ドナルド・トランプ米大統領による約100カ国・地域への追加関税が、9日に発動した。これに対する日中の対応が真逆になった。中国は強硬な対応に出た。一方、日本は米国との交渉を始める。この対応は日中の歴史を映し出している。中国が欧米帝国主義列強と日本帝国の半植民地に陥り、日本は19世紀にタイとともにアジアで独立を保持した。私はトランプ大統領の関税対策に反対だと表明した上で、トランプの関税政策に対する日中の対応への感想を述べたい。米ホワイトハウスのレビット報道官は4月8日、中国からの輸入品に104%の関税を課すと発表した。トランプ大統領が先に発表した同日からの各国への「相互関税」の一環として、中国に対しては34%の追加関税が予定されていた。これに対抗して中国は先週、同率の34%の報復関税を発表した。トランプは中国...中国の米関税に対する強硬一辺倒な姿勢に中華思想をみる