山形市民会館が建てかえられる。現在の市民会館が老朽化しているために建てかえるのだが、そのデザインがものすごい。まるでメルヘンの世界だ。当然のごとくこのデザインには賛否両論である。話題性があり、シンボルともなるデザインだと肯定的な人もいるが、建築費の高騰が予想され、そこまでする必要があるのかという否定的な人もいる。私も後者である。山形市の本来の中心街は七日町という、新しい山形市民会館に近い場所であった。しかし七日町は次第に賑わいが消え、特にこのコロナの時期に老舗のデパートも突然廃業し、厳しい状態になっている。起死回生のために人を呼べる施設を考えたのであろう。その気持ちはわからないではない。しかし、この建築費の高騰の中、これだけの施設を作るということは予算オーバーが当然予測される。奇跡的に予算内に収まったとし...新山形市民会館のデザイン