は、所属しているある会の例会の報告者として責務が10日後に迫っている。こちらは口頭での発表だから、校正段階での訂正などは効かない一発勝負だ。話すべき事柄の骨子と時間内にそれを収めるリハーサルをしなければ・・・・。だからこのブログも手抜きになる。わが家の越年の紅葉、その2弾を載せて当面のその責を果たすこととする。ユキヤナギの紅葉ツツジの紅葉を逆光でツツジは一斉に紅葉することはないルビーのように真っ赤に紅葉する南天全く紅葉しないものもある*桜の紅葉三題桜は樹全体が紅葉することはない。あ、きれいに紅葉したなと思うとその葉は翌日には落葉している。かくてわが家の桜は、今はもう裸状態。わが家の越年の紅葉・その2

  • 新春にあまりふさわしくない三題 花火・銃撃・訃報

    ■浴衣がけで団扇を手に高台から花火大会を観ていた。その花火大会は一箇所の打ち上げ場からではなく、街のあちこちから上がっていた。しばらく遠くでもどかしかったが、ついに目の前で上がった。誰かが甲高い声で「玉屋〜っ!」と叫んだ。私も負けじと「鍵屋〜っ!」と叫び、その声で目が醒めた。■私の学生の頃、授業中居眠りしてたりいたずらしていると教壇から白墨が飛んできたが、今アメリカでは、学童の拳銃が教師に向かって火を吹くようだ。https://www3.nhk.or.jp/.../20230107/k10013943781000.html■年が改まってまだ一〇日なのに、もう訃報が三件も。そのうち二件は私より年下。この計算でゆけば、今年は一〇〇件ほどの訃報に接することとなる。まあ、そのうちの一件は私の可能性もあるので、私の...新春にあまりふさわしくない三題花火・銃撃・訃報

  • 新春初の図書館通い 幻想図いろいろ

    同人誌締め切り間近。結語部分で呻吟している。ハイ、これが結論です・・・・なんてありっこないだろう。この複雑怪奇な世の中で。え?それいい訳だろうって?そうです・・・・って居直るほかないのだ。一月七日、夕刻、今年最初の図書館へ。写真はそこでのもの。七草粥は食わず。新春初の図書館通い幻想図いろいろ

  • 新春の植物三題 川柳付き

    正月二日、息子夫妻来宅。息子の連れ合いの親類からという太い泥付き根深を大束でいただく。年末に買った在庫があったので、ひとまず植えて置くこととし、その半分をこの白鉢に、残り半分は別のプランターに植える。しばらくは葱を買う必要はない。この太いのは、じっくり焼いてメインディシュになりそう。白鉢に根深深々植えにけり亡父の遺品、多分樹齢四〇年ほどの紅梅の鉢に蕾が。折しも今日は小寒の入りとか。小寒に春告ぐ紅梅の蕾庭に残った残菊、なんとなく親しみが・・・・。越年の残菊のごとわれも亦新春の植物三題川柳付き

  • サボった分だけ忙しい&わが家の越年の紅葉

    正月、2日間はのんびり過ごしたが3日からは忙しい。7日に図書館へ返す図書が2冊あるが、どちらも中途半端にしか読んでいない。10日に同人誌の原稿締切りだが、ある程度は書いたものの、最後の結語部分の落とし所で悪戦苦闘。ここが肝要なのだが・・・・。年越しとともに、南天の葉の赤みが増してきたようだ。あと、黄色は桜。今季はうまく紅葉しなかったかもしれない。しかし、わが家はこの時期、紅葉のピークを迎えている。サボった分だけ忙しい&わが家の越年の紅葉

  • わが元日の食卓 基本は母譲りの田舎料理

    うちのおせちは田舎の百姓出の母譲りのものに私が若干のアレンジを施したものです。海老、蟹などの海産物はありません。海に縁があるものは数の子に田作り、それに昆布巻きでしょうか。昆布巻きは面倒なので作りません。数の子と田作りは欠かしたことがありません。数の子は子孫繁栄だそうですが、それを願う気持ちは希薄で、ただ、子どもの頃から美味しかったからにすぎません。田作りは欠かせません。昔、イワシが豊漁の折、田畑の肥料にしたというのがいわれだそうですが、それはともかく、田作りは百姓の命なのです。いささか綺羅びやかなのは、私の俗流美意識です。料理が拙劣なほど虚飾を要するのです。今年、最初に口に含んだ酒は、60数年来の友人Yさんが昨秋に送ってくれた愛知産米で愛知の麹を用いた愛知の酒蔵でのこだわりの純米吟醸酒「鷹の夢」でした。...わが元日の食卓基本は母譲りの田舎料理

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