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2015/04/28

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  • 【備忘】 鴨頭俊宏《公開特別講座》「日本近代における人口動態と地域社会・文化 ―広島県とその周辺地域を中心に―」(放送大学 広島学習センター、2025年度第1学期2回)

    7月12日(土)午前10時30分より90分間、放送大学広島学習センターで標記の公開講座をおこないました。今回は日本近代の人口動態がテーマですけど、今年はちょうど5年に一度の国勢調査が実施されるのを踏まえて、大正9年(1920)にその第1回が実施されたことに着目しました。明治時代のうちに関連する法律が定められたこと、しかし実は戦争などを理由に度々延期されていること、に触れつつ、当時の史料を解説するのに重点を置いています。【備忘】鴨頭俊宏《公開特別講座》「日本近代における人口動態と地域社会・文化―広島県とその周辺地域を中心に―」(放送大学広島学習センター、2025年度第1学期2回)

  • 【備忘】 放送大学 広島学習センター年度第2回教員懇談会・卒業研究ガイダンス(2025年6月22日)

    6月22日(日)午後、広島市内の放送大学広島学習センターで標記2件の行事が催され、出席してきました。卒業研究ガイダンスでは、私自身がこれまでに経験してきた四年制大学の一般的な卒業論文執筆との違いを学んでいます。【備忘】放送大学広島学習センター年度第2回教員懇談会・卒業研究ガイダンス(2025年6月22日)

  • 【備忘】 交通史学会2025年度第1回「編集委員会」(2025年6月18日)

    6月18日(水)19時より1時間強、標記の委員会がZoomを用いたオンラインで開催されて、私は東広島市の自宅より参加しました。委員会では、司会を務めています。【備忘】交通史学会2025年度第1回「編集委員会」(2025年6月18日)

  • 【記事】 鴨頭俊宏《新刊案内》「吉野健一編『日本史のなかの千葉県』」『地方史研究』第435号(2025年6月)

    標記の記事を掲載する地方史研究協議会『地方史研究』第435号が、完成して東広島市の自宅にも配達されました。掲載頁は138~139です。広島県に研究拠点を置く私がなぜ標記の新刊(山川出版社、2025年3月)を手に取ったのかといえば、大学院生時代より専門的に取り組んでいるテーマに関し、最新の研究成果がいかに説明されるかをチェックするためでした。すなわち「鎖国」下外国船対応の情報ネットワークのことです。今日の千葉県域をめぐっては、その期間に中国船の漂着事件が複数発生しており、幕末期には江戸湾防備の問題でも関係しました。もう1つ重要なのは、これは日本史学界でも一部の近世史研究者だけが語っていることなのですけど、元文4年(1739)のいわゆる「元文の黒船」への対応です。黒船来航といえば一般的には、嘉永6年(1853...【記事】鴨頭俊宏《新刊案内》「吉野健一編『日本史のなかの千葉県』」『地方史研究』第435号(2025年6月)

  • 【受贈】 加藤僚《研究動向・展望》「近世日本における河川交通の特質について―西欧との比較を通して―」『九州歴史科学』第52号(2024年12月)

    加藤僚さんより標記論考の抜刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。近世日本河川交通史の特質を、西欧と比較しつつ見出していくことを念頭に置きながら、双方の研究内容を整理されました。ひととおり読み、今後議論を呼ぶであろうと興味をもったのは、双方の支配体制を比較するにあたって目線の置き方をどうするかです。日本史で近世に当たる時代は西欧でも近世に区分されるのですが、同じ時代区分名でも位置づけは異なっています。日本史の場合は中世に築かれた封建制度がかたちを変えつつ全国で残り続けるのに対し(※そもそも日本史学では、封建制度の捉え方自体が見直され、明確でなくなっています)、西欧の場合は、中世の封建社会から近代的な国民国家へと変容していく過程の時代と整理されます。これに応じるかたちで加藤さんは、日本史...【受贈】加藤僚《研究動向・展望》「近世日本における河川交通の特質について―西欧との比較を通して―」『九州歴史科学』第52号(2024年12月)

  • 【備忘】 鴨頭俊宏《公開特別講座》「日本近世における人口動態と地域社会・文化 ―広島藩領とその周辺地域を中心に―」(放送大学 広島学習センター、2025年度第1学期1回)

    17日(土)午前10:30~正午、放送大学広島学習センターの客員教員に着任して初めての特別講座に臨みました。今回は、全都道府県のなかで広島県が4年連続転出超過数1位となってしまっている実情を鑑み、市民のあいだでも関心が高いと思われることから、人口動態の歴史をテーマに選んでいます。そして、江戸時代広島藩領の場合を統計資料で位置づけつつ検討しました。【備忘】鴨頭俊宏《公開特別講座》「日本近世における人口動態と地域社会・文化―広島藩領とその周辺地域を中心に―」(放送大学広島学習センター、2025年度第1学期1回)

  • 【備忘】 本ブログPV数ちょうど310,000に到達(2025年4月24日)

    2025年4月24日(木)、久しぶりに本ブログのアクセス状況を確認すれば、開設5,550日目で通算PV数がちょうど310,000になっておりました。本当に偶然です。すでに広報されていることですが、gooブログは本年11月に廃止され、ほかの媒体へ移行することになっています。これまでのペースからすれば、ちょうど32万に到達することは無いままになるでしょう。【備忘】本ブログPV数ちょうど310,000に到達(2025年4月24日)

  • 【受贈】 岡本健一郎「対馬藩における軍制と沿岸警備」(長崎歴史文化博物館『研究紀要』第19号、2025年3月)

    岡本健一郎さんより標記論文の抜刷1冊を私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。江戸時代いわゆる「四つの口」の1つを担いつつ、その前半期より十万石格並への家格上昇を目指した対馬藩について、17世紀後半~18世紀前半期に直面した「唐船打ち払い問題」への対応をとおし、長崎警備と連動した沿岸防備を重視していく流れを説明しました。ひととおり読み関心をもったのは、論文に登場する「唐船」「異国船」「沿岸警備」3つの近世史用語をいかに使い分けるかです。うち「唐船」は当時、単に中国船あるいは中国製の船ばかりでなく、外国船自体を指して使う場合もあったので(唐船に乗り来日した外国人を指す「唐人」についても然り)、その史実が論述の疑問点を生んでいます。具体的には、論文の中核部分、第3章について章題を「幕府の唐船対策への...【受贈】岡本健一郎「対馬藩における軍制と沿岸警備」(長崎歴史文化博物館『研究紀要』第19号、2025年3月)

  • 【備忘】 放送大学 広島学習センター教員懇談会

    今年度より本職の兼業で客員准教授としてお世話になる放送大学広島学習センターは広島大学東千田キャンパス(広島市)のなかにあるのですが、ここで開かれる教員懇談会に初めて臨みました。懇談会では、出席者間で自己紹介を交わすとともに、年間のスケジュールや職務につき説明を受けています。【備忘】放送大学広島学習センター教員懇談会

  • 【受贈】 下向井紀彦《史料紹介》「三越社員のみた競合百貨店―昭和八年『神戸大丸視察記』―」『三井文庫論叢』第58号(2024年12月)

    下向井紀彦さんより標記《史料紹介》の別刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。昭和8年(1932)に神戸三越で雑貨主任を務めていた芹澤清という人物が同じ都市のライバル店神戸大丸を視察した報告書(副題の三井文庫所蔵参考図書、D四二一-一五七)を、関連史料を参考にしつつ翻刻しています。【受贈】下向井紀彦《史料紹介》「三越社員のみた競合百貨店―昭和八年『神戸大丸視察記』―」『三井文庫論叢』第58号(2024年12月)

  • 【受贈】 下向井紀彦《史料紹介》「大塩の乱後における三井越後屋大坂本店の再建記録―天保十一年『開店諸用控』―」『三井文庫論叢』第58号(2024年12月)

    下向井紀彦さんより標記《史料紹介》の別刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。三井越後屋の大坂本店は天保8年(1837)2月、大塩平八郎の乱で焼失しました。約3年半の再建期間を経て天保11年(1840)11月、営業を再開しています。副題にある三井文庫所蔵史料(本九九一)の翻刻を中心としつつ関連史料の紹介もしながら、再建の歴史像を描き出す道筋をつけたといえましょう。【受贈】下向井紀彦《史料紹介》「大塩の乱後における三井越後屋大坂本店の再建記録―天保十一年『開店諸用控』―」『三井文庫論叢』第58号(2024年12月)

  • 【受贈】 下向井紀彦《研究ノート》「経営史料からみる越後屋の貸傘」『三井文庫論叢』第58号(2024年12月)

    下向井紀彦さんより標記《研究ノート》の別刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。当時巷間で川柳の題材として取りあげられるほど有名な江戸時代三井越後屋の貸傘サービスにつき、経営コストとの兼ね合いに着目しつつ創業から明治維新期に至る長期的なスパンで、歴史的変化を描き出しています。掲載誌42頁などで、19世紀に入り原材料費の高騰でサービス用の傘の調達費用が云々を論述していますが、それはまさに今日の国内社会が直面している問題に通ずる歴史ではないかと、興味をもたされます。【受贈】下向井紀彦《研究ノート》「経営史料からみる越後屋の貸傘」『三井文庫論叢』第58号(2024年12月)

  • 【記事】 鴨頭俊宏《新刊案内》「田中洋平著『住職たちの経営戦略―近世寺院の苦しい財布事情―』」『地方史研究』第434号(2025年4月)

    地方史研究協議会に投稿していた標記の記事を掲載する『地方史研究』第434号が完成し、東広島市の自宅にも配達されました。掲載は102~103頁です。このたび案内した新刊は、著者が令和元年(2019)に吉川弘文館より出版した単著を基礎としつつそこからさらに発展させた研究内容を、一般的な歴史ファンも読みやすいよう平易な文章で説明するものです。同じ出版社より歴史文化ライブラリー614として刊行されました。『住職たちの経営戦略』出版社HP記事には、完成書を私にも1冊寄贈してくださったことに対する感謝の意もこめています。【記事】鴨頭俊宏《新刊案内》「田中洋平著『住職たちの経営戦略―近世寺院の苦しい財布事情―』」『地方史研究』第434号(2025年4月)

  • 【備忘】 本ブログのべ訪問者数が17万人に到達(2025年3月21日)

    閲覧履歴をチェックしてみたところ、開設5,516日目(およそ15年1ヶ月半)の3月21日(金)、のべ訪問者数が17万人に到達しておりました。研究関係の備忘メモ代わりに使用しているため1ヶ月あたり1~2本のペースで投稿していることから、毎年安定的にのべ1万人強が訪問してくれている感じです。【備忘】本ブログのべ訪問者数が17万人に到達(2025年3月21日)

  • 【業績】 鴨頭俊宏《新刊紹介》「柿崎一郎著『タイ鉄道の凋落と復権 1975~2015年』」『交通史研究』第106号(2025年3月)

    私が責任編集者を務めた『交通史研究』第106号には、標記の記事も掲載しております。掲載は94頁の会誌1頁分で、コンパクトなコーナーの記事です。紹介した新刊(日本経済評論社、A5判、全484頁、定価7,700円+税、2023年12月)は、今日わが国の行政でも課題の1つとなっているモーダルシフトに関し、東南アジアのタイ王国の場合を詳細に分析するものです。ちょうど、会誌の編集に着手しようとするタイミングで出版社より学会に1冊寄贈があり、日本との共通と相違を頭のなかで整理しながら興味深く読ませていただきました。柿崎一郎著『タイ鉄道の凋落と復権1975~2015年』出版社HP【業績】鴨頭俊宏《新刊紹介》「柿崎一郎著『タイ鉄道の凋落と復権1975~2015年』」『交通史研究』第106号(2025年3月)

  • 【備忘】 交通史学会『交通史研究』第106号(2025年3月20日)

    標記の学会誌が無事に完成し発行しております。私は、前の第105号から引き続きこの号についても、責任編集者を務めました。この会誌は、東京の吉川弘文館より広く一般に販売しておりますので、どうぞお買い求めください。『交通史研究』第106号販売出版社HPリンク【備忘】交通史学会『交通史研究』第106号(2025年3月20日)

  • 【業績】 鴨頭俊宏「徳島県域の自治体史誌と近世史用語『異国船』―四国4県の地方史研究史をめぐる総合的考察まで―」『中国四国歴史学地理学協会年報』第20号(2025年3月)[査読なし]

    中国四国歴史学地理学協会に投稿していた標記の紀要論文を掲載する『年報』第20号が完成しました。奥付に刻まれた発行日は3月31日ですが、会員にはひと足早く郵送され14日(金)、自宅に配達されております。本稿をまず端的にいえば、専門の研究テーマとは別途、平成30年(2018)より趣味で参画している自治体史誌編さん事業史研究にひと区切りをつけるものです。学界では、かかる事業史につき、都道府県域ごとあるいは地方ごと(本稿の場合は四国地方)の編さん傾向をいかにわかりやすく説明するかが課題点となっていました。これに対して私の場合は、通史書で有名な用語1つをキーワードに設定しつつ史誌1冊ずつキーワードへの言及内容を整理しながら、年代ごとの変化を視覚的にわかりやすく描き出す一覧表を作成することを提起しています。本稿では、...【業績】鴨頭俊宏「徳島県域の自治体史誌と近世史用語『異国船』―四国4県の地方史研究史をめぐる総合的考察まで―」『中国四国歴史学地理学協会年報』第20号(2025年3月)[査読なし]

  • 【備忘】 交通史学会2024年度第3回「編集委員会」(2025年3月3日)

    3月3日(月)19時30分より1時間強、標記の委員会をZoomを用いたオンライン方式で開催し、私は東広島市の自宅から参加しました。委員会では司会を担当しています。【備忘】交通史学会2024年度第3回「編集委員会」(2025年3月3日)

  • 【備忘】 本ブログ開設15周年(2025年2月11日)

    私自身もまったく気づいておりませんでしたが、先週の2月11日(火・祝)、本ブログを開設しちょうど15年目になっていました。本日2月20日が開設5,487日目なのですが、365日×15年+うるう日3日=5,478日つまり、本日より9日前が開設15年目の計算となります。なお、本日にいたる閲覧状況は、トータル閲覧数:304,067で、一日平均は、その数÷5,487≒55.42トータル訪問者数:168,141で、一日平均は、その数÷5,487≒30.64となりました。【備忘】本ブログ開設15周年(2025年2月11日)

  • 【記事】 鴨頭俊宏《新刊案内》「阿波学会編 『フィールドワークから「徳島」を語る―阿波学会発足七〇周年記念 連続講座資料集―』」『地方史研究』第433号(2025年2月)

    地方史研究協議会へ投稿していた標記の記事を掲載する『地方史研究』第433号が完成し自宅にも届けられました。掲載頁は149~150です。徳島県では「県内各学会相互の連絡調整を図り、あわせて本県に関する科学調査および研究を行い、文化の推進および地域貢献に寄与することを目的」(阿波学会会則第2条)として昭和29年(1954)に阿波学会が発足しました。発足70周年を迎える令和6年(2024)、これを記念する連続講座と公開講演会を催したのですが、案内する新刊(阿波学会事務局、非売品、2024年)は、それらの企画で用いる資料を出席者に配付するのみでなく編集し公刊もすることで、学会の取り組みを広報しようと発行されたものです。記事では、学会の取り組みとともに標記新刊の概要や地方史研究関係資料の情報について簡潔に述べました...【記事】鴨頭俊宏《新刊案内》「阿波学会編『フィールドワークから「徳島」を語る―阿波学会発足七〇周年記念連続講座資料集―』」『地方史研究』第433号(2025年2月)

  • 【受贈】 田中洋平著『住職たちの経営戦略—近世寺院の苦しい財布事情—(歴史文化ライブラリー614)』(吉川弘文館、2025年3月)

    田中洋平さんより標記の新刊(四六判ソフトカバー、240ページ、本体1,700円+税)を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。田中さんは令和元年(2019)、同じ出版社より単著『近世地方寺院経営史の研究』を出版し、関東地方をフィールドにしつつ寺院と地域社会の関係史を多面的に検討しています。これに対して今回は、寺院の経営分析それ自体を目的にしないというスタンスは貫きつつ、江戸時代関東地方で疲弊する寺院の経営にフォーカスしました。こうして見える近世の地域社会像や、寺院を基底とすることで析出される社会経済的な状況を描こうとしています。田中洋平著『住職たちの経営戦略』出版社HPリンク【受贈】田中洋平著『住職たちの経営戦略—近世寺院の苦しい財布事情—(歴史文化ライブラリー614)』(吉川弘文館、2025年3月)

  • 【備忘】 地方史研究協議会『歴史教育シンポジウム』地方史研究と歴史教育(2025年1月26日)

    26日(日)13:00~17:30(実際には17:40すぎ終了)、標記のシンポジウムがハイブリッド方式で開催されるので、東広島市の自宅よりオンラインで参加しました。私自身、現在の職場で発行されている紀要『教育学研究』をとおし、専門・趣味で取り組む研究テーマがいかに学校の歴史教育の教材となりうるかを提起する英語論文を順次発表しており、その立場から聴講をエントリーしてみました。地方史研究協議会『歴史教育シンポジウム』地方史研究と歴史教育協議会HP広報リンク【備忘】地方史研究協議会『歴史教育シンポジウム』地方史研究と歴史教育(2025年1月26日)

  • 【備忘】 交通史学会2024年度第3回常任委員会

    17日(金)の18時から1時間強、Zoomを用いたオンラインで標記の委員会が開催されるので、東広島市の自宅で参加しました。【備忘】交通史学会2024年度第3回常任委員会

  • 【業績】 鴨頭俊宏《英語論文》「『朝鮮通信使』をキーワードとした静岡県域における自治体史誌編さん傾向の再分析」(広島大学大学院人間社会科学研究科『教育学研究』第5号、査読なし、2024年12月)

    原文タイトル:ToshihiroKamogashira“Re-examiningtheAnalysisoftheCompilingTrendsofLocalGovernmentHistoryandGeographyPublishedinShizuokaPrefectureUsing`ChosenTsushin-shi(KoreanEnvoytoJapan)’asaKeyword”昨2023年に発行された同じ紀要の第4号では、専門的に取り組む研究テーマについて、学校の前近代日本史教育の教材となりうる旨を提起する英語論文を発表しました。それに対して今回は、2018年より専門とは別途、趣味で取り組むテーマでも英語論文を書いてみたのです。広島大学学術情報リポジトリ論文公開ページただ、これまで中国四国地方9県を対象...【業績】鴨頭俊宏《英語論文》「『朝鮮通信使』をキーワードとした静岡県域における自治体史誌編さん傾向の再分析」(広島大学大学院人間社会科学研究科『教育学研究』第5号、査読なし、2024年12月)

  • 【記事】 鴨頭俊宏《新刊案内》「吉野正敏著『気候地名をさぐる』」『地方史研究』第432号(2024年12月)

    地方史研究協議会『地方史研究』第432号には、併せて標記の投稿記事も掲載されました。わが国の地名については、整理の方法によるものの、約26万もの項目が成り立つとされています。地理学者・気候学者である吉野正敏氏(1928~2017年)は、そのなかから「気候地名」を抽出して分析を試み、平成9年(1997)、学生社よりこれをテーマとする単著を発表しました。標記の新刊(吉川弘文館、2024年)は、その単著に菊池勇夫氏の解説を加えて吉野氏の研究を日本史学とも結びつけようと、刊行しなおされたものです。こうして出版された本書の注目点を、簡潔な作文で述べてみました。吉野正敏著『気候地名をさぐる』出版社HPリンク【記事】鴨頭俊宏《新刊案内》「吉野正敏著『気候地名をさぐる』」『地方史研究』第432号(2024年12月)

  • 【記事】 鴨頭俊宏《新刊案内》「清水詩織著『近世後期の海防と社会変容』」『地方史研究』第432号(2024年12月)

    地方史研究協議会へ投稿していた標記の記事を掲載する『地方史研究』第432号が完成し、自宅に配達されました。掲載頁は67~68です。江戸時代、いわゆる「鎖国」体制を維持していくうえで重要な課題の1つが、敵船による海からの攻撃に対し国土を防衛する海防です。これまでの日本近世史研究では、海防を、幕藩関係を見とおす議論の素材に用いてきました。それに対し標記の新刊(勉誠社、2024年2月)は、実際に沿岸で警備を担当する地域社会の人びとの視点を加えて、より正確に近世海防の本質を説明しようとします。こうした本書の注目点を、簡潔な作文で述べてみました。清水詩織著『近世後期の海防と社会変容』出版社HPリンク【記事】鴨頭俊宏《新刊案内》「清水詩織著『近世後期の海防と社会変容』」『地方史研究』第432号(2024年12月)

  • 【受贈】 日本福祉大学知多半島総合研究所『知多半島の歴史と現在』№28(2024年10月31日付)

    日本福祉大学の知多半島総合研究所(愛知県半田市)より標記の機関誌を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。この機関誌には、学部生グループによる調査報告1本、講演録3本、日本史学関係の研究論文3本、そして2023年度活動報告が収録されています。知多半島総合研究所HP※2024年11月29日現在、HPに№28の刊行情報は掲載されていませんが、後日更新すると予想されます。【受贈】日本福祉大学知多半島総合研究所『知多半島の歴史と現在』№28(2024年10月31日付)

  • 【備忘】 交通史学会2024年度第2回編集委員会(2024年11月4日)

    11月4日(月・祝)19時より1時間、標記の会議を、Zoomを用いるオンラインで開催して、私は東広島市の自宅から参加しました。委員会では司会を務めています。【備忘】交通史学会2024年度第2回編集委員会(2024年11月4日)

  • 【備忘】 広島大学創立75+75周年記念式典・記念事業(2024年11月2~3日)

    11月2(土)~3日(日)、広島大学の東広島キャンパスにおいて、大学祭に併せ標記の記念行事も開催されたので出席しました。2日の朝は強い雨が降り、影響が心配されましたが、昼には晴れています。3日は、少し暑いぐらいの晴れでした。私自身、学生と職員、双方の立場を合わせて計14年半ほど広島大学にお世話となっています。広島大学創立75+75周年記念式典・記念事業広報リンク【備忘】広島大学創立75+75周年記念式典・記念事業(2024年11月2~3日)

  • 【備忘】 INEI 2024(International Network of Educational Institutes, 2024.10.23~25)

    令和6年(2024)10月23日(水)~25日(金)の3日間、教育学界の国際会議であるINEI(InternationalNetworkofEducationalInstitutes)2024が広島大学をホスト校として開催され、私も運営サポートのスタッフとして参加しました。23日は広島市の東千田キャンパス、24日は東広島キャンパス、そして最終25日に再び東千田キャンパスと、会場を移しながらさまざまな行事をこなしています。専門と異なる学問領域の国際会議は、なかなか参加する機会がないので、本当に貴重な経験となりました。INEI2024概要リンク【備忘】INEI2024(InternationalNetworkofEducationalInstitutes,2024.10.23~25)

  • 【業績】 鴨頭俊宏《ポスター発表》「地域史学習における自治体史誌との向き合い方に関する研究開発の試み」『スマート社会産官学民協働まちづくりフォーラム』2024

    令和6年(2024)10月の18~19日、広島大学において全国Town&Gown構想推進協議会『スマート社会産官学民協働まちづくりフォーラム』2024が開催され、2日目のフォーラム事例発表で標記をテーマとするA0判ポスター1枚を出品してセッションに臨みました。そのフォーラムは、未発表の研究成果を新規に公表するのでなく、これまでの取り組みを参加者に説明しながら産官学そして地域住民の連携推進を図ろうとするイベントです。ゆえに、ポスターは、令和5年(2023)に発表済みの《論説》「愛媛県域の自治体史誌と近世史用語『異国船』―小藩分立タイプの県における編さん傾向―」(中国四国歴史学地理学協会『年報』第18号、査読なし)の内容にもとづいて作成しました。なお、発表したポスターはフォーラム終了後から、PDFのデータをr...【業績】鴨頭俊宏《ポスター発表》「地域史学習における自治体史誌との向き合い方に関する研究開発の試み」『スマート社会産官学民協働まちづくりフォーラム』2024

  • 【記事】 鴨頭俊宏《新刊案内》「有馬卓也著『岡本韋庵の北方構想』」『地方史研究』第431号(2024年10月)

    地方史研究協議会へ投稿していた標記の記事を掲載する『地方史研究』第431号が完成し発行されました。掲載頁は102~104です。案内する新刊のテーマ岡本韋庵(いあん、監輔、1839~1904年)とは、阿波国徳島藩領の農村(今日の徳島県美馬市、旧穴吹町域)に生まれ、文久3年(1863)より5回の樺太探検と、蝦夷地・北海道の開拓とに、後半生は儒学などで学校教育に勤しんだ探検家・官吏・漢学者・教育者です。樺太の有益さを主張するとともに、この地を侵蝕するロシアの脅威を訴え続けました。標記の新刊(中国書店、2023年)は、彼の生涯にわたる北方構想を、論文篇と資料篇を設けてわかりやすく描き出そうとしたものであり、記事では、その概要と地方史研究者の立場からの注目点とを簡潔に記述しています。阿波国江戸時代における異国船の脅...【記事】鴨頭俊宏《新刊案内》「有馬卓也著『岡本韋庵の北方構想』」『地方史研究』第431号(2024年10月)

  • 【記事】 鴨頭俊宏《新刊紹介》「若林宣著『女子鉄道員と日本近代』」『交通史研究』第105号(2024年9月)

    このたび発行された交通史学会『交通史研究』第105号には、標記の《新刊紹介》記事も掲載しました。掲載箇所は99頁です。その新刊(青弓社、2023年12月)とは、明治時代の前半から現在に至る鉄道界への女性就業の変遷を、新聞史料をはじめさまざまな文献を駆使しつつ数値分析もともないながら描き出していくものです。こうした研究の注目点を、簡潔な文章で紹介しました。青弓社HP『女子鉄道員と日本近代』販売コーナーリンク【記事】鴨頭俊宏《新刊紹介》「若林宣著『女子鉄道員と日本近代』」『交通史研究』第105号(2024年9月)

  • 【備忘】 交通史学会『交通史研究』第105号(2024年9月20日)

    私が編集・発行の担当者を務める標記の学会誌が、無事に完成して東広島市の自宅に届けられました。これから各会員の手許にも届けられると思います。私自身、編集委員自体こそ複数の学会・研究会で通算10年以上務めているものの、会誌発行の担当者は、現役の大学院生時代以来で実に20年ぶりのことです。前回担当したときは、投稿データをFD(フロッピーディスク)で郵送するのが主流であり(もしかしたら、東京・大阪などではすでに変化しているかもしれませんが…)、そろそろCD-RWを使う人も現れてくるころでしたから、20年という時間の長さを実感させられます。なお、この会誌は東京の吉川弘文館で販売することになっており、近日のうちに、そこのHPより会員以外のかたも購入できるようになります。どうかご味読ください。吉川弘文館HP『交通史研究...【備忘】交通史学会『交通史研究』第105号(2024年9月20日)

  • 【業績】 鴨頭俊宏《新刊紹介》「熊原康博・岩佐佳哉編『東広島地歴ウォーク』」『芸備地方史研究』第325・326合併号(2024年8月)

    出版から記事掲載誌の発行まで1年以上も経過してしまったためもはや新刊とは呼べませんが……、芸備地方史研究会へ投稿していた標記新刊(レタープレス株式会社、2023年3月、A5判ソフトカバー、152頁、本体1,364円+税)の紹介文を掲載する『芸備地方史研究』第325・326合併号(2024年8月20日付)が完成し発行されました。掲載頁は30~32です。標記刊行の出発点は、広島大学の当時教育学研究科社会認識教育学専修に属する(あるいは属していた)大学院生が、地理学の授業をとおして広島県東広島市内の地理・歴史に関し調べた成果を1冊の書にまとめていく活動にあります。東広島市域の歴史と現状の両面を実際にフィールドワークしながら学ぼうとする一般の人びとにとり、見やすく便利なハンドブックとなるよう、担当教員も執筆陣に加...【業績】鴨頭俊宏《新刊紹介》「熊原康博・岩佐佳哉編『東広島地歴ウォーク』」『芸備地方史研究』第325・326合併号(2024年8月)

  • 【受贈】 『日本歴史』編集委員会編『きょうだいの日本史』(吉川弘文館、2024年9月)

    その分担執筆者を務めた山崎圭先生・下向井紀彦さんより標記の編著書(吉川弘文館、A5判ソフトカバー、全280頁、本体2,000円+税、2024年9月)を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。本書は、日本史について古代・中世・近世・近現代4つの時代区分ごとに無名~著名さまざまな「きょうだい」計24事例を取りあげ、この具体的な関係のありようから各時代の特徴を見とおそうとするものです。本書「はじめに」によれば、学会誌『日本歴史』第896号(2023年)掲載《新年特集》「きょうだいの日本史」の成果をより広く共有しようと、史料の現代語訳化など一般的な歴史ファンも読みやすくする改訂を施すうえで書籍化したとのことです。なお、山崎先生は近世編の「近世の百姓の欠落ときょうだい」(167~173頁)を、下向井...【受贈】『日本歴史』編集委員会編『きょうだいの日本史』(吉川弘文館、2024年9月)

  • 【受贈】 秋山寛行「近世後期本庄宿における本陣利用者獲得と休泊由緒—『田村本陣休泊控帳』を素材として―」(本庄早稲田の杜ミュージアム『調査研究報告』第3号、2024年3月)

    秋山寛行さんより標記論文の抜刷を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。研究では、中山道の江戸から数え10番目の宿である本庄宿(現埼玉県本庄市)の本陣で書き残された休泊関連史料を素材にしています。江戸時代の後期から幕末期にかけた参勤交代一団に対する休泊利用獲得のありようを検討しました。簡潔にいえば本陣では、過去の大名家の休泊記録をまとめた「休泊由緒」を作成し、それを大名家との交渉に用いるなどして利用を勝ち取ろうとしたようです。さて、論文をひととおり読み気になった主な点は次の2つです。1つは、江戸時代ではまだ前半期にあたる元禄期の「宿割」の存在です。論文抜刷3頁に掲げている【史料三】では、元禄11年(1698)7月付の記録として、……先年拙者御宿仕候御宿帳等持参仕、御宿割求馬様へ御目掛候処、...【受贈】秋山寛行「近世後期本庄宿における本陣利用者獲得と休泊由緒—『田村本陣休泊控帳』を素材として―」(本庄早稲田の杜ミュージアム『調査研究報告』第3号、2024年3月)

  • 【記事】 鴨頭俊宏《新刊案内》「鹿毛敏夫著『近世天文塾「先事館」と麻田剛立』」『地方史研究』第430号(2024年8月)

    地方史研究協議会『地方史研究』第430号には、標記の投稿記事も併せて掲載されました。掲載頁は135~137です。この投稿は、鹿毛敏夫先生ご本人より標記新刊(吉川弘文館、2024年2月)の完成書を私へも寄贈してくださったことに対する返礼を兼ねています。鹿毛敏夫著『近世天文塾「先事館」と麻田剛立』出版社HPリンク【記事】鴨頭俊宏《新刊案内》「鹿毛敏夫著『近世天文塾「先事館」と麻田剛立』」『地方史研究』第430号(2024年8月)

  • 【記事】 鴨頭俊宏《新刊案内》「見瀬和雄編『中近世日本海沿岸地域の史的展開』」『地方史研究』第430号(2024年8月)

    地方史研究協議会へ投稿していた標記の記事を掲載する『地方史研究』第430号が完成し発行されました。掲載頁は130~132です。本記事で案内した新たな編著書(岩田書院、2024年1月)は元々、石川県を中心に日本海沿岸地域の歴史研究に寄与しつづけた編者見瀬和雄氏の古希を祝おうと、編者に学恩を受けた研究者たちが企画していたものです。しかし、完成の前に編者が逝去したため急遽、編者の追悼論集へとかたちを変えて刊行したといいます。江戸時代加賀藩領の社会を中心としつつ、出羽・越後・越前国域も対象に入れながら、中近世日本海沿岸地域史の研究をめぐる議論を発展させようとする論文21本が収録されました。この記事を投稿した直接の動機は、収録論文に、私の専門である江戸時代の情報史をテーマとしたものが含まれていることにあります。具体...【記事】鴨頭俊宏《新刊案内》「見瀬和雄編『中近世日本海沿岸地域の史的展開』」『地方史研究』第430号(2024年8月)

  • 【備忘】 交通史学会2024年度第2回常任委員会

    7日(水)19時より、標記の委員会がZoomを用いたオンラインで開催されるため、東広島市の自宅より参加しました。委員会では、編集委員会報告を担当しています。【備忘】交通史学会2024年度第2回常任委員会

  • 【受贈】 常民文化研究会『コロス』第178号(2024年8月)

    西海(にしがい)賢二先生より標記の会報を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。この会報には、西海賢二「石鎚講中参拝記念録に世相を読む(3)―安芸国忠海二窓西山講中の二百六十年に寄せて―」が掲載されています。それは、同じ会報の前号にあたる第177号に掲載された(2)の続きです。史料の翻刻部分を読むと、幕末の文久年間から近代の大正時代までが対象になっています。【受贈】常民文化研究会『コロス』第178号(2024年8月)

  • 【受贈】 常民文化研究会『コロス』第177号(2024年5月)

    西海(にしがい)賢二先生より標記の会報を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。この会報には、西海賢二「石鎚講中参拝記念録に世相を読む(2)―安芸国忠海二窓西山講中の二百六十年に寄せて―」が掲載されています。これは、石鎚敬神婦人会報『たかね』第56号(2024年7月)に《特別寄稿》の種別で掲載された作品の続きです。【受贈】常民文化研究会『コロス』第177号(2024年5月)

  • 【受贈】 常民文化研究会『コロス』第176号(2024年2月)

    西海(にしがい)賢二先生より標記の会報を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。この会報には、西海賢二《資料紹介》「続鹿島踊りと青年会合宿日誌について」と題する作品が掲載されています。これは、同じ会報の前の前号にあたる第175号(2023年11月)に掲載された資料紹介の続きです。【受贈】常民文化研究会『コロス』第176号(2024年2月)

  • 【受贈】 石鎚敬神婦人会報『たかね』第56号(2024年7月)

    西海(にしがい)賢二先生より標記会報の完成誌を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。その67~77頁には、西海先生の《特別寄稿》「石鎚講中参拝記念録に世相を読む(1)―安芸国忠海二窓西山講中の二百六十年に寄せて―」が掲載されています。寄稿文では、現広島県竹原市忠海町の安芸国西山講中をめぐる参拝記録の帳簿に着目し、この記述が、単に参拝の人員記録・経費ばかりでなく参拝当時の世相(江戸時代における徳川政権のあれこれ、天変地異・物価など)にまで及ぶとしました。そして、手始めに翻刻されたものの一端を紹介しています。【受贈】石鎚敬神婦人会報『たかね』第56号(2024年7月)

  • 【受贈】 西海賢二「相模民俗学会総会公開講演 民俗芸能を消滅させられた地域―奥三河と相模人形座芝居の縁から―」『民俗学論叢』第39号(2024年5月)

    西海(にしがい)賢二先生より標記講演録の抜刷を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。愛知県豊田市の旧北設楽郡稲武町域に建つ小田木八幡神社の境内で、江戸時代の享保年間より明治初期の廃仏毀釈のころまで催された人形座をテーマに取り上げます。この人形芝居は令和4年(2022)9月、衰退後147年ぶりに復活するのですが、それまでの経緯や、それまでに西海先生自身が神奈川県旧相模国域などさまざまな地域で携わってきた人形芝居研究との関わりなどを述べています。また、講演録本文のあとには会誌20頁分弱ものスペースを用い、小田木の人形芝居で用いられた人形や衣装の写真を多数掲載しています。【受贈】西海賢二「相模民俗学会総会公開講演民俗芸能を消滅させられた地域―奥三河と相模人形座芝居の縁から―」『民俗学論叢』第39号(2024年5月)

  • 【備忘】 交通史学会2024年度第1回編集委員会

    6月16日(日)14時から1時間強、標記の委員会がZoomを用いたオンラインで開催され、東広島市内の自宅より参加しました。そこでは司会を担当しています。【備忘】交通史学会2024年度第1回編集委員会

  • 【記事】 鴨頭俊宏《新刊案内》「新井浩文著『文書館のしごと―アーキビストと史料保存―』『地方史研究』第429号(2024年6月)

    このたび発行された地方史研究協議会『地方史研究』第429号(74巻3号、2024年6月)には、標記の新刊(吉川弘文館、四六判ソフトカバー、284頁、本体2,000円+税、2024年3月)を案内する記事も掲載されておりました。掲載は116~118頁です。新井浩文著『文書館のしごと―アーキビストと史料保存―』出版社HPリンク私自身は、学芸員の資格を取得しておらず、もちろんアーキビストの認証を受けておりません。しかしながらここ数年、専門的に取り組むテーマとは別途、趣味で自治体史誌編さん事業史の研究にも取り組み、それをテーマとした論文を随時発表しております。こうした立場で、地方自治体における史料保存問題の観点から、1つ案内記事を書いてみました。標記の新刊をめぐっては、全国各地の文書館・史料館等に勤めるアーキビスト...【記事】鴨頭俊宏《新刊案内》「新井浩文著『文書館のしごと―アーキビストと史料保存―』『地方史研究』第429号(2024年6月)

  • 【記事】 鴨頭俊宏《新刊案内》「坂根嘉弘著『アジアのなかの日本―日本の農業集落と経済発展―』」『地方史研究』第429号(2024年6月)

    標記の記事を掲載する地方史研究協議会『地方史研究』第429号(74巻3号、2024年6月)が完成して、自宅へも配達されました。掲載は113~115頁です。この記事は、坂根嘉弘先生より標記の完成書(清文堂出版、A5判、354頁、本体9,500円+税、2024年1月)を1冊、私にも贈ってくださったことに対し感謝の意を表すことも兼ねています。坂根嘉弘著『アジアのなかの日本―日本の農業集落と経済発展―』出版社HPリンク【記事】鴨頭俊宏《新刊案内》「坂根嘉弘著『アジアのなかの日本―日本の農業集落と経済発展―』」『地方史研究』第429号(2024年6月)

  • 【備忘】 交通史学会の委員について

    運営委員を務め続けている交通史学会の委員会について、2024年度より、兼任で副編集委員長も務めることとなりました。任期は3年、2026年度までです。【備忘】交通史学会の委員について

  • 【備忘】 交通史学会2024年度第1回「運営委員会」「常任委員会」

    6日(月)18時~18時30分ぐらいまで、委員を務める標記学会の委員会に、東広島市の自宅からZoomを用いたオンラインで出席しました。内容は、今週末の土日に和歌山市内で開催予定の大会と、新年度の体制とに関する話し合いが中心であり、新しい体制は大会の総会で承認を得たあと正式にスタートするとのことです。【備忘】交通史学会2024年度第1回「運営委員会」「常任委員会」

  • 【受贈】 東昇「海軍・谷本馬太郎と由良神社・由良村の交流」『君尾山光明寺文化財調査報告Ⅱ 由良神社文化財調査報告―京都府立大学文化遺産叢書第27集―』(2024年3月)

    東昇先生より標記論文の抜刷を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。表題にある由良神社とは、現在の京都府宮津市旧由良村域に遅くとも江戸時代半ばには創建されていた神社であり、戦前には府社へ昇格していました。その昇格をめぐり推薦書で後押ししたのが軍艦由良の艦長歴を有する豊田副武(とよだそえむ、明治18〔1885〕~昭和32年〔1957〕、由良艦長:大正15年〔1926〕11月~昭和2年〔1927〕11月)です。対してこの論文では、海軍と由良神社ないし由良村との交流の観点でいえば、広島県福山市出身で同じく由良の艦長を務めた谷本馬太郎(たにもとうまたろう、明治19年〔1886〕~昭和17年〔1942〕、由良艦長:同6年〔1931〕12月~同7年〔1932〕11月)が、さらに重要だと提起しています。...【受贈】東昇「海軍・谷本馬太郎と由良神社・由良村の交流」『君尾山光明寺文化財調査報告Ⅱ由良神社文化財調査報告―京都府立大学文化遺産叢書第27集―』(2024年3月)

  • 【受贈】 東昇「第2章『文化期通信使対馬来聘と郡方支配の展開』」(中野等編『中近世九州・西国史研究』、吉川弘文館、2024年3月)

    東昇先生より標記論文の抜刷を1つ、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。https://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b10045011.html標記の論文では、それまで将軍就任のたび江戸まで登っていた朝鮮通信使につき、経済的事情により対馬(現長崎県対馬市)までの行程に短縮・節約されたいわゆる「易地聘礼」(えきちへいれい、文化8年〔1811〕、論文では「対馬来聘」とも表記)をテーマに取りあげ、対馬藩による地域支配の、その前後における変化を説明しようとしています。結論を簡潔にいえば対馬藩の地域社会は、いわゆる「四つの口」の1つとしてそれまで信使迎接などの御用で多量の貨幣が投入されるなどして、貨幣経済にもとづく被支配層の階層分化が進んでいました。ところが、その準備のなかで天...【受贈】東昇「第2章『文化期通信使対馬来聘と郡方支配の展開』」(中野等編『中近世九州・西国史研究』、吉川弘文館、2024年3月)

  • 【受贈】 東昇「第5章『近世孝子褒賞史料・刑罰記録にみる障害表現—乱心・不平気・気分不揃—』」(障害史研究会『障害史へのアプローチ』、2024年3月)

    東昇先生より標記論文の別刷を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。まず、この論文は、2019~23年度『科研費』基盤研究A「障害の歴史性に関する学際統合研究―比較史的な日本観察―」(研究代表者:高野信治、課題番号:19H00540)の一環を公表するものです。九州大学の大学文書館内で障害史研究会が設立されており、科研費研究の成果を、その会誌『障害史研究』の別冊としてまとめた模様です。https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19H00540/東先生の論文は、幕府直轄地の長崎と藩領の対馬・紀伊田辺とに関する孝子褒賞史料・刑罰記録を読み込み「乱心」をはじめとする精神障害の表現の変化や地域差を見通そうとしました。結論を簡潔にいえば、精神障害...【受贈】東昇「第5章『近世孝子褒賞史料・刑罰記録にみる障害表現—乱心・不平気・気分不揃—』」(障害史研究会『障害史へのアプローチ』、2024年3月)

  • 【受贈】 三重県『三重県史研究』第39号(2024年3月)

    藤谷彰さんより標記の完成誌を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。この学術誌には藤谷彰《研究ノート》「四郷商工会の設立とその意義」が掲載されています。表題にある四郷とは、今日の三重県四日市市域の南西部に存立していた八王子・室山・西日野・東日野4集落の総称です。日露戦争期にあたる明治39年(1906)、県・市ではなく1つの地域レベルで設立されたその商工会について、個性や歴史的意義を、日本近代における商工会史と照らし合わせもしながら見とおしています。明治末期・大正時代・昭和初期と、段階ごとの変化が読みやすいです。【受贈】三重県『三重県史研究』第39号(2024年3月)

  • 【備忘】 本ブログののべ訪問者数が15万に到達

    本ブログにつき、久しぶりにアクセス解析をチェックすれば、開設からののべ訪問者数が15万を超えていました。のべPV数は28万に到達です。本ブログは、長いブランクだと2ヶ月に1本となるぐらいの不定期投稿ゆえ、一日平均のべ約29人のアクセス数なのですけど、さすがに開設から5,180日(14年と2ヶ月半)以上も経てばそれほどの数になるのですね。【備忘】本ブログののべ訪問者数が15万に到達

  • 【受贈】 三重県総合博物館『研究紀要』№10(2024年3月)

    藤谷彰さんより標記の完成誌(A4判ソフトカバー)を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。この紀要には藤谷彰《研究ノート》「神戸藩の年貢政策と徴租法―高宮村・河田村を事例として―」が掲載されています。タイトルにある「神戸」は、国内で「こうべ」「ごうど」などさまざまな読み方の地名が現存するものの、ここでは「かんべ」と読みます。今日の三重県鈴鹿市域に本拠を置き、17世紀に支配の交替が相次ぐものの幕末まで存続した、石高約1.5万のいわゆる小藩です。17世紀初めの江戸幕藩体制成立期の一時期、藩主を務めた一人が、のちに伊予国西条藩(現愛媛県西条市域)を治める一柳直盛です。研究ノートでは、現鈴鹿市域にあたる2つの村につき残された年貢関係史料を解析しながら、小藩ならではの年貢制度事情を見通しました。【受贈】三重県総合博物館『研究紀要』№10(2024年3月)

  • 【受贈】 行田市・桑名市・白河市合同企画展実行委員会ほか編『武門の遺産(レガシー)―徳川家を支えた忍・桑名・白河―』(2023年8月)

    藤谷彰さんより標記企画展用資料集(A4判ソフトカバー、全96頁)の完成版を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。日本近世の通史で教科書に載るほど有名な領知替(領主のトレード)といえば、天保11年(1840)の武蔵国川越藩主⇔出羽国庄内藩主⇔越後国長岡藩主の三角トレードが挙げられましょう。それに準ずるものとして、文政6年(1823)伊勢国桑名藩主⇔陸奥国白河藩主⇔武蔵国忍藩(おし)の三角トレードもあり、令和5年(2023)に200周年を迎えました。これを記念して今日ある行政機関、三重県桑名市・福島県白河市・埼玉県行田市が友好都市を締結していたのですが、締結からも25年目を迎えたとのことです。標記の企画展は、これらを記念して3市合同で催すものであり、3藩に関係する文献・文化財・美術品を目録化...【受贈】行田市・桑名市・白河市合同企画展実行委員会ほか編『武門の遺産(レガシー)―徳川家を支えた忍・桑名・白河―』(2023年8月)

  • 【受贈】 藤谷彰《資料紹介》「津藩伊賀国領の年貢関係史料について―古山界外村中村家襖下張り文書から―」『三重の古文化』109(2024年)

    藤谷彰さんより標記小論文の抜刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。まず、今のところ伊賀国域津藩領で発給され現存する年貢割付状としては最古とされる正保3年(1646)推定「界外村年貢割付状」を紹介しました。現物の撮影写真を掲載するとともに翻刻して、古文書学の視点を踏まえつつ考察を加えています。関連して、慶安元年(1648)「免状」、貞享元年(1684)「年貢請取通」(古文書学一般でいう「年貢皆済目録」に相当)などの翻刻文も掲げながら、検証がなかなか困難な17世紀農政史の研究を一歩進めました。ちなみに、タイトルにある地名「古山界外」は「ふるやまかいげ」と読み、近鉄系の駅で有名な名張と伊賀上野とを直通する道路沿い、三重県伊賀市域にあります。【受贈】藤谷彰《資料紹介》「津藩伊賀国領の年貢関係史料について―古山界外村中村家襖下張り文書から―」『三重の古文化』109(2024年)

  • 【受贈】 藤谷彰「紀州勢州三領の年貢動向と徴租法―松坂領村落を事例に―」『ふびと』第74号(2024年1月)

    藤谷彰さんより標記論文の抜刷を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。江戸時代、紀州藩は紀伊半島の東部、伊勢国域にも複数の領地を有していました。論文では、その伊勢国域の村落につき江戸時代前半における年貢の割付・徴収の動向を、定免・検見の制度的変遷を踏まえつつ年次ごとに分析しています。こうして、紀州藩本領における年貢徴収量との相関性まで展望しました。【受贈】藤谷彰「紀州勢州三領の年貢動向と徴租法―松坂領村落を事例に―」『ふびと』第74号(2024年1月)

  • 【受贈】 岡本健一郎《年次大会共通論題》「京都鉄道博物館の活動と鉄道文化財の保存」(2023年度『年次大会 企業の社会連携活動について考える』、京都鉄道博物館)

    岡本健一郎さんより標記論文の抜刷を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。課題「企業の社会連携活動」に対し、鉄道省・日本国有鉄道(国鉄)・西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)が設置した鉄道系博物館の取り組みを、鉄道文化財の保存問題を踏まえつつ検討しています。そして、今後の課題点にJR各社の、すなわち平成時代の記録・史料をいかに引き継ぎ保存していくかを挙げました。論文では、施設・構造物など文化財に重点を置いていますが、もちろん文字の記録(アーカイブ)も重要になってくるでしょう。ただ、その前に文化財の保存をいかに負担少なく効率的におこなっていくか、道筋をつけていきたいようです。確かに、施設・建造物をなんでもかんでも永久保存していくのは関係機関の負担を増やすばかりであり、適切な選択と方法論を求め...【受贈】岡本健一郎《年次大会共通論題》「京都鉄道博物館の活動と鉄道文化財の保存」(2023年度『年次大会企業の社会連携活動について考える』、京都鉄道博物館)

  • 【受贈】 岡本健一郎「対馬藩の諸船対応と郷村構造」(長崎歴史文化博物館『研究紀要』第18号、2024年3月)

    岡本健一郎さんより標記論文の抜刷を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。17世紀半ば~18世紀前半という日本近世史研究では一般的に史料の残存状況がよくないとされる時期につき、対馬藩(現長崎県域)の郷村社会における海事の対応を「対馬宗家文書」を丹念に分析しながら検討しています。その際、当時国内一般的な海村とは異なって朝鮮国との通信・貿易の窓口を担う特性と先行の対馬藩領郷村構造論とを踏まえながら、当該社会ならではの対応を位置づけようとしました。以下は、論文をひととおり読んでの個人的な感想です。1.研究史における位置づけかたについて。対馬藩領における海事といえば、大まかに(1)国内船の海難事故処理、(2)朝鮮船・唐船を中心とする外国船が漂着事故をした場合の処理、(3)朝鮮船を中心とする外国船の...【受贈】岡本健一郎「対馬藩の諸船対応と郷村構造」(長崎歴史文化博物館『研究紀要』第18号、2024年3月)

  • 【受贈】 下田悠真「慶応三年の坂本龍馬―動向・身分・構想―」『法政史論』第51号(2024年2月)

    下田悠真さんより標記論文の抜刷を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。先行研究が多数あり一般的な歴史ファンのあいだでも著名な坂本龍馬につき、彼が襲撃されて死去する慶応3年(1867)における動向・身分・構想を検討しています。最先端の議論とそれに対する筆者の見解を、興味深く読ませていただきました。以下は、論文をひととおり読んでの個人的な感想です。1.論文の構成を整理しなおす余地があるのでは、と思います。「はじめに」を読めば、筆者が挙げる論点の1点目は……「第三章で論じる」2点目は……「第二章で論じる」3点目は……「第四章で論じる」その他として「上海渡航説について再検討」を……「第一章で」(掲載誌2頁)と、パッと見で錯綜しているように感じます。論文は、時系列、設定する論点、章立ていずれもが整...【受贈】下田悠真「慶応三年の坂本龍馬―動向・身分・構想―」『法政史論』第51号(2024年2月)

  • 【受贈】 下田悠真「真木和泉と幕末政局―尊王攘夷論としての『討幕』の意義に注目して―」『法政史論』第50号(2023年2月)

    下田悠真さんより標記論文の抜刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。表題にある真木和泉(本名:保臣〔やすおみ〕、文化10〔1813〕~元治元年〔1864〕8月)は、筑後国久留米藩士としてキャリアをスタートさせ、薩摩藩や長州藩とも接近しながら討幕と尊王攘夷で活動した幕末の志士の一人です。論文では、こうした立場を一貫させたわけでなく、晩年は尊王攘夷の理想を追求しつつ、討幕については「幕末政局の変動に伴って主張を柔軟に変え」(掲載誌33頁上段)たことを指摘しています。以下は、論文をひととおり読んでの個人的な感想です。1.「はじめに」で真木和泉のプロフィールに触れていないので、一見、幕末維新史研究者のあいだではわざわざそれを説明するまでもないほどの人物なのかと思いきや……第1章で触れています。...【受贈】下田悠真「真木和泉と幕末政局―尊王攘夷論としての『討幕』の意義に注目して―」『法政史論』第50号(2023年2月)

  • 【受贈】 岩下哲典「『ペリー来航予告情報』と薩摩藩―別段風説書と藩主斉彬・弟久光、家老・長崎聞役、藩外協力者箕作阮甫など―」『青山史学』第41号(2023年3月)

    岩下哲典先生より標記論文の別刷を1冊、再び贈ってくださりました。ありがとうございます。この別刷は昨年3月にいただいているのですが……おそらく、あまりにも多方面に、誰に贈ったか覚えきれないぐらいの冊数を発送されているのだろうと思います。しかしながら、この論文は私の専門的な研究テーマと結びつくものなので、すでにいただいている1冊目を疑問点のメモ書き用に、今回いただいた2冊目は永久保存用に、それぞれ取っておこうと考えます。【受贈】岩下哲典「『ペリー来航予告情報』と薩摩藩―別段風説書と藩主斉彬・弟久光、家老・長崎聞役、藩外協力者箕作阮甫など―」『青山史学』第41号(2023年3月)

  • 【備忘】 researchmap>資料公開「××都道府県内の自治体史誌と近世史用語『異国船』」一覧表の追加

    researchmapの資料公開コーナーにおいて「××都道府県内の自治体史誌と近世史用語『異国船』」一覧表を追加しました。追加したのは、江戸時代「鎖国」期に外国船対応で重要な歴史を有するといえよう和歌山・新潟・神奈川・福岡・長崎・宮崎・鹿児島・兵庫の8県です。先月投稿済みの北海道・千葉と合わせて計10道・県になりました。なぜ宮崎県が入るのか訝しく感じるでしょうが、宮崎県域は山口・福岡・長崎・鹿児島県などと比べれば「鎖国」期に外国船と応接した件数こそ少ないものの、その割に唐船漂着事件をテーマとした研究論著の発表数が多くあり、自治体史誌における言及との相関が注目されるゆえです。※リンクは下記。https://researchmap.jp/kamoga4ra/published_worksコーナーにも注記したと...【備忘】researchmap>資料公開「××都道府県内の自治体史誌と近世史用語『異国船』」一覧表の追加

  • 【記事】 鴨頭俊宏《新刊案内》「藤谷彰著『津藩領国支配と地域社会』」『地方史研究』第74-2号(2024年4月)

    地方史研究協議会へ投稿していた標記の記事を掲載する『地方史研究』第74-2号(通号428)が完成し発行されました。案内した新刊は、A5判、全350頁、本体8,500円+税、清文堂出版、2023年8月刊のもので、記事の掲載は161~162頁です。三重県域を対象に近世の藩史を検証しつづける著者3冊目の単著です。過去に完成書2冊を私へも贈ってくださったこともあり、そのお礼を兼ねて今回も案内記事を投稿しておりました。https://seibundo-pb.co.jp/index/ISBN978-4-7924-1525-9.html【記事】鴨頭俊宏《新刊案内》「藤谷彰著『津藩領国支配と地域社会』」『地方史研究』第74-2号(2024年4月)

  • 【受贈】 鹿毛敏夫著『近世天文塾「先事館」と麻田剛立』(吉川弘文館、2024年2月)

    鹿毛敏夫先生より標記の新刊を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。書名にある麻田剛立(享保19〔1734〕~寛政11年〔1799〕)は、豊後国杵築藩領(現大分県杵築市)出身の医者・天文学者・解剖学者です。大坂へ移ったのちさらに天文学の研鑽に努めて、安永7年(1778)、オランダから輸入したイタリア製の望遠鏡で月面のクレーターを観測したこと、当時の暦(宝暦暦)になかった日食を予言し的中させたこと、が有名な功績に挙げられましょう。著者は、戦国時代史を専門としつつ、平成20年(2008)の『月のえくぼ(クレーター)を見た男麻田剛立』(くもん出版)をはじめ麻田剛立に関する研究論著もさまざま発表していました。標記新刊の場合は、麻田剛立が高橋至時をはじめとする後進を育てた大坂の天文塾「先事館」に焦点...【受贈】鹿毛敏夫著『近世天文塾「先事館」と麻田剛立』(吉川弘文館、2024年2月)

  • 【備忘】 鴨頭俊宏《予稿資料》「北海道内の自治体史誌と近世史用語『異国船』」一覧表

    https://researchmap.jp/kamoga4ra/published_works?frame_id=842673専門の研究テーマとは別途、趣味で取り組み平成30年(2018)よりデータ分析の成果を順次公表していく仕事について、あらかじめresearchmapの資料公開コーナーへ投稿してみました。学術誌上では、6年ほどかけ中国四国地方9県と三重県との計10県につき対象資料を分析した成果を公表していますが、このペースだと全47都道府県の分析成果を公表しおえるまであと30年ぐらいもかかってしまいます。調査自体は平成28年度(2016)にすでにおこなっており、調査の成果をこのまま温存しておくのはもったいないので、一部のデータを《予稿資料》として別途公表してみることにしました。ひとまず、北海道内で刊...【備忘】鴨頭俊宏《予稿資料》「北海道内の自治体史誌と近世史用語『異国船』」一覧表

  • 【業績】 鴨頭俊宏「香川県域の自治体史誌と近世史用語『異国船』」『中国四国歴史学地理学協会年報』第19号(2024年3月)

    中国四国歴史学地理学協会に投稿していた標記の論説を掲載する『年報』第19号(査読なし)が完成し東広島市の自宅に配達されました。掲載は21~36ページで、奥付に刻まれた発行の日付は2024年3月31日です。この《論説》は、専門の研究テーマとは別途、趣味で取り組み平成30年(2018)より論文発表を始めているテーマ「自治体史論」につき、蓄積中のデータを順次公表していく仕事の一環です。具体的には、香川県をフィールドとしつつ近世史用語「異国船」を検索のキーワードに定めながら、県域で発行された自治体史誌のうち近世通史編を含む冊すべてを読んだ成果を一覧表にまとめました。そうして、当該県域における史誌近世編の編さん傾向を見とおす道筋をつけようとしています。ただ、本稿の場合は、テーマ設定の段階から問題点がありました。香川...【業績】鴨頭俊宏「香川県域の自治体史誌と近世史用語『異国船』」『中国四国歴史学地理学協会年報』第19号(2024年3月)

  • 【備忘】 交通史学会2023年度第3回編集委員会

    25日(日)の午後4時より約1時間、標記の委員会がZoomを用いたオンラインで開催されるので、東広島市の自宅より出席しました。会では書記を担当しています。会で話題となるまで完全に失念していたのですが、この委員会をもって編集委員の任期3年にひと区切りをつけることとなります。まさに光陰矢の如し。【備忘】交通史学会2023年度第3回編集委員会

  • 【記事】 鴨頭俊宏《新刊案内》「飯沼雅行著『近世の国家・社会と幕府広域役』」『地方史研究』第427号(2024年2月)

    地方史研究協議会に投稿していた標記の記事を掲載する『地方史研究』第427号が完成し発行されました。掲載は155~156頁です。案内した新刊(清文堂出版、A5判、324頁、本体9,600円+税、2023年10月)は、江戸時代に幕府直轄・大名・旗本・寺社・公家とさまざまな支配領域が入り組んでいた畿内淀川流域を対象フィールドにして、そこで住民に課せられた、朝鮮通信使の淀川遡行を補助する綱引役の歴史を描くものです。幕府直轄を含む複数の支配形態にまたがり課した役を「幕府広域役」と呼んで、江戸時代の前半に幕府が支えられる本質にせまりました。投稿は、完成書を著者より私へも1冊恵贈してくださったことに対する感謝の意を表したものです。【記事】鴨頭俊宏《新刊案内》「飯沼雅行著『近世の国家・社会と幕府広域役』」『地方史研究』第427号(2024年2月)

  • 【受贈】 坂根嘉弘著『アジアのなかの日本―日本の農業集落と経済発展―』(清文堂出版、2024年1月)

    坂根嘉弘先生より標記の新刊(A5判、354頁、本体9,500円+税、広島修道大学学術選書)を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。清文堂出版:アジアのなかの日本〈坂根嘉弘著〉内容は、大日本帝国時代に国内の農業集落がいかなる意味で国内経済の発展に関わってきたかを、アジア諸地域と比較しつつ論説するものです。著者自身の研究経験にもとづいて「家」「村」を分析視点に定めつつ「農業組織」「産業組合」「不正肥料」3テーマをそれぞれ1つの部にまとめながら、13年前に出版した単著『〈家と村〉日本伝統社会と経済発展』(農山漁村文化協会、2011年)での提起内容から敷衍させようとしました。本論部分3つの部に9つの章と2つの補論とを設けています。対象フィールドは沖縄・樺太・南洋群島など幅広いですが、元々は日本の...【受贈】坂根嘉弘著『アジアのなかの日本―日本の農業集落と経済発展―』(清文堂出版、2024年1月)

  • 【業績】 広島大学大学院人間社会科学研究科『教育学研究』第4号(2023年12月)掲載英語紀要論文

    SignificanceasTeachingMaterialsoftheWorldofCircularLettersbyWarriorsoftheClanintheEdoPeriodinPre-modernHistoryEducation広島大学の大学院人間社会科学研究科に投稿していた英語紀要論文ToshihiroKamogashira"SignificanceasTeachingMaterialsoftheWorldofCircularLettersbyWarriorsoftheClanintheEdoPeriodinPre-modernHistoryEducation"(鴨頭俊宏「前近代史教育における江戸時代『藩士たちの廻状世界』の教材としての意義」)を掲載するStudiesinEducationVo...【業績】広島大学大学院人間社会科学研究科『教育学研究』第4号(2023年12月)掲載英語紀要論文

  • 【記事】 鴨頭俊宏《新刊案内》「西海賢二編『奉納物に石鎚信仰の歩みを読む―絵馬・扁額・常夜燈(鳥居)・頌徳碑・絵葉書などから―』」『地方史研究』第426号(2023年12月)

    標記の記事を掲載する地方史研究協議会『地方史研究』第426号(73-6号)が完成して発行されました。掲載頁は168~169です。記事で案内した新刊(2023年6月刊、A4判ソフトカバー、17頁、非売品、発行:〔愛媛県〕西条市立西条郷土博物館、問合せ先:石鎚神社会館西海文庫)は、編集者の西海(にしがい)賢二先生が四国遍路ほか日本列島の各地を歩むなかで収集した石鎚信仰関連資料の展示(会場:発行と同じ博物館、開催期間:2023年1月12日~3月19日)について、終了後も引き続きその企画の価値を広く世に問おうと発行した研究報告書です。『地方史研究』の場合はISBN(国際標準図書番号)などが施されない資料館等刊行物でも《新刊案内》を掲載してくださるので、私へも1冊お贈りいただいた御礼に投稿しておりました。【記事】鴨頭俊宏《新刊案内》「西海賢二編『奉納物に石鎚信仰の歩みを読む―絵馬・扁額・常夜燈(鳥居)・頌徳碑・絵葉書などから―』」『地方史研究』第426号(2023年12月)

  • 【受贈】 常民文化研究会『コロス』第175号(2023年11月)

    西海(にしがい)賢二先生より標記会報の完成版を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。この会報には西海賢二「大山信仰とその周辺」西海賢二《資料紹介》「鹿島踊りと青年会合宿日誌について」2本を掲載してあります。前者は、神奈川県域に聳え立つ大山(おおやま、標高1,252m)が、古代修験道の場から江戸時代は関東一帯の庶民による信仰の対象へと展開していく歴史につき「御師」「太刀」をキーワードにしながら概説するものです。後者は、神奈川県の小田原市から静岡県の加茂郡東伊豆町に至る相模湾沿岸22ヶ所で受け継がれてきた「鹿島踊り」の伝統につき、大正・昭和時代の青年会(団)合宿日誌を翻刻しながら解説するものです。【受贈】常民文化研究会『コロス』第175号(2023年11月)

  • 【受贈】 西海賢二「伊勢信仰の地域的展開―峠の向こうに何がある―」(地方史研究協議会編『〝出入り〟の地域史―求心・醸成・発信からみる三重―』、雄山閣、2023年10月)

    西海(にしがい)賢二先生より標記編著書収録論文の自製抜刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。まず、この編著書自体は、令和4年(2022)に地方史研究協議会が三重県を舞台に開催した第72回大会の成果論集です。その大会をめぐっては、私自身も会誌『地方史研究』第72-4号(通号418、2022年8月)73~78ページに《問題提起》の小論文を1つ寄稿しています。次に、抜刷をいただいた論文は、その大会における講演の内容を文章化したものです。先生がそれまで歴史研究に携わってきた各地域に残る伊勢への参詣や信仰を示す記録につき、順に解説をつけながら挙げていく構成としました。このなかで、地域間の垣根を越えた普遍性の問題に関し、要因を考察しています。【受贈】西海賢二「伊勢信仰の地域的展開―峠の向こうに何がある―」(地方史研究協議会編『〝出入り〟の地域史―求心・醸成・発信からみる三重―』、雄山閣、2023年10月)

  • 【受贈】 山口県地方史学会『山口県地方史関係文献目録(山口県地方史研究別冊)』Ⅵ 2013~2022(2023年11月)

    山口県地方史学会より標記の文献目録(全239頁)を1冊、私にも送付されました。会員全員に配布とのことで、学会誌第130号との同封で郵送されています。書名にあるとおりこの目録は、平成25年(2013)~令和4年(2022)の10年間に山口県域の歴史に関して発表した研究論著を、時代区分・原稿カテゴリーの別に整理するものです。私自身の研究歴にとればこの10年間は、ちょうど専門テーマの単著1冊を出版し、そのあと趣味で自治体史誌編さん事業史研究にも取り組みはじめる時期なので、専門テーマと趣味テーマ両方の発表論著を収録してくれています。【受贈】山口県地方史学会『山口県地方史関係文献目録(山口県地方史研究別冊)』Ⅵ2013~2022(2023年11月)

  • 【受贈】 日本福祉大学知多半島総合研究所編『知多半島の歴史と現在』№27(2023年10月)

    愛知県半田市にある日本福祉大学知多半島総合研究所より標記の紀要完成誌を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。このナンバーには、3本の研究論文、1本の調査報告、2本の講演録のほか、2022年度の研究所活動報告が掲載されています。【受贈】日本福祉大学知多半島総合研究所編『知多半島の歴史と現在』№27(2023年10月)

  • 【受贈】 吉田智史「朝鮮通信使の海路における安全確保をめぐる対馬藩の対応と対策」『九州史学』第194号(2023年8月)

    吉田智史さんより標記論考の抜刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。18世紀の朝鮮通信使を素材として、対馬での迎接のみならず海路通航時の安全確保まで担当した対馬藩の対策と対応を、回ごとに整理しながら考察しています。論文をひととおり読めば対象とした歴史は、人間社会に普遍的な組織における引き継ぎの問題が裏テーマにあるなと、考えさせられます。一方で、私が取り組んできた研究テーマ(江戸時代の交通路をめぐる情報ネットワークの歴史)に関し、1つ腑に落ちたこともあります。通史的には正徳度、それまで費用負担が膨らんでいた通信使待遇につき新井白石が節約させたのに、なぜ現場で迎接を担当した藩の行政史料で通行情報に関する記録は以後どんどん充実化していくのかです。歴史を勉強しはじめたころは、迎える藩それぞれの...【受贈】吉田智史「朝鮮通信使の海路における安全確保をめぐる対馬藩の対応と対策」『九州史学』第194号(2023年8月)

  • 【受贈】 飯沼雅行著『近世の国家・社会と幕府広域役』(清文堂出版、2023年10月)

    飯沼雅行先生より標記の新刊(清文堂出版、2023年10月、A4判、全324頁)を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。江戸時代の畿内淀川流域は、幕府直轄地のほか藩領・旗本領などさまざまな支配形態が混在するような社会でした。幕府機関は、支配領域の垣根を越え一定の村々に対して同じ役目を課すことがあり、それを幕府広域役と呼んでいます。飯沼先生は、朝鮮通信使・琉球使節といった外国使節の淀川通航を素材にしながら、その幕府広域役のありようを描きだしました。同じく公用通行の補助をテーマにしつつ、玉井建也氏や私が瀬戸内の芸予・防予海域という藩領世界を対象にしたのとは対照的な研究です。第2部「地域から見た淀川筋綱引役」第1章「綱引役の命令と情報の伝達」における研究史の整理で、私の研究に言及してくれています...【受贈】飯沼雅行著『近世の国家・社会と幕府広域役』(清文堂出版、2023年10月)

  • 【記事】 鴨頭俊宏《新刊案内》「寺田裕一著『淡路交通―日本唯一の「島の電車」―』上下巻」『地方史研究』第425号(2023年10月)

    地方史研究協議会に投稿していた標記の記事を掲載する『地方史研究』第425号(第73-5号、2023年10月)が完成し発行されました。記事の掲載は127~129頁です。案内した新刊(ネコ・パブリッシングカンパニー、2022年10月、11月)は、昭和41年(1966)9月まで兵庫県の淡路島で営業運行していた「島の電車」(淡路交通)の歴史をテーマとする一般書です。近年ますます深刻化しているローカル鉄道存廃問題を鑑み、その歴史的な教訓を得ようと、プライベートで購入していました。なお『地方史研究』新刊案内コーナーへの投稿は、令和4年(2022)10月発行の第419号以来だから、実にちょうど1年ぶりです。【記事】鴨頭俊宏《新刊案内》「寺田裕一著『淡路交通―日本唯一の「島の電車」―』上下巻」『地方史研究』第425号(2023年10月)

  • 【読了】 丸山雍成「近世の公用交通路と情報の伝達」(大阪ガスネットワーク エネルギー・文化研究所『情報誌CEL』Vol.117、2017年)

    今から6年前の平成29年(2017)に丸山雍成先生が大阪ガスの研究機関誌へ寄稿され、現在はインターネット上にPDFがアップロードされている標記の論説を、初めて読みました。近世の公用交通路と情報の伝達/CEL【大阪ガスネットワーク株式会社エネルギー・文化研究所】江戸時代、全国的に整備された公用の交通路とそれをめぐる情報ネットワークとの関係史につき、一般の人びとにもわかりやすいよう解説されています。商品流通をめぐるネットワークとの関連性にまで言及されています。タイトルを見て思い出されるのは今から9年前の平成26年(2014)、私が清文堂出版(大阪市)から単著『近世の公用交通路をめぐる情報―瀬戸内海を中心に―』を出版するときのできごとです。推薦文の執筆を丸山先生に直接お願いしたのですが、そのとき「執筆は引き受け...【読了】丸山雍成「近世の公用交通路と情報の伝達」(大阪ガスネットワークエネルギー・文化研究所『情報誌CEL』Vol.117、2017年)

  • 【備忘】 東広島市『広報東広島』№593(2023年9月号)

    東広島市より標記の広報紙が発行されて、紙媒体のものが自宅へ配達されるとともに、市役所HPでもアップロードされました。私が広島大学で分担している職務の1つに、広島大学創立75+75周年記念事業があります。少しだけ具体的にいえば、私が大学院生博士課程後期時代に所属していた文学研究科は他の研究科と合併し新たに人間社会科学研究科が誕生しているのですけど、その研究科が独自に催すイベントの補助を担当することとなったのです。この1つに、今年10月の第1週平日、東広島市役所の1階ロビーで科内研究成果のパネル展示をおこないます。今回私が関わっているイベントの告知は、広報紙11ページ右上に掲載されました(広告の投稿者は私です)。広報東広島_令和5年9月号(No.593) 東広島市ホームページ今月号の特集は「米どころ東広島」で...【備忘】東広島市『広報東広島』№593(2023年9月号)

  • 【受贈】 國學院大學博物館編『春の特別列品 土御門家がみた宇宙(そら)―江戸時代の天文観測―』(2023年4月)

    学会委員の仕事でもお世話になっている岩橋清美先生より、標記の展示パンフレット(A4判全7頁)を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。企画展は、標記の博物館で令和5年(2023)4月1日~5月14日に催されたものであり、岩橋先生は、パンフレットで第2章「近世―土御門家の彗星観測―」と第3章「天文に魅せられた人々」との執筆を担当しています。岩橋先生の仕事は、1つの天体現象につき、土御門家という代々主に天文道を仕事としてきた公家ばかりにとどまらずさまざまな階層の記録をはば広く集めていくことで、当時階層ごとのリテラシーや受けとめ方を見とおしていくものです。もちろん、同じ社会階層のなかでもリテラシーの差異はあるでしょうから、1つの古文書史料だけでただちに全体像を見とおすまでには至りません。しかし、...【受贈】國學院大學博物館編『春の特別列品土御門家がみた宇宙(そら)―江戸時代の天文観測―』(2023年4月)

  • 【備忘】 本ブログ訪問者のべ数が14万に到達

    久しぶりにアクセス解析を確認したところ、8月15日(火)、本ブログ訪問者のべ数が14万に到達しておりました。本ブログが開設から8月15日まで4932日(13年半)ですから、14万÷4932≒28.39一日平均約28.4人が訪問してくれています。もっとも、私の投稿が不定期なので、実は日々の変動が激しいです。【備忘】本ブログ訪問者のべ数が14万に到達

  • 【備忘】 受贈の西海賢二先生研究成果物5点を読み終えて

    以上、西海(にしがい)賢二先生からお贈りいただいた研究成果物5点につき、ひととおり読んだうえで概要を書き綴りました。西海先生が開設した石鎚神社会館内「西海文庫」(愛媛県西条市)をめぐっては、昨年度まで愛媛県滞在日に時折、収蔵図書目録作成の手伝いに訪問しておりました。しかし、広島大学の常勤職に就いた今年度に入ってからは、その機会が無くなりました。にもかかわらず、引き続きお気遣いくださっておりますので、このお礼を兼ね、また機会を作り手伝いに参りたく考えております。【備忘】受贈の西海賢二先生研究成果物5点を読み終えて

  • 【受贈】 石鎚敬神婦人会報『たかね』第55号(2023年7月)

    西海(にしがい)賢二先生より標記の会報を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。この68~81頁には、西海賢二《特別寄稿》「接待所と石鎚参詣―石鎚黒茶の製造技術国指定重要無形民俗文化財指定によせて―」が掲載されています。西海先生の尽力で「石鎚黒茶」が国指定の重要無形民俗文化財に指定されたことをめぐり、喜ぶだけで満足せず「伊予の高嶺」の財産としてこれからどうあるべきかまで念じながら、その歴史を解説しています。【受贈】石鎚敬神婦人会報『たかね』第55号(2023年7月)

  • 【受贈】 西海賢二『奉納物に石鎚信仰の歩みを読む―絵馬・扁額・常夜灯(鳥居)・頌徳碑・絵葉書などから―』(西条市立西条郷土博物館、2023年6月、全17頁)

    西海(にしがい)賢二先生より標記の成果物を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。この書物は、令和5年(2023)の1月12日より3月19日まで、愛媛県の西条市立西条郷土博物館で催された企画展「祈りの美―絵馬に願いを込めて―西海文庫コレクションより」に臨み編集した資料解題といえるものです。タイトルにあるとおり、西海先生がみずから石鎚神社会館内に開設した「西海文庫」の収蔵コレクションを展示のメインとしています。【受贈】西海賢二『奉納物に石鎚信仰の歩みを読む―絵馬・扁額・常夜灯(鳥居)・頌徳碑・絵葉書などから―』(西条市立西条郷土博物館、2023年6月、全17頁)

  • 【受贈】 西海賢二「江戸時代の今弘法顕彰碑は文化財になり得るか―木食観正を中心にして―」『西條史談』第115号(2023年7月)

    西海(にしがい)賢二先生より標記論文の抜刷を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。論文の掲載は25~55頁です。この論文では、埼玉県の越谷市内で確認された「木食観正碑」につき、文化財的な価値を、日本の民間宗教者と地域社会のありように留意しながら考察しています。単に現物を見て批評するものでなく、日本宗教史研究史や関連用語の整理、周辺史料の分析など、外堀を入念に埋めながら論を進める仕事が特長に挙げられましょう。【受贈】西海賢二「江戸時代の今弘法顕彰碑は文化財になり得るか―木食観正を中心にして―」『西條史談』第115号(2023年7月)

  • 【受贈】 常民文化研究所『コロス』第174号(2023年8月)

    西海(にしがい)賢二先生より標記の会報を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。この会報には、西海賢二「続史料もて史料を、伝承もて伝承を」西海賢二「自治体史編さん事業の現況と課題―ある自治体史丸投げの実態から―」2本の論考が掲載されています。前者は、前号の論考で言及した江戸時代現愛知県域の豪農古橋家で19世紀前半に当主を務めた人物につき、その後継者「人生儀礼」に関する史料を、翻刻しながら解説しています。後者では、自治体史誌編さん事業の歴史につき本質的な問題点を(教団史2ヶ所を含め)27もの自治体に関わってきた経験から、実例を挙げつつ提起しました。私自身が現在、専門のテーマとは別途、自治体史編さん事業史研究も進めている立場だけに、先生自身の経験を記述した文章に接し、かかる歴史との向き合い方を...【受贈】常民文化研究所『コロス』第174号(2023年8月)

  • 【受贈】 常民文化研究会『コロス』第173号(2023年5月)

    西海(にしがい)賢二先生より標記の会報を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。この会報には、西海賢二「史料もて史料を、伝承もて伝承を文化史学者としての民俗学者―萩原龍夫先生からの指導によせて―」が掲載されています。萩原達夫先生(1916~1985年)とは、明治大学文学部で教授を務めた日本中世宗教史の研究者であり、民俗学界とのつながりももっています。まず西海先生とのあいだで交わした手紙複数を翻刻しやりとりを紹介したうえで、研究業績を概説しながら、その研究スタンスや後進の研究者に及ぼした影響まで論及しています。【受贈】常民文化研究会『コロス』第173号(2023年5月)

  • 【受贈】 濱保仁志「近世岩国における軍学の採用とその背景」『岩国徴古館調査報告書』第3号(2023年3月)

    濱保仁志さんより標記論考の抜刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。江戸時代岩国領(吉川家)の軍学(兵学ともいう)史につき、曖昧に複数の流派があったと述べる先行研究に対し、甲州流(武田流)と越後流(上杉流)双方の系譜描出を試みつつ江戸時代後半の政庁における立ち位置の違いを見通しています。大雑把にいえば吉川家は、家の歴史的なつながりから、福岡藩黒田家の甲州流を導入して主流にしました。表面だけサラっと読めば、領主の立場からするといかなる軍制を整えるかは自身が生きるか死ぬかを左右する重要課題なのに、先祖のつながり云々を理由にするとは、実戦のない平和な時代ならではという印象を抱くでしょう。戦後生まれの現代人が率直にそう思う理由を政治の記録に残すということは、何か裏があるのでは?と、勘ぐってしま...【受贈】濱保仁志「近世岩国における軍学の採用とその背景」『岩国徴古館調査報告書』第3号(2023年3月)

  • 【受贈】 濱保仁志《資料紹介》「『覚(山口・長府・馬関探索報告)』について」『岩国徴古館調査報告書』第2号(2022年)

    濱保仁志さんより標記小論文の抜刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。岩国徴古館所蔵資料のうち、文久3年(1863)6月5日発生フランス軍艦下関砲撃事件の関連情報を伝える岩国領吉川家家臣森脇主税(修)報告書の記録について、翻刻し紹介したものです。率直に、課題点と感じたのは《資料紹介》の論文種別におけるタイトルの付け方ですね。今や、若手どころかベテランの研究者までインターネットで論文を検索する時代。標記のようなタイトルの付け方だと、キーワード検索ではヒットせずスルーされる可能性がありましょう。察するに、そもそも掲載誌が所蔵館の調査報告書ゆえタイトルで所蔵館名を省略しても差し障りないこと、文字数が多すぎるのは論文タイトルとして不適当なこと、により標記のものとしたのではないでしょうか。しかし...【受贈】濱保仁志《資料紹介》「『覚(山口・長府・馬関探索報告)』について」『岩国徴古館調査報告書』第2号(2022年)

  • 【受贈】 林泰正《博士学位論文》「近現代の岐阜県中濃南部地域における鉱業・交通・観光事業に関する地理学研究」(2020年)

    地理学者の林泰正さんより標記の中部大学大学院博士学位論文を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。製本化された論文は、ソフトカバー片面A4判で、頁数は77。「はじめに」「おわりに」に本論部分7つの章を加え、計9章で構成しています。内容については、林さんがそれまで学術誌などで発表してきた論文3本にもとづきつつ書き下ろしも加えながら成しました。題名のとおり、岐阜県中濃南部地域の近現代史的展開を、地理学の視点により鉱業・交通・観光事業をキーワードにしながら説明しています。さまざまな大学院のさまざまな分野の博士論文を読んでいると、それぞれの論文作成文化が垣間見え、興味深いです。【受贈】林泰正《博士学位論文》「近現代の岐阜県中濃南部地域における鉱業・交通・観光事業に関する地理学研究」(2020年)

  • 【受贈】 林泰正「近現代木曽川中流部における舟運の変容と川湊の土地所有の変化」『人文地理』第71-1号(2019年)

    地理学者の林泰正さんより標記論文の抜刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。東海地方を流れる木曽川の中流域につき、近代以前から続く舟運(川舟)が鉄道敷設の影響を受けて衰退し観光業へシフトしていくなか、流域の社会(川湊)で生じた変化を、土地所有の視点を踏まえながら考察しています。林さんの研究手法は、対象の社会で生じた変化を10年単位で、数値・ビジュアルの両面より見やすく、地理学者以外の人間にとっても学びやすいものと思います。【受贈】林泰正「近現代木曽川中流部における舟運の変容と川湊の土地所有の変化」『人文地理』第71-1号(2019年)

  • 【受贈】 林泰正「昭和初期に廃止された鉄道跡地の解体―岐阜県可児市広見地区・東農鉄道を事例として―」『人文地理』第66-2号(2014年)

    地理学者の林泰正さんより標記論文の抜刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。林さんとは、今年5月に宇都宮大学で開催された交通史学会大会で知り合いました。鉄道ファンの一人としては「可児」「広見」といえば、すぐ名鉄を連想します。しかし、この地域をめぐり昭和初期、鉄道網再編にともなって東農鉄道の路線廃止がありました。その線路敷地が廃止後いかに解体されていったのかを、土地所有の視点を踏まえつつ分析しています。こうして、戦後高度経済成長で宅地化が進む前の時代は、農地としての評価の高低が地域ごとに跡地解体の相違を生んでいくと、見とおしました。【受贈】林泰正「昭和初期に廃止された鉄道跡地の解体―岐阜県可児市広見地区・東農鉄道を事例として―」『人文地理』第66-2号(2014年)

  • 【受贈】 読売新聞社『読売新聞』2023年4月13日付夕刊《記事》「龍馬の盟友 死直前の史料」

    岩下哲典先生より、標記記事の写しを私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。この記事も、同じ年3月発行の『白山史学』第59号掲載論文につながるものです。学界に身を置く一人として思ったのは、1つの史料分析を新聞記事化→学会誌で論文発表→もう1つの史料分析を別に新聞記事化、の流れは初めて見たので、そのようなパターンもありなのかということですね。【受贈】読売新聞社『読売新聞』2023年4月13日付夕刊《記事》「龍馬の盟友死直前の史料」

  • 【受贈】 読売新聞社『読売新聞』2023年2月16日付夕刊《記事》「薩摩の賄賂 新史料」

    岩下哲典先生より標記記事の写しを、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。江戸幕末史で有名な安政7年(万延元、1860)3月「桜田門外の変」に関して、岩下先生自身が京都の古書店をつうじ入手した史料の分析成果が紹介されています。この成果を具体的に論説したのが、同じ年3月発行『白山史学』第59号掲載の岩下哲典・小林哲也「桜田門外の変および近藤長次郎に関する新『史料』について」なのです。【受贈】読売新聞社『読売新聞』2023年2月16日付夕刊《記事》「薩摩の賄賂新史料」

  • 【受贈】 読売新聞社『読売新聞』2020年4月1日付《記事》「『上野戦争』前日 西郷の直筆書簡」

    岩下哲典先生より、標記新聞記事のコピーを私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。江戸幕末の戊辰戦争時、江戸の上野寛永寺に立てこもる彰義隊を新政府軍が撃破した、いわゆる「上野戦争」について、その前日に西郷隆盛が書いたとされる書簡が見つかり、公開されました。記事のなかで岩下先生は、西郷の人間性や指揮官としての評価に関し解説を述べています。【受贈】読売新聞社『読売新聞』2020年4月1日付《記事》「『上野戦争』前日西郷の直筆書簡」

  • 【受贈】 岩下哲典《活動記録》「『洋学―日葡の出会いと知の共創の歴史―』参加記」『洋学』第30号(2023年4月)

    岩下哲典先生より標記《活動記録》の抜刷を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。おそらく、同じ会誌の別記事で明記するゆえ書くのを省略したことから、いつ開催されたか不明なのですが……洋学史学会監修『洋学史研究事典』(思文閣出版、2021年)刊行を記念して開かれた洋学史学会・オランダ王国大使館共催の講演会(リモート会議システムを利用)につき、概要と実際に参加しての所感とを記述しています。【受贈】岩下哲典《活動記録》「『洋学―日葡の出会いと知の共創の歴史―』参加記」『洋学』第30号(2023年4月)

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