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  • きょうの聖教から

    ◎わが友に贈る◎戸田先生「腹を決めて勇ましく進め!」わが一念が定まれば必ず道は開かれる。さあ勇猛精進の挑戦を!〈名字の言〉2019年8月31日気象学者・野中到が私財を投じて、富士山頂に気象観測所を建設したのは、明治28年(1895年)8月のこと。その年の冬、彼は過酷な環境の中で富士山の連続気象観測に挑んだ。妻の千代子も夫の後を追って登頂する▼野中夫婦の挑戦を、作家・新田次郎は小説『芙蓉の人』で、千代子を主人公にして描いた。池田先生はかつて、女性誌の取材で“結婚した女性にすすめたい本”を尋ねられた折、『芙蓉の人』を挙げている▼小説の中で千代子は、食事や生活環境などの面で“女性の視点”を存分に生かした。交代で観測にも当たった。彼女の笑顔が苦境打開の力になった。新田は「千代子のことを調べれば調べるほど彼女の偉大さが私...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎人間革命の信心だ。わが胸中に希望の未来を!なりたい自分を自由自在に引き出そう!真剣な祈りを込めて!〈名字の言〉2019年8月30日日本の家々で、ほとんど見られなくなった「蚊帳」。これが今、アフリカで評判になっている。世界ではハマダラカが媒介するマラリアの被害が深刻。2008年には推定86万人超が亡くなり、その多くがアフリカの人々だった▼これらの状況を食い止めようと、ある日本企業が特別な蚊帳を開発した。蚊帳の繊維から防虫剤が徐々に染み出る仕組みで、効果は3年以上。安価で有用な商品として、80以上の国々に供給されるまでになった。まだまだ道半ばだが、こうした取り組みが功を奏し、ここ10年で死者数は半減した▼アフリカへの支援の形はさまざま。28日には、第7回アフリカ開発会議(TICAD7)が横浜で開幕し...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎会場提供者のご家庭に心から感謝と配慮を!使用後の清掃や節電など良識ある振舞いで人材育成の城を守ろう!〈名字の言〉2019年8月29日「予習」「復習」を欠かさない――デザイナーの山本寛斎さんが“人と会うときに心掛けていること”だ▼会う前には、必要な本や資料を読み込む。「こんな話をしよう」と要点をまとめる。先方に見ておいてほしいものがあれば、あらかじめ送っておく。山本さんいわく、人と会うことは「相手の時間を頂戴すること」であり、「貴重な時間を密度の濃いものにしなければ、先方に対して失礼」と(『熱き心』PHP新書)▼勉強会などに参加した後は、学んだ内容を確認する。それを教えてくれた講師に礼状を書くことも。こうした積み重ねが、一つ一つの出会いを濃密にしていく▼広宣流布の運動もまた、ある意味で“出会いの連...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎男子部大学校生よ!折伏こそ最も尊い実践「耳にふるる者は既に仏になるべき」友のために語り切ろう!〈名字の言〉2019年8月28日晴れがましい開会式の行進は、山田耕筰作曲の「大会行進曲」。熱戦の名残を惜しむ閉会式の行進は、古関裕而作曲の「栄冠は君に輝く」。タイブレークの導入、投手の投球数制限の論議など、時代とともに変わりゆく“夏の甲子園”にあって、今年も変わらない風物詩だ▼この、日本を代表する作曲家の二人には深い交流があった。年齢は23も違う。山田氏が既に中央で活躍する頃、古関氏は地元・福島の銀行で働きながら、作曲に苦闘していた。山田氏を深く尊敬する古関氏は、ある日、思いが高じて自作の曲の楽譜を郵送した▼山田氏から丁寧に添削された楽譜が返ってきた。「がんばりなさい」との添え書きと一緒に――。以来、や...きょうの聖教から

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    ◎今週のことば◎夏の疲れが出るころ規則正しい生活こそ健康・長寿の秘訣だ熱中症への警戒怠らず懸命に体調整えよう!〈名字の言〉2019年8月27日飛行機の客室乗務員を統括するチーフパーサーが言っていた。機内の業務で最も心を砕くことは何か。それは、もてなしのサービス以上に危機管理への細心の注意。それなくして「快適な空の旅」はあり得ないと▼もちろん、アクシデントやトラブルは起こらないに越したことはない。それでも常に不測の事態への心構えをもって仕事に臨む。この姿勢があってこそ、確実に安全は保たれ、本物の信頼も生まれるのだろう▼これはビジネスの世界だけでなく、日常生活や学会活動にも通じよう。ある時、会館内を安全点検に巡回する牙城会メンバーに同行した。彼は仏間に入ると異臭などがないか確かめ、次にカーテンをめくって一つ一つの窓...きょうの聖教から

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    ◎今週のことば◎我らの座談会の明るさと温かさこそ人間復興の力である。「常により合いて」仏の仏縁を朗らかに!〈名字の言〉2019年8月26日「山田くーん、1枚、持ってって!」。大喜利でおなじみの人気番組「笑点」。毎回安定した高視聴率を誇り、放送開始から実に53年も続く国民的な長寿番組である。日曜夕方はこの番組に限る、という人もいるのでは▼人気の理由はどこにあるのか。作家のラリー遠田氏は「大いなるマンネリ」にあると指摘する(東洋経済オンライン)▼番組の“型”は不変でありながら、大喜利に、流行や社会情勢に関するお題を出したり、旬のタレントを出演させたりと、時代の空気が反映されている。「つねに新しいものを取り入れながらも、大事なところは昔からずっと変えていない」。だから、どの世代が見ても安心して楽しめる笑いが生まれる、...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎「さいわいを万里の外よりあつむべし」協力な磁石の如く福徳を集める信心だ。深き祈りと確信で前へ!〈名字の言〉2019年8月25日ブラジルのアマゾン川が流れる熱帯地域で、機関紙「ブラジル・セイキョウ」を自転車で配達する支部長がいる。池田先生の随筆で紹介された(23日付)▼毎週末、サンパウロから空輸された新聞が地元会館に届く。それを取りに行き、配達を終えるまで約3時間。雨の日も炎暑の日も彼は走る▼入会は2003年。読み書きは苦手だったが、機関紙に触れ、同志と一緒に学ぶ中で自在に操れるようになった。経済革命と一家和楽を成し遂げ、9年前、配達員に。彼は笑顔で語る。「自転車に新聞を載せてペダルをこぐ時間が、楽しくて仕方ありません。だって、みんなに“幸せ”を届けているんだもの」▼「ブラジル・セイキョウ」は本年...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎本紙の発展を支える全ての皆様に最敬礼!聖教の永遠の使命は「人間の機関紙」なり。希望の哲学を社会へ!〈名字の言〉2019年8月24日かつて「書いた原稿用紙の束が身の丈ほどになれば、ようやく一人前の書き手」といわれた。ただ、それが日の目を見ず、ことごとくボツになったら……▼作家の北方謙三さんがそうだった。デビュー直後から懸命に原稿を書くが、10年間で生み出した新作100本のうち掲載されたのは3本だったという。だが北方さんは「どれだけ純粋に、どれだけ一途になれるかが青春だとしたら、私の青春はあの原稿の山でした」とインタビューで話している(日本経済新聞6月30日付朝刊)▼30年以上、本紙通信員として活躍する壮年部員。「原点となった取材は何ですか?」と聞くと、意外な答えが返ってきた。「通信員になった当初、...きょうの聖教から

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    ◎今週のことば◎新しい出会いは新しい成長への扉だ他者に学ぶ姿勢が人生を豊かにする誠実に友情を結ぼう!〈名字の言〉2019年8月23日「姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します」といえば、映画「男はつらいよ」の主人公・寅さんの名口上。本年は映画の初公開50周年となる▼第1作が公開されたのは、1969年8月27日。佳節を記念して、寅さんの少年時代を描いたテレビドラマが秋に、家族や仲間のその後を描く映画50作目は年末公開の予定だ▼40作目「寅次郎サラダ記念日」が公開された翌日、寅さん役の故・渥美清さんが本紙に登場した。“長期シリーズの秘訣”を聞かれ、答えている。「役者が少々変わった演技をしたって、それで一本や二本もつでしょうが四十本まではとてもダメ」「全スタッフの心の結晶です」▼スクリーンに映るのは、主役、...きょうの聖教から

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    ◎今週のことば◎「健康」こそ幸福の人生の土台だ適切な食事・睡眠などリズム正しい生活で体調管理を万全に!〈名字の言〉2019年8月22日決意は決意を生み、感謝は感謝を生む。本紙投稿欄を通してそう感じた▼5月、白蓮グループを卒業した女子部の友からの喜びの投稿が掲載された。白蓮の新しいスカーフを着用したイラストも一緒に。発達障がいのある彼女は、周囲の励ましや支えの中、任務をやり遂げた。その感謝を込め、後輩たちのためにと描いたものだった▼すぐに反響があった。新メンバーから“私も同じく発達障がいがありますが、勇気を頂きました”。別のメンバーは“初任務の朝、新聞を広げると記事が目に入り、不安が希望に変わりました”▼7月には、足の不自由な婦人から投稿が。本紙12面「通信員発ニッポン図鑑」の美しい写真が毎回楽しみですと。そして...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎愚痴は福運を消し感謝の唱題は幸を築く「心こそ大切なれ」報恩と歓喜の一念が大きく境界を開く!〈名字の言〉2019年8月21日母親がわが子に「おおきなかぶ」の絵本を読み聞かせた。おじいさんを先頭に、おばあさんや孫、イヌやネコが次々と加勢して、「うんとこしょ、どっこいしょ」と巨大なカブを引き抜こうとする物語である▼最後にネズミが加わり、目的は達成される。皆で協力することの大切さを伝える話、とも捉えられる。だが母親は言った。「ネズミさんの力って、とても小さいよね。でも、もしネズミさんが来る前に諦めちゃってたら、カブは抜けなかったね」▼夢や目標へ努力していても、なかなか結果が出ないことがある。そんな状況に悩む青年がいると、ある壮年部員はこう励ますという。「バケツに水を注ぐ時、横から見ていたら、どこまで水が...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎「蘭室の友に交りて麻畝の性と成る」学会は善知識の集いだ。どんな悩みも相談できる信心の先輩を作ろう!〈名字の言〉2019年8月20日苦境に陥っていた戸田先生の事業の業務停止が決定したのは、69年前の8月22日。この日の日記に、池田先生は記した。「私は再び、次の建設に、先生と共に進む。唯これだけだ」▼給料は遅配が続き、社員の中には「戸田のインチキ野郎」と口汚く罵る者さえいた。戸田先生は学会の理事長の職を辞任。苦難の嵐が吹き荒れる中で、池田先生は戸田先生に一首の和歌をささげた。「古の奇しき縁に仕へしを人は変れどわれは変らじ」▼周囲の人間が師恩を忘れ、去っていったとしても、自分は決して変わらない。この弟子の覚悟を定めた22歳の池田先生の激闘が、師匠を絶体絶命の危機から救った。翌年の5月3日、窮地を脱した...きょうの聖教から

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    ◎今週のことば◎「一日の命」は全宇宙の財宝にも勝る勝負は朝の勤行だ今日も題目の獅子吼で充実の「心の財を」!〈名字の言〉2019年8月19日地中海に浮かぶイタリアのサルデーニャ島。この美しい島は100歳を超える人をはじめ“長寿者人口”の多い地域でもある。ベルギーの人口学者とイタリア人医師が「青色マーカー」で印を付けたことから「ブルーゾーン」とも呼ばれる▼その後、アメリカの調査チームが世界の長寿地域を調べた結果、同島の他にコスタリカのニコヤ半島、ギリシャのイカリア島など四つの地域が「ブルーゾーン」に指定された▼調査チームは長寿者の多い要因として、健康的な食生活等とともに、「宗教コミュニティーなど、家族以外のグループに所属している」ことを指摘。個人的な生きがいだけでなく、他者と関わりを持ちつつ同じ目標に向かって生きる...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎労苦と使命の中にのみ人生の価値は生まれる苦難が人間を鍛え努力が未来を切り開くわが栄光の劇を綴ろう!〈名字の言〉2019年8月18日英和辞書を一日2ページずつ暗記し、覚えるとページを食べるか破り捨てた。ついにカバーだけになった辞書は、校庭の桜の根元に埋めた――勉学への鬼気迫る逸話を残したのは、歴史学者の朝河貫一である▼戊辰戦争で賊軍の汚名を着せられた旧二本松藩士の家に生まれた。経済的に厳しい状況は続いたが、学ぶことへの情熱は消えなかった。氏は後に、こう述べている。「人は境遇に支配せらるゝ如き弱きものにあらず」「古来の至人は、皆悪しき境遇より出でき」(『朝河貫一書簡集』早稲田大学出版部)▼後年、アメリカの名門エール大学の教授に就任。比較法制史の分野で大きな成果を残した。境遇や環境を嘆かず、学び続ける...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎猛暑に厳重注意を!①適切な湿度・室温調節②適度な水分・塩分補給③日中の外出は控える熱中症対策を十分に!名字の言〉2019年8月17日長野県松本市で「セイジ・オザワ松本フェスティバル」が、きょう開幕する。音楽家・齋藤秀雄氏の門下生が結成した「サイトウ・キネン・オーケストラ」が中心となり、多彩な演目を披露する▼齋藤氏は、民音が主催する指揮者コンクールの初代審査委員長を務めた。民音が氏の特別展示「齋藤秀雄生誕100年記念展」(2002年)を行った時のこと。弟子の一人である小澤征爾氏を同展に迎えた▼会場にはベートーベンの交響曲第5番「運命」を指揮する齋藤氏の映像が流れていた。画面を見つめる小澤氏。同行したテレビ局のスタッフが尋ねた。「齋藤先生はどういう存在でしたか」。すると小澤氏は「少し黙っていてよ。今...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎地域の安全の基盤づくりは日頃の声掛けから!たった一言でもいい近隣との挨拶を重ねて安心のネットワークを!〈名字の言〉2019年8月16日作家の檀一雄は「娘達への手紙」と題したエッセーで、長女で女優の檀ふみさんらに、こんな言葉を贈っている。「お前達の前途が、どうぞ、多難でありますように……」(『日本の名随筆「父」』作品社)▼ちょっと驚くが、続く言葉に納得した。「多難であればあるほど、実りは大きい」。苦労を避けて“安易な道”を選ぶのではなく、どんな試練にも負けない人に――幸福を願う思いの深さに心打たれる▼家庭の事情で大学進学を諦めていた高等部員が未来部担当者に励まされ、受験を決意した。だが病の父、体の弱い母、障がいのある弟との生活は苦しい。さらに勤行、食事、就寝など全て1部屋で過ごし、勉強どころではな...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎一番苦しんだ人が一番幸せになるそれが仏法の精神だ無限の希望を湧き出し誓いの前進を共々に!〈名字の言〉2019年8月15日「夕月夜心もしのに白露の置くこの庭に蟋蟀鳴くも」(湯原王)。古来、人が月を詠んだ歌は数え切れない。月も、地上の喜怒哀楽を静かに見つめてきた▼インドの仏教説話にも月が登場する。ある日、バラモンに姿を変えた帝釈天が、4匹の動物に布施を請う。サル、ジャッカル、カワウソは食べ物を供養するが、ウサギには何もない▼そこで“薪を集め火をおこし、私の肉を食べて、修行の道を遂行してください”と語る。帝釈天が神通力でたき火をつくると、ウサギは火の中へ。だが毛は一本も燃えなかった。正体を明かした帝釈天は、不惜身命の行動をたたえ、月にウサギの姿を描く。「優れた行ないが永遠に知られるように」と(松村恒・...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎何のための人生か自らの使命を胸に問い自覚したしとは強い「私はこう生きると!」誓いを貫く信仰者たれ!〈名字の言〉2019年8月14日残暑お見舞い申し上げます――相手を気遣う夏の便りは、日本が誇る伝統文化。一陣の涼風が吹き抜けるような、心地よいメッセージを届けてくれる▼世界で初めて郵便はがきが送られたのは、1869年のオーストリア・ハンガリー帝国。今年で150年になる。日本の近代郵便制度の創設者である前島密は、郵便が「迅速にかつ安全に」届くようにすることは、「人体における血液運行」と同じほど重要で、「治国の要」とまで述べた(『前島密自叙伝』日本図書センター)▼大阪のある婦人部員は、一葉のはがきを宝にしてきた。20年以上前の夏、先輩から届いた残暑見舞いだ。「初盆ですね……。心安らかに、心豊かに、心強く...きょうの聖教から

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    ◎今週のことば◎妙法は「生死の大海」を渡りゆける大船なり一家眷属を包み守り常楽我浄の旅を永遠に!題目に勝る追善なし〈名字の言〉2019年8月11日俳優の堺雅人さんが、高校の演劇部に所属していた時のこと。教員の一人に、演技について相談した。“表現したい思いがあるが、今は演技力がない。30歳になればできるかもしれないが、それでは今の思いを失ってしまう。どうすればいいか?”▼じっと聞いていた教員は、“そうか。そんなことを考えているのか”と言って黙り込んだ。だが、しばらくすると堺さんは礼を言い、帰っていった。この時のことを堺さんは振り返る。「一緒に『うーん』と考え込んでくれることが感動的だった」。聞く人の姿勢の大切さを教えてくれる(『ぼく、牧水!』角川oneテーマ21)▼「聞く」の語源の一つには「気来」。すなわち相手の...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎夏の地域行事で創価の同志が活躍皆さまの地道な奮闘こそ仏法の偉大さの証明だ本当にありがとう!〈名字の言〉2019年8月11日俳優の堺雅人さんが、高校の演劇部に所属していた時のこと。教員の一人に、演技について相談した。“表現したい思いがあるが、今は演技力がない。30歳になればできるかもしれないが、それでは今の思いを失ってしまう。どうすればいいか?”▼じっと聞いていた教員は、“そうか。そんなことを考えているのか”と言って黙り込んだ。だが、しばらくすると堺さんは礼を言い、帰っていった。この時のことを堺さんは振り返る。「一緒に『うーん』と考え込んでくれることが感動的だった」。聞く人の姿勢の大切さを教えてくれる(『ぼく、牧水!』角川oneテーマ21)▼「聞く」の語源の一つには「気来」。すなわち相手の「気持ち...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎皆に喜んでもらおうと蔭で汗を流す人が偉い家族親戚地域の為心を砕くその行動に感謝の言葉で称えよう!〈名字の言〉2019年8月10日飛行機で仕事先から戻る際、故郷の上空を通った。窓から懐かしい場所が目に入ると、子どもの頃の思い出がよみがえった▼小学生時代の夏休みの一日は午前6時半からのラジオ体操で始まった。場所は校区内にある山の頂上の緑豊かな公園。参加するたびに参加証に印が押され、その数で景品が決まる。景品よりも楽しみだったのはカブトムシやクワガタムシを捕ること。午前4時に家を飛び出し、山の中を夢中で探し回った▼未来部を担当するお兄さんと一緒に、列車で片道2時間かけて会合に参加したことも忘れられない。一人の未来部員のために時間をつくることが、いかに大変か。自分が社会人となり、家族を持ち、当時のお兄さ...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎親戚や友人と旧友を温める絶好の時!相手を思いやる心と誠実な振舞いで実り多き有効期間に!〈名字の言〉2019年8月9日「ここには紙の本が八冊と『生きた本』が六冊あります」。ナチスのアウシュビッツ収容所には約500人の子どもたちが通う秘密の“学校”と“図書館”があった▼実話を元にした小説『アウシュヴィッツの図書係』(アントニオ・G・イトゥルベ著、小原京子訳、集英社)で、主人公の少女が語ったのが冒頭の言葉である。「生きた本」とは『ニルスのふしぎな旅』『モンテ・クリスト伯』などを語って聞かせる囚人たちのことだった▼本を守る役目の少女は思った。「本を開けることは汽車に乗ってバケーションに出かけるようなもの」「地球上のすべての国が、どれだけ柵を作ろうと構わない。だって、本を開けばどんな柵も飛び越えられるのだ...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎小さの事からでよい「何か一つやり遂げる」それが確かな自信に未来の自分を思い描き今日も偉大な一歩を!〈名字の言〉2019年8月8日水戸光圀(水戸黄門)が素性を隠し、ある地方を訪ねた時のこと。おばあさんに水を求め、米俵の上に腰をかけた。すると、おばあさんは烈火のごとく怒った。「これは水戸様に出す米だ」。光圀は頭を下げて謝った▼光圀の困惑した顔が思い浮かぶが、この逸話を通して戸田先生は「おばあさんには、自分の作った米を領主様にさしあげること、このことが哲学である」と。「誰が何と言おうが、これだけは絶対に譲れない」信念の生き方を教えたのである▼数え92歳になる沖縄のおばー(おばあさん)がいる。「池田先生と同い年ということが私の一番の誇り」。上半期は、親戚や隣近所など200人以上と対話を重ね、勝利のカチャ...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎地道な努力なくして偉大な人間革命はない”足下に泉あり〟自らの課題に向かって一つ一つ勝ち越えよう!〈名字の言〉2019年8月7日深夜のテレビ中継にくぎ付けになった人もいただろう。ゴルフの全英女子オープン。昨年7月にプロテストに合格したばかりの渋野日向子選手が、海外初参戦で優勝を果たした。日本勢42年ぶり、史上2人目のメジャー制覇という快挙である▼笑顔でプレーする姿が、海外メディアから「スマイル・シンデレラ」と名付けられた。最終日、優勝争いの緊張にもかかわらず、ラウンド中にファンとハイタッチ。そんな彼女を、42年前に全米女子プロを制した樋口久子さんは「新人類」と呼び、新世代の活躍をたたえた▼渋野選手の同世代には、勝みなみ選手や畑岡奈紗選手など、国内ツアーの優勝者が何人もいる。「黄金世代」といわれつつ...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎水や山の事故に充分注意しよう!危険個所には近づかず天候の変化にも留意を。安全第一で充実の夏に!〈名字の言〉2019年8月6日原爆の被害を受けた木を「被爆樹木」と呼ぶ。広島の爆心地から2キロ圏内に残るのは161本。放射線で幹の細胞が傷つき、爆心地の方向に傾いている。その姿は“無言の証人”として惨禍の記憶を伝えている▼今、この被爆樹木が老木化し、枯死の危機に直面する。そこで、ある高校では別の木に枝を移す「接ぎ木」を行い、“2世”を育てる活動をしている。各地に贈ることで、樹木の命だけでなく、平和の心もつなげる▼不断の行動があってこそ心は結ばれる。広島のある婦人部員は爆心地から1・5キロの自宅で被爆。爆風でガラスが全身に刺さった。原爆後遺症に悩み、孫が生まれても原爆の影響がありはしないか気になってしまう...きょうの聖教から

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    ◎今週のことば◎「無冠の友」の金の汗に皆で心から感謝!無事故・健康を祈ります希望の泉の聖教と共に我らは価値の創造を!〈名字の言〉2019年8月5日8月6日や8月9日が何の日か、答えられない人が増えている。人類初の核兵器が、この国に2度も投下され、数十万の尊い命が奪われた日。それは、わずか74年前のことである▼長崎市に住む86歳の壮年は、小学6年の時、爆心地から1・2キロ地点で被爆し、瀕死のやけどを負った。同じ小学校に通っていた約1500人の児童のうち、1400人余りが犠牲になった。2人の姉も後遺症で帰らぬ人に▼壮年は、いわれなき差別や偏見と戦いながら、“あの日”の記憶を語り続けてきた。「長崎を忘れることは“生命の魔性”を忘れること。私の戦いは終わりません」▼今や、日本人の8割以上が戦後生まれ。被爆者の平均年齢は...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎夏は信心練磨の好機!我が家の広布史を子や孫に伝えよう和やかな語らいから共々に成長と躍進を!〈名字の言〉2019年8月4日その少年は学年で首位の成績だが、家計が苦しいため奉公に出ざるを得なかった。それでも向学心に燃える少年は、郷里を離れる選択をし、東京で働きながら学ぶ。山本有三の小説『路傍の石』の主人公・吾一である▼父は家庭を顧みず、母も亡くなってしまう。人生の辛酸をなめつつも周囲の大人に支えられ、吾一は顔を上げて生きていく。東京での生活が行き詰まった時には、こう励まされた。「人間はな、人生というトイシで、ごしごしこすられなくちゃ、光るようにはならないんだ」▼『路傍の石』は昭和12年に、新聞小説として連載を開始。翌年、「新篇」として雑誌で連載されたものの、検閲によって内容の変更を迫られた。山本有三...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎昨日の自分を超え今日の自分に勝つ!地道な積み重ねが偉大な人生をつくる!朗らかに挑戦の日々を!〈名字の言〉2019年8月3日昭和の名作を彩ってきた挿絵画家の岩田専太郎。吉川英治の『鳴門秘帖』の挿絵を手掛けた時、驚いたことがあった。連載の最後の原稿を、吉川自身が持ってきたのである。「この小説も今日で終るから、一緒に飯でも食べようと思ってネ」▼当時、挿絵画家としては、まだ駆け出しにすぎない。そんな彼を人気作家は心を込めてねぎらった。岩田は振り返っている。「一挿絵画家に対するいたわりは、おそらく他人全部に対しての温かい気持の一部であろう」。この“人を思いやる気持ち”が文豪の小説の根底に流れている、と(『吉川英治とわたし』講談社)▼小説『新・人間革命』の挿絵を担当した内田健一郎氏は当初、20回近く描き直す...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎芸術は心を豊かにする書籍・絵画・音楽など古今東西の名作に親しむひとときを作ろう。精神に潤いと触発を!〈名字の言〉2019年8月2日心臓外科医として8000人の命を救ってきた天野篤氏。上皇陛下の冠動脈バイパス手術の執刀医を務めたことでも知られる。氏が医療の道を志した原点に、父の存在があった▼燃料商だった父。50キロほどの重いボンベを手際よく配達する様子を、氏は軽トラックの助手席から見ていたという。「休みの日や正月でも、頼まれれば困っている人のために働く。相手を見て態度を変えるようなことはしない。そんな姿を見て、自分も世の中の役に立つ仕事をしたいと思うようになった」(朝日新聞5月19日付朝刊)。父の生き方が名医の心を育んだ▼福島県のある女子未来部員は小学4年の時、東日本大震災に遭った。原発事故で同級...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎笑顔は心の扉を開く鍵縁する全ての人々に爽やかな微笑を夏空に向かって凛と咲くヒマワリのように!〈名字の言〉2019年8月1日米ハーバード大学には80年以上も継続中の調査がある。「健康で幸福に生きていくには何が大事か」という根源的なテーマに迫る調査だ▼1938年、数百人の若者を対象に、心身の健康診断を開始。かのケネディ大統領もその一人だった。さらに彼らの家族や子孫も加え、定期的に追跡調査。史上最長の研究から見えてきたのは「人間関係」の重要性だった▼研究の4代目の責任者である、同大医学大学院の教授は「友人や家族と信頼できる良い人間関係を築けた人は人生に満足し、健康を維持する割合が高い。逆に悪い人間関係や孤独は致命的」と指摘する。「孤独は、たばこを1日15本吸うのと同じくらい体に悪い」という研究もある▼...きょうの聖教から

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