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2015/02/16

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  • 「やりたいことが無い」自分と向き合う10年

    何かに憧れてベンチャー企業でがむしゃらに働き、自分だけじゃなく組織としての成長や失敗をたくさん見てきた。独立していくつもの仕事を掛け持ちし、最終的には銀行からお金を借りて事業を立ち上げたりもした。その結果わかったのは、僕には「成し遂げたいこと」や「実現したい世界」なんて無いってことだった。 「大した成功もしてないのに、何をわかった気になってるんだ」と自分でも思う。何か他に夢中になれるものがあるはず、って希望は捨てきれない。それでも、東京で働き始めて10年、自分なりに色々試してみた結果としての総括はしておいてもいいだろうし、少なくとも今の僕は、言い訳できないほどには迷走しきったと思う。 今回の転…

  • 優秀な人間と働けるだろうか

    いい加減、次の仕事を決めないとなあと思っている年の瀬。 思い返すと2024年はなかなかに不安定な一年だった。起業したものの何度も方針転換を繰り返し、共同創業の相方との折り合いも悪くなる一方で精神的にかなり疲弊した。そして最終的にはすべて譲渡する形で僕だけ離脱してしまった。その後は10年来の知人の会社に誘われるも、僕がギリギリで辞退したことで彼を怒らせてしまい、絶交を言い渡されたりもした。 現在は前職の友人がいる芸能関係のA社、それと求人サイト経由で知り合った美容系のB社で、それぞれ業務委託のシステムエンジニアとして日銭を稼いでいる。ありがたいことにどちらからも正社員としてのオファーを頂けそうな…

  • メンヘラと遭遇した

    今年はすでに人間関係のトラブルが2件もあったのに、最後になかなかとんでもない人との出会いがあった。久しぶりに恋愛の話だ。 彼女と出会ったきっかけは例によってマッチングアプリだ。7月頃から電話で会話しはじめ、その後一時的に連絡が途絶えていたんだけど、急に向こうから強いアプローチがあり、なし崩し的にそのまま付き合うことになった。 最初の印象ではとてもこだわりが強くクセのある人だなと思ったが、芸術や社会学に強い関心を持っていて、今年から某有名大学で新しい分野を勉強し始めたとのことで、いつも新鮮なレスポンスを返してくれるのが心地良かった。 上に書いた音信不通になっていた期間は、曰く、元カレのことを引き…

  • はじめての絶交

    10年近くの付き合いになる、経営者の知り合いがいる。クラウドソーシングサイトで知り合い、過去に1度だけ仕事を請け負ったが、それ以降は数年おきに飲みに行くくらいの距離感で、仕事の誘いも何度かあったが全て断ってきた。 最近、僕が起業した会社を抜けたことをSNSに呟いたからだろうか、久しぶりに仕事に誘われた。しかも今回は単純な依頼ではなく、自身の会社の役員として経営に携わって欲しいとのこと。 これまで仕事を断ってきたのは、彼という人間に対してなんとなく不信感のようなものを抱えてきたからだ。だから今回も正直乗り気では無かったが、SESという僕にとっては全くの異業種で、しかも事業の売却という具体的な目標…

  • 童貞ムーブ

    久しぶりに失恋をした。 仕事を辞めて心に余裕ができたことで、掃除や不用品の処分など半年以上積んでいたTODOリストは大方解消できたんだけど、忘れていた感情を思い出すように、漠然とした寂しさに取り憑かれてしまった。気軽に誘える友人なんてほとんどいない僕にできることは限られており、また性懲りもなくマッチングアプリを始めてしまったわけだ。 最後に婚活的なことをしていたのが4年前になる。当時ですらマッチングに苦労したのに、やはり時の流れは残酷というもので、案の定自分からアプローチした人からは全く返事が無い状態。そんな中ただ一人、まともにメッセージをやり取りしてくれる相手が現れた。 彼女は同世代であるこ…

  • 起業ごっこ、幕を閉じる

    昨年11月に知人と立ち上げた会社を辞めた。 アイデア出しの段階から数えるとほぼ1年ほど新規事業をやってきたわけだが、何度も方針転換しながら作り込んだシステムは全く売れず、また資金調達も結局見送ることとなり、会社としては何の成果も挙げられなかったことになる。 新しい事業なんて、そう簡単にはうまくいかない。それは仕方ないと諦めるしかない。ちなみに出資金も返ってこないが、創業者間契約で決まっているのでこれも仕方ない。 では僕個人として、この1年で何を得られたんだろう。 人間関係というド定番な退職理由 以前にも書いたように、ここ数ヶ月は相方とのコミュニケーションで悩むばかりだった。自分の能力不足を痛感…

  • 起業家の資質が無い

    前回、主に僕の能力の低さのせいで、共同創業者とうまくいってないということを書いた。その続きを書く。 neetwork.hatenablog.jp 今週、投資会社の紹介で、某有名Webサービスの取締役をやっていた方(以下、メンターと呼ぶ)と面談してきた。いわゆる連続起業家で、そういう界隈に疎い僕でも名前を聞いたことがあるほどの有名人だ。こんな低レベルな相談をしていいのかという後ろめたさと恥ずかしさに苛まれつつ、メンターとの面談に臨んだ。 事前に送った相談内容に沿ってダメ出しやアドバイスがなされるものと思っていたが、話は全く想定外に進んだ。メンターは、なんと僕ではなく相方に問題があると言う。いわく…

  • 感想レベルの洞察力

    以前書いた起業の件、かなりまずい感じだ。 僕もある程度まとまったお金を出して相方と会社を設立したはいいが、当初考えていた事業アイデアは投資家や顧客に全く響かなかった。結果、去年末までそれなりに頑張って用意したプロトタイプも公開されることなくお蔵入りとなった。 まあ計画の1つや2つポシャるのは想定内なのであまり気にしてない。 今はまた別の構想を考えてはいるものの、顧客とヒアリングしては軌道調整を繰り返し、開発工程に進められないでいる。そんな「進んでる感」が得られにくい状況もなかなかにしんどいが、ある意味創業フェーズの醍醐味でもあるし、やるだけって感じだ。 問題は相方との関係だ。僕の洞察や議論のレ…

  • 全部捨てたら当事者意識ってやつがちょっと見えた

    会社の研修とかでよく使われる「当事者意識」とか「ジブンゴト」とかの話。 もう7年も前にこんなことを書いた。 neetwork.hatenablog.jp 当時は当時なりに考えて答えを出してみたけど、最近ちょっとアップデートできた気がしたので書いてみる。 まさかの起業 この1年フリーランスとしてのんびり暮らしつつ、転職活動もなんとなく続けていた。20代の頃のような謎の情熱を持って取り組める仕事は無いかと、一応探すには探していた。 が、燃え尽き症候群なのか精神的な老化なのか、本当にやりがいを感じられると自信を持って言える仕事は全然見つからなかった。もう長野かどっかの田舎の一軒家で犬でも飼って、最低…

  • チームの成長と崩壊を同時に見た

    正社員という身分を捨ててそろそろ1年になる。 国民健康保険や税金の納付、確定申告など、いい歳してこれまで知らなかった社会の常識に振り回されながらも、意外とテキトーに生きていけるような感触を得た1年だった。 初めて就職した頃に作った職務経歴書は定期的に更新しているものの、こういう生活環境や心境の変化についてはどこにも記録しておらず、1年前のことすら記憶が曖昧になりつつあるので一応ここに記しておこうかと思う。 今回はとりあえず、この1年最もお世話になっているA社について。 お試し期間(時給1xxx円) 前職を辞める少し前に、カジュアル面談を積極的に受けるようになっていた。10社ほど面談した中である…

  • 辞めた会社がその後2ヶ月で上場した

    今年の7月、5年勤めた会社を退職した。厳密には有給が溜まっていたので完全に離職したのは9月上旬になる。 それから2ヶ月、在職中は僕も含めて社員一同(?)で目指していた新興市場への上場がついに決まったらしい。嬉しい反面、少し複雑な気持ちも残るので文章に残そうと思った次第。 上場の準備を進めていることはもちろん社内では公にされていたし、事業部の数字的にも今回こそはいけそうな気がしていた(コロナで何度か延期になった)。なので知人からこの知らせを聞いたときは寝耳に水というほどでもなかった。 それにしても、我ながら絶妙なタイミングで辞めたなあと思う。 ベンチャー企業なので離職率はそれなりに高く、それ故こ…

  • 家族が増えた

    この半年間はリモートワークを隠れ蓑にした社内ニートとして存分に無駄な時間を過ごしていた。仕事をしないからといって他に熱中していることがあるわけでもなく、本を読んだりYouTubeをダラダラ観たり、そして本当にやることが無くなるとベッドで仰向けになって天井のシミを数えたりしていた。このままだとここ何年間かで最も非生産的な年になりそうだけど、最近ちょっとした転機があった。 きっかけはおそらく生物系YouTuberの番組だったように思う。ヒョウモントカゲモドキ、通称レオパードゲッコー(レオパ)というヤモリに対して急に興味が湧き、その熱量のまま都内で開催されていた即売会イベントに赴き、結局この孤独な男…

  • 僕のコードは価値が無い

    今の仕事に就いてからあと1ヶ月で4年になる。本当に早い。つまりはちょうど4年前は転職活動中だったということになる。 あの頃は現状から抜け出したいという思いが大きな原動力になっていた。自分以外に頼れる人もおらず、専門性を磨き続けなければいけないITエンジニアという職種にとっては最悪の環境だった。だから今の会社での「コードレビュー」だったり「勉強会」といった、ITエンジニアのチームとしては当たり前の環境がとても新鮮で、その意味で転職は成功だったと言える。 さて今はどうだろうか。自分の得意分野を伸ばしたいとか、欠けている部分を補いたいとか、そういう向上心が無いわけではないけど、いまいちモチベーション…

  • 今年は他人の生き方に興味をもつ

    職場で一番親しい友人が会社を去るらしい。 会社の将来はともかく、彼のポジションと仕事内容ではこのまま続けていても未来が開けないのは彼自身よくわかっていて、これまで何度となく、いつどこへ逃げ出すか二人で話してきた。辞めること自体は賛成だけれど、その後どこに行くかについて明確なアドバイスができないから、無理に背中を押すようなことはしてこなかった。「ようやく決心したか」というのが僕の率直な感想。 次を決めずに辞めるのはなかなかロックだし嫌いじゃないが、正直心配ではある。彼は僕ほど楽観的ではないしちゃんと考えられる頭を持っているからこそ、これから大いに悩むと思われる。そのとき僕はどんなサポートができる…

  • サイドビジネスで退屈をしのぐ

    最近、会社以外の仕事をいくつか始めた。仕事と言っても報酬が発生しているのは1つだけで、他は事業化を目指しているものの芽が出るかどうかもわからないフェーズだから部活動のような感じだ。僕としては新しい試みであったわけだけど、いまのところは踏み出してみて良かったと思っている。 春から夏にかけて、本職の方では新型コロナの煽りを受けて新規事業を立ち上げたりしていたので気分はそこそこノッていたと思う。これをやりがいと捉えることもできるのかもしれないけど、それでも「このタイミングでこういう意思決定をするのか……」という、会社に対する失望の念があり、わりと本気で転職を考えて久々にWantedlyのスカウトメッ…

  • サブカルバツイチ前夜

    また性懲りもなくマッチングアプリを再開してしまった。別れたばかりとは言え、ちゃんとフリーだから今回は無罪。 前回は己に対する卑屈さが邪魔をして、自分から人を選べなかったのが敗因だったと思う。かつてのmixi (やったことない) のようにひたすら足跡を付けまくって釣れたらラッキーぐらいの気持ちで挑んだ結果、こんなもんやろという諦めとともに落ち着いてしまったけど、そういう妥協をきれいさっぱり拭い去るのはなかなか難しいということを学んだ。 とはいえ僕のスペックは一般市場価値が無いから、自分から行動したところで成果は知れている。今回は運営の誘導に忠実に従い自分から「いいね」ボタンを押しまくってみたが、…

  • 醜い感情

    ちょうどひと月前に引っ越しをした。 無駄に広い家の家賃を払い続けるのがもったいなかったというのが表面的な理由だけど、より本質的には、そこでの生活のきっかけとなった「過去」に対し、物理的にも精神的にも決別したかったからだ。 「過去」については何度も書いているし、おそらく10年後にこれを読み返しても、「はて、何のことだったか」とはならないだろうから省略。今後も書くことはあるまい(そう信じたい)。 昔、「自分を変えたいならまず住む場所を変えろ」と何かの本で読んだ気がする。その言葉に励まされつつ今回引っ越しをしたものの、たかだか20km移動しただけ。仕事もプライベートの付き合いも全く変わらない状態で、…

  • 関心と自己肯定感

    例えば流行りの音楽に興味をもてず、結局学生の頃から聴いている曲をリピートしていたり、知らない飲食店に入っても特別美味いと感じることもなければ、より美味しいものを食べたいというモチベーションも沸かない。明らかに新しいものに対する感性が鈍くなってる。 まあ思い返せば、子供頃から無邪気にはしゃげるタイプではなかった。本当に心の底からワクワクしたことが無いのならそれはそれでなかなか悲しい人生だが、おそらくはそういう気持ちを自分自身で認知することが苦手なんだと思う。 好きなことをするには、お金や時間などのリソースの問題もあるが、まずは自分が何に関心があるのか知っていることが大前提だ。「自分が好きなことは…

  • チープな出会いと別れ

    去年の12月に某マッチングアプリで知り合った人と、昨日お別れした。 タイミング的には「コロナ別れ」だけど実際そうかもしれない。会う頻度が減ったのは確実にコロナの影響だけど、それでもなんとも思わなくなっていた僕の甲斐性の無さが原因なので、まあ結局のところ僕が悪い。相手に必要とされないと感じたらそりゃ寂しいし、一緒にいる意味がないのはよくわかる。よくある理由で振られるくらいには、僕もよくいる男になったということだろうか。 それにしても、今回の件で自分のことがますます信用ならなくなった。付き合った当時はすごく好きだったはずなのに、正直今はそのときの感情を思い出せない。今まであまり熱したことが無いとい…

  • 何も無い休日

    外出制限でバンド活動はできなくなってしまったけど、元々引きこもりがちだしやることも無いしで、以前と特に変わらない休日を過ごしている。 引っ越しをしようと思い物件検索サイトを自分で作ったりしていたが、自分が使うだけなら十分なものがすぐできてしまい、久々の開発欲求は一瞬で冷めてしまった。 今は興味のある技術分野も特別無いし、まず目的も無くただ勉強するということが苦手である以上、先に目的を見つけるべきなんだけどそれも簡単には見つからず、結果「何も無い休日」となってしまっている。 ところで、最近「キュウソネコカミ」というバンドをよく聴いている。 これまではノリ重視のコミックバンドなのかと思ってなんとな…

  • 本当のクズにはなれない

    風の噂で元カノに新しい彼氏ができたという話を聞き、僕はなんでもないような顔を装うのが精一杯で、内心かなりダメージを受けていた。あんな別れ方をしておいてもう新しい男か。女の恋は上書き保存とはよく聞くけど、なるほどこういうことかと納得した。 まあ僕も事象だけ並べれば、去年の年末はマッチングアプリに課金したり、週に何人もの女性とお酒を飲みに行ったりしていたわけで、全く人のことを言える立場では無い。そして今や、半年前の僕であれば軽蔑するような、ただのクズ男になってしまった。人間生きていればまあこういう時期もある、と言い聞かせてなんとか自分を保っている。 ここまで堕落してから思うのは、自分にはクズとか悪…

  • ちやほやされて満足してたらそのうち死ぬ

    たまには仕事についてちゃんと考えてみる。 水産関係の少し珍しいベンチャー企業に転職してから2年半になる。入社した頃と比べるとそれなりにエンジニアとしてスキルは身についたし、この会社に入って本当に良かったと思っている。 一方で、ここ数ヶ月はずっと伸び悩みを感じていて、それは結局は自分次第どうにでもなることなんだとは理解しているものの、環境を変えればまた違う世界が開けるんじゃないかという期待をついつい抱いてしまっている。 今の会社は良くも悪くも未熟な組織で、ビジネスサイドのITリテラシーが足りないために、言わば消極的なエンジニアドリブンといった感じになっている。僕は大した能力も無いのにやたらと褒め…

  • マッチングアプリの没個性

    先月はプライベートでちょっとした大事件があり、メンタル的には今だに全然回復できていないわけだけど、このままベッドで安静にしていても変われそうにない。なので荒療治だとは思いつつ、半ばやけくそでマッチングアプリなるものに初めて手を出してみた。 Facebook アカウントでログインし、簡単なプロフィールを設定すると、一度の人生では到底出会えないほど膨大な数の女性の顔が並んでいる。アイコンをタップすればその人のプロフィールが表示され、「いいね」ボタンを押すと、それだけで相手に好意を伝えることができ、相手がそれを承諾するとめでたくマッチングとなる。凄い時代だ。 AI か何かで作られた機械的なレコメンド…

  • 血の気が多いヤツなら刺してますよ

    前回 の続きを書く。先に僕自身の感想を端的に書くと、彼女は思っていた以上に感覚がぶっ壊れていて、ある意味可愛そうな存在で、そんな彼女の体を弄び、更に壊した僕の上司はどうしようもないクズだった。ただそれだけである。 前回ブログを書いてから3週間しか経っていないことが信じられない。その間、僕は人生で初めて摂食障害になり、友人の前では何時間も泣き続け、日中は吐き気のせいでまともに仕事が出来ず休みがちになっていた。最近になってようやくまともに食べられるようになったところだ。 メッセージを覗いてしまった翌日に彼女を問い詰めたが、残念ながら現実は概ね僕の想像通りだった。自分自身の反応も想像と同じで、やっぱ…

  • 彼女の何度目かの嘘とエンディング

    ちゃんと書くのは実に8ヶ月ぶりだ。その間、30歳という大台に乗ったり、転職こそしていないものの、尊敬していた先輩が辞めていったりイマイチ仕事のやる気が出ず悶々としたり(というのは現在進行中でもあるが)、趣味のバンドも調子が乗らなかったり、まあ生きていれば色々あるなといった感じで過ごしていた。 それでも一番自分の頭の中を占めていたのは今年から始まった同棲生活だろう。いくつかの試練もなんとか乗り越えたし、いい年した男女が付き合って一年になるわけだ。こんな僕でもそろそろ次のステップに進まないといけないなと思っていた。 決心こそできなくともその心境を変化を何度もここに書こうとしたが、漠然としたモヤモヤ…

  • 新生活

    来週から家族以外の人間と一緒に暮らすことになる。数年前にレタス農家で2ヶ月間だけ、同世代の男とタコ部屋で生活していたのを除くと人生で初めての経験だ。新しい生活が始まってから書いても良かったんだけれど、始まる前の不安や高揚感をここに残して置きたかったので書くことにする。 実家を出て独りで東京に来てから3年半になる。仕事以外ではほとんど外出しない出不精なこともあって、未だに駅や路線の名前を聞いてもピンとこないけれど、まあそれなりに生活はできていたし、これからもそれなりな毎日がそれなりに続くだけだと思っていた。というのが去年の夏頃までの話で、前回も書いたが、全く予期してなかったイベントが突如発生し、…

  • 勝手に進む人生

    気付けば半年も書いてなかった。特段仕事が忙しかったわけではないし、生活環境が変わったわけでもない。それでもなんとなく気分が落ち着かず、気持ちを言葉にすることができずにいた。理由ははっきりしていて、端的に言うと僕は年甲斐もなく恋愛とかいうやつに振り回されていた。 顔や性格や収入はともかく、僕には自分の過去に対する引け目もあって、これから先、異性と深い関わりをもつイメージは全く抱いてなかった。最低限の人間生活はしつつ、ずっと独りで生きていくものだと納得しきっていた。それはそれで堕落しつつも安定した精神状態であったというのに、面白いことにその均衡を壊してくる人が現れた。 顔見知りではあったもののこれ…

  • 禁煙

    最近、図書館で煙草に関するエッセイ集を借りた。ひたすら煙草を称賛する言葉で始まったかと思うと、逆に喫煙者に対する非理解を主張するものもあったりして読み物としてなかなか楽しめた。その中で禁煙に対する考察がいくつかあり、著者が誰だったかは忘れたけれど、「自分を内省的に観察するきっかけ」という文章が印象深かったので自分も一度体験してみようと思ったわけだ。 煙草を我慢する時、自分は何を思うんだろうか。喉の乾き、あるいは空腹、それとももっと違った新しい欲望を感じるんだろうか。自分の中に大きな執着を発見できるんじゃないかと期待していた。 だけど結果は案外につまらないもので、特に強い渇望感を感じるまでもなく…

  • 彼の罪

    彼は達観しているとか虚無主義だとか、そういう言葉で他人から形容されることが多い。何故そんな人格をもつに至ったのか問われると、「何故でしょうねえ」と毎回適当に受け流すが、実は彼の人生の中で大きな転換点があったことを「私」は知っている。 彼は罪を背負っていた。宗教の原罪的なものではなく、文字通りの意味でのそれである。もう10年以上も前のことではあるが、ある卑劣な行為によって多くの人を傷つけ、家族や周りの人との関係も破壊してしまった過去をもつ。家族との断絶が解消されることはなく、関係者の苦悩は今も続いている。 「あの時点で人生を終わらせるべきだったかもしれないのに今日も生きている」 酔うと彼は独り言…

  • 2018年春 その2

    毎日会社に通うことで、常にそこにある漠然とした退屈をなんとか紛らわしている。 基本的に9時に出社するが、気分が乗らない時は1時間遅らせることもある。本当にダメな朝は社内Slackで「本日お休み頂きます」と呟けばそれで有給取得となる。部署によってはもっと厳しい――というかサラリーマン的には一般的な就業ルールが設けられているところもあるが、僕が属するエンジニアグループのみがフレックス制を採用していることに加え、上長の緩い気質というのも相まって、社内でも特段マイペースな集団として見られているようだ。 自分の役割は所謂Webエンジニアで、規模が数十倍になったことを除けば、前職の頃とやっていることはあま…

  • 2018年春 その1

    穏やかな春を過ごしている。 早朝、鳥が鳴き出す頃にベッドから抜け出し、電気ケトルの湯が沸くまでベランダで一服。業務スーパーで売っていた大して美味くも無いインスタントコーヒーを飲みながら、図書館で借りている数冊の本から適当なものを選んで読み進める。 1時間ほど経つと人や車の通りが増え、段々と街に慌ただしさが溢れてくる。その頃には自分の頭も平日モードに切り替わっていて、家を出るまでに行う支度とその時間配分の計算に支配される。本当は常にゆったりと時間を過ごしたいので、そんな些末なことは考えたくもないのだけれど。 シャワーを浴びた後は適当に朝食を済ませる。朝はパスタが多い。手軽に作れて腹持ちが良い上に…

  • 煙草吸うようになった

    僕はそろそろ30になるというのに最近まで一度も煙草を吸ったことが無く、特に嫌煙という訳ではなかったものの、大学生になって周りが一斉に吸い出す流れに乗るのが恥ずかしくて(今となってはその妙なプライドの方がよっぽど恥ずかしいが)、なんとなく非喫煙者として生きてきた。 それがつい半年ほど前、僕は喫煙者になった。 漫画や小説に惹かれて、というありがちな動機はなく、当時興味があったのは煙草そのものよりも最近の喫煙者への風当たりの強さだった。 単にポイ捨てや歩き煙草を非難するだけでは飽き足らず、喫煙者という存在自体を否定するような風潮が強くなっているのは、非喫煙者から見ても明らかだった。twitterでは…

  • 合コンで雰囲気悪くしてきた

    久々に合コンに行ったらやっぱりダメだった。自分一人が恥を掻くとかならまだしも、会全体をダメにするような振る舞いをしてしまって久々に後悔。その代わりと言ってはなんだけどダメな理由が明確にわかった気がする。 他人に興味をもてず、楽しんでるふりもできないようなヤツを合コンに呼んではいけなかった。— ラマ (@pacstrap) 2018年2月24日 コミュ力が無い人には色んなパターンがあると思うけど、僕の場合それを分解してみると、「人に興味をもてない」のと「楽しんでるフリができない」という2つの性質が大きく作用しているっぽい。 人に興味をもてないという時点でもう終わってるんだけど、それでも最初は頑張…

  • 深夜に散歩しながらホームレスの数を数えてきた

    先週、都内の某公園を歩き回って、屋外で一夜を過ごすホームレスの人数やその様子を調査するイベントに行ってきた。 深夜1時頃に集合し、軽く自己紹介などをしてから3〜4人からなるグループに分かれてそれぞれ調査を開始した。 ある程度の寒さは覚悟していたが、広い公園だからか横風が強かったように思う。池も凍っていたし、こんな寒い日の夜中にゾロゾロと連れ立って徘徊する自分たちの姿はなかなか怪しかっただろう。 そしてその日、こんな環境の中に寝床を作って眠るホームレスを僕らは15人見かけた。 建物の壁にそって数人程度集まって寝床を作っている人が多かった。おそらく吹き付ける風の量によって体感温度が大きく変わってく…

  • ストレスが必要

    人よりもイライラすることが極端に少ないという自覚がある。それはストレス耐性があるというか我慢強いというか、そういうポジティブな性質なんだと納得していたけれど、最近はなんかちょっと違う気がしている。 僕に耐性がある理由がわからないし、実際これまで経験したことのないようなプレッシャーを真正面から受ければ、おそらく人並みには狼狽すると思う。そう、つまりそういう理不尽さや理想と食い違う出来事に対して「真正面」から対峙していないんじゃないか? ... そういう仮説を最近見出した。 自分に降りかかる災難を受け流すという技術は、なんとなく Life Hack 感があるけれど、実はそれによって自分の理想や信念…

  • コミッタになりたいらしい

    先日「目標設定シート」なるものを会社で作成した。自分自身の中期・短期目標を設定し、それに対してどのように取り組んでいくか、ということを言語化して記録するものであるようだ。 ここでも散々書いてきたが、僕はこういったことを決めるのが苦手だ。というか確信を持って何か目標を掲げられた試しがない。だから就活や転職活動も苦労したし、「自分が何をしたいのか」という問答に対しては、死ぬまでに答えられればいいやという具合に半ば諦めている。 だから、今回もろくな目標をたてられず、その場しのぎで体裁の良いことを書いてやりすごした、というようなオチになるはずだったんだけど、そうはならず、なんと小さい目標を設定できた。…

  • 地元が無くなった

    つい最近引っ越しをした。通勤時間と家賃の安さだけを優先したせいか、駅までの道に飲食店は数店舗しかないし周りに高層ビルも無いという微妙な地域だが、これでも一応東京都民ということになるらしい。ひたすら狭いが、日当たりだけは良いし休日に家に引き篭もるには最適な部屋だと思って気に入っている。 それはそうと僕の母親も少し前に引っ越しをした。地元である大阪府からは出ていないが、まあ色々と理由があって別の市に移ったようだ。つまり僕は実家(といっても賃貸だが)に帰ることが出来なくなったようだ。 昔の友人知人と連絡を取ることはほぼ無いし、その上幼少期に過ごした家も無くなったとなれば、今後はわざわざ地元に行くこと…

  • もうすぐ3年生になるので振り返る

    ニート気質を気取っていた僕が生まれて初めて実家を出て、見ず知らずの土地に移り住み、わけもわからずWebエンジニアとして働き始めてから来月で2年になる。これまで実に色々なことがあった…と書き出したいところだけど、思い返せば大した事件も無く、普通に会社員をやって普通に生きていただけだ。 ただ来月から社会人三年生になるのと、先月ついに転職して新しい生活が始まったところなので、節目というほどでもないけどちょっと振り返ってみようかと思う。 最初に務めた会社に関してはブログでも何度か書いている。10名弱の会社で、かといってベンチャー的なアグレッシブさも無く、良くも悪くものんびりと過ごせた。裁量があるのかた…

  • 卒業ラッシュ

    僕が入社して以来メンバーの大半が入れ替わってしまったが、最近、僕より後に入社した人が初めて辞めた。採用こそ関わらなかったものの、自分が仕事を教え、お互いに悩みも言い合いながら1年過ごしてきた関係ということもあって、辞めると聞いた時は納得は出来ていてもなかなか辛かった。 彼は人と向き合うことに非常に長けている人で、逆にそれがアダとなって最初の頃は軽いいざこざも起きていたが、最終的には社長以外のメンバーの関係はとても良いものとなった。僕と同じように人生に対してバカ真面目に考える人間だったというのも理由としてあるが、僕の生涯でこんなにも他人を気にしたり気にされるような経験はこれまで無かったので驚いて…

  • そろそろ何かをやりきってみないと

    転職活動歴1年 お世話になった会社の先輩が次々と辞めていったのは去年の今頃だっただろうか。僕には明確な目標があったわけではないが、「1年後は自分もここにいないだろうな」と漠然と考えつつ、転職サイトに登録したり履歴書を用意したり面談に行ったりと、転職活動的なことを始めたのも同じタイミングだったと思う。 本格的な「面接」こそ少ないものの、カジュアルな「面談」ならこの1年間で40社ほど受けてきた。幸いエンジニア業界は未だに売り手市場ということもあって、初回のカジュアル面談だけなら簡単にアポを取れる。しかも勢いのある会社ほどエンジニア採用に力を入れてるようで、そこそこ有名なベンチャー企業のCTOと直接…

  • 時計を捨てる

    無駄な時間? 今更あえて言うまでもなく乗り換え検索アプリは非常に便利なもので、効率の良い乗り換えのためにはどの車両に乗れば良いか示してくれるし、遅延が発生すれば再検索をかけて、何時に目的地に到着できるかという未来も教えてくれる。無駄な待ち時間を減らし、時間を有効に活用するための有用なツールだ。 と思っていたんだけれど、最近それが腑に落ちない。そもそも『無駄な時間』について考えてみると、生きているだけで全部余暇のようなものだという感覚があるし、電車待ちの時間を多少減らしたところで焼け石に水…とはちょっと違うけど、無駄かどうかの線引きなんてそう簡単に出来そうにないと思う。 極端な話、『無駄な時間』…

  • 僕に選挙権はもったいない

    この間選挙に行ってきた。メディアではほとんど報道されないとある自治体の市議選だったけど、一応成人の務めということで、候補者数十名について1人ずつ調べ、自治体の人口動態や産業等とマニフェストを照らし合わせたり、それなりに真面目に有権者をやっていた。 投票所に着くと候補者のポスターが貼られている看板の周りに人だかりが出来ていた。何か事件か?と野次馬気取りで横を通り過ぎてみたが、単に投票しに来た中年の方々が誰に投票するか悩んでいただけだった。まあ人それぞれだけど、最終的にポスターの顔写真で誰に投票するか決める人もいれば、マンションのゴミ箱に選挙案内の封筒を捨てている人もいる。そして結局全体の投票率は…

  • 忙しさの美徳

    2ヶ月半ぶりに文章を書いている。こんなにも間が空いてしまったシンプルな理由としては、「忙しかった」からなのだけれど、本当にそうなのか?そもそも忙しいって何だ?と考え込んでしまった。 「忙」という字の語源は諸説あるようだが、何か外のものに取り付かれて「心」を「亡」くしている状態であるという解説が一般的のようだ。確かに「忙しい」を発する時、本当は他にやりたいこと (心) があるがそれを実現できない嘆きを同時に表現している気がする。 そう考えると、いくら残業時間が3桁に達しようとも自分にはやりたいことを我慢している感覚が無いので、そういう意味での心は亡くしてないし、つまり忙しくないのかもしれない。こ…

  • 日本語を話せるというアイデンティティ

    「国籍とアイデンティティ」が流行っているらしい。 僕がこれまで日本人としてのアイデンティティなんて感じたことが無かったのは、単純に外に出たことが無かったからだと言われればそうかもしれない。自分の世界は住んでいる市町村までで、ましてや「世界の中の日本人」なんて感覚は全然理解できないでいる。なので国籍に対して執着というか、それが自分を構成する重要な要素とはあまり考えられない。 この国に生まれたから今の自分がある、というより、自分が生まれたその場所が日本であったというだけだ。そりゃ祖国が無くなるのは寂しいけれど、それは行きつけの本屋や好きな公園が無くなるのと同じことのようでもあるし、一方で国となると…

  • どこまで当事者になればいい

    「当事者意識を持て」とは、新社会人向けの研修かそういう類のセミナーではお決まりの文句だそうだ。つまり会社の事業や自分の仕事に対して、他人事と思うのではなく、全て自分に関係していると思い込んで取り組め、ということだろう。 じゃあ、どこからは他人事にしてもよいのか、その境界線はあるのか、という疑問が生まれる。 当事者意識を要求するその人は、果たしてどこまで当事者意識を持てているんだろうか。例えば上司が部下にそれを求めるのであれば、少なくとも上司は部下の人生に関わっているという意識を持たなきゃ話にならない。そして会社の事業に対する当事者意識も必要で、自分が暮らす社会に対する意識も無いといけない。なら…

  • 転職活動という趣味

    面接というのは自分を見つめ直すいい機会になる。普段から自分を意識して生活することは難しいし、より深い答えは、やはり他人との問答、言葉のやりとりの中でこそ生まれるのだろうな。とか思ったりするのは、最近よく面談(0次面接?)に行っているからだ。 下手な志望動機を作るのはバカらしいので、面接前から「今やりたいことが無い」と断った上で、いつも担当者に会いに行く。そうすると批判されるどころか、親身になって相談にのってくれる人が多いことに驚く。それは、僕が選んでいる企業が数十名規模でベンチャー気質のある会社だからだろうか。それとも売り手市場という市況感によるものだろうか。 とりあえず堅苦しいやり取りは一切…

  • 消滅しそうな会社で何をやるか

    会社が無くなりそうだ。 これまでもベテラン社員から社長や経営陣への不信感があるという話は聞いていたし、人数が少ない割に風通しが悪いのでいつか崩壊するんだろうなあとも感じていたんだけど、今週で事態が一気に動いた。会社のプロダクトの95%を作り、運用し、管理していたエンジニアの先輩がトンズラしたのだ。 というのも、その先輩、以前会社を辞めさせられた人と共同で別会社を作っていたようなのだ。社長がそれを見つけ問いつめられたところ連絡がつかなくなり、代わりに弁護士から通達が来て、どうやら裁判沙汰になってしまうらしい。 僕は先輩を尊敬していたし人間的にも好きだったので、個人的には応援したいのだけれど、そう…

  • 転職活動中の面接官

    会社で面接官として、求職者の人柄やスキルを見極めて合否を下すという役回りをしつつ、就業後には自分自身が求職者として他の会社を訪問するという裏と表を抱えながら働いている。コントのようだけど事実なのでどうにも笑えない。 面接はなかなか辛い。この会社で面接官をやるぐらいなら、面接される側の方がはるかにマシだと思える。 スキル面はまだいい。何が出来て何が出来ないかはある程度機会的にこなせるからだ。辛いのは、人物面の評価をするために僕自身が応えられないような質問をすることだ。将来どうなりたいかとか、どんなことをやり遂げたいかとか、そんなこと僕は未だにわからない。同席している他の面接官がそういう定番の質問…

  • 『貧困』への興味は中学時代から?

    以前から貧困問題やホームレスに興味があって、高架下でキャンプしてみたり炊き出しに行ったりしていた。臓器売買ビジネスや物乞い、レンタルチャイルドを扱ったルポ本なども結構読んできたけれど、別に世界を変えたいとかそういう大義がしっかりとあるわけじゃなく、不謹慎だけど本当に興味本位としか言いようが無い。 そういう傾向はいつからあるのかあらためて考えてみて、久々に思い出したのが中学生時代の卒業文集。学校生活の思い出とか将来の夢とかを書くあれに、僕は「南北問題に取り組みたい」と書いた。「環境問題等の国際的な課題に立ち向かうには、まずは全世界の人が経済的に同じ土俵にたたないと話が進まない」と恥ずかしげもなく…

  • 死ぬまでにやりたいことなんて無いけどそもそも死って何

    よく自己啓発的なヤツで、「死ぬまでにやりたいことリストを作れ」みたいな説法があるけれど、僕は全然ピンとこない。そしてこれが本当に夢が全く無いからなのか、それとも自分の不可能性を認めたくないが為に無意識的に虚勢を張っているのかよくわからない。 死ぬまでにやりたいことを真面目に考えたいけれど、まず自分の死を仮定できない。実はこれって物凄く難しいことのような気がする。— ラマ (@pacstrap) 2016年6月5日 そもそも死ぬことをイメージできていないという可能性もある。色々考えたけど今の僕の場合これが濃厚っぽい。自分が未来永劫に生き続けるなんて常識的にありえないことだとは理解できるけど、精神…

  • 自由過ぎる不自由さ

    あなたは自由ですか?と聞かれれば大抵の人は不自由だと答えるそうだ。 一般的な自由のイメージは、好きな時に旅行できるとか好きなものを好きなだけ食べられるとか、そういう何でもできる状態としか考えられてないし、確かにそれだけなら不自由な人は多そうだ。 (自由 ⊆ 不自由) かつ (自由 ⊇ 不自由) 一方僕はというと、別に時間やお金の余裕があるわけじゃないけれど、極めて自由だと感じてしまう。 幸い五体満足で生まれてきて(味覚は弱い気がするが)、機能的に困ることはない。教育を受けることができた結果、字も読めるし勉強することに大したハードルも無い。 やりたいことがやれるかという観点でも、別に法を侵したり…

  • 人生の十字路でその都度迷ってしまう

    地元大阪から東京に出てきて1年が経った。大阪にいる頃は自宅と図書館を往復するだけの生活を送っていた自分が、今やこの大都会のど真ん中でサラリーマンをしているという事実に対して、少し前までは滑稽で面白いと感じていたのだけれど、どうやら最近ではこの生活に慣れてしまったようで、残念ながら当時を思い出すこと自体も少なくなっている。 ところで、これまで20数年生きてきて、年を経る毎に十字路 (選択のタイミング) が増え続けてきたように思う。選択の重さについてはよくわからないが、とにかく選択を迫られることが多くなっている 。僕は「何かを選ぶこと」が非常に苦手なタイプなのでこの状況が結構辛かったりする。 なぜ…

  • 席を譲る煩わしさ

    僕は1時間近くかけて電車で通勤している。基本的に朝も夜も満員電車の中でつり革にぶら下がりながら揺られているんだけど、まれに自分の正面に座っている人が降車して座席が空くと、その瞬間に色々と考えてしまって非常に面倒くさく感じる。 まず座るか座らないかという二択があって、当然疲れていると座るんだろうけど、別に立ったままだと意識を失うほど疲れているわけじゃない。座ったところで、明日の自分の健康状態に与える良い影響なんて微々たるものだ。オフィスでキーボード叩くだけの仕事しかしてないし僕よりも疲れている人は車内にいくらでもいるはずなので、自分が座るのはなんとなく理に適ってない気がしてしまう。 そこで空いた…

  • 粛清ラッシュ

    人の出入りが異様に激しい。新人が一人入社したものの、3月いっぱいで僕が割と好きだった先輩が去り、更に僕がこの会社に入社して以来最もお世話になっている先輩も今月でいなくなるようだ。 それぞれ自分の次の目標に向かう為のポジティブな転職ならまだ良いんだけど、贔屓目に見ても一方的な解雇としか思えない。第一かなり急だったし、辞める側と辞めさせる側(社長)とで主張にかなりのギャップがあるようで、正直僕は何を信じればいいのかわからなくなっている。 会社が求めるパフォーマンスを出していないと言われたら返す言葉も無いだろう。経営者としてはそういう冷徹な判断も必要なんだとは思う。 でも仮に、パフォーマンスが出てい…

  • 生まれて初めて合コンとかいうヤツに行ったけど

    あまり乗り気では無かったけど、何事も社会勉強だと思って勇気を出して参加してみた。 生まれて初めて合コンとかいうヤツに行ってみたけど、こういうイベントは年に1回ぐらいでいいと思った。休日どうしてるとか好き嫌いがどうとか、意志がよくわからない話題に付き合えない自分が悪いんだろうけど。— ラマ (@pacstrap) February 22, 2016 結論から言うと今後積極的に参加したいとは思えなかったけど、僕と同じような引き篭もりがちのニート等に向けてレビューを書いてみたいと思う。 イケメンx2 + 残念枠x3 という黄金パターン 噂には聞いていたけど、本当わかりやすいぐらいの顔面格差社会だった…

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