ジャズピアニスト、セロニアス・モンクについて
ジャズジャイアンツの一人として挙げられるセロニアス・モンクではありますが、彼のピアノを聴かず嫌いの人が案外多いことに気付いたので、このようなブログを立ち上げてみました。 モンクは面白い! モンクは決して難しくない!
モンクの代表曲のひとつに《ブルー・モンク》があります。 これはBフラットのブルースです。 ブルースといえば、スリーコード。 3つしかコードがないといわれていますね、ブルースは。 トニックとドミナントとサブドミナント。 つまり、Bフラットをトニックとすると、 ドミナントがF、 サブドミナントがEフラットで、 これをブルースの12小節に当てはめると、 B♭7 E♭7 B♭7 B♭7 E♭7 E…
モンク作曲のブルース、 《ストレート・ノー・チェイサー》。 通常演奏されるキーは「F」ですが、 「Bフラット」で演奏しているジャズマンもいますね。
最終的には、 『セロニアス・ヒムセルフ』の境地に行き着いて欲しいですね。 すぐに、でなくていいです。 何年もかけて じっくりと好きになって欲しい名盤中の名盤!
作家の村上春樹さんは、 ジャズ好きで有名ですよね。 国分寺で「ピーターキャット」という ジャズ喫茶も若い頃は経営していたほどですから。 過去にもベーシスト、ビル・クロウの『さよならバードランド』を翻訳したりと、 時折、ジャズ関係の本を出して ジャズファンを喜ばせてくれます。 そして、最近突如として(?)出版されたのが、 こちら。
モンクが弾く 滝廉太郎作曲のナンバー《荒城の月》は、 『ストレート・ノー・チェイサー』というアルバムに収録されています。 なかなか渋いアルバムですよ。
セロニアス・モンクの生涯を通じて、 最多演奏曲と言われている 《ウェル・ユー・ニードント》。 モンクのみならず、 マイルスをはじめ、 多くのジャズマンがこの曲にトライし、 面白い解釈の演奏も多数あります。 まぎれもなく代表曲のひとつでしょう。
作曲者のモンク以外のジャズマンの演奏で、 《ラウンド・ミッドナイト》の代表的なものといえば、 やはり、マイルス・デイヴィスが演奏した、 『ランド・アバウト・ミッドナイト』に収録されたバージョンでしょう。 しかし、それとはまったく異なる解釈で名演なのは、 ジョージ・ラッセルの『エズセティック』収録のバージョンではないでしょうか。 エリック・ドルフィーのアルトサックスが 人間の奥底に…
「名盤」というより、「迷盤」といったほうがいいのかな? モンクのアルバムでも、 『モンクス・ミュージック』は、 メンバーの戸惑いや、 演奏ミスがそのまま封じ込められたアルバムです。 やり直さずに、OKテイクになったのは、 きっと、ちょっとした小節間違いなどの勘違いは、 躍動感ある演奏の前には、 瑣末なことと判断されたからでしょう。 豪快なアート・ブレイキーのドラム、 鋭いモンクのピ…
モンクのTシャツは、 『セロニアス・モンク・イン・イタリー』のものが、 アマゾンなどの通販サイトで販売されています。 値段を見ると、、、 ちょっと高いです。 でも、アメ横では、 その『モンク・イン・イタリー』の サングラスをかけたジャケットのものは、 1000円で売ってますよ。 かなりお買い得です。 もっとも、それは、 もう数年前の話なので、 今現在も売っているかはわか…
モンクの代表曲のひとつに 《ストレートノーチェイサー》という曲があります。 コード進行は、普通の「F」のブルース。 メロディのパターンもシンプルなので 覚えやすいといえば覚えやすい。 しかし、なかなかあクセモノでもあるのです、この曲。 メロディの譜割りが、 9小節目から12小節目にかけて、 そう、ブルースの最後の4小節ですね、 ここの休符や音符の長さや位置が、 プレイ…
セロニアスモンク ディスコグラフィー セロニアス・モンクの生涯
セロニアス・モンクのディスコグラフィー、 日本だと、ジャズ批評の別冊で 『セロニアス・モンク』の特集が出ているので、 それを手元においておけば、 モンクの音楽キャリアの流れを俯瞰することができるでしょう。 洋書では、もっと本格的なものが発売もされてはいるのですが、 なにしろ高価なので、 よほどのファンでもないかぎり、 買う必要はないのではないかと思います。 また、細かなモンクのレ…
モンクのおすすめは、色々あるのですが、 最後に到達していただきたい 究極のおすすめは、 やはり、なんといっても『セロニアス・ヒムセルフ』でしょうね! すぐには理解しがたい 孤高の世界ではありますが、 時間をかけて ゆっくりと味わい、 染みるような音楽体質になって欲しいなと思っています。
セロニアス・モンクをまず最初に聴くにあたって 何が一番おすすめかというと、 ……これもまた難しい問題なのですが、 さしあたっては、 プレスティッジの『セロニアス・モンク・トリオ』などいかがでしょうか? ピアノトリオなので聴きやすいうえに、 モンクのオリジナル曲も多く、 さらに、特異なモンクのピアノが 親しみやすく耳にはいってくると思います。
セロニアスモンクコンペ。 正確にはセロニアスモンク・コンペティション。 アメリカが行われていたのですが、 最近は日本でも行われるようになりました。 このコンペティションで優勝したジャズマンは、 注目はされますが、 必ずしも、将来が約束される ……というわけではありません。 やはり、注目はされても、 後は、自分のジャズ道は 自分で切り拓いていくしかないのです。 それは、芥川…
う〜む、 これだけ並ぶとド迫力! セロニアスモンク 画像 モンクって、やっぱ独特な佇まいがありますよね。
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