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観光研究者のまち歩きフォト日記 https://kaz-r-brand.hateblo.jp/

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真&旅ブログです。シンガポール在住経験あり。

シンガポールをはじめ、国内外各地のまち歩きと写真撮影を続けています。 地域が活性化し元気になること、そのお手伝いをすること、それが私のミッションです。

KAZ2895
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杉並区
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太子町
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2015/11/30

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  • 夕暮れどきの「オアシス21」(名古屋その6)

    夕暮れどきの街並みを見ようと、名古屋の繁華街・栄にある「オアシス21」へとやってきました。 ここは、公園・バスターミナルなどの公共施設と商業施設との複合施設で、2002年に開業したところ。 斬新なデザインが特徴で、「水の宇宙船」と呼ばれる空中に浮かぶガラスの大屋根がシンボルとなっています。 高さが14mあるガラスの大屋根の上には、水が張られていて、その周囲約200mを散策することが出来ます。 実際に歩いてみると、まるで空中を散歩しているような感覚にとらわれました。 その浮遊感が何ともいえず心地よかったですね。 ここから見る名古屋の街並みは、夕焼け空と相まって、とても素晴らしかったです。 反対の…

  • 名古屋めし(名古屋その5)

    名古屋での楽しみの一つに「名古屋めし」があります。 「名古屋めし」は、当地の名物料理を指す造語ですが、その多くは「B級グルメ」の範疇にはいるものです。 基本的に味付けが濃厚で、個性的な料理が多いですが、食べ慣れると無性にその味が恋しくなるという、一種、習慣性(中毒性)のある料理とも言えます。 その昔、転勤で当地に住んでいた頃は、味噌ベースの濃い味付けに魅了されて病みつきになるほどでした。 ミシュランガイド愛知・岐阜・三重特別版(2019年)には、ビブグルマン等の評価で、味噌煮込みうどん、ひつまぶし、味噌カツ、きしめん、天むす等を供する料理店が選ばれています。 写真は「味噌煮込みうどん」を撮った…

  • 名古屋城・西南隅櫓、金シャチ横丁(名古屋その4)

    名古屋城では、公開中の西南隅櫓(せいなん・すみやぐら)に登ってみました。 西南隅櫓(本丸未申櫓とも)は二重屋根、内部三層の櫓で、かつては武具などが収納されていたそう。 大正10(1921)年に災害により倒壊したものの、大正12年に修復されて現在に至っています。 今は、国の重要文化財に指定されています。 急な階段をようやくの思いで登った上層階からは、次のような名古屋市街が見えました。 その昔、転勤で当地に住んでいた頃と比べると、名古屋も高層ビルの数が格段に増えましたね。 当時は、広い道路と沢山の地下街がやけに目立つ街でしたが、高層ビルが立ち並んで街の構造がより立体化したように感じます。 緑も増え…

  • 名古屋城本丸御殿(名古屋その3)

    この週末は、TVでスポーツ観戦をしていました。 ラグビーワールドカップの準決勝で、ニュージーランドが敗れたのには驚きましたね。 今回はイングランドの圧勝といってもよい内容でした。 オールブラックスを応援していただけに少し残念です。 また、箱根駅伝の予選会も面白かったです。 順当に10位以内を確保した大学もあれば、本戦出場を逸した大学もあって、悲喜こもごもの様子が展開されていました。 個人的には、筑波大学が本戦出場権を得たのが嬉しかったです。 何といっても、箱根駅伝の第1回優勝校(東京高師=筑波大学の前身)という伝統校ですからね。 いまから正月の本戦が楽しみです。 さて、「名古屋の旅」の続きです…

  • 名古屋城(名古屋その2)

    名古屋に来たからには、お城を見ないでは帰れません。 「尾張名古屋は城でもつ」(伊勢音頭)と詠われる名古屋城(金鯱城)は、言わずと知れた日本三名城の一つです(他の二つは、大阪城と熊本城)。 今回は、平成30年5月から天守閣が入場禁止(閉鎖)とされているほか、平成30年6月からは復元された本丸御殿が一般公開されていると聞き、名古屋城の現在の様子をぜひ見ておきたいと訪れた次第です。 写真は、正門から入ってすぐの広場から天守閣を撮ったもの。 閉鎖されたと聞いていましたが、以前と変わらない堂々とした姿に、まずは一安心です。 名古屋城は、慶長15年に徳川家康が天下普請によって築城したもの。 それ以降、明治…

  • 大須観音と商店街(名古屋その1)

    久しぶりに名古屋を訪れました。 名古屋には、かつて転勤で2度(通算3年間)住んだことがあり、個人的にも懐かしさを感じる街です。 近年は名古屋駅周辺に高層ビルが立ち並び、ビジネスや商業の中心が栄地区から名駅地区へと移ってきているとか。 街は生き物なので、少し時間がたつと以前とは様変わりしていることがあります。 今回、久しぶりにJR名古屋駅に降り立ったところ、人の多さ、それも外国人の多さには驚きました。 丁度、ラグビーワールドカップの試合(ニュージーランドVSイタリア戦)が豊田市で行われる時期だったこともあるのかもしれませんが・・・。 所用の合間を縫って、まず訪れたのが「大須観音」です。 「大須観…

  • 同志社の近代建築(京都まち歩き#14)

    今回の京都行きでは、所用のため同志社大学に立ち寄りました。 京都の大学は、いかにも大学らしい落ち着いたキャンパスをもつところが多いですね。 同志社大学の今出川キャンパス(京都御所の北、旧薩摩藩邸跡)には、国の重要文化財が5つもあります。 これは凄いですね。 いずれも明治期以降に建てられた近代建築で、煉瓦造りの建物です。 写真は「彰栄館」を撮ったもの。 1884(明治17)年築で、京都では一番古い煉瓦建築物だとか。 アメリカン・ゴシック調の瓦葺き煉瓦造りの2階建てで、設計者はD.Cグリーンです。 この建物は、時計塔が特徴的ですね。 それに瓦葺きというのも、日本人として親しみが持てます。 現在は同…

  • 糺の森と下鴨神社(京都まち歩き#13)

    京都に行くと、たまに訪れるのが「糺の森(ただすのもり)」です。 高野川と賀茂川の合流する三角地帯にある原生林で、その面積はおよそ12万4千㎡(東京ドーム3個分)もあるとか。 この森は、下鴨神社(賀茂御祖神社)の境内にある社叢林ですね。 原生林なので大木や古木などが無数に繁っていますが、森のなかは案外と明るく感じます。 これは常緑の針葉樹が少なく、落葉樹が多いという、この森の植生からくるものらしい。 このため、森林浴を兼ねて森の中を散歩すると、とても爽快な気分になります。 「糺の森」の奥に鎮座するのが「下鴨神社」(賀茂御祖神社)です。 上賀茂神社(賀茂別雷神社)と対になった古社で、賀茂氏の氏神を…

  • 八坂の塔(京都まち歩き#12)

    前回のブログに書いた ”石塀小路” から、さらに南へと少し下がったところにあるのが ”八坂の塔” です。 法観寺(臨済宗建仁寺派)五重塔で、室町幕府6代将軍・足利義教が1440年に再建したものとか。 今は国の重要文化財に指定されています。 その高さは46m(一説には49m)で、東寺(京都)、興福寺(奈良)の五重塔に次ぐ高さだそう。 この塔は周辺のランドマークとなっていて、今では東山の景観に欠かせない建造物として知られています。 写真の手前に写っているのは ”文の助茶屋” です。 落語家・二代目桂文之助が開業した甘味屋さんですね。 このように京都には、至るところに絵になる(フォトジェニックな)風…

  • 石塀小路(京都まち歩き#11)

    京都を訪れると、よく歩くのが八坂神社から高台寺あたりです。 四条河原町の繁華街からも近く、時間さえ選べば静かな散歩道となっています。 八坂神社から八坂の塔(法観寺)方面に歩いていくと、左手(東側)に石塀小路があります。 ここは大正時代に、貸家街として計画的に造られた街区とか。 石垣の塀や石畳の小道に沿って、料理屋や旅館などが立ち並んでいます。 次の写真は、石塀小路へとつながる小さな入り口を撮ったもの。 トンネル状になっていて、まるで異界へとつながっているかのよう。 ここを抜けると、石畳の静かな街並みが現れます。 道に敷いてある石畳は、市電が廃止された後の石材を持ってきたものだそう。 それにして…

  • 松坂屋・旧京都仕入店(京都まち歩き#10)

    久しぶりのブログ更新となりました。 先週末の台風19号は、東日本に大変な被害をもたらしました。 被災された地域の皆さまには、心よりのお見舞いを申し上げます。 一方、ラグビーワールドカップでは日本がスコットランドに勝利、ベスト8進出を決めました。 長年のラグビーファンとしては、本当に感無量です。 次の南アフリカ戦も、良い試合を期待したいと思います。 さて、京都まち歩きの続きです。 写真は、かつての"松坂屋・旧京都仕入店"を撮ったもの。 場所は、前回まで紹介した"無名舎"の道を挟んで、すぐ前にありました。 過去形で書いたのは、この店は2010年の夏に閉鎖された後、解体されてしまったからです。 今は…

  • 京町家「無名舎(吉田家住宅)」その2(京都まち歩き#9)

    今回は、京町家の造りや雰囲気を実際に体験すべく訪れた「無名舎(吉田家住宅)」の続きとなります。 この建物の特徴は、典型的な「表屋造り」(おもてや・づくり)にあります。 「表屋造り」とは、店舗と住居の棟を分けて、あいだに中庭を設けた町家の造りをいいます。 商家のなかでも、大店に多く見られる建物の構造ですね。 ここ「無名舎」の建物には、二つの中庭があります。 店舗側に面する中庭からは、座敷越しに、もう一つの中庭が見える構造となっています(次の写真の通り)。 これは、手前にある日陰の中庭と、奥の日向(になた)の中庭の二つを造ることで、真ん中の座敷に風が通るようにしたものだとか。 京都の暑い夏を、いか…

  • 京町家「無名舎(吉田家住宅)」(京都まち歩き#8)

    京町家の造りや雰囲気などを実際に体験したくて、「無名舎(吉田家住宅)」へとやってきました。 ここは、内部を一般公開している京町家で、現在も住宅として使われています。 場所は、京呉服の問屋街「室町」の一角、新町通六角町にあります。 この建物は、白生地問屋を営んでいた商家で、1909(明治42)年の建築とか。 千本格子の外観が特徴的な建物です。 そして内部は、京都の大きな商家に見られる典型的な「表屋造り」(おもてや・づくり)となっています。 具体的には、道路側から順に、店舗棟、住居棟、土蔵と続き、それらを結ぶ「通り庭」、それに二つの中庭があります。 次の写真は、天井まで吹き抜けた構造で、風を通す「…

  • 京町家(京都まち歩き#7)

    前回まで"京都と水"について綴ってきましたが、今回からは"京町家"です。 京都の街を歩いていると、昔ながらの町家建築(京町家)に出会います。 京町家といっても統一された定義はなく、京都市景観・まちづくりセンターによれば、次のような建物だそう。 「一般的に敷地形状は、うなぎの寝床といわれるように奥行きが長く、構造は伝統的な軸組木造であり、間取りには通り庭、続き間、坪庭、奥庭を保っているか、それらを過去に有していた建物を京町家と呼んでいる」 写真は、京都の街なかで、たまたま見かけた町家を撮ったもの。 場所は、四条通から新町通を北へと少し上がったあたりですね。 この建物には、町家特有の意匠が施されて…

  • 京都ブランドと水(京都まち歩き#6)

    これまで何回かにわたって、京都の水についてレポートしてきました。 三方を山で囲まれた京都盆地の地下には、琵琶湖の水量に匹敵するほどの地下水(211億トン)が眠るといわれています(楠見晴重関西大学教授の調査による。同教授は、これを ”京都水盆 ” と名付けました)。 水に恵まれた京都ですが、飲料水や景観の一部に使われるだけではありません。 これまで水に関連する伝統産業等を数多く生み出してきました。 茶道の三千家(表千家、裏千家、武者小路千家)が、京都に家元をおいているのも水との関わりが大きい。 このほか、染物、清酒、料理、和菓子、豆腐、生麩、湯葉、漬物など、数え上げればきりがないほど。 京の伝統…

  • 錦市場と錦天満宮(京都まち歩き#5)

    四条大橋から鴨川を眺めたあとは、錦市場までやってきました。 錦市場と言えば、京都市民の台所として知られていますね。 場所は、京都の中心街・四条通の一本北、錦小路通にあります。 東西390mの両側に、約130店舗が軒を連ねる商店街。 京野菜、魚介などの生鮮食材や乾物、漬物、おばんざい等を商う専門店がひしめいています。 最近は、地元住民よりも観光客や修学旅行生のほうが多いくらいで、観光化され過ぎの感がしないでもないほど。 今回も、外国人観光客が珍しそうに陳列棚を覗いていました。 この場所に市場(いちば)が立地した理由のひとつが、東端にある錦天満宮にあります。 ここの境内に入ると、水がこんこんと湧き…

  • 鴨川納涼床その2(京都まち歩き#4)

    京都の鴨川納涼床(のうりょうゆか)の続きです。 最初に小ネタをひとつ。 鴨川の納涼床は「ゆか」と読みますが、洛北・貴船の納涼床は「川床」と書いて「かわどこ」と読みます。 また、鴨川は「ゆか料理」、対して貴船は「川床料理(かわどこ・りょうり)」で「ゆか料理」とは絶対に言わないそう。 なるほど、京都の文化は奥が深いです。 さて、京都の夏の風物詩である納涼床ですが、昼間見ると景観上どうかなと思うような構造物でもあります。 そこで京都府では、鴨川条例に基づいたガイドラインを平成20年に施行しています。 「鴨川納涼床審査基準」というもので、京都の景観に配慮した納涼床の外観や構造を具体的に示しています。 …

  • 鴨川納涼床(京都まち歩き#3)

    写真は、京都の鴨川納涼床(のうりょうゆか)を撮ったものです。 京都の文化的基盤(ブランド力)を支える大きな要素が水ですね。 その水を活かした代表的な例が、この納涼床です。 今年はもう終わってしまいましたが、毎年5月から9月まで、鴨川西岸の店が川面に張り出した座敷を設けています。 京都の夏の風物詩ですね。 場所は、二条大橋から五条大橋まで。 毎年、おおよそ90軒ほどが床を出しています。 5月中が「皐月の床」、6月から8月16日が「本床」、8月17日から9月一杯までが「後涼み」とか。 京都の知人に言わせると、5月の「皐月の床」は昔はなかったそう(うろ覚えなので、間違っているかもしれません)。 商売…

  • 加茂大橋からの眺め(京都まち歩き#2)

    京都三名水のある梨木神社(前回のブログで紹介しました)を後にして、出町柳方面へと上ってきました。 鴨川に架かる加茂大橋から、北の方角を撮ったのが下の写真です。 正面が葵公園で、向かって右手が高野川、左手が賀茂川です。 ここで二つの河川が合流して鴨川と名前を変えます。 中洲状の葵公園の向こうには、下鴨神社があります。 京都の景観で大きなポイントとなるのが、この水辺空間ですね。 街なかに川や水辺があると、途端に潤いのある空間となります。 この場所は、地域住民などの親水ポイントとなっていて、川のなかには飛び石が置いてありました。 次の写真は、その飛び石伝いに川を渡っている生徒さん達を撮ったもの。 ひ…

  • 京都三名水「染井の井戸」(京都まち歩き#1)

    先の週末は、旅先で撮った写真の整理をしていました。 その際、まだブログの記事にしていない旅先(写真)が結構あったので、これから順次、紹介していきたいと思います。 ということで、今回から ”京都まち歩き” です。 京都には年に数回ほど訪れる機会があるのですが、今回は急に思い立って出かけてきました。 今度の旅のテーマは、京都の水と町家(それに少しの観光スポット巡り)です。 まず訪れたのが京都御所の近くにある梨木神社(なしのき・じんじゃ)。 明治18(1885)年に創建された神社で、明治維新に功績のあった三条実万と三条実美の親子をお祀りしています。 萩の名所としても有名で、訪れたときは萩の花が沢山咲…

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