chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
映画人生はこれから!
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2015/12/19

  • 居眠り磐音(19・日)65点

    ・主人公のイメージにぴったりな時代劇初主演の松坂桃李。このところメッキリ少なくなった時代劇を「必殺」「鬼平犯科帳」シリーズの老舗である松竹が久々に製作した王道のエンタテインメント時代劇。佐伯泰英の原作を本木克英監督、藤本有紀脚本で主演・坂崎磐音を松阪桃李が演じている。豊後・関前藩で許嫁の兄で友でもある小林琴平(柄本佑)を斬り脱藩、江戸で長屋住まいをしてる磐音。鰻裂き職人の傍ら両替商今津屋の用心棒として働くが、新貨幣発行の利ザヤ争いに巻き込まれてしまう・・・。時代劇初主演の松坂は王道の二枚目浪人剣士にピッタリな風貌での好演で、市川雷蔵や田村正和といった過去の時代劇スターの後継者になり得る存在と言っては褒めすぎか?全51巻もの大ヒット時代小説の映画化はシリーズ化を狙っての本作であったが、残念ながら興行的に失敗...居眠り磐音(19・日)65点

  • 「クライ・マッチョ」(21・米)75点

    ・コロナ禍・91歳で監督・主演したC・イーストウッドのネオ・ウェスタン'78年、ロディオの元大スターだった孤独な男が旧知の牧場主から息子を連れ戻して欲しいと頼まれメキシコへ渡り、二人でアメリカへ戻ろうとする老カウボーイと少年の交流を描いたロード・ムービー。本作の企画は何と40年前にあったとのこと。クリント・イーストウッドが50歳で「ブロンコ・ビリー」(80)を監督・主演していた頃だ。N.リチャード・ナッシュ原作の主人公は38歳だが、彼は初老の元ロディオ・スターのイメージで映画化を考えロバート・ミッチャムをキャスティングしようとしたが実現しなかったという。監督50周年40作目企画で再浮上した本作はシュワルツネッガーが候補になったが実らず、御大自ら主演の運びとなり「グラン・トリノ」(08)の脚本ニック・シェン...「クライ・マッチョ」(21・米)75点

  • 「君たちはどう生きるか」(23・日) 70点

    ・日テレ傘下入り前・宮崎駿最後の?ジブリ作品。ポスターのみで事前宣伝を一切行わなかった宮崎駿13作目は公開後ファン賛否が渦巻いていたが、ここに来て沈静化しつつあるようだ。筆者は「風の谷のナウシカ」(84)以来2度目の劇場公開での鑑賞というほど宮崎アニメには疎い人間だが「千と千尋・・・」など公開後話題作は観ていたので恐らく遺作になるだろう本作は劇場鑑賞した。ひと言で言えば総集編である。作画は本人ではないが随所に過去の作品を思わせるシーンが現れ宮崎ワールドに魅了される。時代は1944年、10歳の少年牧真人。入院中の母を亡くし父の経営する軍需工場へ疎開した2年間のファンタジー。宮崎の生い立ちとオーバーラップするが実年齢(3歳)とは合致しないため自伝的要素を織り込んだもの。多感な少年時代、大好きな母を亡くしその妹...「君たちはどう生きるか」(23・日)70点

  • 『リオ・ブラボー』 70点

    リオ・ブラボー1959年/アメリカ痛快・娯楽西部劇の教科書的作品ハワード・ホークス監督ジョン・ウェイン主演4作品の2作目。ジネンマン監督「真昼の決闘」のアンチテーゼとしても有名な痛快娯楽西部劇。筆者にとって東京・池袋の2番館で「突撃隊」(S・マックイーン主演の戦争映画)との2本立てで観た想い出深い作品だ。奥手?の16歳の少年にとって筋立て・キャスティング・演出・映像・音楽全てに魅了された作品でもあった。特にJ・ウェインの保安官役はそのたたずまいだけで映画を成立させ、当時の石原裕次郎を連想し、アル中で早撃ちのディーン・マーティンの役作りは準主役とはこういうものだと納得!女賭博師で踊り子役のアンジー・ディキンソンはホークス的女性像の典型で西部劇には欠かせない憧れのヒロイン像。脇を固めるコメディリリーフにウォル...『リオ・ブラボー』70点

  • 「旅立ちの時」(88・米)80点

    ・生い立ちとクロスオーバーするR・フェニックスの青春ドラマ。社会派監督シドニー・ルメットが逃亡生活している家族愛を描いたナオミ・フォナー原作・脚本により映画化した感動のドラマ。クリスティーン・ラーチ、ジャド・ハーシュの両親が演じ、17歳の長男をリバー・フェニックスが好演、オスカー助演男優賞にノミネートされた。70年代反戦活動家だった両親はベトナム反戦活動中ビル爆破で犠牲者を出し逃亡生活を送っていた。長男ダニーは2歳から生活をともにしてニュージャージーの小さな町で音楽の才能を認められるが、その出仕から未来は思うようになるはずもなかった。ダニーを演じたR・フェニックスは「スタンド・バイ・ミー」(86)のクリス役で注目されたが本作の瑞々しい演技で<ジェームズ・ディーンと並ぶ永遠の青春スター>として強烈な印象を残...「旅立ちの時」(88・米)80点

  • 「ダンディ少佐」(65・米) 60点

    ・難産だったS・ペキンパー大作初演出の西部劇。ハリー・ジュリアン・フィンク原作を詩情豊かなバイオレンスの巨匠といわれたサム・ペキンパーが共同脚本化・演出した大作デビュー作品。南北戦争最中の北軍ヘンリン砦。ヘンリー少佐が混成部隊を引き連れ、命令なしのアパッチ族チャリバ追討のためメキシコ国境へ向かう物語。ヘンリー少佐に扮したチャールトン・ヘストンと捕虜の南軍大尉タイリーン役のリチャード・ハリス競演が最大の見どころだ。序盤は軍服を身に纏った颯爽としたダンディが、部下だけでなく民兵や南軍捕虜など出仕や人種も様々な隊を強烈なリーダーシップで隊を率いていくさまが描かれる。ところが中盤メキシコ国境を越え逃げ込んだチャリバを追い、自由メキシコ軍と対立中の仏軍駐屯の村で滞在するあたりから空模様が怪しくなってくる。期間限定で...「ダンディ少佐」(65・米)60点

  • 「幸せへのまわり道」(19・米) 70点

    ・脇に回ったT・ハンクスの独壇場。20世紀後半の世相を背景に、子供向け人気TV番組MCフレッド・ロジャースと彼を取材した雑誌記者との心温まる交流を描いたヒューマン・ドラマ。ロジャースに扮したトム・ハンクスが脇に回って主演のマシュー・リースを支え、オスカー助演男優賞にノミネートされた。監督は「ある女流作家の罪と罰」(18)のマリエル・ヘラー。日本ではあまり馴染みがないが、アメリカでは<セサミ・ストリート>と並んで有名な子供向け長寿TV番組<ミスター・ロジャースのご近所さんになろう>のMCフレッド・ロジャース。雑誌・エスクワイアの辛口記事で定評のある記者ロイド・ヴォーゲル(M・リース)が取材をすることに。気が進まないまま収録現場を訪れるが、逆に質問攻めに合いロイドが家族に問題を抱えていることを見抜かれてしまう...「幸せへのまわり道」(19・米)70点

  • 怪物(23・日)80点

    ・「羅生門」の構成に似た是枝・坂元コンビによる人間ドラマ。是枝裕和監督5年ぶりの邦画は、TVドラマのヒットメーカー坂元祐二のオリジナル脚本によるカンヌ映画祭脚本賞受賞作品。川村元気プロデューサーが<45分3本立て企画>を監督に提案したのがキッカケで、6年前トークショーで意気投合したコンビにより映画化が実現した。タイトルバックでビルの火災シーンで始まるドラマは、タイトルといいミステリアスなドラマで始まる。一人息子・湊(黒川想矢)を溺愛するシングルマザー・早織(安藤サクラ)の日常はホームドラマそのもので、火災シーンは対岸の火事に見えた。ある日、湊が学校で怪我をしたわけを聴くと担任教師・保利(永山瑛太)に殴られたという。ドラマは早織の視点で始まり、保利の視点へ移り、最後は湊の視点で事実が明らかになっていく。観客...怪物(23・日)80点

  • S・スピルバーグ✕R・ディカプリオ✕T・ハンクスが醸し出すビター・スウィートな作品。

    フランク・W・アバクネイルの自伝小説「世界をだました男」をスティーヴン・スピルバーグ監督、レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクスの共演で映画化。’68年、NYブロンクスヴィルに住む16歳の高校生フランクJr(R・ディカプリオ)が、両親の離婚をキッカケで家出。生活のため小切手詐欺に手を染めるが上手く行かない。パイロットに成りすますことがキッカケで成功するのを手始めに医師・弁護士として偽名を使いFBI捜査官カール(T・ハンクス)との追走劇が繰り広げられる。昔から偽名を使った詐欺事件の映画は数多くあって楽しませてくれている。筆者は「チャップリンの殺人狂時代」(47)、「スティング」(73)、「ペーパー・ムーン」(73)などが好みだが邦画では「クヒオ大佐」(09)が本作によく似ている。事実だがウソのようなストー...S・スピルバーグ✕R・ディカプリオ✕T・ハンクスが醸し出すビター・スウィートな作品。

  • 「キャスト・アウェイ」(00・米) 70点

     ・身体を張ったT・ハンクスの大熱演。メンフィスにある世界宅配便・フェデックスのシステム・エンジニアがマレーシアへ飛行中に墜落し無人島にたどり着く。孤独な4年間のサバイバル生活を経て帰還する男の人生を描いた人間ドラマ。「フォレスト・ガンプ/一期一会」(94)のロバート・ゼメキス監督、トム・ハンクス主演のゴールデン・コンビによる映画化で共演は「恋愛小説家」(95)のヘレン・ハント。フェデックスと言えばゴルフPGAツアーの年間スポンサーとしてお馴染みだが、宅配便会社の最大手。自社便が墜落するストーリーで始まる本作ではイメージダウンになりはしないか?と思うが、フレッド・スミスCEOが本人役で出演するなど全面的協力がされている。お陰で事実をもとにしたのでは?と思うほどリアリティにこだわり不自然さを極力排除したシナ...「キャスト・アウェイ」(00・米)70点

  • 「遠い空の向こうに」(99・米)75点

    ・実在人物の自伝的小説を映画化した感動の青春ドラマ。NASAの元エンジニアだったホーマー・H・ヒッカム・ジュニアの原作「RokecketBoys」をジョー・ジョンストン監督・ジェイク・ギレンホール主演で映画化。原題「OctoberSky」は原作のアラグラムとなっている。舞台は1950年代ウェストヴァージニアの炭鉱の町に住む高校生ホーマー(J・ギレンホール)がソ連の人工衛星スプートニクに衝撃を受け、仲間4人で「ロケット・ボーイズ」を結成。ロケット開発に夢中になり何度の失敗や困難を乗り越えながら夢を諦めず挑戦するという感動のストーリー。炭鉱の町をテーマにした作品は良作が多く、古くはジョン・フォード監督「わが谷は緑なりき」(41)をひっとに筆頭に同時代では「ブラス!」(96)・「リトル・ダンサー」(00)など英...「遠い空の向こうに」(99・米)75点

ブログリーダー」を活用して、映画人生はこれから!さんをフォローしませんか?

ハンドル名
映画人生はこれから!さん
ブログタイトル
映画人生はこれから!
フォロー
映画人生はこれから!

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用