「桃と干し柿」(遠野むかし話より)
昔ある所に大きな屋敷があってその庭に大きな桃の木があったそうな‥そこの姫様が庭に出て美味しそうな桃をみて乳母に「あの桃をとって!」とお願いするが乳母は桃の木に登ることが出来ない‥下男の作兵衛を呼んで「桃の木に登って実をとって来て!」と申し付ける。作兵衛は木に登って枝に足を掛けて桃を取ろうとした。下で姫様がそれを見ていて「乳母やあそこに下がっているのは何じゃ」と作兵衛の股間にブラ~ンと下がっているものを指さした。乳母は慌てて「あれは干し柿じゃ」と‥すると姫様は「あれが食べたい」と云ったものだから乳母は「あの干し柿はシワがよればよるほど美味しくなるのです。もっと時間が経って黒づくまで待たなければまだ渋くて食べられない」と‥「そうかそれなら桃で我慢するか」と作兵衛の股間をうらやましそうにマジマジとみつけていまし...「桃と干し柿」(遠野むかし話より)
2023/10/21 16:30