3月14日と20日、4月3日に撮影した町田市・薬師池公園のツバキで、ここでしか見られないと思われるものを。「三宝の舞(さんぽうのまい)」。白~淡桃地に紅紫色の縦~小絞りや吹っ掛け絞りが入る牡丹咲き、散りしべ、大輪。微香がある。練馬区下石神井の民家の栽培種。東京産。いろんな絞りが密に入る牡丹咲きは例が少なく、分割した雄しべが旗弁の中に分散し外弁は平開する。「相合傘(あいあいがさ)」。紅色の二段~獅子咲きの中輪。小千谷市の民家栽培種。ユキツバキ系。相合傘の名は花形に由来し、一部の唐子弁にはわずかに白筋が入る。二段咲きは花の中にもう一つ盛り上がって花を作るもので、花の形から別名、櫓(やぐら)咲きとも呼ばれる。不安定な花形で、移植後など獅子咲きに変化することもある。「天香(てんこう)」。淡桃色の一重、平開咲き、輪...三宝の舞(さんぽうのまい)