「コンピテンシー・ベース」の教育を考えるなら、デューイを読めばよいと言ったのは誰だったか。 学部生以来で『学校と社会』を読んでいる。 高校倫理では、デューイはプラグマティズムのところで出てくる。その知識もあってか、学部生の時よりスラスラ読めている。 まだ半分しか読んでいないが、これはブックレビューを作る価値がありそうだ。 学校と社会・子どもとカリキュラム (講談社学術文庫) 作者: ジョン・デューイ,市村尚久 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1998/12/10 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 4回 この商品を含むブログ (6件) を見る
今日の「現代社会」は、 1)前回視聴したNHKスペシャル「その時夫婦は」の感想を紹介。 ・出生前診断という技術への懐疑(障害を理由とした人工妊娠中絶の是非) ・自己決定権の尊重(夫婦で話し合ったのだから、その結論に外野がとやかく言うべきではない) という意見の2つに概ね集約できた。 2)その上で、これらの立場の対立は生命倫理の世界でも議論となっていることを紹介する(プロライフとプロチョイスの話)。 3)優生思想について、ナチスドイツのユダヤ人虐殺、2016年の事件の話を紹介する。 という流れ。 この話をすると教室の雰囲気が重苦しくなるので、話が終わった後も切り替えが難しい。今日は検診があってこ…
・今日から授業が再開。連休明けだったが、連休に入る前と様子は変わらない。 ・「政治・経済」は日本国憲法の三大原理。「ルールが定められるということは、現状がそのルールと反対だということだ」ということで、大日本帝国憲法との比較を交えて。生徒たちは日本史Aで近現代史を学習しているから、「そんな話もあったなー」などと応じながら授業を聴いてくれる。歴史学習無くして公民の学習はない。 ・「倫理」は古代ギリシャ思想の導入。こちらは世界史Aで(なのに?)古代ギリシャを細かく勉強しているようで、歴史的背景やギリシャ神話の話はほどほどに、「秩序立った世界について、ロゴスによって把握する」とはどのようなことか、黄金…
・ゴールデンウィークは、世間様より1日多い11連休だった(授業参観を日曜日に行ったので、その振替)。部活を全てオフにするという決断を下し、一生に一度しかないであろう11連休を満喫した。 ・前半は、センター試験の倫理の過去問を解くこと、丸山眞男『現代政治の思想と行動』、京極純一『日本の政治』を読むことに費やした。 ・3年生の講習が6月から始まるが、今年度は倫理と政治・経済の両方を担当する。政治・経済は去年やってなんとなく掴んだので、今年は倫理の出題傾向を自分の肌で感じておこうという試み。感じたことは 1)リード文や史資料の「読解」問題の正答率が低い生徒は、倫理を受験しないほうが良い。 2)見知ら…
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