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明日咲く花 http://asusakuhana.blog.fc2.com/

花より男子の2次小説になります。牧野つくしちゃんを主人公に書いてます♪

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2015/10/23

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  • 紅蓮113

    「あらっ、凄い。佐久間さんは、香子さんの事、本当によく覚えていらっしゃるのね。こんなに愛情溢れる方にご幼少期の頃見て頂いたなんて、香子さん貴女本当に幸せね。あらっ、いやだ。もしかして佐久間さんが日本に帰っていらっしゃったのは、香子さん、貴女のお子さんを佐久間さんに見て頂くため?」目を輝かせた静が問えば「えぇ、本当は、そうして頂きたいところですのよ。でも、佐久間、今は新しいお嬢さんを見ているのでしょ...

  • まだ気づかない15 類つく

    「あぁーーーーー」たわわになる葡萄を見つめながら、雪之丞は呟いた。早くくっついちゃえばいいと思ったのも、類に発破をかけたのも自分だ。それでも____類から貰った電話の後、何度も何度もため息をついた。覚悟してたとは言え「結構、キツイよね あぁーーーーあ」そんな雪之丞のボヤキを知らない牧野は、真っ赤な顔をしたまま車を降りて、勝手知ったる我が家の如く、雪之丞のもとに向かって歩き出す。類は、そのあとを__...

  • パンダ徒然に ~受験とマッチョと呼び出しと~

    お久しぶりです。皆さんお元気でいらっしゃいますか?毎年恒例の総誕を無事終え______ほんの少し、書くことを思い出したと同時に、時折、いただくお話の続きが気になりますの。の言葉を思い出し、続きを書きだしました。途中になっているお話の完結を目指してゆっくりと頑張ります。←とりあえず鼓舞するのに宣言しときます!...

  • baroque 96

    雛子がポツリと漏らした言葉を拾い上げ、潮騒の音を聞きながら二人手をつないで歩いている。雛子は、総二郎の話を楽しそうに聞き、総二郎の話を広げ、自然と総二郎が新たに興味を持ちそうな話へと続けていく。「雛ちゃん、雛ちゃんはいま何に興味があるの?」総二郎の問いに、雛子は嬉しそうに「総くんの、織りなす世界かな」「俺の____織りなす世界?」雛子は、コクンと頷くと「えぇ、総くんの手から作り出される世界はとって...

  • 愛なんていらないから02 つかつく

    久しぶりにぐっすりと眠った朝。ベッドサイドに置かれた金を見た。なんだこれは?もう一度見ても、変わらずにそれはそこに置いてある。まぁそれはそうだ。あるものがないという方が物理的に可笑しいのだから。それにしてもだ_____なんだこれは?そう考えてから、ベッドから立ち上がり部屋の中を見回した。目頭を押さえて昨夜の事を思い出す。________いつものように眠れずに、眠剤を酒で飲んでから、秘書の沖田に命じ...

  • 愛なんていらないから つかつく

    おめでとうーーーおめでとうーーーー歓声と拍手と花が舞う。色とりどりの花びらが舞う。あぁ、綺麗 人生最良の日だ!!そう思いながら、あたしは笑みを浮かべ手を振る...

  • 紅蓮 112

    「私、あの日まで___ウェヌスのエクボを生まれつき持つ日本人が珍しいだなんて知りませんでしたの。私にそのことを教えてくれたのは、隣の家に引っ越してきた駐在員の奥様でしたわ。玲久と同じ年のお子さんが居て、プールで遊ばせていた時に、『あらっ、玲久ちゃん、ウェヌスのエクボがあるのね。くびれたウェストが約束されたようなものね。って、言うことは絢子さんにもあるのね。うーーんいいな。親子二代でスタイルよしで美...

  • まだ気づかない14 類つく

    類の顔を見た瞬間……恋に免疫のない牧野は気まずくて気まずくてたまらなくなった。一方、類の方は……牧野が叫んだ『雪ちゃん……会いたい』という言葉に心を抉られていた。重たい空気が二人の間を流れている。あまりの重さに耐えきれなくなった牧野は類に「……専務、私、何か専務のお気に障るようなことしましたでしょうか?」思い切ってぶつけてみた。「別に」この雰囲気が嫌で思い切って聞いたとう言うのに、あまりにも素っ気ない言葉...

  • baroque 95

    時政夫人は、飲み物を口にしたあと「薫様、私ね、こうやって洋平さんを手に入れましたのよ。洋平さんは正義感が強くて優しい人でしたから。婚約者に捨てられた私が父に傷つけられるなんて____そんな間違った扱いを許せない人でしたのよ」「全てが翠子さんの計算だったということですか?」薫の問いに、時政夫人は美しく微笑み「_____私ね、洋平さんが居ないと息が上手く出来ませんのよ。自分を失わないで生きるためにしょ...

  • baroque 94

    「薫様、お久しゅうございます」嫋やかな空気を纏い、時政夫人がお辞儀する。時政夫人の人となりを知らなければ、夫人を表す時に使われる、女傑・豪胆・革新的と言う言葉がこれ程も似合わない人はいないだろうと薫は感じる。抜ける様な肌の白さに小さな体躯。緩やかに微笑みを浮かべるさまは、まるで京人形のようだ。いいや、夫人の人となりを熟知していたとしても、彼女の姿形は彼女の内面を表す言葉とは似合わない。薫と夫人の付...

  • 猫 04

    ニャォーン猫が鳴いた。陽だまりの中、ムゥを膝に抱えたつくしが微睡んでいる。ムゥもくるりと丸まり幸せそうに眠っている。総二郎の唇が柔らかな笑みを作る。事の切っ掛けは、大々的な区画整理だった。色々あって、ずっと半家猫だったムゥを何故か西門で面倒見ることになったのだ。最初は勿論つくしやワタル、その他諸々のムゥの出没場所だった家の住人が引き取ると言ったのだが、つくしは一人暮らしの上に出張で家を空ける事が多...

  • 猫 03

    ニャオォーン 猫が鳴いたワタルの腕から飛び出したムゥが、人の輪に囲まれた女の元に一目散に走っていった。ムゥは女の足にスリスリしながら、鈴を転がしたような声で鳴く。女は膝を折りムゥに手を伸ばし喉元を撫でながら「えっ ムゥ? 久しぶり。元気だった? もうすっかりお兄ちゃんになったね。なんだか貫禄がついて、ちぃたんに似てきね」ムゥがゴロゴロと喉を鳴らして喜んでいる。ワタルの背後に居た総二郎の目に入ったの...

  • 猫 02

    ニャオォーン猫が鳴いた。その夜総二郎は珍しく酔っ払っていた。やるせ無い気持ちを抱えて昼間からずっと飲んでいたからだ。迎えの車を途中で返し、あてもなくブラブラ見知らぬ路地裏を歩いていた。路地裏で猫が鳴くなんて珍しいことでも何でもないことだ。でも、なんだか気になって総二郎は声の主を見つけるために路地裏を覗いた。声の主は、ニャオォーン ともう一声鳴いて、総二郎に擦り寄る。総二郎はしゃがみ込み「おっ、お前...

  • 猫 01

    ニャオォーン 猫が鳴いた。思い返せば、それがドミノ倒しの一コマ目だったのだろう。鳴き声につられ、お隣の藍田さんから貰った椅子から立ち上がり窓を開け外を見た。藍田さんから貰った椅子は、チャーチチェアと呼ばれる代物で背面に聖書を入れるボックスが付いていてつくしのお気に入りだ。藍田さん宅にお呼ばれした時にその椅子を褒めたら気前良くくれたのだ。恐縮するつくしに、「じゃあ、ムゥに しばらくおやつ上げてやって...

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