まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真&旅ブログです。シンガポール在住経験あり。
シンガポールをはじめ、国内外各地のまち歩きと写真撮影を続けています。 地域が活性化し元気になること、そのお手伝いをすること、それが私のミッションです。
ラグビー・ワールドカップで、日本は強豪アイルランドに勝ちましたね。 日本は、素晴らしいゲーム運びでスキがなかったです。 学生時代からのラグビーファンとしては、まったく感無量の勝利でした。 本当に嬉しかったです。 さて、この週末は地元の八幡神社の秋祭りでした。 今年もウォーキングがてら、お参りしてきました。 例年と同じく沢山の露店が出ていて、それらを冷やかしながら見て歩くのも面白かったです。 境内では、バンド演奏もありました。 地元の小さな神社ですが、お祭りの日はどこかしら賑わいとワクワク感があって楽しいですね。 子供時代を思い起こした週末となりました。 旅行・観光ランキング
今回まで計12回に亘って、初秋の能登の旅を綴ってきました。 能登は、平成23年に「能登の里山里海」として我が国初の ”世界農業遺産” に認定されました。 今回、奥能登を中心にあちこち見て歩きましたが、これほど ”人の生業” と ”海、山” との距離が近いところはないのでは、と感じました。 自然環境と上手に調和した生活が、ここでは営まれているように思います。 写真は「のと里山空港」(能登空港)の近くで撮った初秋の里山風景です。 そこには、まるで昔話に出てくるような里山の景観がありました。 次の写真は、小川の水流で動かす発電機を撮ったもの。 これは珍しいです。 私も、今回初めて見ました。 自然環境…
奥能登の輪島市から国道249号を南下して、「気多大社」(けた・たいしゃ)にお参りしてきました。 場所は、能登半島の付け根にある羽咋市(はくいし)寺家町にあります。 この神社は、能登国の一宮(いちのみや)ですね。 創建は古く、およそ2,100年前とも伝わっています。 ご祭神は、出雲大社と同じ大国主命(大己貴命)です。 このことから、ご利益は ”縁結び” といわれています。 さらに近年は、気多という名前から気が多く通じるという連想で、パワースポットとしても人気があるとか。 そういえば、お参りする若い女性の姿が目立つように感じました。 日本海に面して建つお社は、清浄な雰囲気で大変に立派なものでした。…
奥能登には曹洞宗の大本山として栄えた「總持寺祖院」があると聞き、訪ねてきました。 場所は、輪島市門前町にあります。 写真は、山門を撮ったもの。 総ケヤキ造りの立派な山門で、昭和7(1932)年に再建されたものらしい。 この「總持寺祖院」は、もともと1321年に創建された曹洞宗(禅宗)の大本山ですね。 能登の「總持寺」は、明治31(1898)年の大火によって、ほぼ全山を焼失してしまいました。 その後、再建はされたものの移転が検討され、明治44(1911)年に鶴見(横浜市鶴見区)へと移転遷祖されました。 これを機に、能登の「總持寺」は「祖院」と呼ばれるようになったそう。 能登から遠く離れた鶴見(横…
昨夜は、後楽園ホール(東京)で行われたボクシングの試合を観戦してきました。 ビジネススクール時代の友人に誘われたのですが、我が人生初の体験でした。 写真は、WBOアジアパシフィックスーパーフライ級王座決定戦です。 ボクシングは初めての観戦でしたが、会場の熱気など凄かったですね。 観客に若い女性が沢山来ているのにも驚きました。 これから日本でも、スポーツビジネスがますます盛んになると思います。 とりわけサッカーやバスケ、野球など地域に根ざしたスポーツビジネスでは、それで地域振興を図ることが出来る時代となっていくことでしょう。 ボクシングの試合を観戦しながら、何故だかスポーツビジネスと地域活性化の…
昨夜からラグビーのワールドカップが始まりましたね。 日本は初戦のロシアに順当勝ちで良かったです。 日本開催なので、少なくともベスト8までは行って欲しいと思います。 さて、能登の旅の続きです。 輪島で見たかったものに「黒島地区」の伝統的町並みがあります。 ここは、輪島市門前町黒島町(もんぜんまち・くろしままち)です。 町名が重なっている住所ですが、これは市町村合併のせいですね。 まず黒島村と門前町(曹洞宗・總持寺祖院があります)が合併し、さらに輪島市と合併して現在の住所になったということでしょうか。 ちょっと、ややこしいですね。 「黒島地区」は、江戸期に幕府直轄の天領となり、さらに北前船の廻船業…
今回、能登の旅で一番見たかったのが「白米千枚田」(しろよね・せんまいだ)です。 場所は、輪島市白米町の国道249号線と日本海に挟まれた崖地にあります。 これまで日本全国や東南アジアを旅するなかで、結構な数の棚田(千枚田)を見てきました。 棚田を眺めていると、不思議と心が安らぐのです。 なかでも「白米千枚田」は、2011年に世界農業遺産に認定(「能登の里山里海」)されたこともあって、以前から一度は見てみたいと思っていました。 実際に訪れてみると、急な崖面が日本海へと落ち込んでいく斜面に、びっしりと棚田が並んでいました。 とてつもなく沢山の田んぼがあるように見えますが、現地の案内板によると、その数…
輪島(奥能登)では旅館に宿泊しました。 夕食は街なかで食べたかったので、朝食のみが付いたプランとしました。 最近は和風旅館でも、泊食分離のプランを選べるところが多くなってきましたね。 宿泊客が夕食を外で食べると、街の賑わいにつながるうえ、経済的な波及効果が町のあちこちへと広がるメリットがあります。 また、外国人観光客にとって1泊2食付き料金というのは、馴染みがないうえに、どうも不合理(宿泊代と食事代の区分が不透明)と感じるようです。 私自身は、旅館の豪華絢爛な夕食も大好きですが、一方で、街なかの居酒屋などでその土地の素材を活かした料理を食べてみたいとも思います。 まあ、宿泊客にとって選択肢が広…
久しぶりのブログ更新となりました。 先日の三連休は、家に籠って本を読んだり、調べ物をしたりと、ノンビリ過ごしていました。 先週初めの台風襲来で通勤に苦労したこともあって、せっかくの連休でしたが外出する気力が出ませんでした。 今週は4日間出勤すれば、また三連休なので、何とか頑張りたいと思います。 さて、奥能登の旅の続きです。 今回の旅では輪島で宿をとり、翌朝に「輪島朝市」を見て来ました。 この朝市は、市内の河井本町通り(朝市通り)で、ほぼ毎日、朝8時から昼頃まで開かれています。 平安時代から続く朝市と歴史は古く、今も沢山の露店が並んでいます。 ここで売るのは、近郊の農家や漁師町のおばちゃん達が多…
能登の原風景は、やはり ”里山と里海” にありますね。 とりわけ、”海” と ”人の生業・営み” との距離感が本当に近い。 このことは、能登に着いてあちこち見て歩くなかで、特に強く感じるようになりました。 写真は、七尾湾(内浦)沿いを走る「のと鉄道」を撮ったもの。 場所は、穴水町の根木あたり。 小さな列車は、まるで内浦の海や背後から迫る山の緑と一体化しながら走っているように見えます。 自然と溶け合った絵になる風景です。 今回、能登には飛行機(ANA便)で訪れました。 その昔(昭和の頃)、初めて能登を旅したときは、輪島まで鉄道で行った記憶があります。 調べてみると、かつて旧国鉄が運営していた路線…
七尾湾沿いの国道249号線をクルマで走っていると、海のなかに丸太を組んだ櫓(やぐら)が見えました。 場所は、穴水町の根木あたり。 一体何だろうとネットで調べたところ、これは「ボラ待ちやぐら」らしい。 丸太を四角錐の形に組んで作った漁業用の櫓だとか。 高さは10mほどで、上部は人間が座れるようになっています。 この櫓をボラが回遊してくる入り江に立て、上から監視しつつ、魚の群れが網に入ってくると引き上げて生け捕りにするそう。 江戸時代から続く伝統的漁法で、最盛期には穴水町周辺で40基ほどもあったらしい。 ボラと言えば、卵巣から作られる「カラスミ」が有名ですね。 「カラスミ」は、わが国の三大珍味の一…
能登の親不知「曽々木海岸」 & 天然活魚「今新」でランチ(能登その3)
奥能登の「曽々木海岸」へとやってきました。 場所は、輪島市と珠洲市の境界近くにあります。 この海岸は、背後から岩倉山が迫っているうえ、日本海の荒波をまともに受けることから ”能登の親不知” と呼ばれるほどの難所として知られるところ。 そのシンボルの一つが「窓岩」ですね。 板状の岩の真ん中に直径2mほどの穴が開いていて、見るからに奇岩でした。 これは、流紋岩からなる硬い岩盤が日本海の荒波によって浸食されて出来たものらしい。 まるで窓のように空いた穴ですが、毎年10月半ばには、ちょうどこの穴に夕陽が入り込む姿が見られるとか。 この海岸から見る夕陽は素晴らしいと評判なので、一度くらいは見てみたいです…
奥能登では、 ”海” と ”人間の生業” との距離感が本当に近いと感じました。 海岸沿いをクルマで走っていると、見えてきたのが「揚げ浜式塩田」です。 ここは、仁江海岸(珠洲市)にある「道の駅 すず塩田村」。 製塩を行う ”塩浜” には「揚げ浜」と「入り浜」の二つがあるそうで、能登では1596年(慶長元年)から「揚げ浜」での塩づくりが始まったとか。 「揚げ浜式製塩」は、海水を浜の塩田に揚げて製塩する方法ですね。 作り方は、砂浜にある塩田に海水を撒き、塩分を濃縮させた砂を海水でさらに漉し、塩分が濃い「かん水」を作って、それを大釜で煮るというもの。 とてもシンプルな方法ですが、海水を汲んで塩田に撒く…
月曜日(9日未明)の台風は、関東直撃でしたね。 かなりの風雨で電車も止まってしまい、週明けの通勤は激混みのなかを大きく迂回するなど大変な目にあいました。 最近は、JRも私鉄も計画運休とかで、さっさと電車を止めてしまいます。 確かに、その方が次の予定(対応策)を立てやすくはありますが・・・。 まあ、天気には勝てないので、諦めるしかないですね。 さて、今回からは能登(石川県)の旅です。 能登は、平成23(2011)年に日本で初めて世界農業遺産(「能登の里山里海」)に認定されました。 その代表的な構成遺産である「白米の千枚田」が秋の実りの時期を迎えたと聞いて、久しぶりに能登を歩いてきました。 まずは…
開聞岳から鹿児島空港へとクルマで向かっていると、こんな風景に出会いました。 場所は、知覧周辺でした。 これは、茶畑ですね。 鹿児島ならではの乗用茶摘機で、摘み取りを行なっていました。 綺麗に整備された茶畑と、茶摘機での作業を見ていると、時間がたつのも忘れるほどでした。 鹿児島県は、荒茶生産量が全国で第2位(シェアは約25%)となるお茶の一大生産地です。 ちなみに第1位は静岡県ですね。 一般的に「日本三大茶」は、宇治茶、静岡茶、狭山茶と言われています。 鹿児島県は、荒茶の生産量が多いですが、その大部分は仕上げ加工で他産地の茶にブレンドされてしまいます。 その結果、他産地のブランドで市販されること…
「開聞岳」は、薩摩半島の南端に位置する火山です。 稜線がなだらかに整った山の様子は、別名を「薩摩富士」と呼ばれるのも頷けますね。 「開聞岳」は、深田久弥の「日本百名山」の一つに選ばれています。 標高は924m。 「日本百名山」は、おおよそ1,500m以上の高さを持つ山々から選んでいるそうですが、その例外が「開聞岳」(924m)と「筑波山」(877m)の2座です。 まあ、「山高きをもって尊しとせず」ということでしょうか。 この2座が有する ”山としての品格”(?)が、物理的な高さの基準を上回ったということでしょう。 「開聞岳」周辺には他に山がなく、薩摩半島の南端部では、ほぼどこからでもその姿を見…
開聞岳周辺を歩くなら、ぜひ訪れたいのが「牧聞神社」(ひらきき・じんじゃ)です。 場所は、指宿市開聞十町にあって、前回紹介した「唐船峡」の近くとなります。 この神社は、薩摩国の一宮(いちのみや)ですね。 創建時期は、社伝でも不明なほど古いそうで、薩摩国を統治していた島津氏の崇拝がことのほか厚かった神社だとか。 もともとは開聞岳をご神体とする山岳信仰に根差した神社だったらしい。 現在は木々が繁って見えませんが、本殿の真後ろに開聞岳がくるように建物の配置がなされているそう。 実際にお参りすると、朱塗りの社殿は、とても鮮やかで立派なものでした。 本殿の前にある勅使殿と、その左右の長庁が、とても特徴的な…
名水の涼グルメ「唐船峡そうめん流し」(鹿児島・開聞岳周辺その6)
開聞岳の近くに行ったら、ぜひランチに立ち寄りたい場所がありました 。 それは「唐船峡そうめん流し」です。 場所は、指宿市開聞十町にあります。 ここでは、環境省の「平成の名水百選」に選ばれた「唐船峡京田湧水」を利用した「そうめん流し」を提供しています。 市営のほか2つの民間業者の計3店舗が営業していて、年間約20万人もの利用客があるとか。 大きな特徴は、鹿児島発祥の「回転式そうめん流し」であること。 これはドーナツ型の ”そうめん流し器” に、”水” と ”そうめん” を入れ、水流によって素麺を流す(ぐるぐる廻す)というもの。 テーブル上の ”そうめん流し器” を、家族やグループで囲んで食べる様…
優雅なフォルムの「薩摩長崎鼻灯台」(鹿児島・開聞岳周辺その5)
薩摩半島の最南端に突き出た岬が「長崎鼻」です。 岬の入り口には、前回紹介した「龍宮神社」があり、そこから岬の突端まで遊歩道が整備されています。 遊歩道から見る岬は、空の青さと海の蒼さ、それに白い灯台などが素晴らしい景観を作っていました。 この白い灯台は「薩摩長崎鼻灯台」です。 高さは11mと、やや小ぶりな灯台で、初点灯は昭和32年とか。 円形の大きな庇をまとったフォルムは、なかなかの優雅さですね。 灯台を過ぎると、ごつごつとした火山岩が岩場となって海まで続いています。 岬の先端までは、岩場のなかを歩いていけます。 写真で見ると、こんな感じですね。 岩場にかかる波しぶきが、こちらまで飛んできそう…
はや9月となりました。 新学期が始まったせいか、朝の通勤電車も少し混むようになりましたね。 まだまだ暑い日が続きますが、夏休みモードから仕事モードへと気分を切り替えていきたいと思います。 さて、今回も鹿児島・開聞岳周辺の旅の続きとなります。 薩摩半島の最南端にあるのが「長崎鼻」ですね。 ここは、植生や太陽の日差し、東シナ海の荒波などいかにも南国の風情があって、私の好きな場所の一つとなっています。 転勤で鹿児島に住んでいた頃は、海に浮かぶ開聞岳などの雄大な景色を眺めに、よく訪れていました。 そして、ここにあるのが「龍宮神社」です。 御祭神は豊玉姫(乙姫様)で、社殿は龍宮城を模したもの。 昔から「…
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