東方神起、ユノとチャンミンが主役の妄想ホミンBL小説です。R18仕様記事有り。
こんな設定のこんな2人ならいいな(≧∇≦)という妄想を小説仕立てにしたサイトです。切ないシーンも多いですが、甘くなるためには欠かせません^ ^キャラ設定はホストや教師、これからもいろんな職業についてもらう予定です(笑)メインは会話でお話が繋がっていきます。 現実世界から逃避して美しい2人に癒されたくて書いています
店が終わり、事務や経理の片付けが終わると、ユノは帰り支度をはじめた。チャンミンがピアノを弾きながら待っているのだ。シウォンが珍しく、カクテルを作ってユノに持ってきた「おつかれ、どうだ一杯」「悪いけど、チャンミンと帰るから」「…チャンミンは帰ったよ」「えっ?」コートを羽織ろうとしたユノの動きが止まった「優秀な弟クンが連れて帰った」「そんな勝手な…」「俺にキチンと断って帰ったから」「シウォン、お前、それ...
話し合いが終わり、シウォンは店へ、ユノとチャンミンは家へ戻った。タクシーを呼んでくれるとドク氏は言ってくれたけれど、チャンミンが電車で帰りたがった2人で地下鉄を降りて、いつもの帰り道を歩く「タクシー呼んでくれるって言ったのに」ユノがなぜか嬉しそうに言う「うーん」「この道を…帰りたかったんだろ」「わかった?」「わかるさ、チャンミンの考えることなんて、なんでもわかるよ」「フフ…そっか」チャンミンが、ユノ...
スンギュがユノとシウォンを階下に連れて行くと豪華な部屋には、チャンミンとドク氏、そしてセシの3人が残った。ドク氏は静かに語り始めた「お母さんに似ていると…小さな頃から言われていただろうね」「…はい。自分でもそう思っていました」「目はいつから見えなくなったの?」「えと…中学生になる頃はまったく見えなくなりました」「そう…ミンスもチャンミン君も…苦労したね」「僕は…なにも…」「お母さんが亡くなった時には…辛か...
タクシーが乗り入れたのは高級ホテルのエントランスだった。待機していたホテルマンが何人も走り寄ってきて、ユノたちを恭しく出迎えるチャンミンが自分の父親であろう人物に会うのに、やはり自分達は場違いなのでは、とユノとシウォンは思った。そう思わせる重々しい空気があった一体、チャンミンの父親とはどんな人物なのだろうか。出迎えたホテルマンに3人はエレベーターに乗せられたその内の1人がチャンミンに頭を下げる「お手...
ひさしぶりの休みの日今日はボランティアの人にも休んでもらった今まで、休日はヨンスクに呼ばれることが多かったからこうやって2人で過ごせるのはいつ以来だろうか。2人でどこに行くでもなくただ部屋で話ながら過ごす時にキスをしたまらなくなると抱き合う愛していると何度でも囁きチャンミンは何をするにもユノと手を繋いで過ごした「お父さんに早く会いたいだろ」「うん、ちょっと怖いけど」「チャンミンのお母さん、見てみたい...
「ユノ、今夜はピアノバーの方に来いよ」シウォンからそんな連絡があった「なんでだ?」「懐かしのセシオンマが来るぜ」「え?まさか…」セシはユノとシウォンがこの街で悪さばかりしていた頃、この界隈では有名なバーのママだった。いつもユノたちを叱ってくれそして、この街で生きやすいように導いてくれた恩人だもう、何年も前にどこかのお金持ちに見初められ、この街から出て行ったユノはセシに会いたくてその日はチャンミンと...
ユノが部屋に戻るとボランティアの青年が申し訳なさそうにしていた「すみません。僕がなかなか気持ちを汲み取ってあげられなくて」「いいんですよ。君のせいじゃない。あとはやるんで。」「はい。じゃ今日はこれで帰ります」ボランティアが帰った後キッチンが散らかっていてレタスの切れ端が床に散らばっていたユノはまず、ソファに座って項垂れているチャンミンの元へ行った「チャンミン、大丈夫か?」チャンミンは俯いたまま、コ...
翌日、チャンミンの熱も下がりそれでもピアノバーは休ませることにしたユノだけが仕事に出かけるハナから投資の話をもう少し聞き出して早いところここから足を洗いたい。今日もそんな決意でユノは出勤したいつものように客の入りは良くけれど、ユノはシウォンと奥で話をしていた。シウォンがホストクラブの方に顔を出すのはひさしぶりだ。ふと店内で女の金切り声が聞こえた「なんだ?」シウォンはチッと舌打ちをしながら店内へ出る...
翌朝、ユノは暑さで目が覚めた暖房をつけたまま眠ってしまったかと思うほどだったふと気づくと、隣に寝ているチャンミンが汗びっしょりだ様子をみていると、荒い息遣いをしている熱があるんじゃないのか?ユノは起き上がってチャンミンの額に手を当てると、その熱さに驚いた「チャンミン?」「………」ユノはチャンミンを抱き起こして自分の胸に抱き直した「チャンミン!大丈夫か?すごい熱だ…」「ユノ…」掠れた声でチャンミンがやっ...
ユノはそれから、ヨンスクから乞われるがままにベッドを共にした。自分の心をコントロールする術もどうにか身につけ、とにかく医者とのツテを辿ることに、ユノは必死だったけれど、ヨンスクは医者のツテがユノとの最後の切り札だということはよく知っていてか、なかなかユノにそれを差し出すことはしなかったまるでヨンスクの飼い犬のようになっているユノに、ハナは面白くなくまわりのホストからリサーチをかけながらユノを奪う手...
ユノは走った夜の道を国道沿いの路肩をひたすら走ったユノのすぐ隣ををトラックが走り抜けていくヨンスクのマンションからチャンミンの待つ自分の部屋まで走って帰れる距離なのかどうかそれさえわからないままにとにかく走った無我夢中で走った色々な思いが頭に浮かんで、それを追い払ったヨンスクから受け取った封筒を砂漠のような気持ちで開けた時そこには、自分とチャンミンが半月ほど生活できる金額が入っていた後ろからヨンス...
「えっ?」「そういうわけで、ユノを明日の朝まで借りるよ。急で悪いけど、今夜はタクシーで送らせるから心配しないで、チャンミン」シウォンが申し訳なさそうに言った店の売り上げ金が合わないという。だから、これから帳簿の照らし合わせを夜通し行うというのだ「ユノからはなにもそんな連絡がないけど…」「もう作業に入ってるからさチャンミンに、心配せず送ってもらえって伝言頼まれてる」「そう…」悲しそうに俯くチャンミンシ...
その夜からチャンミンがユノを待つ時間が長くなった新入りの紹介の時くらいしかシウォンはホストクラブには顔をださないこのピアノバーがまだ立ち上がって日が浅いせいで、こちらにいることが多い。ユノはチャンミンのケアをシウォンに頼んでいる。「チャンミンももう少し長い時間ピアノを弾くのはどう?」そんなシウォンの提案にもユノを待たせるから、というのがいつものチャンミンの答えだったけれどユノがここまで遅くなるなら...
その夜、シウォンのホストクラブには上客を迎える特別な準備がなされていた花屋が運んできた豪華な生花がそれを物語っているそんなことは知らずに今日もユノはチャンミンを宝物を守るようにして、ピアノバーまで送っていった。活気を帯びはじめる街、澱んだ湿気を孕む空気生苦しい風そんな中で、チャンミンの笑い声が響く「それで、ユノ、僕は結局どうしたと思う?」「そうだな…目が見えてないことはそのまま黙ってた?」「そう!...
「新入りと言っては、薹が立っていますけど」シウォンがニヤリと妖艶な笑みで賑やかなテーブルでユノを紹介したきゃー!という声とうっとりとした女たちの視線に射られユノは照れ臭そうにソファへ座った「オトナのイケメンって感じ!スーツ似合うわよ」「ユノすごいわ!」「飲んで、ね?」今日の客は仕事帰りのキャバクラの女たちこの界隈で働く彼女たちはユノをよく知っていた数人の女性客を一気にユノに持っていかれたホストたち...
やがて、チャンミンの引越しが始まったユノは福祉の担当者にアドバイスを受けて家具の配置を変えたり、チャンミンが暮らしやすいように部屋の中を整えたただ寝に帰るだけだったユノの部屋は息を吹き込まれたように生き生きと変わったチャンミンがこの部屋の住人になるユノと共に暮らし、愛し合い、そして2人で夢を叶えるそんな生活に、ユノは憧れていた普段そんなことは言わなかったし、顔にも出さなかったけれど。いつか、誰かと...
シウォンの店で雑務をこなすようになったユノはほとんどチャンミンの見守り役としての仕事をしていた。チャンミンに夢中なユノをシウォンは温かい目で見ていた喧嘩については確かに腕が立ち、それでも性格は誠実でまわりからも一目置かれる存在のユノだけれどシウォンにとってガキの頃からの付き合いのユノは、クールな見た目とはうらはらに実は情に厚く、そして人一倍寂しがりやだ。そんな側面をシウォンは知っていただからこそ、...
チャンミンはユノの腰を必死に掴んで波のように押し寄せる快感に身を委ねた頭がおかしくなりそうな恍惚の時間の中でチャンミンは暗闇の中でも幸せだった「ユノ…ユノ…」うわずったようなチャンミンの濡れた声掠れたため息のようなユノの喘ぐ声それらのすべてが、ユノの部屋に充満していた。やっと真夜中の休息が訪れてユノがベッドの中でチャンミンを抱きしめたチャンミンはその綺麗な手を泳がせてユノの顔や肩にふれる「ユノ、あな...
2人は夕方出勤するまでベッドで戯れながら過ごした甘い時間は太陽が昇りきって、また沈むまで続いたお互いに名残惜しい気持ちを引きずったまま、何回かキスをしてやっとベッドから出た。今日も仕事だ着替えて、夜の街を2人で歩いた「なぁ、チャンミン」「なに?」「もう、俺の部屋に引っ越してきたらどうだ?」「そうしたら、毎日こうやって一緒に出勤できるから?」「終電の時間気にしなくて済むからだよ」わざとそっけなく言うユ...
ベージュのシーツに愛しい者を引き込んだのはユノかそれともチャンミンが先か互いを思う自分の気持ちに気づいていたのに随分と余所余所しいやりとりをしていたものだお互いの気持ちはもう、明らかだったのに解き放たれた想いは、その指先こそ優しく動いていたけれど荒い息遣いはまるで真逆の強さを持っていたユノは迫り来る男としての快感に耐えに耐えてゆっくりとチャンミンを抱いたチャンミンが辛くならないように自分の欲望との...
深夜になってもまだ騒がしい街中を2人で歩く終電を逃した客を待つためタクシーが道路脇に列を成している色取り取りのライトが今夜のユノには遊園地みたいに見えるユノはチャンミンの肩を抱きかかえるようにして、そしてチャンミンは完全にユノに体を預けて歩く。白杖は今はいらないチャンミンはおそらく気を使ってあの場では多くを語ることはしなかったけれど、今夜は本当に怖い思いをして実はシャツのボタンもいくつか飛んでしま...
ユノは次の夜、意外にも仕事が忙しかったあちこちから呼ばれ、久しぶりに凄んでみせる場面などもあった。昔よりすっかり大人しくなった界隈だと思っていたのに、最近、他所から学生のグループが突然訪れて無茶をしたりしているガキの暴れぶりはルールを知らないユノやシウォンがこの街で暴れていたのとは、質が違った。自分たちにはそれなりにルールがありある程度のボーダーラインもあったそれがその連中には通じないいくつか、そ...
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