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  • 日めくり御書

    日めくり御書

  • 月々日々に

    月々日々に

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    月々日々に

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    月々日々に

  • 御書と未来へ0203

    御書と未来へ0203

  • 御書と未来へ

    御書と未来へ

  • 心に御書を

    心に御書を

  • わが友に贈る 9月9日(金)

    わが友に贈る9月9日(金)

  • 今日の聖教から

    今日の聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年8月23日幾多の試練を勝ち越えてきた多宝の同志に最敬礼!豊かな知恵に学びながら生涯青春の大道を共に!名字の言友の挑戦とヒマワリの花言葉2020年8月23日酷暑の中、暑中見舞いとして届いたヒマワリの写真にしばし見入ってしまった。夕暮れ時、あかね色に染まったヒマワリ畑だった▼「ヒマワリの写真の定番といえば、青空の下、太陽に向かって咲き誇る姿ですが、今回、新しいヒマワリの写真にトライしました」との一文が添えてあった。新しい挑戦から成長のドラマは始まる。友の挑戦の心が伝わり、爽やかな気持ちになった▼この夏、御書の全編拝読に挑戦する壮年がいる。正確に言えば「再挑戦」。12年前、地区部長に任命された時、全編拝読を始めたが、1000ページを過ぎた所で止まっていた。コロナ禍の中、池田先生の本紙の連載「心に...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年8月22日川・海・山の事故が多発。呉々も安全第一で!危険箇所には近づかず体調や天候変化に留意。油断排し万全の備えを!名字の言中華統一を成し遂げた大帝国の歴史の教訓2020年8月22日発行部数が累計6400万部を超え、映画化もされた人気漫画「キングダム」。「天下の大将軍」を志す主人公が、後に始皇帝となる秦の国王と共に「中華の統一」を目指す物語だ▼長きにわたり大小の国家が争ってきた戦乱の世を終わらせるには、「国境」そのものをなくすしかない――若き国王の理想に、多くの人々が糾合されていく。漫画は歴史を基にしたフィクションだが、天下の統一という偉業は2200年の時を経ても色あせない▼始皇帝が暴君か名君かは、さまざまな意見がある。万里の長城や巨大陵墓の建設に民を酷使した一方で、文字や度量衡の統一など...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年8月21日宝の未来部を支える皆様いつもありがとう!無限の可能性を信じ抜く励ましの慈光ありて使命の大輪は咲き薫る。名字の言“真の終戦”とは――青年部「戦争・被爆証言を聞く会」で考える2020年8月21日ある父は特攻隊員として出撃する前、5歳と3歳のわが子に手紙をつづった。<イツデモオマヘタチヲ見テイル>。漢字の読めない幼子を気遣い、カタカナで書いてある。<オトウサンハ「マサノリ」、「キヨコ」ノオウマニハナレマセン>▼“背中に乗せて、お馬さんごっこをしてやれない”。そう書き残し、米軍が上陸した沖縄へ向かい、命を落とした。享年29歳。子どもたちの悲しみは、どれほどであったか。戦争で失ったものはあまりにも大きい▼「まだ戦争は終わっていません」。過日、学会青年部の「戦争・被爆証言を聞く会(オンライン...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る継続は偉大な力だ。小さな事からでいい。日々の課題を定め黙々と取り組む中に不屈の境涯が築かれる。名字の言「万有引力の法則」を発見したニュートンの「創造的休暇」大科学者ニュートンが「万有引力の法則」の着想を得たのは24歳の頃。力学、微分積分学、光学における彼の重要な発見のほとんどは、この1665年からの約20カ月間に集中しているという▼この時期、英国ではペストが流行していた。大学を卒業したばかりのニュートンは母校で研究を続けていたが、ペストの影響で大学が閉鎖され、故郷への避難を余儀なくされた▼不遇の時にも思えるが、彼にとっては“願ってもない好機”になった。大学のさまざまな校務から解放され、自身の研究に心ゆくまで没頭することができたからだ。彼の偉業の大半が生まれたこの期間は「驚異の年」とも「創造的休暇」と...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る真の「幸福」とは立場や環境ではなく自身の「心」で決まる。何があっても自分らしく今できることに全力を!名字の言文字に思いを込めて――。葉書や手紙を使ってみては?夏目漱石の小説『門』に、主人公の宗助が「どうも字というものは不思議だよ」とつぶやく場面がある。「近来の近の字はどう書いたっけね」と妻に尋ねた▼いくら易しい字でも、これは変だと思って疑いだすと分からなくなる。紙に書いて眺めても、違う気がしてしまう。宗助が「御前そんな事を経験した事はないかい」と問うと、妻は言った。「まさか」▼最近、同志に送る便りを手書きしていると、しばしば漢字を思い出せない時がある。「まさか」と笑えない。年のせいか、それともパソコンやスマホで文章を作ることに慣れてしまったせいか▼若き日の池田先生のカバンには、常に葉書と便箋が入って...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    今週のことば2020年2月17日「一文一句なりともかたらせ給うべし」声が仏の仕事を為す。誇りと自信をもって希望の大哲学を語れ!(御書1361ページ)名字の言飛行機が飛べるようになったのは、なぜ?上空に小さく見えるジェット機。なぜ、あんなに重そうな“機械”が空を飛べるのか不思議に思うことがある。ライト兄弟の有人動力飛行から117年。考えてみれば、人類史のほとんどで、人は空を飛べないのが“常識”だった▼有史以来、多くの人が空に挑んでは失敗し、嘲笑された。ライト兄弟の“成功”に対しても、飛行距離の短さや目撃証人の少なさから、当時の科学者やマスコミは“機械が空を飛ぶことは科学的に不可能”と冷淡だったという▼こうした歴史を踏まえ、神戸大学の中屋敷均教授は、理論的に飛行が可能だったから人が飛行機を造ったのではない、と強調す...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年2月11日会合の参加者を「仏の如く互に敬うべし」真心で迎えよう!笑顔あふれる集いから和楽の前進は始まる。名字の言生け花の醍醐味とは?友人夫妻の自宅を訪ねるたび、居間に季節の花が飾られている。先日は凜としたスイセンが迎えてくれた。夫人は生け花をたしなんでいるという▼華道は草木に「命」を見るといわれる。みずみずしい若葉や花だけではない。虫食い葉や枯れ枝も全て、“命が現れた姿”と捉えて用い、美を見いだす心が大事だと彼女は教えてくれた。「草木の命を支えているのは『根』です。目には見えない『根』の力をどう見せるかが、生け花の醍醐味なんです」▼根源、根幹、根本……何らかの“おおもと”を意味する熟語には、「根」の字を含むものが多い。フランスの作家サン=テグジュペリの『星の王子さま』(岩波書店)にある「か...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年2月2日あらゆる人々と縁を結びゆく中で人格が磨かれていく。その積み重ねが揺るがぬ自己を築く。名字の言日本人でアカデミー賞にノミネートされた特殊メークのプロフェッショナル2020年2月2日第92回アカデミー賞の「メーキャップ&ヘアスタイリング部門」で先日、カズ・ヒロ(辻一弘)氏が4回目のノミネートを果たした。今月の授賞式で、2度目の受賞に期待が高まる▼独創的な特殊メークを武器に、米国の映画界で活躍してきた氏。近年は肖像美術の創作活動に力を注ぎつつ、欧州や日本など各地で特殊メークの講習会を開いては、自ら実演して見せる▼“秘密にするべき技術を、なぜ惜しげもなく見せてしまうのか”と驚かれることも多い。だが、氏は語る。「技術を秘密にして、それに凝り固まってしがみついていたら、自分の成長はそこで止まっ...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年1月30日一対一の語らいこそ広布伸展の原動力だ。地道な訪問・激励で友の話をじっくり聞く抜苦与楽の実践を!名字の言やっぱり苦労はしたもん勝ち――沖永良部島の広布の母の言葉「この人の語らいは、まさに芸術」と評判の婦人が、鹿児島県の沖永良部島で活躍している。入会61年目。125世帯に弘教を実らせた“対話の名手”である▼実は生来の口べた。だから、とことん相手の話を聞いた。いつしか“心の声”まで感じられるようになったという。交通事故で顔に傷を負った時は「この傷は笑顔じわよ」と明るさに磨きをかけた。夫を病気で失ったが、「悩んでいる人に一層、同苦できるようになれた」と励ましの対話を続けた▼旧習の壁にぶつかるなど、言葉にできないつらさも、ずいぶん味わった。そのたびに負けずに頑張り抜いたゆえか、人柄に芯の強...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年1月25日誠実な振る舞いでわが地域・社会のなくてはならない人に。自他共の幸福に尽くす希望の灯台と輝こう!名字の言困っている人に手を差し伸べれば、みんなが豊かになる大きな駅で、ベビーカーを押して移動するのは大変だ。その経験から生まれたのが「のりかえ便利マップ」。どの車両に乗れば出口やエレベーターに近いか一目で分かるポスターで、高齢者やビジネスマンにも評判だ▼困っている人、悩んでいる人に手を差し伸べれば、周囲も心豊かになる。ある地区座談会で、婦人部員が遅れて会場に入ってきた。すると同志がそっと一言、「よく来たね」。彼女は看護師として働きながら、女手一つで3人の子を育てていた▼「頑張ってるね」という声掛けや「無理しないでね」というメールも数え切れない。「何げない配慮が心に染みるんです」と言う彼女...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年1月24日逆境こそ飛躍の好機だ。「賢者はよろこび愚者は退く」御聖訓。大生命力で挑み抜き変毒為薬の実証を!(御書1091ページ)名字の言「AERA」の佐藤優氏の連載への識者の声「私もキリスト教神学を専攻したので、引き込まれるように読みました」。週刊誌「AERA」での佐藤優氏の連載「池田大作研究」を一読した帝塚山学院大学の川上与志夫名誉教授の声である▼池田先生と同じ東京・大田区生まれの川上氏は、佐藤氏がつづる先生の青少年期を懐かしく読んだという。「宿命は転換できる。人は与えられた場所で全力を尽くさなくてはならないという、池田先生の人生観に学びたい」と、86歳にしてなお謙虚に語られた▼佐藤氏が論ずるように、世界宗教への道を歩み始めた創価学会。その原点の一つが1975年のSGI発足である。SGI憲...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年1月23日インフルエンザが猛威!手洗い・うがいの励行やマスク着用等の徹底で感染性の疾病を防ごう。聡明に健康への対策を!名字の言“プライスレス”な生き方とは?人間社会をより良くするにはどうしたらいいか。新渡戸稲造は自著『自警録』で次のように結論している。「価値なき仕事に目をつけねばならぬ」▼この“価値なき”は、英語の「プライス」(値段)と「レス」(~が無い)から成る単語「プライスレス」を念頭に置いており、「無価値」という意味ではない。「金銭には換算できないほど貴重で尊いこと」を表している▼ある婦人部員は、豪雨で自宅が床上浸水の被害に遭った。水が引き、泥だらけの家財を前に、言葉を失った。その時、背後から「こんにちは」と声がする。学会の地区婦人部長が、数人の青年部員と共に訪れた。見る見るうちに片...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年1月22日リーダー率先の励ましが勇気と団結を生む。拡大の突破口を開く。歓喜と希望が広がる。足取り軽く動き語ろう!名字の言母の教え「大きな願いは10年かけて祈りなさい」「大きな願いは10年かけて祈りなさい」――この母の言葉通り、10年ごとに目標を立て、50年以上になる婦人がいる▼彼女は結婚後、20歳の時に東京で年中無休の中華料理店を開店。仕事と家事・育児に追われる日々が続いた。多忙な中で脳裏に浮かんだのは新潟・佐渡の“広布の一粒種”である母の姿。“母のように信心で宿命を転換したい”と、どんなに大変でも唱題と仏法対話だけは欠かさなかった▼以来、実らせた弘教は20世帯を超える。地域友好のために50歳で始めた舞踊では名取・師範の資格を取得。60歳で家業を後継に譲り、悠々と学会活動ができる境涯になっ...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    今週のことば2020年1月20日SGIの結成45周年!勇気と誠実の語らいこそ平和の種を蒔く力なり。「自他共に智慧と慈悲」の世界市民の絆を一段と!(御書P761)名字の言親はわが子の“自ら育つ力”を信じて愛情を注ごう「わが子が言うことを聞かず、思うような子育てにならない」と嘆く母親がいた。長年、幼児教育に携わる友が助言を。「『子育て』というよりも『子育ち』と捉えましょう」▼子どもは本来、「成長したい!」と思っている。親の役割は、子どもの“自ら育つ力”を信じて愛情を注ぎ、励まし、その子らしく育つよう見守ることだという。「花と同じです。水をやって、太陽の光を当てて、たまに周りの雑草を抜いてあげればいい。大人の思うようにコントロールしようとすると、かえって花はきれいに咲かないものです」▼こうあってほしい、こうなってほし...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年1月19日わが家庭・地域の未来部・青年部を信心の後継者に!全員が使命の人だ。皆で励まし共に前へ!名字の言生誕250周年のベートーベン。楽聖に学ぶ生き方とは?今年はベートーベンの生誕250年。国や時代を超え、人々を魅了し続ける名曲の数々は、いかにして生み出されたのか。楽聖の生き方に学ぶことは多い▼彼は立場や肩書を気にする人ではなかった。「僕の芸術は貧しい人々に最もよく役立たねばならぬ」(片山敏彦訳)と宮廷を飛び出し、市民の前で演奏した。権威の象徴とされたかつらもかぶらなかった▼彼は、何があっても前進し続ける人だった。古い社会との摩擦、耳の病、母や弟の死、経済苦……。過酷な“運命”を打ち砕くかのように猛然と曲を作り、己の胸中に“歓喜”を湧き上がらせた。「一行なりとも書かざる日なし」(佐々木斐夫...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年1月18日積雪や路面凍結による転倒や交通事故に注意!“私は大丈夫”という心の隙や慢心を排そう。今一重の用心を!名字の言いよいよ受験シーズン本番。周囲は受験生とその家族に配慮を「はちまきを結びて挑む冬の夜」。高校受験を目前に控えていた女子未来部員が、机に向かう自身の姿を詠んだ句だ。先日、鹿児島県南九州市で開催された俳句大会で、約13万の応募作から「県俳人協会賞」に選ばれた▼勉強に疲れた深夜、母が小豆を煮詰めて作ってくれたぜんざいの味が忘れられないという彼女。地域の学会の同志も、“新聞に受験生向けの特集があったから”と切り抜きを届けてくれたり、“頑張ってるね”と、そっと声を掛けてくれたりした▼「皆さんのさりげない応援が、不安でいっぱいだった私の心を温めてくれました」と彼女。ブロック長の父、地区...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年1月17日身近な家族を大切に!感謝の思いを言葉に!一家和楽の実現こそ幸福の土台であり学会永遠の指針なり!名字の言阪神・淡路大震災から25年。心を結び、希望を灯す励ましを未来へ本来なら、その日は兵庫男子部にとって一年の広布勝利を誓い合う日だった。1995年1月17日、阪神・淡路大震災が発生。予定されていた兵庫男子部の集いは中止となった▼街は廃虚同然となり、深い喪失感に覆われた。その中を“負けたらあかん!”と兵庫男子部の友は救援活動に奔走した。震災から2カ月後、池田先生は「諸君の御健闘に感謝し、兵庫の未来が無事安穏である事を祈りつつ」と3首の和歌を贈った▼「見も知らぬさまよい疲れる人々を抱きかかえたる尊き君らよ」「恙なく無事安穏の操縦を若き英雄嘆かず指揮とれ」「沈黙を破りて轟く歌声の指揮をぞ頼...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年1月16日真の勝利者とは最後まで諦めない人!受験生よ頑張れ!青春の努力と挑戦は必ず一生の宝となる!名字の言高校サッカー優勝・静岡学園の選手育成の秘訣とは?全国高校サッカー選手権で静岡学園が24大会ぶりに優勝。個人技を駆使してゴールに迫る伝統の攻撃サッカーは、多くのファンを魅了した▼この“静学スタイル”の生みの親は前監督の井田勝通氏。氏は半世紀近く前から、目先の勝利だけでなく、選手の将来を見据え、個々の力を引き出す指導に当たった。追求したのは「考えるサッカー」。指導者が“与える”のではなく、選手が自分の頭で考え、自らの“武器”をつくり上げる努力の過程に重点を置いた(『静学スタイル』カンゼン)▼氏の下から60人以上のJリーガーや、優秀な指導者が誕生。今回、チームを優勝に導いた川口監督もその一人...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年1月15日苦手なことへの挑戦が自身の心を強く鍛え境涯を大きく広げる。題目を勇気の源泉に成長の節を刻もう!名字の言奈良の壮年が語る「鏡餅と池田先生」の思い出2020年1月15日年頭、ショッピングモールの一角に飾られた鏡餅を見て、「大きいお餅だね。どうやって食べるの?」と聞く子どもがいた。鏡開きは、関東では主に11日、関西では15日や20日などに行う。鏡餅の歴史は古く、平安時代の『源氏物語』にも記述が見られる▼奈良のある壮年には、鏡餅にまつわる思い出がある。42年前の1月、池田先生が奈良を訪れ、会合に出席。席上、先生は登壇した友を励まそうと、20キロ以上もある御宝前の鏡餅を渡そうとした。新任リーダーだった壮年は“手伝わなければ”と慌てて駆け寄ったが、先生はそれを制し、自ら餅を運んだ▼「先生のス...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年1月14日「先んずれば人を制す」いかなる勝負も最高の準備こそが最高の結果を生む。絶対勝利の人たれ!名字の言犠牲バントの精神とは?2020年1月14日元プロ野球選手の川相昌弘さんといえば“バントの名人”。現役時代、「代打、川相!」と当時の長嶋監督がバントのポーズをしながら球審に告げた話は有名だ。相手チームが警戒する中、確実に決めた533本の犠打は世界記録となっている▼走者を進塁させる送りバント、ホームに生還させるスクイズといった犠牲バントは、自身がアウトになることが前提。だがそれは単なる犠牲ではない。チームに勝利を呼び込む重要な仕事だ。川相さんも、ここ一番で決めたバントは、ホームランよりうれしいと語る(『明日への送りバント』)▼ある男子部員が共に野球で汗した小学校時代からの友人に弘教を実らせ...きょうの聖教から

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    今週のことば2020年1月13日華陽のロマン総会を明るく楽しく賑やかに!「女子は門をひらく」友情と幸の仏縁を結び青春勝利の門を広々と!(御書1566ページ)名字の言ナポレオンの“アウステルリッツの太陽”「梅が香に初日さして唱題す」。元旦の初勤行に際し、72歳の壮年の友が詠んだ。初日の出と共に新しい一年を出発したのだろう▼この句を見て思い浮かぶ言葉がある。アウステルリッツの太陽――ナポレオン率いるフランス軍がロシア・オーストリア連合軍に完全勝利した「アウステルリッツの戦い」の時に生まれた言葉である▼215年前の1805年の12月2日。この日はナポレオンの皇帝戴冠式1周年の記念日だった。太陽は朝霧を破って燦然と輝き、フランス軍の前進に呼応するかのように霧を消し去っていった。ナポレオンは兵士たちに呼び掛けた。「いざ諸...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年1月12日本物の決意は本物の行動を生む。さあ勇猛果敢に進もう!偉大な自分史の開幕を勇気の一歩で飾ろう!〈名字の言〉2020年1月12日「お母さんは、今日も坂の街神戸を走る/え顔で走る/前へ前へ走る」――ハナマルキ株式会社が主催する「おかあさんの詩」コンクール。全国の小学生から送られる作品には、子から見た母の表情や姿がリアルに、時にユーモラスに描かれる▼冒頭の詩は、最上位2編の一つに選ばれた関西創価小学校生の作品で、題名は「走り続けるお母さん」。児童は幼稚園児の時、母がこぐ自転車の後ろに乗せられ、幼稚園に通っていた▼「自転車に乗っている時のお母さんの口ぐせは/『よし、今日もがんばろう!』だ/わたしは/『うん!』と返事を返す」。短い詩から、児童の母親の生き方まで伝わってくる▼米国の作家で教育コ...きょうの聖教から

  • きょうの聖教から

    わが友に贈る2020年1月11日戸田先生「学会は人材をもって城となすのだ」新しい人を励まし新しい力を伸ばそう!そこに勝利の道が!名字の言演歌歌手の丘みどりさんがファンから言われたこと2020年1月11日年末の紅白歌合戦で、はつらつとした歌声を披露した丘みどりさん。幅広い世代から支持される期待の演歌歌手だ。華やかな活躍に至るまでには、各地でファンと直接会い、CDを一枚一枚買ってもらう地道な活動を積み重ねてきた▼紅白出場を夢見ていた頃のこと。あるキャンペーン会場で、丘さんが「いつか紅白に出られる歌手になれるよう頑張ります」と言うと、ファンからこんな言葉が返ってきた。「“いつか”なんて言っていたら一生出られない。今年出るつもりで頑張ろうよ」(「潮」2月号)▼その時、丘さんは自分の情熱が足りなかったことに、あらためて気...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2020年1月10日「道理証文よりも現証にはすぎず」体験に勝る雄弁なし。縁する全ての友に信仰の歓喜を語ろう!名字の言島崎藤村の“いろは歌留多”に学ぶ2020年1月10日正月の伝統的な遊びである「かるた」には、「いろはかるた」など多くの種類が存在する。哲学者の鶴見俊輔は4歳の時から、島崎藤村が考案した「藤村いろは歌留多」に親しんだ▼文豪が作っただけあって、含蓄のある言葉が多い。例えば「独楽の澄む時、心棒の廻る時」。こまが心棒を中心として、一定以上の速さで回転することによって、静止しているかのように見えるさまを表現している▼それはまた、“生きるために何が大切かを考えよ”という文豪の問い掛けにも思える。日々行動、日々向上の人生こそ確かな幸福への軌道である。反対に、安逸に流される人は、毀誉褒貶に紛動され、心...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2020年1月9日広布の拡大は足元から始まる。爽やかな挨拶と心通う語らいで地域に友情の花を!名字の言新年恒例の「太陽会万葉集」。大理想に生きる人の心に“しわ”はない!2020年1月9日新年の心意気を和歌や川柳などに託す「太陽会万葉集」。都内のある地域の太陽会(平日の昼間に活動できる壮年の集い)の友が毎年、編さんしている。今年の第14集の一端を紹介すると――▼「新春に箱根路走る若人の勝利祈りて我も進まん」(79歳)、「箱根路に翔ける創価の若獅子の使命のたすきつなげと祈らむ」(72歳)。皆の熱い思いをタスキに乗せ、新たな歴史を開いた力走に、あらためて喝采を送りたい。我らは学会創立100周年の2030年へ、勢いよく広布路を駆け抜ける▼大理想に生きる人の心にしわはない。今集の最高齢者が「師の慈愛師弟の絆一〇...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2020年1月7日「目標」を明確に「祈り」は深く!新たな挑戦を始めよう。今日より明日へ価値創造の一日を!名字の言座談会から勢いよく出発しよう2020年1月7日ある地区では、1月の座談会で唱題表を配布するのが恒例。その年末の座談会で挑戦の様子や結果を報告し、たたえ合う。以前、年頭にお邪魔した筆者も頂戴し、12月の参加を約束。懸命に目標を達成した唱題表を持参して、喜びを共にした▼別の地区では、1月の座談会のお知らせと一緒に短冊を手渡す。新年の決意を記入してもらい、自由に発表。一年の最後の座談会で再び読み上げて報告し、さらなる誓いを語る▼「祈りぬき友の幸せ勝ちとるぞ」「変わりたい変われますよと友誘う」等々、思いを川柳に乗せてリズムよく伝え合う地区もあった。いずれも、各人の決意や目標を明確にしたり、言葉にし...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2020年1月5日一切を勝ち開くのは自らの意志と力だ。「よしやろう!」この決意を胸に一歩を踏み出そう!名字の言年賀状の一文に感じる温もり2020年1月5日同志が抱負や朗報をつづる年賀状は、わが一年の前進も加速させてくれる希望の便りである。今年の1枚に友が一筆。「昨年、ついに父が入会。20年越しの夢だった親子そろって新年勤行会へ!」▼賀状に印刷された儀礼のあいさつ文以上に、余白の自筆の一文に心が揺さぶられる。それは筆遣いに書き手の息遣いや体温を感じるからに違いない▼哲学者のデカルトは名著『方法序説』を、学術界で主流だったラテン語ではなく、市民が日常使うフランス語で書いた。一通りの学問を究めたデカルトは専門書ではなく、「世間という書物」、つまり実生活での体験を通して真理をつかもうとした。また同書の執筆理...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2020年1月4日人類の分岐点となる“次の十年”を開く時。広布誓願の志を燃やし「前進また前進」の誉れの黄金史を綴ろう!名字の言地涌の同志の題目が地球を包む2020年1月4日都内の新年勤行会で目を引く光景があった。妙音会(聴覚障がい者の集い)の友に寄り添い、手話通訳を行う「ピースハンズグループ」のメンバーの姿である▼唱題が始まると、右手を自らの顔の高さまで掲げてから、下へ向かって宙をたたくようにトン、トン、トン、トン、トン、トンと、リズムを刻んでいく。妙音会の友の口元も「なん、みょう、ほう、れん、げ、きょう」と動く。導師が鈴を鳴らして唱題を終えるまで、それは続いた。妙音会の友いわく「唱題の声がハッキリ聞こえなくても、皆さんと“唱題の呼吸”が合う感覚は分かるんです」▼新入会の青年が語っていた言葉も印象的...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2020年1月1日妙法は民衆救済の「希望の哲理」だ。地涌の誇りも高く縁する友に語り抜こう!師弟凱歌の歴史を共に!名字の言この一年も、わが胸に師弟誓願の太陽を2020年1月1日「来たれおお来たれしかし急くことなく天のいただきへと進め金いろの日よ!」(片山敏彦訳)。ドイツの詩人ヘルダーリンは、昇る太陽の荘厳さをうたった▼「前進・人材の年」の朝を迎えた。小説『人間革命』の連載が開始されたのは55年前のきょう付から。章の題名は「黎明」である。軍国主義の弾圧に抗して、信念を貫いた第2代会長・戸田先生が、2年間の獄中闘争を経て、1945年(昭和20年)7月3日に出獄する場面から始まる▼それは学会を再建し、師の正義を証明する大闘争の始まりであった。同章で池田先生はつづっている。「日本の、まことの黎明は、この時に始...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年12月27日本紙を支えてくださる全ての方に心から感謝。誇り高き「無冠」の友に栄光と福徳は燦然!健康と安全第一で!名字の言「功徳」とは、どういう意味でしょう?2019年12月27日“対話の名手”と仰がれた釈尊には、一言も発せず、自らの姿だけで相手を説得したという逸話がある▼釈尊を侮っていた人々がある時、こう示し合わせた。“彼が来ても、あいさつしてはならない。立って迎える必要もない”。だが釈尊の姿を目にした瞬間、皆が思わず立ち上がり、教えを請うたという▼“超人的な力”と思いがちだが、決してそうではない。仏教学者の中村元氏は、釈尊の教化を「広々としたおちついた態度をもって異端をさえも包容してしまう」と表現した(『釈尊の生涯』平凡社)。釈尊の人格の深みから生まれる表情や振る舞いが、相手の心を動かし...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年12月26日職場や地域などでお世話になった方々に一年の御礼を伝えよう!「ありがとう」の一言が信頼と友情を強くする。名字の言スター・ウォーズの全作に出演した俳優が一人だけいる。2019年12月26日映画「スター・ウォーズ」の完結編が公開されている。この42年にわたるシリーズの全作品に出演した唯一の俳優が、アンソニー・ダニエルズ氏。C―3POというロボットを演じ続けてきた▼金色の衣装を全身に着けるので顔は見えない。撮影では高温と擦り傷に耐える日々。本格派の俳優を目指す彼にとって、実は長年好きになれない“脇役”だった▼気持ちが変わったのは数年前。映画のイベントで世界各国を回った際、観客の声援に直接触れた。「多くの人たちが愛してくれているんだと実感して、本当に魔法のような瞬間でした」▼人知れぬ苦労...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年12月25日最も難しい勝利は自分に打ち勝つこと。受験生よ負けるな!悔いなき一日一日を!健康を祈っています。名字の言宝石はどこにある?2019年12月25日言葉が話せるテディという名の犬がいる。ただし会話ができる相手は詩人と子どもだけ。児童文学作品『テディが宝石を見つけるまで』はそんな設定の物語だ▼飼い主である詩人が“君が宝石を見つけられるといいな”と言い残して亡くなる。ある日、テディは、吹雪で遭難した幼いきょうだいを救助する。その後、無事に子どもたちと再会した母親がテディに“あなたは宝よ”と涙して感謝を伝え、話は結ばれる。つまり、他者に尽くしたテディ自身が「宝」だった▼法華経に「衣裏珠の譬え」がある。貧しい男のために親友が衣の裏に宝珠を縫い付けてやる。だが男は気付かず、貧乏な生活は続いた。...きょうの聖教から

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    今週のことば2019年12月23日尊き一年の功労に「心の財」は無量なり。「大果報は又来るべし」無事故で有終の美を!勢いよく先駆の光を!(御書1178ページ)名字の言差別を許さない不断の挑戦を2019年12月23日島崎藤村の小説『破戒』の時代設定は明治後期。被差別部落出身の青年教師・瀬川丑松が、出自を「隠せ」という父の戒めを破るまでの葛藤を描いた▼封建的な身分制は廃止されたものの、人々の差別意識は残ったまま。出自を他人に知られるだけで、社会的に排除される恐れもあった。近代的な人権思想を学んだ丑松は悩み苦しむ。「同じ人間だということを知らなかったなら、甘んじて世の軽蔑を受けてもいられたろうものを」と▼『破戒』が読み継がれるのは、差別について読み手に鋭く問い掛けてくるからだろう。差別とは、ひとえに心の問題であるゆえに...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年12月22日自分で幸福をつくり自分で幸福を味わえる。これが信心の醍醐味だ。生きがいのある人生へ勇気の一歩を今こそ!名字の言緒方貞子さんに学ぶこと2019年12月22日パン屋がパンを焼けるようになること――そんな“当たり前の日常”を取り戻すことが難民問題の解決だと訴えたのは、今年、92歳で亡くなった緒方貞子さんである▼日本人初の国連難民高等弁務官を務め、イラクのクルド人支援、ルワンダ難民など冷戦後の大量難民問題に取り組んだ。国家中心の安全保障に代わる概念として、あらゆる脅威から人々の生存や尊厳を守る「人間の安全保障」を提唱したことでも知られる▼現場主義を貫き、人々の中に飛び込んでは、一人一人の声をもとに対策を講じた。その姿が尊敬を集め、アフリカでは子どもに「サダコ」と名付ける人も多いという。...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年12月21日「飲食節ならざる故に病む」御聖訓。節度ある食生活や睡眠・運動を心掛け賢明に体調管理を!(御書1009ページ)名字の言隈研吾氏の建築思想とは?2019年12月21日「新国立競技場」のオープニングイベントが、きょう行われる。東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとなる同競技場で、これから数多くのドラマが生まれるに違いない▼設計を担当したのは隈研吾氏。独創的でありながら、社会に受け入れられる建築を実現するため、氏が提唱する建築観がある。それは「負ける建築」。すなわち、“控えめな建築”という趣旨である▼「建築家は謙虚であれ」と呼び掛ける氏。人だけでなく建物もまた、目立とうとするより、環境と調和する建物をと訴える。新国立競技場の設計も、緑豊かな明治神宮外苑の景観と、いかに調和させるか...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年12月20日一年の締めくくり。身の回りの掃除や整理整頓を賢明に!清新な息吹で新年を迎えよう!名字の言桜島の友の“歓喜の行進”2019年12月20日ベートーベンの「第九」が列島の各地で響いている。「いく百万の人々よ、互いに抱き合おう!」(シラー原詩、大木正純訳)との“歓喜の歌”の大合唱は圧巻だ▼人間が連帯し、心を結べば、どれほど偉大な力を発揮できるか――聴くほどに、歌うほどに、楽聖の魂の叫びが伝わってくる▼鹿児島県の桜島の友が“歓喜の行進”を続けている。1958年、同島を訪れた池田先生が「幸福の島に」と弘教の灯をともし、初めて学会員が誕生した。周囲の無理解に負けず、同志は懸命に地域に尽くした。「日本一幸せな島にして、先生にお応えしよう」。それが皆の合言葉だった▼全島(約1800世帯)へ対話を...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年12月19日「年は・わかうなり福はかさなり候べし」生涯青春の同志に無量の福徳は燦然!ますます健康長寿で!(御書P1135)名字の言読書には「アウトプット」が大事?2019年12月19日一人静かに楽しむ読書もあれば、本を巡って誰かと語り合う読書もある。年間のべ9000人が参加する日本最大規模の読書会コミュニティーが「猫町俱楽部」。主宰する山本多津也氏は、“本の内容を理解し、自分の考えを他者に伝える「アウトプット」によって、読書という「インプット」が正しく完了する”と強調している▼全国で年200回ほど開かれる読書会では、参加者が感じたことを自由に発言していく。目の前に並ぶ聞き手は、理解できれば“なるほど”とうなずき、分からなければ難しい顔をする▼そうした相手の反応を見ながら言葉を発するうちに、...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年12月17日世界広布の前進は地区・ブロックから。その最前線を駆ける尊きリーダーに感謝!皆で決意新たに出発を!名字の言2019年12月17日「やはらかに/人分けゆくや/勝角力」。江戸中期の俳人・高井几董の句だ。相撲に勝った力士が、歓声に沸く花道を、穏やかにかき分けながら去っていく様子を詠んだ▼各地で行われた本年の掉尾を飾る座談会。世界聖教会館の開館を、自らの機関紙拡大で迎えた活動報告があった。未入会家族の学会理解が一歩進んだという喜びの声もあった。列島の津々浦々で、“創価勝利の年”を「わが勝利」で荘厳した歓喜があふれていた▼共通するのは、「自分自身の壁」を破り乗り越えたということ。人に勝つ以上に「自身の心」に勝つことは難しい。だからこそ喜びは格別である。御書に「強敵を伏して始て力士をしる」(...きょうの聖教から

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    今週のことば2019年12月16日年末年始のあいさつが友情の絆を強め広げる。「仏種は縁に従って起る」近隣・旧友・親戚を大切に新たな交友録を楽しく!(御書P1467)名字の言最もよく学べる方法とは?2019年12月16日「ラーニング・ピラミッド」と呼ばれる図がある。どんな学習方法であれば脳に定着しやすいか、ピラミッド形にして分類したものだ▼定着率の低い順から見てみると、「講義を受ける」「本を読む」「映像などを視聴」と続く。これらは“受動型”の学びといえよう。続いて「グループ討論」等といった“能動型”の方法が挙がる。そして最高位に位置するのは「人に教えること」だという▼「人は教えることによって最もよく学ぶ」とは、古代ローマの哲学者セネカの言葉である。人材育成の在り方にも通じよう。熊本・阿蘇地域では創価ファミリー大会...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年12月15日最も苦闘している友に寄り添おう。それこそ仏法者の魂だ。焦らず、たゆまず幸の未来へ歩みを共に!名字の言武者小路実篤「桃栗三年柿八年…俺は一生」2019年12月15日果樹を植えたら、その実がなるまでには相応の年月がかかる。例えばモモやクリは3年、カキは8年。より時間が必要な果樹もある。人間の成長にも通じる摂理だろう▼よし、自分はもっと長く精進するぞと、90歳まで筆を執り続けた作家が武者小路実篤。その実篤が好んで色紙に書いた言葉がある。「桃栗三年柿八年……俺は一生」▼昨年、実に32回目の挑戦で、司法試験に合格した創価大学出身の壮年がいる。働きながら学ぶ厳しさ。後輩に次々と追い越される焦りと不安。何度、くじけそうになったことか▼最も苦しかった時、ある会合で創立者・池田先生と再会する。「...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年12月14日未来部は一人ももれなく「人類の宝」だ!一年間の挑戦を称え温かな励ましを送ろう。受験生にもエールを!名字の言“宝の一書”との出合いを2019年12月14日ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏。科学者を目指すきっかけになったファラデーの『ロウソクの科学』は、小学校の担任が薦めたものだった。氏は“私の好奇心をくすぐってくださったことが、今回の受賞につながりました”と感謝を述べた▼一方、当時の担任はマスコミの取材に、“ご本人が勉強し研究された結果ですから、私がどうこうではありません”と応じていた。子ども時代において、一冊の本との出合いがいかに大切か、あらためて教えられた▼広島県呉市の小学校2校に先日、創価学会から優良図書300冊と書架が贈られた。1校は、昨夏の西日本豪雨で図書室の本が浸水。...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年12月13日わが足元の近隣こそ信頼と友情を築く人間共和の本舞台だ。常に配慮を忘れず誠実な振る舞いを!名字の言「栗よりうまい十三里」って何2019年12月13日「十三里」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。「距離」と捉えて計算すれば約50キロだが、実はサツマイモの別称でもある▼その由来の一つは、サツマイモの産地・埼玉県川越市が江戸から十三里離れており、そこから江戸へやって来る焼き芋売りが「十三里」と呼ばれたことによる。焼き芋売りは「栗(九里)より(四里)うまい十三里(9+4=13)」という、しゃれを利かせた口上で売っていたとも伝えられる▼「芋」「いも」は御書にもたびたび登場するが、この時代は主にサトイモやヤマイモを指す。日蓮大聖人は、門下が供養したイモを「くらき夜のともしびにもすぎ・かはける時...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年12月12日「法華経の行者は日輪と師子との如し」太陽のごとく朗らかに師子のごとく勇敢に仏縁拡大に挑みゆこう!(御書P1219)名字の言強さの鍵は「土の中」に?2019年12月12日近年、作物に悪影響をもたらす天候不順が“例外”ではなく“日常”となり、その対策に頭を抱えることが多くなった――農家の方がこう嘆いていた。仲間と話し合った結論は「いかに健康な根をつくるか」だった。健康な根であれば多少の天候不順は乗り越えることができる、と▼では、根を強くするにはどうすればいいのか。北海道のベテラン野菜農家は、根の“すみか”となる「土」が鍵になると教えてくれた▼「目には見えませんが、土の中にはたくさんの微生物が暮らしています。そこに根が張るということは、空気や水などを提供する“通路”ができるようなもの...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年12月10日わが勝利の陰には無数の同志の祈りと弛まぬ励ましがある。報恩感謝の人は尊貴。異体同心の大前進を!名字の言フジコ・ヘミングとオーケストラ2019年12月10日ピアニストのフジコ・ヘミングさんが交響楽団との協演で録音に臨んだ時のこと。若い指揮者が“ヘミングさん独特のテンポの技法と、オーケストラの演奏が融合していない”と苦言を呈した。それでもヘミングさんは自身の音楽を貫いた▼すると、休憩時間に日頃見られない光景が。練習を続けるヘミングさんの周りに楽団員らが寄ってきて、彼女の音楽を心身で吸収するように耳を澄ませた。その後の録音は大成功だったという(『たどりつく力』幻冬舎)▼「芸術作品は、各人の自己を目覚めさせる事によって、人の和を作り出す」と言ったのは文芸批評家の小林秀雄氏だった(『考え...きょうの聖教から

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    〈わが友に贈る〉2019年12月7日「会うと元気になる」「話すと勇気が湧く」そう慕われる人に!真心と誠実で光る人格の王者たれ!〈名字の言〉命のビザ――杉原千畝の思いとは2019年12月7日第2次世界大戦中、ナチスに迫害されたユダヤ人にビザを発給し、多くの命を救った外交官・杉原千畝。彼は少年期を名古屋市内で過ごした▼当時の居住地付近から出身校の愛知県立第五中学校(現・県立瑞陵高校)を結んだルートが「杉原千畝人道の道」と名付けられている。彼が歩んだ道と眺めた風景に触れながら、足跡をしのぶことができる▼現在、名古屋市で「勇気の証言――ホロコースト展アンネ・フランクと杉原千畝の選択」愛知展が開催されている(9日まで)。彼は困難な状況下でビザを発給したことについて、後年、「大したことをしたわけじゃない。当然のことをしただ...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年12月6日慌ただしい年の瀬。忙しい時だからこそ時間を有効活用しよう。賢明な知恵と工夫で一日一日を価値的に!〈名字の言〉中国の周恩来総理「私は誠実な人を好む」2019年12月6日『わが七爸周恩来』の日本語版(日本僑報社刊)をひもといた。中国の周恩来総理の甥に当たる周爾鎏さんによる、知られざる「真実の記録」である▼周総理は誠実な人だった。誠実に仕事を行い、誠実な言動を好んだ。権威におもねり、都合の良いことばかりを報告するような人物は好まなかったという▼国連の会議で中国代表が発言した時のこと。周総理に意見を求められた著者が「時宜にかなっていたと思います」と述べると、総理は「たったのそれだけか」と不満げに。著者は正直に答えた。「この件については知っていましたが、急いでいたので内容の詳細は把握してい...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年12月5日火災に厳重注意!可燃物の放置やたこ足配線は禁物だ。一切の油断を排して一年の総仕上げを!〈名字の言〉作家・宮城谷昌光氏を支えた言葉2019年12月5日歴史小説の大家・宮城谷昌光氏は出版社に勤める傍ら、作家の立原正秋に師事し、創作活動を始めた。だが常に経済的な苦労が絶えなかった▼40代半ばでも鳴かず飛ばず。妻がふびんで、筆を折ろうと思った。だが、そんな時に読んだ中国の古典『菜根譚』の文章が胸に刺さった▼「己を舎てては、その疑いに処ることなかれ。その疑いに処れば、即ち舎つるところの志、多く愧ず」(今井宇三郎訳)。すなわち、身を捨てて取り掛かりながら途中でためらえば、初志をはずかしめることになる、との意だ。氏は語る。「なんのためにあなたは最初に志を立てたのですか、と、本は問いかけてきまし...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年12月4日眼前の「一人」に勇気の灯をともせばその家族や友人をも明るく照らしていける。心通う麗しき語らいを!〈名字の言〉勉強量と成績向上の関係とは?2019年12月4日先日、ある教育関係者の講演会で、高校生が質問した。「勉学に励む上で大切なことは何でしょうか」▼講師は勉強量と成績の関係を表すグラフを紹介。勉強を始めたばかりの頃は、成績はなかなか上がらないが、ある地点から急上昇するという。「勉強は中途半端では身に付きません。どんな小さな歩みでもいい、努力をやめないことです」とエールを送っていた▼このグラフを作った脳科学者の池谷裕二氏は、さまざまな研究の結果から“もう一息の努力で、目の前に大海が広がるのと同様に、ものごとがよく理解できるようになったと感じる瞬間がある”と分析。しかし多くの人が、そ...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年12月3日人間の成長に限界なし。ゆえに失敗を恐れず自身の最高峰へ挑もう!強気に大胆に生涯青春の人生道を!〈名字の言〉担任の先生がくれたもの2019年12月3日数十年ぶりに開かれた高校の同窓会に行った。参加者は期せずして、同じものを持参していた。それは10円玉。卒業式の当日、担任教諭から「もう駄目だという時、諦める前に電話をしてほしい」と手渡されたものだ▼中には10円玉を忘れた人も……と思いきや、実は電話に使ったという。「電話があってもなくても、皆のことはいつも頭にあったよ」と白髪になった教諭。皆で集えたことを喜び合った▼自分の気持ちを素直に伝えられる機会を持つ人は、負けない。まして、それが毎日ともなれば。夫に先立たれ、子もなく1人で暮らす多宝会の婦人部員。「寂しくないよ。御本尊様と対話して...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年11月30日社会で奮闘するわが地域の青年に皆で温かな応援を!後継の育成と成長こそ広布拡大の原動力だ!〈名字の言〉2回目の“入会記念日”2019年11月30日「私の“入会記念日”は二つあります」と、ある壮年部員が語っていた。一つ目は、文字通り入会した日。二つ目は、人のことを祈り始めた日、だという▼彼が言う“2回目の入会”までには随分と時間がかかった。信心する意味を見失い、活動から離れた時期もあった。やめてしまおうかと思う時も。だが、信心を勧めた先輩は関わり続けてくれた。共に信心の基本を学び、共に動き、共に祈ってくれた▼当時を振り返り、先輩は言った。「不安もあっただろうに、君は僕を信じ、一大決心をして入会してくれた。だから僕も一大決心して、君と一緒に成長していこうと決めたんだ」。“2回目の入会...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年11月29日詐欺に厳重注意!性急な判断は禁物だ。慌てず焦らず家族や周囲に相談を。皆で声を掛け合おう!〈名字の言〉「旅」の語源を知っていますか?2019年11月29日「旅」という日本語は「賜る」が転じたものではないか――そうつづったのは、民俗学者の柳田国男である(『定本柳田國男集第25巻』筑摩書房)▼かつて「たぶ(賜ぶ)」という動詞が用いられた時代があった。「品物や恩恵をいただく」等の意味だ。保存食も十分になかった頃の長旅では、行く先々で現地の人々から食べ物や宿泊場所などを与えてもらう、すなわち「賜びてもらう」のが一般的だった。それが、いつしか「旅」と呼ばれるようになったという説である▼そう考えると、人生を「旅」に例えることが多いのもうなずける。人は誰しも、一人では生きていけない。支え合い、...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年11月28日各地が新体制で出発。正・副役職の団結こそ勝利と発展の要だ。満々たる生命力で新時代を開きゆこう!〈名字の言〉2019年11月28日新春の箱根駅伝へ、創価大学駅伝部の調整が進む。先日、1万メートル記録会でムイル選手が27分台、米満選手が自己ベストを30秒以上更新する28分30秒台に突入し、創大の日本人歴代記録を打ち立てた。3番手、4番手も29分10秒台で続き、新たに4人の選手が30分の壁を破った。いい緊張感がチーム内に満ちてきている▼本年2月に就任した創大の榎木監督は「箱根は特別。人生が変わる」と選手に訴える。監督自身も、箱根駅伝で4年連続の区間賞を獲得し、その後の競技人生を開いてきた▼そんな監督の座右の銘は「走姿顕心」。走る姿には、その人のさまざまな心、魂が表れる、という意。長距...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年11月27日尊き無冠の道を歩む配達員の皆様に感謝!寒さが一段と増す時期。防寒等の対策を万全に無理せず安全第一で!〈名字の言〉2019年11月27日先日、行われた鹿児島総県・指宿圏の総会。男女青年部と共に“7人の少年少女部合唱団”が歌声を披露し、大きな拍手に包まれた。この晴れ舞台の陰には、2人の少女部員の“奮闘”があった▼昨年、彼女たちは鹿児島総県少年少女部の合唱祭へ。圏ごとにステージに立つが、指宿圏は彼女たち2人しかいなかったので、他の圏と一緒に歌った。2人は“来年は絶対に圏の合唱団として歌おう”と誓い合った▼早速、団員募集のポスターを作成。会館に張り出し、会合などで懸命に呼び掛けた。また圏の部員会を“王子王女プラザ”と銘打ち、企画も自分たちで工夫した。そのけなげな姿に壮年・婦人部も立ち上...きょうの聖教から

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    今週のことば2019年11月25日友の幸せを祈り信心の体験を語る。これこそ仏の聖業なり。朗らかに大確信で「未来までの仏種」を!(御書P1486)〈名字の言〉2019年11月25日本紙で連載中の「ライフウオッチ」。学会員の多彩なエピソードを軸に、識者へのインタビュー等を交えながら、「人生100年時代」の幸福論を考える企画に、毎回、多くの反響が寄せられる▼共通するのは登場人物への「共感」だ。“就職氷河期”世代の友がつづる人間革命のドラマに「“遠回りをしても、その分、全てを生かせる時が来る”と励まされた気がします」と。変わるきっかけになった同志の支えや池田先生の言葉に心を揺さぶられた、との感想もあった▼15年間の非正規雇用を経て正社員になった男子部員の信仰体験(先月13日付)には、「いわゆる“華々しい体験”だけでなく...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年11月24日「未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」栄光の人生を開くのは今の決意と行動にあり!(御書P231)〈名字の言〉2019年11月24日中等部員からうれしい連絡があった。先日の全日本合唱コンクール全国大会で、所属する中学校の合唱部が金賞に輝いたという▼彼は「最高のハーモニーを生み出したい」と願い、練習に励んできた。部員は“個性豊かな”メンバーばかり。うまくまとまらず、唇をかんだこともある。それでも唱題に挑戦し、努力を重ねた。全員が力を発揮し、一生の思い出を築けるように。金賞に輝いた瞬間、喜びとともに彼の胸を満たしたものは「最高の仲間」を得た実感であり、家族や地域の同志への感謝だった▼ハーモニーは「調和」と訳される。古代ギリシャの言葉「ハルモニア」が語源という。いにしえの人々は...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年11月23日中継行事に携わる全ての役員の皆さま寒い中ありがとう!風邪をひかないように。陰の労苦に福徳は燦然!〈名字の言〉2019年11月23日桜といえば春に咲き誇るソメイヨシノを思い浮かべるが、「四季桜」は春と秋に咲く。先日、総本部の四季桜が「11・18」を待っていたかのように淡い紅色の花を咲かせた▼「言葉の一語一語は、桜の花びら一枚一枚だと言っていい」と語ったのは詩人の大岡信である。爛漫と咲き誇る桜並木も素晴らしいが、一枚の桜の花びらも、いとおしく、美しい。言葉もまた、時に“真心の一言”が相手の胸を打つ▼フランス語で「贈り物」を意味する「カドー」はラテン語由来の言葉で、最初は「大文字」を意味したといわれる。「文字」を指していた単語が、「贈り物」へと変化していったことを通して、大岡は、贈り...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎「法華経を持ち奉る処を当詣道場と云うなり」今いる場所こそわが人間革命の舞台だ。地域で社会で輝く人に!〈名字の言〉2019年11月22日本紙の11・18「創価学会創立記念日」特集で掲載された田原総一朗氏のインタビュー(17日付)。氏の率直かつ明快なコメントに、読者から多くの反響があった▼取材の折には、パナソニックの創業者・松下幸之助氏との思い出も語ってくれた。松下氏が新しい事業を始める際、田原氏に日本の政治・経済に対する所感を聞きたいと連絡があった▼松下氏は、田原氏より40歳年上。親子以上の年齢差がある田原氏の話に、松下氏は1時間ほど耳を傾けた。2日後にも再び田原氏を招き、話を聞いた。本田宗一郎氏や盛田昭夫氏など、数々の実業家を取材してきた田原氏は、「優れた経営者はいずれも、人の話をよく聞く」と実...きょうの聖教から

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    わが友に贈る2019年11月21日明年のスタートは本年の総仕上げから。異体同心の合言葉は皆が前進!皆が人材!さあ先駆の第一歩を!〈名字の言〉2019年11月21日ワールド・ボクシング・スーパーシリーズで、バンタム級王者になった井上尚弥選手。プロでは19戦19勝(16KO)と無敗を誇る。この強さの秘密は、かつて“敗戦”と向き合ったことにあった▼アマチュア時代の彼は81戦75勝で「6敗」。その敗戦の一つが、18歳の時のロンドン五輪アジア予選である。格上相手とはいえ、自身のスタミナ切れは明白だった▼強くなりたい――考え抜いた末、「やらされている練習では勝てない」と思い至った。以来、練習はもちろん、日常生活でも意識を高く持ち続けるよう心掛けた。「意識しているものが、やがて自分の長所になる」。テレビを見る時なども、広げた...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎波浪は障害にあうごとにその頑固の度を増す。困難・試練こそが人間を鍛え強くする。不退の心で進みゆこう!名字の言2019年11月19日画家の壮年部員と語らい、絵を描く心構えを伺った。壮年いわく、画像データや写真資料を参考にはしても、それに頼り過ぎた作品は、見る人の心に響かない。骨身を惜しまずに「実物を見に行くこと」が何より大事という▼例えば、描く花の構図を、しなやかな枝、青く茂る葉、彩り豊かな大輪と決める。それでも実際は、構図から外れた所には地面から伸びる茎があり、また地中には根が張り巡らされていると想像できる。「花は花びらだけでは咲けません。同様に物事には目に見えない“背景”があると、現場で見て感じる。これが大事です」▼その話に、ある地方新聞の社長がしみじみと語った言葉を思い出す。「新聞が衰退し始...きょうの聖教から

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    ◎今週のことば◎全てに大勝利の11・18世界中の同志に深謝!「大願とは法華弘通なり」伸びゆく青年が先頭に新たな地涌の拡大を!(御書P736)名字の言2019年11月18日パリの新聞に連載されたアレクサンドル・デュマの小説『モンテ・クリスト伯』。日本では明治時代、ジャーナリストの黒岩涙香が創刊した新聞に、「巌窟王」の題名で連載され、人気を博した▼周囲の陰謀によって、孤島の牢獄に捕らわれた主人公の青年が、14年の投獄を経て、冤罪に陥れた者への復讐を果たす物語。その逆転劇を可能にしたのが、獄中での老神父との出会いである。万般の学問を学び、財宝まで譲り受けた感謝を、青年はいかなる時も忘れなかった▼この「巌窟王」を戸田先生は愛し、青年にも学ばせた。自ら筆を執り、聖教新聞の創刊号から連載が始まった小説『人間革命』の主人公の...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎若い人を励ませば自分も若々しくなる。青年と共に成長し青年の息吹で進む。そこに栄えの道が!名字の言2019年11月17日一本の木を見るために、彫刻界の巨匠・平櫛田中の美術館(東京都小平市)に足を運んだ。入り口付近に置かれた直径約2メートル、重さ5・5トンのクスノキは圧倒的な存在感があった▼107歳まで生きた田中。この美術館は彼が晩年の10年間を過ごした旧宅が基になっている。彼の畢生の大作といえば、現在、国立劇場に展示されている「鏡獅子」。歌舞伎俳優の六代目尾上菊五郎をモデルに、完成まで22年を要した、高さ2メートル余りの木造彫刻だ。美術館のクスノキは、これに匹敵する作品を彫るために用意した原木という▼この木を調達した時、田中はすでに100歳だった。巨木は作品の素材という以上に、創作を通して自分自身...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎勇気がない人はいない出してないだけだ!出来ない理由を並べ立てる前にまず行動する勇者たれ!〈名字の言〉2019年11月5日埼玉で開かれた座談会の「一人一言コーナー」。地区部長が手作りの大きな“マイク”を取り出すと、会場が一気になごむ。参加者は順番に回し、近況を語った▼これは、アルミホイルやラップの芯で地区部長が未来部員と一緒に作ったもので、名付けて「幸せのマイク」。いつもは発言を遠慮する人も、マイクを手に笑顔で話していたのが印象的だった▼体験発表、御書講義、学会歌の合唱、未来部や青年部のコーナー――充実した座談会のために準備すべきことは多い。内容や進め方など工夫したいことや改善したい点もあろう。しかし、“皆に喜んでもらいたい”“皆に元気になってもらいたい”という心は、必ず伝わっていく▼池田先生は、...きょうの聖教から

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    ◎今週のことば◎妙法は「活の法門」だどんな苦労も体験も必ず活かせるわれらの創立の月を勇敢なる挑戦で飾ろう!〈名字の言〉2019年11月4日“奇跡の7本指ピアニスト”と呼ばれる西川悟平さんは、右手5本の指と、左手の親指・人差し指で演奏する▼気鋭のピアニストとしてアメリカで活躍していた19年前、両手の指が硬直し始めた。病名は「局所性ジストニア」。医師から「一生、ピアノは弾けない」と宣告される。絶望していたある日、幼稚園での音楽指導を頼まれた▼わずかに動く指で「きらきら星」を弾き始める。すると、子どもたちが目を輝かせて歌いだした。その姿に打たれ、“自分にできる音楽をやろう”と決めた。血のにじむ練習を重ね、独自の奏法を編み出した。「解決不可能だと思われる問題にも必ず出口はある」。そう気付いた時、道が開けた。音楽活動がメ...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎「仏法の根本は信を以て源とす」題目を唱え抜く人が一番尊く一番強い!仏法勝利の証明者に!〈名字の言〉2019年10月25日イタリアの文学賞の一つに「露店商賞」がある。第1回(1953年)の受賞作はヘミングウェイの『老人と海』。なぜ“書店”ではなく“露店”なのか。淵源は同国北部の山岳地帯の村・モンテレッジォにある▼山に囲まれた村の主な収入源は農地への出稼ぎ。だが19世紀初頭の異常気象で多くの村人が働き口を失う。そこで始めたのが“本の行商”。古本や新刊本を背負い、ベネチアやローマなど各地で売り歩いた▼早朝の街で露店に本を並べると、仕事に向かう途中の人々が買いに来る。行商人は客の表情を見ながら「この本を読んだのなら、ぜひこれも」と薦めたという(内田洋子『モンテレッジォ小さな村の旅する本屋の物語』方丈社)...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎「一切衆生の同一苦は悉く是れ日蓮一人の苦」同苦こそ仏法の精髄だ!苦悩の友に寄り添い勇気を送り行こう!〈名字の言〉2019年10月16日朝、電車に乗っていると、いくつか先の駅で人身事故があり、しばらく運転を見合わせるとのアナウンスが流れた。静まり返る車内で、誰かの舌打ちが聞こえ、空気はさらに重く▼ようやく電車は動きだしたが、駅に停車するたびに多くの人が乗り込んでくる。その中に通学途中の小学生がいた。すると座席にいた2人の男性が同時に立ち上がり、「僕、こっちこっち」と呼び寄せた。乗客の協力で空いた隙間を通って、腰掛けた児童が大きな声で言った。「皆さん、ありがとうございます」。すし詰めの車内に笑顔が広がった▼人間には、自分の得を求める“利己の心”と、悩める他者に尽くしたいという“利他の心”がある。池田...きょうの聖教から

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    ◎今週のことば◎試練の宝友との連帯を!「災いも転じて幸いとなるべし」創価のレジリエンスで変毒為薬の前進だ!〈名字の言〉2019年10月14日消費増税から2週間。ポイント還元制度などで、キャッシュレス決済の普及が進む。小さな四角いモザイク模様も、あらゆる場所で大忙し。よく見かける「QRコード」だ▼QRはクイック・レスポンス(素早い反応)の頭文字。その名の通り、大容量の情報を高速で読み取り可能。囲碁の碁盤から着想を得たという“メード・イン・ジャパン”の技術で、誕生から25周年を迎えた▼開発は、自動車部品メーカーの社員2人から始まった。人員も予算も限られる中、「世界に通用するコードを」と、気が遠くなるほど幾度もシミュレーションを繰り返した。開発責任者は言う。「新しいことには手本がないから、最初は何も分からない。恐れず...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎健康・無事故こそ一切の基盤だ!いくら注意してもしすぎることはない皆で賢明な声掛けを!〈名字の言〉2019年10月12日ノーベル化学賞に決まった吉野彰氏は、英国の科学者ファラデーの著書『ロウソクの科学』が、科学への興味を持ったきっかけという。大手通販サイトでは、同書が早くも売り切れ状態に▼1825年、王立研究所の研究所長に就任したファラデーは、研究所を社会に開かれたものにしようと、いくつかの企画を推進した。その一つが「少年少女の聴衆のためのクリスマス講演」。『ロウソクの科学』は、彼が69歳の時に行った、この講演をまとめたものだ▼子どもたちのための講演が、世紀を超え、一人の日本人を魅了した事実に感動する。電気分解の法則の発見など、ファラデーは数々の業績を残した。講演などを通して、青少年の心に科学への...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎非常に強い台風に警戒常に最新の情報を把握し河川増水や土砂災害への用心を怠るな!すべてに早めの対応を!〈名字の言〉2019年10月12日ノーベル化学賞に決まった吉野彰氏は、英国の科学者ファラデーの著書『ロウソクの科学』が、科学への興味を持ったきっかけという。大手通販サイトでは、同書が早くも売り切れ状態に▼1825年、王立研究所の研究所長に就任したファラデーは、研究所を社会に開かれたものにしようと、いくつかの企画を推進した。その一つが「少年少女の聴衆のためのクリスマス講演」。『ロウソクの科学』は、彼が69歳の時に行った、この講演をまとめたものだ▼子どもたちのための講演が、世紀を超え、一人の日本人を魅了した事実に感動する。電気分解の法則の発見など、ファラデーは数々の業績を残した。講演などを通して、青少...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎皆が何に困っているのかどうすれば喜ぶのか想像力を働かせる中に信仰の輝きもある心豊かな誠実な人たれ!〈名字の言〉2019年10月11日江戸時代、高鍋藩(宮崎県)を大きく発展させたことから「中興の名君」とたたえられる秋月種茂。本年は没後200年となる▼数え年で18歳の時に藩主となった種茂は、当時の欧州諸国に先駆けて、子だくさんの農民たちを救済する制度を創設。3人目の子どもから、各家庭に米2合または麦3合を支給した。また大阪から知識と経験の豊富な助産師を招くなど、庶民の生活環境の改善を図った▼さらに36歳の時には藩政改革の重要な事業として藩校「明倫堂」を創立。種茂は、その創立精神を記した『明倫堂記』に「治道ハ賢才ヲ得ルヲ以テ本トナス」とつづった。藩校には農民も入学が許されたという。“国づくりは人づくり...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎後輩を自分以上の人材にして見せる!この心が発展の道だ!長所を褒めたたえ切磋琢磨してゆこう!〈名字の言〉2019年10月10日2年前、岩手・久慈市内の小学校で行われた「東北希望コンサート」でのこと。23人の全校児童を前に、日本が誇るオペラ歌手の佐藤しのぶさんが歌った。一人一人を見つめ、優しくほほ笑み掛けると、緊張気味だった子どもたちは、すぐ笑顔に▼数曲を歌った後、ある歌の前奏が流れると、彼女の表情が引き締まった。反戦と核兵器廃絶を訴える曲「リメンバー」である。印象的だったのは、歌と共に始まる「手話」だった▼彼女と一緒に手話を考えた通訳者は「彼女の“平和への執念”に圧倒されました」と振り返る。言葉の意味と手話の表現を吟味し、決して妥協しない。マイクや衣装で手が隠れないよう工夫し、陰で練習を重ねた。間...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎可能性の扉を開くカギは自分の心の中にある!壁にぶつかった時こそ「負けじ魂」を燃やし勇猛果敢に挑み抜こう!〈名字の言〉2019年10月9日会場に入ると、しばし時間がたつのを忘れた。東京富士美術館(八王子市)の海外文化交流特別展「ルネ・ユイグのまなざしフランス絵画の精華」▼故ルネ・ユイグ氏は高名な美術史家で、東京富士美術館の方向性を決める、重要な指標を示した。「日本屈指」と称される西洋絵画コレクションが築かれたのも、開館記念展の「近世フランス絵画展」以来、フランスから門外不出の至宝が来日したのも、ルーブル美術館絵画部長を務めた氏の尽力あればこそ▼淵源は、名画「モナ・リザ」が東京国立博物館で日本初公開された1974年春にさかのぼる。展覧会のために来日したユイグ氏を、東京富士美術館創立者の池田先生が歓迎...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎学会は全員が主役だ!一人の百歩前進より百人の一歩前進!その人にしか担えない勝利の劇が必ずある!〈名字の言〉2019年10月8日沖縄で行われたSGI交流交歓会(5日)の各会場は、にぎやかな音楽と踊りで歓喜がはじけた。フィナーレは、伝統の舞であるカチャーシーが飾った▼曲名は「唐船ドーイ」。琉球王朝時代の沖縄は、中国や東南アジア諸国との“中継貿易の拠点”として栄えた。当時の航海は大きな危険を伴い、命の保証はない。歌詞には唐(中国)からの船が那覇の港に帰還し、街が大いに、にぎわう様子が描かれている。民衆の喜びを生き生きと伝える歌だ▼カチャーシーといえば沖縄の同志には忘れられない思い出がある。2000年(平成12年)2月、池田先生が出席して沖縄で行われた「世界青年平和大文化総会」のフィナーレ。4500人の...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎信仰とは勇気の異名である「さあやろう」と自発能動の決意で前へ前へと進もう!〈名字の言〉2019年10月6日今夏も奄美大島で音楽隊の創価鹿児島サザンブレイズと奄美音楽隊がパレードした。今や地域の祭りに欠かせない存在。そんな彼らを感慨深く見つめる婦人部員がいた▼持病の肺結核を治したいと、昭和35年に入会。以来、島中に仏法を語り歩いた。入会の8カ月後、病は完治。大通り沿いに美容室を開くこともできた▼一方で学会への無理解から村八分にされたことも。村を挙げての迫害となった龍郷事件では、店の前の大通りで学会排斥のデモ行進が。しかし彼女は揺るがない。“絶対に幸せになってみせる。その姿で学会の正しさを証明する”。彼女の確信に触れて入会した友は78人。80歳の今も現役の美容師として腕を振るう。「デモが通った道を音...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎一つ一つの課題を「最後までやりきると」心に定めよう!「決めて・祈って・動く」これが必勝の方程式だ!〈名字の言〉2019年10月5日東京・銀座6丁目の並木通りに、石川啄木の歌碑がある。「京橋の瀧山町の/新聞社/灯ともる頃のいそがしさかな」。彼は新聞社の校正係、また新聞歌壇選者として勤務していた。翌日付の新聞の締め切りに向け、社内の慌ただしさが伝わってくる▼「りんてん機、今こそ響け。うれしくも、東京版に、雪のふりいづ。」――歌人・土岐善麿が新聞記者時代に詠んだ短歌である。自らが書いた記事が世に出る充実感、新聞を通して新しい時代を切り開こうとする心意気を感じさせる▼石川と土岐には親交があった。2人のそれぞれの歌には、新聞制作に携わる喜びが共通している。新聞は「社会の木鐸」(人々を覚醒させ、教え導く存在...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎誰も見ていない所でどれだけ努力できるか蔭の労苦を惜しまぬ人が最後に信頼を勝ち取る自身に恥じぬ人生劇を!〈名字の言〉2019年10月4日映画界の巨匠・黒澤明監督が自身の助監督時代について、「眠かった記憶」と振り返っていた。とにかく忙しい。それでも監督になるには新しいシナリオを書かねばならない▼だが氏は、したたかだった。「助監督になったら暇がないと言うが、ふざけちゃいけない。トイレの中だって一日一枚は書ける、年に三百六十五枚の長編になる」「寝床に入ってからも、二、三枚は書いた」「書こうと思えば、案外、書けるもので、何本か書き上げた」(都築政昭『人間黒澤明の真実』山川出版社)。“氏だからできた”というより、この気構えと奮闘が巨匠を生んだというべきだろう▼“忙しいからできない”と諦めるのはたやすい。そう...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎「今の自分より1ミリでも前へ進もう!」「明日の自分を見よ!」常に向上しゆく人生は断じて行き詰まらない〈名字の言〉2019年10月3日ハーバード大学法科大学院を首席で修了という実力を持ちながら、性別や人種で差別を受け、法律事務所に採用されない弁護士がいた。その女性は後に、他者が受けた男女差別の是非を問う裁判で勝利し、国に平等な未来を開いた▼これは86歳の今もアメリカの連邦最高裁判事として活躍するルース・ベイダー・ギンズバーグ氏の実話。彼女をモデルにした映画「ビリーブ」は今年、日本でも上映された。信念と英知の力で、ついには環境を変革するストーリーは痛快そのものである▼ある男子部員は大学受験に失敗し、通信教育課程に進んだ。その後、転籍試験に合格するも、父の失業による経済的理由で、その道を断念。後年は2...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎一人の偉大な変革が地域社会を変える!これが人間革命の哲学新しき時代の変革へ皆がその一人に!〈名字の言〉2019年10月2日どうしたら聖教新聞を友人に読んでもらえるか。悩んだ壮年が先輩に聞いた。少し意外な答えが返ってきた。「聖教新聞には、今の自分に一番いい記事があるはずだから、それを見つけてください」▼その日から壮年は“自分に一番いい記事”を探しながら読み始めた。時間を見つけては隅々まで目を通すように。学会のことだけでなく、文化や健康のページも面白い。一般ニュースもコンパクトにまとまっている。新鮮な発見があった▼ラグビーW杯の開幕直前、15人の選手のポジションを解説した本紙6面の記事が壮年の目に留まった。ラグビー経験者の友人の顔が浮かび、すぐにLINEで送信。「聖教新聞の紙面です」と。友人からは「...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎声には偉大な力がある!たった一言でも疲れた心を癒せる悩める人を励ませる希望の言葉を紡ごう!〈名字の言〉2019年10月1日人生100年時代を迎えた。大切なことは何だろう?今年87歳の椅子研究家がヒントを教えてくれた。三つの「しごと」である▼一つ目は「仕事」――生活の糧を得るための行動。二つ目は「私事」――個人的な事柄で、中でも健康、自分を陰に陽に支えてくれる家族との関係が大切という。最後は「志事」――他者や社会から共感されるような、幾つになっても取り組むことができる“志の活動”▼「仕事」一辺倒で「私事」をおろそかにしていると、大きなしっぺ返しが来る。「志事」がなければ生きる喜びは少ない。志の活動が見つからないという人は私淑する人を求め、その人から学んでほしい、と(島崎信・中島健祐著『未来に通用す...きょうの聖教から

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    ◎今週のことば◎さあ、対話の秋だ「会う」「動く」「語る」命の躍動はここにあり!聖教を開いて幸の語らいを爽やかに!〈名字の言〉2019年9月30日作家の井上靖氏は、趣味は何かと問われると「登山愛好」と答えることがあった。そして山に「登る」ことよりも、「下りる」ことの方が性に合うと言った▼いわく「人間の住んでいる所から離れて行くのはごめんである。人間の住んでいる場所へ、次第に近づき入って行く方が有難いし、そうした行動の方が私の気持ちを落着ける」(『穂高の月』ヤマケイ文庫)。遠くから眺めているのではなく、人々のもとへ自ら飛び込んでいく。この姿勢があって、歴史上の英傑から無名の庶民まで、その生き方を、心の機微を、描き切ることができたのではないか▼どんな分野においても、人間から離れようとする“傍観者”には、人々の心を動か...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎水の流れるような持続の信心をする人が最後は必ず勝つ!地道な実践を貫く忍耐と建設の日々たれ!〈名字の言〉2019年9月29日その時は、前触れなく訪れた。「人が倒れた!」――北海道文化会館の警備室に、来館者が叫びながら飛び込んできた▼会館運営に携わる壮年部「王城会」が、そばのAED(自動体外式除細動器)をつかみ、「119番を」と指示しながら走りだす。即座に電気ショック等を行っていると、居合わせた婦人部・白樺会(看護師)の友が駆け寄り、心肺蘇生を施す。青年らが通報した救急隊も間もなく到着し、さらにドクターヘリを要請。連携プレーで一命を取り留めた▼かつては医師しか使用できなかったAEDが、一般の人も使えるようになったのは15年前。この王城会員は毎年、講習を受け、訓練を重ねてきた。「実際に使用したのは初め...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎日蓮仏法は人生の羅針盤だ。共に学び成長しよう!最高峰哲学を胸に幸福勝利の大道を!〈名字の言〉2019年9月28日徳川光圀(水戸黄門)は、自分の誕生日には最も質素な食事をしたという。なぜか。吉川英治が『梅里先生行状記』(講談社)に描いている▼家臣が誕生祝いの膳を並べた時のこと。光圀は「白粥と梅干ひとつでよい」と料理を下げさせ、こう言う。「産褥の母のすがたを忘れぬのが何よりの誕生日」。つまり誕生日は、自分を産むために母が腹を痛め苦しんだ日。“せめて質素な食事で感謝をささげたい”。光圀の、親を敬う心は深かった▼福岡県・粕屋町に麗しい絆で結ばれた親子がいる。息子は重度の脳性まひ。医師からは「一生、寝たきりでしょう。いや、5歳までもつかどうか……」と告げられた。だが両親は「この子が信心を教えてくれている」...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎いつも心に太陽を!その一人がいれば家庭も地域も職場も明るく照らしていける逞しき楽観主義たれ!〈名字の言〉2019年9月27日ある婦人が駅の構内で、向こうから歩いてくる女性に「ひょっとして○○さんでは?」と声を掛けていた。どうやら2人は知り合いのようで、和やかに語らい始める。その光景にくぎ付けになった。なぜなら、盲導犬を連れた婦人が、白杖を手にした女性を呼び止めたからだ▼目の見えない2人がなぜ分かり合えたのだろうと思い、後日、同じ盲目の壮年部員に尋ねた。彼は50代の時、病で中途失明した。彼の場合、視力を失ってから、知人が白杖に付けた鈴の音色や、つえを突くリズムと音を聞き分けられるほど耳が敏感になったという▼「でもそれ以上に、その人の持つ気配を感じたから分かったのでしょう」と彼は確信を込めて言った。...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎「短所」も「長所」に変えていける信心だ!地涌の誓いに奮い立ち自分らしく悠々と使命の道を歩み抜こう!〈名字の言〉2019年9月26日ラグビー・ワールドカップの日本大会は、世界の男たちの魂と魂、鍛え上げられた肉体と肉体がぶつかり合い、日増しに盛り上がりを見せる。注目の日本の次戦は28日に行われる▼日本代表が掲げるスローガンは「ONETEAM(ワンチーム)」。ラグビーでは国籍を問わず、一定の条件を満たせば代表資格を得ることができる。今大会、日本は半数が外国出身。七つの国にルーツを持つ選手で構成されている▼言葉も文化も違う。だからこそチームは、選手たちの結束を何より重視してきた。何カ月もの強化合宿で寝食を共にし、練習ではリーダーが中心となり皆で自主的に戦術などを話し合った。日本の歴史や文化を学ぶなど、グ...きょうの聖教から

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    ◎今週のことば◎尊き求道の教学試験だ!御書根本の青春に恐るるものなし「鉄は炎い打てば剣となる」わが命を勝利の宝剣に!〈名字の言〉2019年9月23日小説のような波瀾万丈の人生を生き、数々の劇的なエピソードに彩られたナポレオン。中でも最後の閲兵で、無名の老兵ノエル伍長の積年の労に報い、その場で勲章を授け、大尉に任じた逸話は、人間ナポレオンの面目躍如といっていい▼名誉も恩賞も要らぬ。ただ皇帝と生死を共に戦い抜いたことを、わが心の勲章としたノエル――この無冠の老雄の栄光を、池田先生は尊き同志の姿に重ねた。「広宣流布のため、ひたむきに戦う婦人部や壮年部のようである」「私は、わが同志を最大に讃嘆したい。無量に称讃したい。永遠に顕彰申し上げたい」▼451カ月連続で本紙の購読を推進する地区部長がいる。世界聖教会館の竣工の数日...きょうの聖教から

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    〈名字の言〉2019年9月22日「祈っている中で、自分がやりたかった仕事に就職が決まったんです」。昨年11月に入会した女子部員が、ブロック座談会で喜びを述べていた。勤めていた会社を辞め、悩みに直面していた時に親戚の婦人部員から仏法の話を聞き、信心を始めた▼「入会以来、いろんな人に励ましていただいて、今日まで来ることができました。本当にありがとうございました」――そう語る彼女の瞳には光るものが。参加者も目頭を熱くしながら、大きな拍手を送った▼この日の座談会企画のメインは“自由発言”で、何でも語り合った。功徳の体験だけではない。今、抱えている悩みや疑問なども率直に。皆で闊達に意見を述べ合い、文字通り「涙あり、笑いあり」の蘇生の集いとなった▼英国クイーンズ大学ベルファストのクマール博士は、“創価学会の座談会は他者の苦...きょうの聖教から

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    ◎今週のことば◎多宝の長者に最敬礼!「年は・わかうなり福はかさなり候べし」妙法と共に、同志と共に福運の人生を若々しく!〈名字の言〉2019年9月16日青年部の日中友好青年交流団が先月、天津市の「周恩来鄧穎超記念館」を訪れた。「創価学会の皆さんは、記念館のスペシャルな友人」と、王起宝館長が快く迎え入れてくれた▼一行の見学に同行した王館長は、案内役の解説に割り込むほどの勢いで自ら説明を重ねた。日中国交正常化を解説した場所では、「この数年前から、池田先生が平和友好を先導していたのです」。周総理が各国の代表に囲まれている写真の前では、「池田先生にも、各国の青年に囲まれた写真があります。周総理も先生も、人々から尊敬され、慕われています」▼その後の会見で王館長は、周総理と先生が、45年前の「一期一会の出会い」で両国友好の土...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎絶対無事故で有意義な連休に!早めのライト点灯など車の運転も安全第一で”百千万億倍の用心〟を!〈名字の言〉2019年9月14日まだまだ暑い日が続くが、朝晩の爽やかな空気に、秋の訪れを感じるようになった。夕闇に耳を澄ませば、いろいろな虫の音が聞こえてくる▼宮崎県北部の北川湿原では、そこかしこでタデ科の植物が咲き始めた。淡いピンクの花を付ける「ナガバノウナギツカミ」。「サデクサ」はコンペイトーのような形の赤い花が愛らしい▼同じタデ科の植物である「藍」も、今頃から赤や白の花を付け始める。その葉や茎は古来、布を青く染める染料として用いられてきた。何度も色を重ねることで、より濃く鮮やかな青色になる。「従藍而青」の由来となった▼日蓮大聖人は「法華経はあいのごとし修行のふかきは・いよいよあをきがごとし」(御書1...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎正‣副役職の団結から栄光勝利の劇が始まる!全員が広布の主体者だ異体同心のスクラムでわが地区の大躍進を!〈名字の言〉2019年9月13日戸田先生が病の友を励ました。「法華経には、仏も病気になることが説かれています」「衆生は皆、病気をもっている。そこで、その衆生を救うには、仏自身も、病気をもっていないとつきあいにくいからです」と▼この指導を紹介しつつ、ドクター部の友が言っていた。「病に苦しむ人が心の支えとするのは、担当医師以上に同じく病魔と闘う人の場合が多い」。病気に限らず試練の渦中の人を真に励ますのは、同じように苦難と戦う人の存在だろう▼ある壮年部員は新たな役職に就任早々、家族の病気、事業の失敗など数々の困難に直面した。アルバイトで不規則な生活になりながらも信心は一歩も引かなかった。ガソリンを1リ...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎開かれた心で人々の中に飛び込もう!友に励ましを贈ろう!心と心が結ばれるところに自他共の幸の花が咲く!〈名字の言〉2019年9月12日先日の本部幹部会で、「『文字』には、人を救う力がある。人を救う『文字』がある」との池田先生の指針が紹介された。ある壮年部の先輩が「本当にその通りだと思う」と、しみじみ語っていた▼指針に接し、初めて実った弘教を思い出したという。入会前、先輩自身が折伏を受けた際に学会の書籍を何冊かもらったが、入会には至らず。書籍は読まないまま、遠方に引っ越すという友人に全てあげてしまった▼しばらくして先輩は入会。20歳の時だった。早速、仏法対話に挑戦。本をあげた友人にも電話をした。すると友人からは「俺には尊敬している人がいる。池田大作という人だ」との言葉が。先生の著作を読み、心から感激...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎厳しい残暑の日々水分補給や室温調節など引き続き熱中症への注意を忘れずに健康第一で進もう!〈名字の言〉2019年9月11日ある婦人部員の義母が認知症を発症した。片時も目が離せない。義母を人任せにするようで迷いもあったが、夫と相談し、デイサービスの利用を決めた▼デイサービスでカラオケをしてから、家でも歌うことが日課に。学会活動が大好きだった義母がよく口ずさんだのは「今日も元気で」。生命に刻まれた信心の思い出は決して消えない――義母を介護した5年間、婦人は、そう教えられる日々だったという▼2025年には65歳以上の5人に1人が認知症になると推計されている。徘徊や排せつの世話など、支える家族には、肉体的にも精神的にも、相当な負担がある。認知症予防の対策とともに、介護する家族の負担軽減は、まったなしの課題...きょうの聖教から

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    ◎わが友に贈る◎「意が声とあらはる」友の幸福を真剣に祈り誠実に紡いだ言葉は必ず相手の心に届く。声は力なり!〈名字の言〉2019年9月10日アグネス・チャンさんには、2人の姉がいる。長姉は10代でスカウトされて女優に。成績優秀な次姉は大学の医学部に合格。“それに比べて私は……”。幼い頃のアグネスさんは劣等感で押しつぶされそうだったという▼それが変わったのは中学生の時。障がい児施設でボランティアをしたのがきっかけだった。身体の不自由な子どもたちと一緒に遊び、歌を歌うと皆、全身で喜びを表現してくれた。“私でも人を元気づけられる”。自信を持った彼女は、明るく前向きに。やがて歌手を目指すようになる▼かつて民音公演で彼女が語っていた。人は、自分のことばかり考えていると、エネルギーが胸に詰まって苦しくなりがち。そんな時、ちょ...きょうの聖教から

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