ひめくり御書
◎わが友に贈る◎御聖訓「日夜朝暮に又惰らず磨くべし」全ては祈りから始まる。爽快な勤行・唱題で生命練磨の大道を!〈名字の言〉2019年7月31日学校の夏休みの序盤は“まだまだ先がある”と思いがち。だが羽を伸ばして自由に過ごしていると、最終盤は後回しにした“宿題の山”に悪戦苦闘――そんな苦い思い出を持つ人もいるだろう▼良識の範囲内であれば、いわば何をするのも自由。しかし、自由な行為によって思わしくない結果になっても、それは自分の責任であり、他人のせいにはできない。自由とは“厳しいもの”でもある▼改めて「自由」の意味を調べてみた。「心のまま」という他に、「自由は、障害の除去・緩和によって拡大するため、目的のために自然的・社会的条件を変革することは自由の増大とされる」(『広辞苑』)。つまり、自由とは、不自由を打ち破り、...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎家庭・地域・職場で清々しい挨拶を!真心こもる振舞いが信頼の絆を強める友好の圓を築きゆこう!〈名字の言〉2019年7月30日映画撮影の合間、俳優の高倉健さんが山田洋次監督に質問した。「芸術というものは、どういったものだと思われますか?」。監督は答えた。「それに接した人が、自分も自分の世界で頑張らなきゃいけないと励まされるようなもの」(『高倉健インタヴューズ』小学館)▼優れた芸術作品は、人々に感銘を与えるだけでは終わらない。それぞれの心を目覚めさせ、新しいエネルギーを呼び起こす。“説得”や“押しつけ”ではなく、“共鳴”である。だから、国や時を超えて、どこまでも広がる▼夏休みに入り、全国の美術館・博物館では企画展がめじろ押し。子どもたちにとって“一流”に触れるチャンスである。東京富士美術館の「日本のア...きょうの聖教から
◎今週のことば◎未来部こそ無上の宝だ一人一人が希望の光だ担当者の献身に深謝!皆で今一重の励ましを共に大成長の夏であれ!〈名字の言〉2019年7月29日未来部員会で担当者が子どもたちに問い掛けた。「心から信じることで強く生きていける、三つの大切なものがあります。一つは御本尊。もう一つは師匠。あと一つは何かな?」▼担当者は「学会の同志」と伝えるつもりで、子どもたちの答えを待った。その時、一人の男子中等部員が口を開いた。「自分自身の可能性です」。彼は続けた。「『君の使命は大きいよ。だから絶対に自分の可能性を疑ってはいけない』と、地区の皆さんや両親に励まされたことがあるので」。担当者を含め、皆が笑顔でうなずいた▼家族の介護の大変さに悩む婦人が入会した。最初に祈ったのは「自分を肯定できるようになりたい」ということだった。...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎「感謝の人」は強い。限りなく成長できる。師の恩・父母の恩を知り誓いを果たしゆく報恩の人生を貫こう!〈名字の言〉2019年7月28日創刊から70年を超える「暮しの手帖」。ただ今月発売された8―9月号の号数は「1」になっている▼これは初代編集長・花森安治氏の“初心に立ち返る”との考えによるもの。最初の100号までを“1世紀”と数え、その次の号を「第2世紀1号」とした。そして今回は「第5世紀1号」。読む方も、おのずと新鮮な気持ちになる▼氏は言った。「昨日そうしたから今日もそうする。ひとがそうしているから、じぶんもそうする。それはらくかもしれないが、それでは生きてゆく甲斐がないのである」。自身もジャーナリストとして「死ぬまで〈修羅の巷のまっただなか〉でのたうちまわる」と思い定め、信念のペンを振るい続けた...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎天王山の夏に挑む受験生負けるな!ベストを尽くせるよう皆がいのっている悔いなき一日一日を!〈名字の言〉2019年7月27日韓国・光州で開催中の世界水泳選手権。男子主将の瀬戸大也選手が200メートルバタフライの銀メダルに続き、200メートル個人メドレーで金メダルを獲得した▼瀬戸選手の強さは何か。指導するコーチは、レースの勝ち負けにかかわらず、“常に課題を見つめる姿勢”にあると指摘する。この1年は「後半の失速」という課題を克服するため、“一番嫌いで苦手な練習”に取り組んだ。1日で100メートルを約50本、疲れた状態のまま全力で泳ぎ切る「耐乳酸トレーニング」である▼世界水泳で見せた後半の強さは、その過酷な鍛錬のたまものだった。瀬戸選手は「きつかったけど練習の成果が出た」と。明年の東京五輪へさらなる進化を...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎教学研鑽に励む青年部よ頑張れ!御書は人生の背骨苦難に揺るがぬ柱を胸中に打ち立てよう!〈名字の言〉2019年7月26日先日、ある少女部員に「夏休みは、どんな本を読むの?」と問い掛けた。すると彼女は「今年の目標は10冊!」と言うなり、名作や話題の本を次々と挙げていく。聞けば、この夏に読む本を親子で話し合ったという。指を折りつつ、うれしそうに語る姿に胸が温かくなった▼ドイツの哲学者ショーペンハウアーは「精神のための清涼剤としては、ギリシア、ローマの古典の読書にまさるものはない」と。人格を養うために良書に触れる重要性を訴えた▼一方で“底の浅い本”は口を極めて糾弾した。「悪書は無用なばかりか、積極的に害毒を流す」「良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。人生は短く、時間と力には限りがあるからである...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎広げた仏縁を大切に!友人・知人・親戚らと心通う対話の交流を!明るく爽やかに金の思い出を築こう!〈名字の言〉2019年7月25日ハンバーグを注文したのに、ギョーザが運ばれてきた。コーラを頼んだらアイスコーヒーが出てきた――そんなレストランがあったら、どうだろう▼「注文をまちがえる料理店」。一昨年以降、期日限定で“認知症の人が接客する店”として開店し、話題になった。実際、6割以上のテーブルで間違いがあったという。店先には認知症の人が働く旨を掲示しているため、来店した客も間違いを温かく受け入れるそうだ。客の9割が「またぜひ来店したい」と答えている▼同店を企画した小国士朗さんは「間違えることを受け入れて、間違えることを一緒に楽しむ。そんな、ほんのちょっとずつの“寛容さ”を社会の側が持つことができたら」と...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎リズム正しく信心即生活の日々を!朗々たる朝夕の勤行節度ある食事と睡眠で健康を勝ち取ろう!〈名字の言〉2019年7月24日「青空と一つ色なり汗拭ひ」(一茶)。したたる汗を青い手拭いで拭く様子を歌ったのであろうか。そんな夏空ももうすぐ。多くの地域で梅雨が明けない今も、蒸し暑く、拭いても拭いても汗がにじみ出る日もある▼汗をかけば拭きたくなるが、ゴシゴシと強く拭くと皮膚が傷ついてしまうので良くない。また汗は蒸発時に体表温度を下げるが、こすると体表の温度が上がり、かえって汗の量が増えてしまう。ぬれたハンカチなどで軽く拭くか、うちわや扇子で汗を蒸発させるのがお勧めだ▼何かのために忙しく駆け回る苦労のことを「汗馬の労」という。世のため、人のためにと労をいとわない創価の友の活動が、まさにそれであろう。その汗ほど...きょうの聖教から
◎今週のことば◎尊き民衆の凱歌、万歳!戦い勝った真金の賢人を御本仏もご照覧になり。日本の柱は威風も堂々福運安穏の社会を更に!〈名字の言〉2019年7月22日独立運動に身を捧げ、投獄されたインドの初代首相ネルーは、誕生日を迎えた娘へ、物をプレゼントする代わりに手紙を送った。それは一度で終わらず3年にわたって書き続けられた▼最後の手紙となった197通目に、ネルーは記している。「思想と想像の世界に住むことはたやすい。けれども他人の不幸をよそにして、かれらの上になにが起ろうがおかまいなしに、この道に逃れることは、勇気もしくは同胞愛を表徴するものとはいえない」(大山聡訳)▼ネルー自身が民衆の苦しみを深く胸に刻んだのは、農村を視察した時だった。ぼろぼろの服を着た子ども。地主から搾取され、住む家すらない人。この現状から目を背...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎「願わくば我が弟子等・大願ををこせ」御聖訓皆が使命を果たせるようどこまでも心一つに祈り広布の峰を登攀しよう。〈名字の言〉2019年7月21日本年、米アカデミー賞で4部門を受賞した「ボヘミアン・ラプソディ」。英国のロックバンド「クイーン」を題材にしたこの映画の最大の山場は、チャリティーコンサート「ライブ・エイド」(1985年)での演奏シーンである▼同コンサートが行われる契機となったのは、英国のテレビがエチオピア飢饉の惨状を、ある看護師の姿とともに伝えたことだ。この看護師は今春、創価大学を訪問したクレア・バーチンガー博士。長年、紛争地帯で医療活動に従事してきた▼創大で博士が語った話が印象的だった。戦闘が続くアフガニスタンでゲリラの司令官に尋ねられた。「あなたのような優しい女性が、こんな現状を変えられ...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎勇気の道を貫く尊き大中部の同志よ!今日という一日を悔いなく戦い切ろう。堅塁城に栄光の旗を!〈名字の言〉2019年7月20日ソウル五輪(1988年)の競泳男子100メートル背泳ぎで金メダルを獲得した鈴木大地氏が、“タッチの差”の勝利について、あるテレビ番組で語っていた。ゴール直前の最後のストロークは、弧を描かず、腕をタッチ板に突き刺すように最短距離で伸ばした、と▼実力伯仲の世界の強豪としのぎを削り、100分の1秒の差で決着する勝負を制するために、この練習を日頃から意識して繰り返したそうだ。真剣勝負の明暗を分けるのは“紙一重”の差。一流は、この僅差を詰めるために想像を絶する努力を積み重ねる。その戦いに「もう、これでいい」という妥協はない▼先日、墨絵の国際展で入賞した壮年部員。同展は国内外のプロ・アマ...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎先駆・九州の天地に民衆歓喜の凱歌を!「各にはおづる事なかれ」大闘争心を奮い起こし剣難の坂を超え切ろう!〈名字の言〉2019年7月19日フランスのナポレオンと南米解放の指導者サン・マルティン。同じ時代を生きた二人の英雄は、共にあることを成し遂げている。勝利のために「山を越えた」ことだ▼約200年前、ナポレオンは、オーストリアに攻め込まれたイタリアに遠征を開始。あえて険しいアルプスを越えて目的地に入った。彼の大胆な作戦に不意を突かれた敵軍は後退。戦いに勝利したナポレオンは7月、パリに凱旋を果たした▼サン・マルティンは、祖国アルゼンチンの独立を守るには、隣国のチリ、ペルーなどからスペイン軍を追放することが重要と考えた。そのためにアンデス山脈を登はんする作戦を決行。21日間でアンデスを越え、チリで敵軍に...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎世界に範たる大関西よ!我ら常勝の錦州城に恐れるものなし!未来に仰がれゆく広布の大金字塔を!〈名字の言〉2019年7月18日きょう7月18日は国連の「ネルソン・マンデラ国際デー」。アパルトヘイト(人種隔離)と戦った南アフリカのマンデラ元大統領の誕生日を記念するもので、氏の67年間の政治活動にちなみ、67分間の社会貢献活動を行うよう呼び掛ける▼氏は1994年、大統領に就任。新しい国づくりにおいて、「人々が肌の色に基づいて考えるのを止める社会」(長田雅子訳)を目指したことはよく知られる▼この言葉を氏は自ら実践した。大統領府の職員の中には、“隔離政策を進める側”だった白人も多い。氏は、まず彼らとその家族の名前を覚え、気遣った。また庭師やパイロットなど普段から接する人に、気さくに話し掛けた。その中で、多く...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎大関東よ奮い立て!「強盛の信心弥弥悦びを成すべし」執念の祈りと行動こそ誉れの敢闘精神だ!〈名字の言〉2019年7月17日46億年続いた静寂の世界に人間が初めて降り立った。そのテレビ中継に7億ともいわれる人がくぎ付けになった。1969年7月20日のアポロ11号の月面着陸から50年になる▼アポロ計画で使われたコンピューターの計算速度は現在のスマートフォンの1000分の1以下。しかしそこには、あらゆることを想定した英知が結集していた。その一つが“飛行士が間違えて操作した場合は再起動して回避する”というソフトウエアだった▼当初は「宇宙飛行士は完璧に訓練されているから、決して間違えない」という安全ソフト不要論がNASAで大勢を占めていた。だが実際、飛行士が用いたチェックリストに誤りがあり、着陸直前にこのソ...きょうの聖教から
◎今週のことば◎”強敵を伏してこそ力士”立正安国の奮闘から宿命転換の力も漲る前へ前へ押しまくれ!尊き同志と悔いなく。〈名字の言〉2019年7月15日時は紀元前3世紀の中国。「戦国七雄」に数えられた斉の国に、田単という常勝将軍がいた▼田単が将軍に登用されたのは、斉が隣国の燕に大敗した時。首都を失い、二つの城を残すだけとなった国家存続の危機にあって、彼は知略を駆使し、自ら先頭に立って果敢に反撃。瞬く間に七十余城を奪還し、救国の英雄となった▼数年後、宰相となった田単は、小国・狄との戦いに臨む。誰もが勝利を疑わなかったが、3カ月たっても攻め落とせない。悩んだ田単は、賢者に教えを請う。賢者は答えた。かつての救国の戦いでは決死の覚悟があったが、今の将軍には、そうした「覚悟がおありになりません」。翌日、気力を奮い立たせた田単...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎広布と人生の逆転劇こそ我ら壮年部の本領なり。「主役は私!」と心を定め強気の信心で挑戦だ。感激のドラマを今から!〈名字の言〉2019年7月14日4年に1度、五輪開催地で行われるパラリンピック。同じ都市で2度目となる夏の大会が開かれるのは来年の東京が初だ▼ブラインド(視覚障がい)ランナーとして大舞台を目指す東京の男子部員。兵庫出身の彼は19歳の時に「網膜色素変性症」を発症し、競輪選手の夢を断念した。その頃、中学の同級生から仏法の話を聞き入会。信心に励む中、あん摩マッサージ指圧師として自立し、家庭を持った▼だが結婚から半年後、妻が末期がんに。夫妻は諦めることなく病魔に立ち向かった。壮絶な闘病の末、妻は1年近く寿命を延ばし、安らかに霊山へ。「彼女は最後の瞬間まで負けなかった。彼女のように強くありたい」。...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎開拓魂みなぎる中国方面の同志よ!限界の壁を打ち破る力は不屈の祈りと行動だ!大歓喜の歴史を共に!〈名字の言〉2019年7月13日宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が、小惑星地下からの物質の採取に成功したという。この世界初の快挙は、生命の起源や太陽系の成り立ちなどの解明につながることが期待される▼2回目となる小惑星への着陸。さまざまなリスクを想定して10万回の着陸シミュレーションを行い、全て成功させた上での挑戦だった。今回のミッション成功について、プロジェクトマネジャーは「チームワーク以外のなにものでもない。メンバー一人一人が大切な役割を全うした」と語っている▼10年間で4度の宇宙飛行を成し遂げたロシアの宇宙飛行士セレブロフ博士は、池田先生との対談で、宇宙飛行を成功させる鍵として...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎一番の労苦を担うのが誉の一番弟子だ!さあ大関西の同志よ!皆をあっと言わせる常勝の底力を示そう!〈名字の言〉2019年7月12日日本オリンピック委員会の新会長に選ばれた全日本柔道連盟会長の山下泰裕氏。現役時代は世界選手権で3連覇、ロサンゼルス五輪で金メダルに輝き、国民栄誉賞を受賞した▼数々の偉業を打ち立てた氏にも、深く悔いの残る試合があるという。それは大学2年時、全日本学生柔道選手権の決勝戦。最初の1分間、相手は積極的に攻めてきたが次第に守りに入った。一方で氏は果敢に技を掛け続ける。試合終盤、“判定で勝てる”と踏んで攻撃の手を緩めた。しかし結果はまさかの「判定負け」▼試合後、恩師は叱責した。“お前は相手に負けたんじゃない。自分に負けたんだ!”。以来、氏は一本勝ちを狙う“攻めの柔道”を貫き、公式戦で...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎大関東よ創価の柱たれもう一歩の勇気こそ最後に勝つ鍵だ!「今生人界の思出」を共々に築き行こう!〈名字の言〉2019年7月11日レスリング女子57キロ級の世界選手権代表を懸けた決戦は白熱した。五輪4連覇中の伊調馨選手と63キロ級でリオ五輪を制した川井梨紗子選手の女王対決である。両者共に“大事なのは気持ち”と明言していた▼試合は互いに譲らず、残り時間は1分に。伊調選手がタックルを仕掛け、川井選手は右足を取られたが、しぶとく耐えた。そして一瞬の隙を突いた返し技で2点を奪い、世界への“天王山”を制した。川井選手は「気持ちで負けず、勇気をもって攻め込んだ」と。一方で伊調選手は「梨紗子が強かった」と認めた▼“天王山”といえば、その由来は豊臣秀吉と明智光秀が争った「山崎の合戦」にある。水陸交通の要地であった京都...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎信念の道歩む東北よさあ本領発揮の時だ!破邪顕正の言論鋭くみちのくの負けじ魂で広布前進の総仕上げを!〈名字の言〉2019年7月10日ハンセン病患者のために生涯をささげた精神科医・神谷美恵子さんが書いている。「生きるのに努力を要する時間、生きるのが苦しい時間のほうがかえって生存充実感を強める」と(『生きがいについて』みすず書房)▼約30年間、取材に携わってきた筆者にも、同様の実感がある。記者として、一人の人間として、いつも命を揺さぶられるのは、友の赤裸々な信仰体験だ。絶体絶命の難局を、劇的に勝ち越えた人は数え切れない。多くの人が、苦闘の日々をこう述懐する。「必死だったあの時が、一番充実していた」「自分の境涯が開けた」▼真珠は“痛める貝”に宿るという。身の内に異物が入ると、貝はその痛みを和らげようとす...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎師弟共戦の北海道から新たな広布の潮流を!3倍努力の闘魂で喜び勇んで動き、語り不滅の開拓史を綴ろう!〈名字の言〉2019年7月9日歴史を振り返るとき、時代を画する言論が初めから世に受け入れられたことは、まれだ。むしろ嘲笑や反発を呼ぶのが常である。人間賛歌をうたったホイットマンの詩集『草の葉』もそうだった▼初版は二つの店で売られ、新聞広告も連日出された。だが、わずか4日後、広告から一つの店の名前が消える。従来の詩の概念を大きく打ち破る革新性ゆえか、激しい非難を浴びたからだ▼そんな逆風の中、彼のもとに思想家エマソンから手紙が届いた。「私は貴殿の自由で、勇気ある思想に喜びを禁じ得ません」(佐渡谷重信訳)。ホイットマンは初版発刊の翌年に第2版を出版。裏表紙にエマソンの手紙の言葉を金文字で刻んだ▼「言わずん...きょうの聖教から
◎今週のことば◎勝利を決するのは不屈の折伏精神だ。「いまだこりず候」何があっても第目で朗らかに攻めきろう!〈名字の言〉2019年7月8日先日、学会の会館でトイレに行くと、一人の壮年が腰をかがめ、スリッパをそろえていた▼自分が使ったものだけではなく、6足のスリッパを等間隔に並べていく。お礼を言うと、壮年が気恥ずかしそうに話してくれた。「いつも気にせず使っていたんですが、友人の言葉にハッとしたんです」▼壮年が以前、仏法対話を重ねてきた友人と会館を訪れた時のこと。友人から「学会の会館は雰囲気が爽やかで、気持ちが良いね」と言われた。「特にトイレのスリッパ。いつもきれいに並べられている。使っている学会員の心が表れているよね」と。後日、友人は入会した。それ以来、壮年は来館するたびにスリッパを気に掛けるようになったという。「...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎「かしこへ・おしかけ・あしよせ」時代を動かすのは圧倒的な行動力だ!果敢に打って出よう!〈名字の言〉2019年7月7日“若返りの酵素”を発見――先月、こんなニュースが注目を集めた。ある研究で、若いマウスの血液に含まれる特定の酵素を老齢のマウスに注射すると、身体活動が活発になり、寿命が延びる等の効果が確認されたという▼「いつまでも若く」とは多くの人の願いだろう。かつて、秦の始皇帝が不老不死の薬を求めたという話は有名だ。だが、強大な権力と富を持った始皇帝も、老いと死から逃れることはできなかった▼御書には「法華経の功力を思ひやり候へば不老不死・目前にあり」(1125ページ)と。もちろん、「不老不死」といっても「老いない、死なない」ということではない。いかなる苦しみも、妙法と一体の大生命力で乗り越えていく...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎御聖訓「言わずんば有る可からず」語らなければ真実は伝わらない。立正安国の大師子吼を!〈名字の言〉2019年7月6日日頃、何げなく使うあいさつにも、味わい深い語源や由来がある。「おはよう」は“お早くお起きになりまして、ご健康おめでとうございます”。「こんばんは」は“今晩はいい夜ですね”▼いずれも元の言葉を省略したもの。先人たちは、短い言葉の中に思いをぎゅっと詰め込んで、互いに日々を無事に過ごせる喜びをかみ締めた(日本語俱楽部編『この言葉の語源を言えますか?』河出書房新社)▼いつも交わしている言葉だが、そこにひときわの思いが詰まっている――そんな場面に出あった。昨年7月の西日本豪雨で、約5500棟が全半壊した岡山県倉敷市。先日、ある地区で約1年ぶりに座談会が開かれた。故郷を離れ、慣れない土地で暮らし...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎地涌の讃歌轟く中国方面の友よ勇猛果敢に進もう!平和と正義を広げる模範の人材山脈たれ!〈名字の言〉2019年7月5日名古屋市の中心部では「100メートル道路」と呼ばれる二筋の大通りが交差する。その名が示すのは、道の長さではなく幅。なぜ、これほど広い道路が造られたのか▼第2次世界大戦時の空襲によって、名古屋の市街地は焼け野原と化した。戦後、復興計画の責任者に指名されたのが、土木技師の田淵寿郎氏。氏が練り上げた構想の目玉こそ、「100メートル道路」だった▼道を交差させ、街を4分割する。これによって万が一、火災などが発生した場合でも、被害の広がりを抑えると同時に、被災を免れた区画を避難場所として確保できる。その後の復旧も広い道路を使って円滑に行うことができる――。“この街を二度と焦土にしてはならない”と...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎広宣流布も人間革命も全ては祈りから始まる。「かなわざるなし」の大確信ではじける題目を!信心の大生命力で前へ!〈名字の言〉2019年7月4日これまでいくつかの腕時計を使ってきたが、若い頃に持っていた安価な時計は、ぜんまいを定期的に巻かなければ止まり、時刻も狂いやすかった。よくテレビやラジオの時報を聞きながら、合わせ直した▼今、腕に着けているのは電波時計なので、時刻が正確かどうかを心配する必要はない。その便利さを喜ぶ一方、ぜんまいを巻き直す作業や時報に合わせる時の“緊張感”を失ったことに、当初は一抹の寂しさを感じもした▼かつて出会った学生部員は年季の入った腕時計をしていた。故郷に暮らす父から譲り受けたものだという。金属のバンドはどう見ても緩い。「サイズ調整しないのですか」と聞くと、彼は「このままでい...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎「我は地涌の菩薩なり!」そう決めた人は強い。広布の為、友の為わが使命を果たすため執念の一日一日を!〈名字の言〉2019年7月3日「此塚の許に於て、物を拾ふ者、必幸あり。是を以て、宝塚と号るの所伝たり」――江戸時代に編さんされた『摂陽群談』の一節である。兵庫県宝塚市には、幸福をもたらす塚(古墳)があったという▼この地で、宝塚歌劇団の初演が行われたのは105年前。世紀を超えて、今も多くの人々を魅了する理由の一つは、「舞台は全員でつくるもの」との抜群のチームワークにあるという。誰一人として手を抜かない姿勢が、感動のステージをつくり上げている▼「宝塚で“秋のおどり”皆して、観る。若く、美しき見事な踊りに、自己の励ましを感ず」。1957年(昭和32年)10月20日、宝塚歌劇を鑑賞した池田先生は、日記に記し...きょうの聖教から
◎わが友に贈る◎人材の花が咲き薫る美しき信越よ!縁する全ての友に真心こめて語り抜こう。さあ共戦の勝利旅を!〈名字の言〉2019年7月2日本年は「アンパンマン」の原作者・やなせたかし氏の生誕100周年。これを記念した最新作の映画が劇場公開されている▼氏は30代で漫画家としてデビューしたが、ヒット作に恵まれず、焦燥の日々が続いた。50歳で「アンパンマン」を描き始め、子ども向けに絵本化もされたが当初の評判は散々。この時、あらためて「自分は何のために生きるのか」を真剣に考えた。“人を喜ばせることだ”と思い至った時、気が楽になり、ペンを握る手に再び力がこもった▼そして69歳の時、アニメ化された「アンパンマン」が爆発的な人気に。国民的作品を生んだ氏は言った。「あきらめないでひとつのことを思いを込めてやり続けていると、ちゃん...きょうの聖教から
◎今週のことば◎断じて勝つとの一念がカベを破る。祈りを込めた声が心を動かす。青年の月を青年の命で!〈名字の言〉2019年7月1日戦国時代、甲斐の武田氏が甲府に都市を築き始め、天下統一へ名乗りを上げたのは1519年。ちょうど500年になる▼この年、躑躅ケ崎に本拠地として建てられたのは、堀が一重のみの簡素な館だった。武田信玄は「人は城人は石垣人は堀」と詠んだとされる。人材を的確に登用し、育て、適材適所で生かすことを築城よりも重視する。こうした質実剛健な気風が武田武士にはあった▼その一方で信玄は「人を頼る」ことを嫌った。「人数はそう多くなくてよい」と語り、父が8000の軍勢を率いて落とせなかった城を、わずか300の兵で攻略。別の激戦でも、「一騎だけで敵に突入する勢いをもって、御旗本勢の先駆けを」して勝利。「小国の小兵...きょうの聖教から
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わが友に贈る2020年8月23日幾多の試練を勝ち越えてきた多宝の同志に最敬礼!豊かな知恵に学びながら生涯青春の大道を共に!名字の言友の挑戦とヒマワリの花言葉2020年8月23日酷暑の中、暑中見舞いとして届いたヒマワリの写真にしばし見入ってしまった。夕暮れ時、あかね色に染まったヒマワリ畑だった▼「ヒマワリの写真の定番といえば、青空の下、太陽に向かって咲き誇る姿ですが、今回、新しいヒマワリの写真にトライしました」との一文が添えてあった。新しい挑戦から成長のドラマは始まる。友の挑戦の心が伝わり、爽やかな気持ちになった▼この夏、御書の全編拝読に挑戦する壮年がいる。正確に言えば「再挑戦」。12年前、地区部長に任命された時、全編拝読を始めたが、1000ページを過ぎた所で止まっていた。コロナ禍の中、池田先生の本紙の連載「心に...きょうの聖教から
わが友に贈る2020年8月22日川・海・山の事故が多発。呉々も安全第一で!危険箇所には近づかず体調や天候変化に留意。油断排し万全の備えを!名字の言中華統一を成し遂げた大帝国の歴史の教訓2020年8月22日発行部数が累計6400万部を超え、映画化もされた人気漫画「キングダム」。「天下の大将軍」を志す主人公が、後に始皇帝となる秦の国王と共に「中華の統一」を目指す物語だ▼長きにわたり大小の国家が争ってきた戦乱の世を終わらせるには、「国境」そのものをなくすしかない――若き国王の理想に、多くの人々が糾合されていく。漫画は歴史を基にしたフィクションだが、天下の統一という偉業は2200年の時を経ても色あせない▼始皇帝が暴君か名君かは、さまざまな意見がある。万里の長城や巨大陵墓の建設に民を酷使した一方で、文字や度量衡の統一など...きょうの聖教から
わが友に贈る2020年8月21日宝の未来部を支える皆様いつもありがとう!無限の可能性を信じ抜く励ましの慈光ありて使命の大輪は咲き薫る。名字の言“真の終戦”とは――青年部「戦争・被爆証言を聞く会」で考える2020年8月21日ある父は特攻隊員として出撃する前、5歳と3歳のわが子に手紙をつづった。<イツデモオマヘタチヲ見テイル>。漢字の読めない幼子を気遣い、カタカナで書いてある。<オトウサンハ「マサノリ」、「キヨコ」ノオウマニハナレマセン>▼“背中に乗せて、お馬さんごっこをしてやれない”。そう書き残し、米軍が上陸した沖縄へ向かい、命を落とした。享年29歳。子どもたちの悲しみは、どれほどであったか。戦争で失ったものはあまりにも大きい▼「まだ戦争は終わっていません」。過日、学会青年部の「戦争・被爆証言を聞く会(オンライン...きょうの聖教から
わが友に贈る継続は偉大な力だ。小さな事からでいい。日々の課題を定め黙々と取り組む中に不屈の境涯が築かれる。名字の言「万有引力の法則」を発見したニュートンの「創造的休暇」大科学者ニュートンが「万有引力の法則」の着想を得たのは24歳の頃。力学、微分積分学、光学における彼の重要な発見のほとんどは、この1665年からの約20カ月間に集中しているという▼この時期、英国ではペストが流行していた。大学を卒業したばかりのニュートンは母校で研究を続けていたが、ペストの影響で大学が閉鎖され、故郷への避難を余儀なくされた▼不遇の時にも思えるが、彼にとっては“願ってもない好機”になった。大学のさまざまな校務から解放され、自身の研究に心ゆくまで没頭することができたからだ。彼の偉業の大半が生まれたこの期間は「驚異の年」とも「創造的休暇」と...きょうの聖教から
わが友に贈る真の「幸福」とは立場や環境ではなく自身の「心」で決まる。何があっても自分らしく今できることに全力を!名字の言文字に思いを込めて――。葉書や手紙を使ってみては?夏目漱石の小説『門』に、主人公の宗助が「どうも字というものは不思議だよ」とつぶやく場面がある。「近来の近の字はどう書いたっけね」と妻に尋ねた▼いくら易しい字でも、これは変だと思って疑いだすと分からなくなる。紙に書いて眺めても、違う気がしてしまう。宗助が「御前そんな事を経験した事はないかい」と問うと、妻は言った。「まさか」▼最近、同志に送る便りを手書きしていると、しばしば漢字を思い出せない時がある。「まさか」と笑えない。年のせいか、それともパソコンやスマホで文章を作ることに慣れてしまったせいか▼若き日の池田先生のカバンには、常に葉書と便箋が入って...きょうの聖教から
今週のことば2020年2月17日「一文一句なりともかたらせ給うべし」声が仏の仕事を為す。誇りと自信をもって希望の大哲学を語れ!(御書1361ページ)名字の言飛行機が飛べるようになったのは、なぜ?上空に小さく見えるジェット機。なぜ、あんなに重そうな“機械”が空を飛べるのか不思議に思うことがある。ライト兄弟の有人動力飛行から117年。考えてみれば、人類史のほとんどで、人は空を飛べないのが“常識”だった▼有史以来、多くの人が空に挑んでは失敗し、嘲笑された。ライト兄弟の“成功”に対しても、飛行距離の短さや目撃証人の少なさから、当時の科学者やマスコミは“機械が空を飛ぶことは科学的に不可能”と冷淡だったという▼こうした歴史を踏まえ、神戸大学の中屋敷均教授は、理論的に飛行が可能だったから人が飛行機を造ったのではない、と強調す...きょうの聖教から
わが友に贈る2020年2月11日会合の参加者を「仏の如く互に敬うべし」真心で迎えよう!笑顔あふれる集いから和楽の前進は始まる。名字の言生け花の醍醐味とは?友人夫妻の自宅を訪ねるたび、居間に季節の花が飾られている。先日は凜としたスイセンが迎えてくれた。夫人は生け花をたしなんでいるという▼華道は草木に「命」を見るといわれる。みずみずしい若葉や花だけではない。虫食い葉や枯れ枝も全て、“命が現れた姿”と捉えて用い、美を見いだす心が大事だと彼女は教えてくれた。「草木の命を支えているのは『根』です。目には見えない『根』の力をどう見せるかが、生け花の醍醐味なんです」▼根源、根幹、根本……何らかの“おおもと”を意味する熟語には、「根」の字を含むものが多い。フランスの作家サン=テグジュペリの『星の王子さま』(岩波書店)にある「か...きょうの聖教から
わが友に贈る2020年2月2日あらゆる人々と縁を結びゆく中で人格が磨かれていく。その積み重ねが揺るがぬ自己を築く。名字の言日本人でアカデミー賞にノミネートされた特殊メークのプロフェッショナル2020年2月2日第92回アカデミー賞の「メーキャップ&ヘアスタイリング部門」で先日、カズ・ヒロ(辻一弘)氏が4回目のノミネートを果たした。今月の授賞式で、2度目の受賞に期待が高まる▼独創的な特殊メークを武器に、米国の映画界で活躍してきた氏。近年は肖像美術の創作活動に力を注ぎつつ、欧州や日本など各地で特殊メークの講習会を開いては、自ら実演して見せる▼“秘密にするべき技術を、なぜ惜しげもなく見せてしまうのか”と驚かれることも多い。だが、氏は語る。「技術を秘密にして、それに凝り固まってしがみついていたら、自分の成長はそこで止まっ...きょうの聖教から
わが友に贈る2020年1月30日一対一の語らいこそ広布伸展の原動力だ。地道な訪問・激励で友の話をじっくり聞く抜苦与楽の実践を!名字の言やっぱり苦労はしたもん勝ち――沖永良部島の広布の母の言葉「この人の語らいは、まさに芸術」と評判の婦人が、鹿児島県の沖永良部島で活躍している。入会61年目。125世帯に弘教を実らせた“対話の名手”である▼実は生来の口べた。だから、とことん相手の話を聞いた。いつしか“心の声”まで感じられるようになったという。交通事故で顔に傷を負った時は「この傷は笑顔じわよ」と明るさに磨きをかけた。夫を病気で失ったが、「悩んでいる人に一層、同苦できるようになれた」と励ましの対話を続けた▼旧習の壁にぶつかるなど、言葉にできないつらさも、ずいぶん味わった。そのたびに負けずに頑張り抜いたゆえか、人柄に芯の強...きょうの聖教から
わが友に贈る2020年1月25日誠実な振る舞いでわが地域・社会のなくてはならない人に。自他共の幸福に尽くす希望の灯台と輝こう!名字の言困っている人に手を差し伸べれば、みんなが豊かになる大きな駅で、ベビーカーを押して移動するのは大変だ。その経験から生まれたのが「のりかえ便利マップ」。どの車両に乗れば出口やエレベーターに近いか一目で分かるポスターで、高齢者やビジネスマンにも評判だ▼困っている人、悩んでいる人に手を差し伸べれば、周囲も心豊かになる。ある地区座談会で、婦人部員が遅れて会場に入ってきた。すると同志がそっと一言、「よく来たね」。彼女は看護師として働きながら、女手一つで3人の子を育てていた▼「頑張ってるね」という声掛けや「無理しないでね」というメールも数え切れない。「何げない配慮が心に染みるんです」と言う彼女...きょうの聖教から