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2015/12/19

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  • 「スパイの妻」(20・日)80点

    ・個人と社会を追究し続ける黒沢清のラブ・サスペンス。太平洋戦争へと向かう激動の時代、神戸の貿易会社経営夫婦のミステリアスな展開を描いたエンタテインメント・ストーリー。「ドライブ・マイカー」(21)の濱口竜介が野原位と共同でオリジナル・シナリオを書き、山本晃久プロデューサーによって映画化が実現した。20年6月NHK・BS8K放送の劇場版で、黒沢清監督がヴェネチア映画祭銀獅子(最優秀監督)賞を受賞している。ホラーの巨匠として海外でも名高い黒沢だが「トウキョウソナタ」(08)以降は現実社会の歪みや問題を背景に個人の在り方はどう在るべきかを追求する描写にウェイトを置いている。本作は監督が予てより願望していた時代<太平洋戦争開戦の不穏な時期>を再現するために、撮影場所や衣装・美術などにかなりの拘りが見られる。そしてアップ...「スパイの妻」(20・日)80点

  • 「大砂塵」(54・米)70点

    ・主題歌が大ヒットした異色の西部劇。ロイ・チャンスラーの小説「ジョニー・ギター」を西部劇専門の製作会社リパブリック・ピクチャーズで映画化。監督は「理由亡き反抗」(55)のニコラス・レイで、ペギー・リーが歌う「ジャニー・ギター」が大ヒットしたことで有名な西部劇。主演は本作の映画化権を最初に持った大女優ジョーン・フォーンティーン。赤い岩山がそびえ立つアリゾナの砂嵐が舞う鉱山の街に、ギターを背にした男が酒場ヴィエンナに入っていく。後を追うように酒場に入ってきたのは女牧場主エマを始めとする地元の有力者や保安官たち。鉄道開通を見込んで酒場経営の拡大を計ろうとするヴィエンナと今の生活をおびやかされるのでは?と不安を持つ街の人々。なかでもエマは兄殺しの疑いをヴィエンナに持つが、ヴィエンナはダンシング・キッド一味だという。そこ...「大砂塵」(54・米)70点

  • 「殺すな」(22・日)70点

    ・藤沢周平の短編を映画化した井上昭監督の遺作。江戸時代の下級武士や庶民の暮らしを通じて愛の物語を綴った藤沢周平の原作「橋ものがたり」からの一編を時代劇専門チャンネルで映画化。同時に劇場公開もされている。本所の長屋で暮らす浪人・小谷善左衛門と船頭・吉蔵とお峯の心の内を情感たっぷりに描いた人情ドラマ。監督は公開直前に93歳で亡くなった時代劇の井上昭で<愛のものがたり>を丁寧に綴っている。最近時代劇製作がメッキリ少なくなり、劇画調か大河ドラマ風が僅かに残るのみ。大映映画で勝新太郎の「座頭市二段斬り」(65)、市川雷蔵の「眠狂四郎多情剣」(66)などを手掛け、TVで「剣客商売」や「鬼平外伝」など数々の時代劇を監督した井上昭にとって最後の作品となった。主演の中村梅雀は風貌から醸し出す飄々とした温かみのある人物像だが、かつ...「殺すな」(22・日)70点

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