仕事が終わって… 家に帰り駐車場に車を停めたら… しばらく車の中で音楽を聴きながら過ごすことがある。 ぼーっと・・・ 考えることなんて…なんにもない。 そう… いつもいつも・・・ 主人の事を考えている訳ではない。 なるべくなら、考えたくないくらい...
吐血後緊急入院、24時間の余命宣告、最愛の夫が他界した。哀しみに耐え独り未亡人として生きる奮闘記
突然の死。肝硬変、糖尿病、肝性脳症、溶血性貧血を抱えながらも必死に働き家族とお酒を何よりも愛した夫。一人娘と共に23日間の介護生活をおくった。それから1年。拭い去れない「哀しみ」。それでも「喜び」を探し・・「独り未亡人」として生きる奮闘記。
仕事が終わって… 家に帰り駐車場に車を停めたら… しばらく車の中で音楽を聴きながら過ごすことがある。 ぼーっと・・・ 考えることなんて…なんにもない。 そう… いつもいつも・・・ 主人の事を考えている訳ではない。 なるべくなら、考えたくないくらい...
1年半年ぶりに… 三姉妹集合しました。 一泊二日のプチ旅行(座談会)です。 「足が痛い」じゃ…(笑) 「腰が痛い」じゃ… 言いながら・・・ 昼ご飯抜きで 15時にホテルにチェックインしてからも、直ぐにホテルを抜け出しディナー場所の探索へ...
携帯の中に… こんなメモがありました。 主人を亡くして、そう時間も経っていない時に書いたものです。 思わず… 顔がほころびました。 ①番は… 一曲作りました。 娘とデュエットできます😂 ⑨番は… 大谷本廟へ納骨しました。 残り8個はまだで...
どうのこうの… 言ったところで・・ 地球が逆転しても… 主人は帰ってくるはずないし… またやって来た「春」を感じられるのは「生きている」私だから… 私の「春」(娘家族)に会いに行ってきました。 あの日から9年… 毎年毎年同じように迎えても… 知らず知...
休みの日は… 何処にもいかず… ただ…ただ・・・ 眠っています。 今日もそうでした。 ふと…目が覚め、 カーテンの向こうはまだ明るいことに安心し、 テレビのスイッチを入れました。 すると、 サザンオールスターズの🎵曲が流れてきました。 どう...
車に飛び乗り・・・ 大音量の音楽かけて… あなたの名前叫んだ… そして、 泣いて… 喚いて… 泣いて… 私の名前呼んで駆けてきてほしくて。 笑いながら… 「ごめん!ごめん! ここにいるよ!」って… 生き返...
なっちゃんの夢は、アイスクリーム屋さんからパティシエになり、しばらく絵本作家だったのですが・・・ 何と今は「女優」です!! 実は、私… 女優になりたかったのです。 歌手でもいいかな(笑)って。 中学3年の時、国語の教科担と仲良くなり、今まで存在しなか...
明かりが点いているのは、いつも一つの部屋だけ…だった。 仕事が終わって誰もいない家に帰り着くのはいつも3、4時間後には「明日」になる時間だった。 出来合いの物を買って食べて、お風呂に入って、いつも座るソファーに座っていると、いつの間にか眠ってた。 付けっぱなしになっ...
幸せ…って なんだろう・・・って… その都度…私なりの解釈で納得はしているのですが… あの日を境に…いつからか… 「幸せ探し・・・」をしている。 人と比べることではないっ!とは、分かっているものの…ついつい・・・ 誰も… 自分は、 誰よりも「幸せ」でなけ...
なくなってしまった… 幸せな風景・・・ 私が一番幸せだった時・・・ 私の横に主人がいて・・・ 私の膝の上には娘が座り、目の前には、姉家族と妹家族が…。 食卓の上座には、「父」が… そして、食卓から少し離れたところで座っている「母」が… ...
最低気温−4と… 表示された日の夜。 私は遅出勤務だった為21時に仕事を終わらせ、車を走らせた。 今年も走り始めて1ヶ月が経とうとしている。 物価高騰… 電気代が上がったのかは、よく分からないが… ガソリン代も高いままだし… いつも立ち寄るスーパーに並ぶ物も値上...
高架橋の下の側道を右に回ると、私のアパートに通じる道があります。 そこは、通学路にもなっていて小さな小さな横断歩道があります。 いつもは、保護者や地域の子ども110番の見守り隊のおじいさんやおばあさんが横断旗を片手に子ども達の安全を守っています。 実は、 以前からず...
病気は・・・ いけません。ね! 私を、泣き虫にしてしまいました。 そして、 しばらく… しばらく忘れていた… 主人の名前を連呼して泣いてしまう…という・・ いつからか私自身の中で封印していた行動を… 押し殺してきた感情と共に思い出させてしまいまし...
高熱にうなされた。先週の金曜日。 病院へ行かない私は、何とか「プレミアム」とつく風邪薬で治そうと試みた。 しかし無理だった。 週をあけた月曜日、施設に勤めていることもあり、フラフラしながら検査のため病院へ行った。 インフルエンザも… コロナも…「➖」。 しかし、...
9回目の祥月命日… 怖いくらい・・・ 時が過ぎてしまった…。 あっという間…だったような、そうでもなかったような・・・。 孫ができ、 私は独り生活もすっかり身につき、職場では仲間もでき、二人で築いた「あの家」に帰ることも少なくなり、私は「あの事」もまるで…なかった...
新しい場所に行くことで、 新しい仕事に就くことで、 新しい人と出会うことで… 私は生きられた。 哀しみや悔しさやで… 寂しさで、いっぱいいっぱいだった私は、 夕方、点々とつく明かりに、 賑やかな声がするスーパーの中で、 見上げれ...
新しい年を迎えて… 5日が過ぎた。 今日は父の誕生日。 生きていたら何歳になるのだろう。3日後の8日は母の誕生日だ。 母も…(生きていれば・・) 何歳なんだろう。 新年早々…二人の誕生日はあったのだ! 結婚してから・・・ 年が...
年末30.31… そして新年1.2…と勤務の為帰りの新幹線に乗った。 混雑を予測し指定席を購入したものの、今年の夏のお盆の時期とは全く違ってそれほど混んではいなかった。 皆んな!年末年始は、海外…と言うことか! それとも長〜い旅行にでも行っているのか…なんて… ...
「あけまして おめでとう ございます」 社会人として… 必要な時には口にするが… 私が捨ててしまった言葉の一つ。 もしかすると、8年前のあの日に、一番最初に捨てた言葉かもしれない。 愛する人との死別は、常識も、社会の通念と言われているものも...
この頃… 膝が痛くて・・・ 痛くて・・・ ショッピングは、昔から好きではありませんが、ますます嫌いになっています。 だけど… 娘と孫と一緒に出かけたら… そんな「痛み」のことは、一旦忘れなければなりません。 今日も、お買い物をして、ランチして、映画...
12月… 私にとって… 不幸の始まりのゴングが鳴り、「死」と向かい合った毎日・・・。 現実を受け入れる事ができない精神状態の中で、宙に浮いたような、夢の中のような、そんな時を過ごした。 そんな「月」だったから・・ 未だに… 「新しい年を迎える」新鮮で清々しい気持ち...
結婚して・・・ 主人と暮らした家…は、 主人が大学生の時に新築した家だった。以前は葡萄畑であった土地に建てたものらしい。 その家は、しばらく義香家では「別荘」のような扱いでしか使用していなかったと聞いた。 そしてそれが、私達二人だけの新婚生活の拠点となったのだ。 ...
今年の夏だった・・・ 一通の… 今、住んでいるAP管理会社から手紙が届いた。 「管理会社が変わる」という報告だった。その為、継続して住むか引っ越すか…に関わる内容のことが、サッと見た感じ書かれていた。 めんどくさい!! どうでもいい!! 今月まで…ほっといていた...
2ヶ月に一度、薬を貰うために病院へ通っています。 いつも行くと・・・ 体重を計らなければなりません! 大した事ではない!っと… 思うでしょうが… 女子にとって… 特に私のように少し⁉︎ふくよかな人にとっては、「体重計に乗る」ってすごいストレスなんです...
静かに過ぎゆく毎日を願いながら… どこかで以前のように… あの人がいた時のように… まだまだ力強く動き回っていたい…と思う。 みんなといたら… 笑い転げ力一杯楽しめていた自分に戻りたいと…思う。 だけど… どうだろう。 頭の片隅から消えないものがある。 ...
セルフネグレクト… 「セルフネグレクト」とは、自分自身の基本的な生活を顧みない行為だそうです。 衛生面や服装、食事などに気を配ることがなくなり、自ら他者に対して援助を求めることができなくなる状態なんだって。 セルフ・・・ 自分自身でするということですよね。 ...
この世界には、 不変なものは何一つなく… 何もかもが・・ 少しずつ少しずつ… 変化している。 自然も… 社会も… 人も・・・そして私も…。 私の人生は、夫との「死別」が拍車をかけ… あれよあれよ…と変わっていった。 変わらない...
主人が生きていたら…って・・ 何度…想像しただろう。 毎日毎日思ってた。 毎日毎日探してた。 毎日毎日・・・ 旅行先の道中で… 買い物をしているスーパーで… 通勤中に… 暗い夜道を歩いているときに… 車窓からふと見る光景に...
一番好きな季節の到来だ。 しばらく続いた「夏バテ」現象も少しずつ回復しているようだった。まだまだやり残したこと、観たいもの、行きたい所がたくさんある私ではあるが…。 本当は… 例えこんなに素敵な季節でも、「ゴロゴロ、ゴロゴロ、食っちゃぁ寝、食っちゃぁ寝」するのが好き...
「人」として… 生まれたことの一番の「幸せ」は、 人を「愛する心」を知ったことだと思う。 「愛おしくて…愛おしくて・・」そんな気持ちを味わうことが出来たこと… 生きててよかった。 だけど… 生きていると… これ以上ない苦しみを味わうことになる。 「愛...
もう一度… 主人を愛した様に・・・ 他人を「愛して」みたい… そんなこと…は、 できるとは思わない…が・・・ もし他人を愛することができたなら… きっと… 人生が変わるのだろう…と思う。 しかし、 どんなに心の扉を開けて...
「絶望」…の縁に立った…。 その直後だった。 現実か…はたまた夢なのか…その区別さえできない心境でいる中・・・ 義父は、親戚と葬儀屋さんに電話しているようだった。 「息子が死んだ・・・」と。 その横で涙を拭きながら… 「えっ!誰が死んだ!?」 「本当に死んだ...
多分… まだまだ続くと思う今の暮らし・・ 自分で始めた事だけど… 随分…長くなったし・・・ 当時と、環境も… 気持ちの持ち様も… 変わった。 一人で過ごすことに「楽」を覚え、人との関わりを浅くもなく深くもなく「適当」に「めんどくさ...
何をするのも… めんどくさく、 旅行の計画立てよう!って話になっても… 腰が重く、 今直ぐにでもやらなければならないこと知っているのに… 全くやる気が出ないのは、 全て、あなたのせいです。 私が、 思い切り… 笑ったり、楽しんだり、何かに一...
韓ドラに、 ちょくちょく出てくる「末期の肝硬変」 本人は、死亡するか肝移植をする。 その場面を見ると…考えさせられてしまう。 無知だったあの頃の自分を悔み責めてしまうのだ。 所詮ドラマには違いない。 作り話とは分かっているが、「助けられる方法」「延命できる術」があ...
当たり前ですが… 体が弱っている時は、 心も弱るものです。 でも… 心が弱っていたら、 体は… 知らず知らずのうちに… 聞こえない悲鳴をあげ徐々に… 気づかないまま… より深く弱っていきます。 心が弱る方が深刻なのです。 緊急入院から...
随分… この長い「夏」に悩まされた。 過酷な暑さの中で体調を崩した。(そうそう…大阪から帰ってから…) 若い時ほどの回復力も体力もなくなり… 病院嫌いな私は・・・ 病院へ行くこともせず、2日に一回は、ドラッグストアで症状に合った薬を買い求めた。 ベンザブロック(...
カッコいいあなたが好きだったから… きっと、病院のベッドで横になっているあなたをずっと見守るだけの生活なんて… やってられないわっ。 笑ってるあなたが好きだったから…目を閉じて喋られないあなたなんて… 一緒にいてつまらない。 よく笑わせてくれるあなただったの...
新幹線の中です。 二つの台風が来ようが… 鬼が来ようが… 私にはそんなの関係ありません。 私には大切なものがあります。 それに… 一人になってから… 主人を亡くしてから… 「死」を含め、怖いものはなくなってしまったように感じます。 こんなこと言うと、 ...
サプライズが大好きな私は、娘と突然の「お宅訪問」を実行しようとしていた。 姉のいる博多に… ホテルを予約して、 娘となっちゃん、ゆりちゃんと。 2泊3日で行くつもりに。 去年行った海にも行こうと「水着」も入れた。 なっちゃんの夏休み第二弾だった。 だけど...
「夫」と死別した・・・ 「母」「父」との死別では感じられなかったことだが・・・ 主人を亡くしてから私は、何故か他の人とは違う人間になったような気がしていた。 「他の人とは、違う空間を歩くようになってしまった」と言った方が正しいかもしれない。 そんな感じ…。 い...
楽しいことなんて… 楽しいことなんて、なぁ〜んにもありゃしない・・・それが人生ですか⁉︎ 人生に「楽しい」ことは… そんなに…ないのかもしれません。 だけど・・・ あの時は「楽しい」という感情とは少し違ってはいましたが、私は心の底から喜びを噛み締めていました。...
さあ 夏です! 夏休みです! 夏休みと言えば! なっちゃんです。 ばぁばは・・・ 例え5分しか持たない化粧でも、いつもより念入りに塗りたくって・・。(汗っかきなんです。汗で直ぐに化粧が流されてしまいます。どんなに「汗に強い」と表記されてるファンデーションでも私...
つくろっている自分…がいる。 向上心もなけりゃ、他人からの評価なんて関係ない!なんて… 豪語していても… どこかでやっぱり意識している。 未だに夫との「死別」の話は一切しないのが、私のこだわり…。 一人…アパート暮らしをしていることは知られてしまっているが…自分...
人は… 何故「海」に行きたくなるのだろう。 主人が死んでから… 毎日毎日… 仕事帰りに、休日に・・・ 海に行った。 真っ暗になっても… ただ波の音と、 月明かりに照らされる水面…を眺めながら… 何を考えていたんだろう… だぁれもい...
何となくできてしまった「希望していない4連休」 それを知った先月末… よし! この時ばかりは数年も前から考えていたのに、 ダメダメだよねー! なんか腰が重くて、めんどくさくて行けなかった眼鏡屋さんに今回ばかりは必ず眼鏡を買いに行こうと決めました。 実は...
娘が、大好きな俳優さん(田中圭)の写真集を買ったことで、その俳優さんとのハイタッチ会に行けることになったらしく先日東京へ行きました。 土曜日は、従姉妹の家(神奈川)に泊まらせてもらい、日曜日に前職場の先輩とランチをして、ハイタッチ会に行くようにスケジュールを組んだ様です...
娘は沢山の人達から愛されて育った。義香家にとって「たった一人の孫娘」でもあった。 そして私は、誰もが認めるそれはそれ相当の過保護な親だった。 当然ですが、 愛おしくて、可愛くて… 大切で、大切で… しかし、 そんな私以上に娘を愛した人がいた。 それは...
変わらぬ毎日が・・・ 何も起こらない日々が・・ 平穏で… ザワザワしなくて… 幸せなんだと思う。 毎朝のルーティン中・・ ふと手を止め… 自分の足元を見下ろし… 私が立っている場所… 私がしようとしている毎日の事… 後どのくらい続くのだろう...
また・・・ 来たね… 七夕・・・が。 早いねー。 一年なんて… あっという間です。 会いたい… 会いたい…と思いながらまた一年が過ぎてしまいました。 これからもずっと… 叶わない願い事をして過ごすのでしょう。 だけど…そんな私も...
いつまで経っても… 自分を責めてしまうのは・・・ 悔しくてしかたないのは・・・ 主人との別れがあまりにも… あまりにも突然で、早かったからだと思う。 まだまだ二人でやりたいことだらけで… 娘を嫁がせ「これから」だった時だし… 人生まだ半分だったのに… 彼の素...
見えたり隠れたりする「幸せ」… これでいいような… 悪いような… 諦めにも似た感情がある。 死別したことを悔やみ哀しみながら… 一人でのうのうと生きている私。 早くにこの世を去った主人を可哀想で無念だろうと思いながら… あんな体の状態では、本人も生きていて辛...
「スキルを磨き積み上げて下さい」だって・・ 毎月毎月「今月の目標」の自己反省レポート・・・あ〜ぁ…・・・ 月初めの5日までに、目標が達成できたかできなかったか。何ができ、何ができなかったのかを書き出し提出する・・・小学生かっ! あ〜ぁ… 「そんなことどうでもいいんだ...
何歳まで働くのだろうか… いつまでこのままなんだろう…⁉︎ 60になったら・・・ 仕事をスパッと辞めて… 家族で… 姉妹で…旅行したり、 度々孫に会いに行ったり、 たった一人しかいない友達と頻繁に会って… 自由にのんびりと・・・気の向くままに…なんて...
いつも… 一人なんです。 寝ても、起きても… 仕事から帰ってきても・・ ご飯を食べる時も、買い物に行く時も・・・ いつも… 毎日…一人なんです。 それは私が望んだもので… 私からそうしているのですが。 一人の時間は嫌いではありません。 仕事が...
今からだからこそ…話せるが・・・ 娘が言ったんだ… 娘の挙式後3ヶ月で永遠のお別れをした父に代わるものがあるとしたら…と・・・。 それは、 突然の別れであった。 最愛の人との別れだった。 私は・・ 生きる力を、 生きる楽しみを、 生きる目的を、 未...
ゆりゆりの誕生予定日は、 私の誕生日と同じでした。 こんなこともあるもんだって。 それはそれで楽しみにしていたのですが、早く会いたいと思うママは、ゆりゆりを予定日より4日早く出産し、私達と会わせてくれたのです。 始めは、娘婿のお母様にそっくりで… 実は...
昨日… のんびり韓ドラを見ている時だった。 携帯が鳴る ♪♪♪ 電話番号が表示される。 「知らない番号だ!」 名前が表記されない電話には出ないと決めている。 しかし… その時、 タイミングがよかったのか、何かに押されるように… 「はい…」と出てしまった。...
夫婦って… 他人・・・だけど… なのに… いつも毎日気にしてた。 誰よりも… すがることができる相手だった。 誰よりも… 甘えたくもなり… 誰の前よりも… ありのままの自分でいられた。 母と共に生きた 約...
幸せ…ってなんだろう。 …って…いつ頃からか… よく考えるようになりました。 そして出てきた答えが、 自分自身の気持ちが「楽」になることでした。 そして、24時間のどの時間も「安心」して過ごすことでした。 その為には、 捨てる物もありました。 切り離...
世捨て人…のように… 生きてきて八年が過ぎ… 実家から離れ… 二人で暮らした家を捨て… その町から離れ… 仕事を変え、結婚してから知り合った人達との交流を避け… 私はまるで・・・ 別人を装い… 不幸を背負っている私であることを忘れたかの...
人には… 幾つかの命の花があって… 満開に開く命の花と… 八分咲き…六分咲き・・の命の花… そして蕾のままの花もあって… 満開に開いた命の花は、 「どんな人生だったか!」自分の人生を語る上での代名詞にもなる訳で・・。 「仕事」に生き富を得た人生…だった人は、...
あのね… 気付いていたんだ。 主人が遠いところに逝くような… 実はね… 何気なく写した主人の後ろ姿の写真が、始めはハッキリクッキリ写っていたのに、だんだんぼやけていってたんだ。 そしてね… 娘の結納の日… 両家家族で、写真館で撮った写真も… 主人のところだけが...
生きてきたね・・・ よく生きて来れたよね・・。 これからどうなるのだろう…って、 どうしたらいいのだろう…って… 誰と生きてゆけばいいのだろう…て… 晩御飯はいつも一人になるのかなぁ⁉︎ もしかして作らなくてよくなったのかなぁ⁉︎ まさか...
運転免許証を取って直ぐに、母に買ってもらった車は、中古の軽自動車だった。色はシルバー。 走る!! どこでもドア!だった。 当時、車のフロント部分を飾ることが若者の間で流行っていた。私は真っ赤なバスタオルをフロント部分に敷き詰め、両横に小さなぬいぐるみを置いた。 後...
穏やかに過ぎる毎日が、 どんなに幸せなことか・・。 ただ・・・ ただ残念なことに、 私には上等な特技も… 一人で夢中になれる趣味も…ない。 この穏やかな時間を… 有り余るほどの自由な時間を… 生かせる術を持ち合わせていないという訳だ。 特技や趣味...
夫婦って… なかなかいいものよねぇ。 一緒に年を重ね… 一緒に子どもを育てた…。 一緒に悩み… 一緒に考えた… 。 そして、 同じ人達を愛し思いやり、笑いと涙を共有していくうちに… 自然と 嬉しい思い…や哀しい思いが同じになっていった。 いいものです...
あのヤロー! 何を食べさせやがった💢💢 皆んなで実家に帰り… 少し早いなっちゃんのbirthdaypartyをし… 手作りの料理…を頂き、 久しぶりに会えたお義母さんお義父に感謝感激したのも束の間… ほんと!束の間ーーーー! 食べて泊まって帰...
人のいる家って こんなにも暖かいものなのですね…。 義母が少し涙目で迎えてくれた。 私も思わず目頭が熱くなった。 その姿は… 以前とは随分違っていた。 歳をとったなぁ。 肌艶も良く薄く化粧もしているものの… 言葉に… 動きに… 目…に、以前のような力はな...
「お母さん! 23日から実家に帰るけど… お母さんも久しぶりに帰らん?」 「婆ちゃん喜ぶと思うよ…」って。 婆ちゃん(義母)⁈ 婆ちゃんが本当に⁉︎ 喜ぶかぁ⁉︎(笑) コロナになってから… いや、それ以前からかもしれない。3年は帰って...
差し込んでくる日差しが… 暖かい。 季節がまた… 変わろうとしている…。 自然界は、 枯れては芽吹き… 落ちては開く。 その繰り返しを見事なまでにやってのける。 私は… 長くなった一人の気まま生活が、 今だに変わることなく...
おい! おい! さとみさん!! 貴方はこの数年… 何してたんですか! 時々、 私の心の片隅にまだ残っていたほんの少しの「向上心」のような… 「再生力」が・・・ 私の人生を再構築しようとしているようです。 私のすっかり硬くなってしまったと言うか… ...
雨は… 私のある「一つの思い」を時々洗い流してくれます。 雨が降るたびに少しずつ少しずつ・・・ 流してくれているように思います。 それは… 私を一番苦しめている「私の罪」です。 (とんこさんありがとうございます) ...
夫を亡くして… 私を苦しめたのは、 容赦なく覆い被さってくる自責の念だった。 心が押し潰され、壊れるまで痛めつけられた。 それは、 時が過ぎようとも… その力を緩めようとせず… 泣いても泣いても… 泣けば泣くほど・・ 叩きのめされていっ...
昨日は、 早出出勤で… 朝から雨!雨… 憂鬱な気持ちで運転していました。 目的の職場が見える橋を渡り終えたら・・・ 県道を1キロばかり進む道と、左に直角に曲がり土手を走る道があります。 いつも私は、土手コースで通勤しています。 春は、オレンジ色の草花が咲き乱...
「旦那がおる時には、何でもかんでも多めに作って、冷蔵庫や冷凍庫で保存しておいたから、いつでも食べ物があったんやけど… 今は、冷蔵庫空っぽ!の時があるんよねぇ。 ビール飲まんし、隣の従兄弟も、旦那が死んだから飲みに来んようになったし・・・ 冷蔵庫もいらんわっ…。」 ...
私の生き方… 「これしかない」とも思っていない。まだまだ、変わる余地はあるし、私自身も変わりたいとも思っている。 私の人生… どこで狂ってしまったのかは、はっきりしている。 まさか…こんな人生を送ることになるとは本当に! 本当に思わなかったのも事実だ。 ...
無性に… 突然… 泣きたくなる時がある。 その日・・・は、 従姉妹のかよ姉ちゃんが… 私の心に降りてきた。 (今日はかよ姉ちゃんかぁ…) かよ姉ちゃんは、母の姉の長女だった。 母は四人兄弟の末っ子。 母と母の姉(一番上)は、結構歳の離れた姉妹だ...
ぐちゃぐちゃに… 皺くちゃになってしまった心は、 以前のような皺のない心に戻ることはない。 それでも… そのままでは… 何も吸収できず… 皺くちゃになっている角が… たまに心に強く突き刺さり… それが、痛くて…痛くて…。 悲しくて… 血が滲み… ...
「えっ、また!入院!!」 私は怒っていた。 そして呆れてもいた。 主人は10回以上、入退院を繰り返した。 一ヵ月程度入院したら、ケロッとした顔でひと回り小さくなって帰って来ては、お決まりの禁酒生活をしばらく続けた。 私は、 もう… 入院中に付き添うことはも...
あれから… 何年・・・・ って…どうでもよくなった…。 そんなことカウントしたところで、年をとってしまったことを再確認するだけで、主人が帰って来る訳でもなければ、私の終わりの日が見通せる訳でもない。 私には… 私の今の生活があって・・ いつのまにか「あなたのい...
今年のお正月ほど… 早く過ぎてほいし!って思い願ったことはない!! 年末の30日だった。 この日、娘一家は車で実家に帰ることになっていた。 GPSを開くと、お昼前になっても娘はホーム(自宅)にいると出る。 もちろん娘婿も…。 実家に帰る予定だが、どうしたものか...
だれも… 多くは語らないけれど・・ 皆んな・・・ 皆んな…様々な思いをして毎日を過ごしています。 私達三姉妹にしてもそうです。 「一人年末年始」がすっかり板についた私は、大晦日もお正月も仕事を入れました。仕事をしている方が、何と…比べているのかよく分かりませんが...
あなたを見送って …何年になるのか…。 あの日から何日・・・ 今日で…◯ヶ月・・・ 今日は◯回目の月命日…。 初めのうちは、主人と会えなくなってしまった時間(年月)を何故か正確に数えていた。 誰かに確認する訳ではないのに。 ただ…正確に「別れた...
年を取るって… 嬉しいことなんだ・・・ 年を取るって軽くなることなんだ。 目標や希望… 社会で生き抜くことの責任や重圧。 年を取るって… 夢は小さくなるけれど… 気持ちは大きくもてるんだ。 徐々に出来ることは減ってはきたが、 どうにか...
今年の三大ニュース ◯なっちゃん! ピカピカの一年生になりました❣️ ◯初めての夏休み🌻九州旅行… 初めての海水浴… 初めてのスイカ割り…に、 花火大会! 笑顔いっぱい 皆んなで楽しみました。 ◯京都納骨旅行🚄 久しぶり...
あなたが生きていたら… どんな毎日を過ごしているのだろう。 ・・・なんて…時々考える。 きっと… きっと! 生前と全く変わらないだろうに…。 私は私で好きなように、あなたの体のことを気にしながらも本人任せにしているだろうし、 あなたはあなたで… 優し...
笑顔のままで 泣いていた…♪♫ 人…って・・ どんな状況に置かれても…結構適応していく力があるものだ。 主人が亡くなって・・ 誰の胸で泣きたかったって!? そりゃあ…やっぱり 「お母さーん!」って母の胸で泣きたかった!! だけど…両親は既に他界してい...
毎年毎年… そしてまた今年も… 街が・・・ (物価が値上がりしてるって言うのに…。電気代も・・) それでも… 白や青や緑のキラキラの電飾でいっぱいになる時…。 この時期… 毎年のように… 心が…後戻りしてしまう。 忘れようとしても… 目を閉...
いつもなら・・・ エレベーターかエスカレーターを利用するのだけれど・・ 今日はたまたま… 「階段上って行こう!」って思い、キャリーバッグ抱えながら階段の端の方を…たまに手すりに掴まりながらゆっくり歩いていたら… あららっ! 急にキャリーバックが軽く❗️ どうし...
AB、A、B型!!! 三人の一番の楽しみは… 美味しいもの(京都らしい)を食べることです。 しかし、その日の昼ご飯は・・・ イタリヤンや少しヘビーなものを食べたがるB型。 いやいや!和食と言い張るAB型。 いつ聞いても「蕎麦!」と言うA型。 なかなか一つにまとまりません(笑...
納骨しました… 考えてみれば・・・ あの日からずっと… そう… 7年前から… 主人は 私の側にいませんでした。 それでも… 私の心の中で生きてる! いつも空の上から見守ってくれている!なんて… そんなこと・・・思っていました。 私の独りよがりでした。...
私の… 私の流す涙に… あなたの手はとどかない… もう…
京都の街をゆっくり歩くのは、 何年振りだろう。 清水寺・・ 音羽の滝…3本に分かれた筧。3つそれぞれに違った意味があることは誰もが知っている。「延命長寿(健康)」「恋愛成就(美容)」「学業成就(出世)」。 3本の中から1本を選んで水を...
暑い💦 暑い💦 夏がまだまだ続いている9月。 前向きで、 頑張り屋さんで、 全く泣き事を言わない娘から… 今まで見たことのない長文のメールが届きました。 読み続けているうちに… 涙で…文字が見えなくなって・・ 「つまり言いたいことは・・・」の後はどうして読...
「自分の生活の拠点をそろそろ決めなくてはならない…」ってい・つ・もいつも思っていた7年前。 主人が亡くなって… 一人で生きる… 主人のいない生活を… 到底受け入れることができなかった。 人は、私を見て… 何を思うだろう・・なんて、 今になって思えば、...
三姉妹の旅… あれは、主人が亡くなった年の夏でした。 妹が幹事で、私の運転で四国道後温泉に行きました。 突然決まった旅行でした。 私のことが… 主人を亡くした私が心配だったのでしょう。 私は、確かにあの日から… 人に会うことができなくなりました。 甥二人...
あ~ぁ 年に2回の健康診断です。 いつもなら… 10日前から臨戦態勢に入ります。 徐々に食べる量を減らしていくのです。 運動は全くしません。 運動しなくても日々の仕事で一万歩程度歩いていますから。 怠け者ですし、それで良しとします。 2日前になると下剤を飲みま...
すっかり街…の色が変わった。 毎年毎年同じ景色を見ているにも関わらず心引かれる時がある。 私の心の状態が良い時なのか… それがあまりにも美しいからか…定かではないが… 時折目を奪われてしまう。 人は、 同じ物を見ても、 同じ様なことが起こっても、 同じ人と...
二日続けて、母が夢に出てきました。 笑っていました。 母が姉とおしゃべりをしながら笑っている横に私がいました。 急に… 母が恋しくなりました。 姉が… 今年の夏… そろそろ… 安らかに眠れるところへ(主人を…)連れていってあげるのが… 貴女のためにも良...
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仕事が終わって… 家に帰り駐車場に車を停めたら… しばらく車の中で音楽を聴きながら過ごすことがある。 ぼーっと・・・ 考えることなんて…なんにもない。 そう… いつもいつも・・・ 主人の事を考えている訳ではない。 なるべくなら、考えたくないくらい...
1年半年ぶりに… 三姉妹集合しました。 一泊二日のプチ旅行(座談会)です。 「足が痛い」じゃ…(笑) 「腰が痛い」じゃ… 言いながら・・・ 昼ご飯抜きで 15時にホテルにチェックインしてからも、直ぐにホテルを抜け出しディナー場所の探索へ...
携帯の中に… こんなメモがありました。 主人を亡くして、そう時間も経っていない時に書いたものです。 思わず… 顔がほころびました。 ①番は… 一曲作りました。 娘とデュエットできます😂 ⑨番は… 大谷本廟へ納骨しました。 残り8個はまだで...
どうのこうの… 言ったところで・・ 地球が逆転しても… 主人は帰ってくるはずないし… またやって来た「春」を感じられるのは「生きている」私だから… 私の「春」(娘家族)に会いに行ってきました。 あの日から9年… 毎年毎年同じように迎えても… 知らず知...
休みの日は… 何処にもいかず… ただ…ただ・・・ 眠っています。 今日もそうでした。 ふと…目が覚め、 カーテンの向こうはまだ明るいことに安心し、 テレビのスイッチを入れました。 すると、 サザンオールスターズの🎵曲が流れてきました。 どう...
車に飛び乗り・・・ 大音量の音楽かけて… あなたの名前叫んだ… そして、 泣いて… 喚いて… 泣いて… 私の名前呼んで駆けてきてほしくて。 笑いながら… 「ごめん!ごめん! ここにいるよ!」って… 生き返...
なっちゃんの夢は、アイスクリーム屋さんからパティシエになり、しばらく絵本作家だったのですが・・・ 何と今は「女優」です!! 実は、私… 女優になりたかったのです。 歌手でもいいかな(笑)って。 中学3年の時、国語の教科担と仲良くなり、今まで存在しなか...
明かりが点いているのは、いつも一つの部屋だけ…だった。 仕事が終わって誰もいない家に帰り着くのはいつも3、4時間後には「明日」になる時間だった。 出来合いの物を買って食べて、お風呂に入って、いつも座るソファーに座っていると、いつの間にか眠ってた。 付けっぱなしになっ...
幸せ…って なんだろう・・・って… その都度…私なりの解釈で納得はしているのですが… あの日を境に…いつからか… 「幸せ探し・・・」をしている。 人と比べることではないっ!とは、分かっているものの…ついつい・・・ 誰も… 自分は、 誰よりも「幸せ」でなけ...
なくなってしまった… 幸せな風景・・・ 私が一番幸せだった時・・・ 私の横に主人がいて・・・ 私の膝の上には娘が座り、目の前には、姉家族と妹家族が…。 食卓の上座には、「父」が… そして、食卓から少し離れたところで座っている「母」が… ...
最低気温−4と… 表示された日の夜。 私は遅出勤務だった為21時に仕事を終わらせ、車を走らせた。 今年も走り始めて1ヶ月が経とうとしている。 物価高騰… 電気代が上がったのかは、よく分からないが… ガソリン代も高いままだし… いつも立ち寄るスーパーに並ぶ物も値上...
高架橋の下の側道を右に回ると、私のアパートに通じる道があります。 そこは、通学路にもなっていて小さな小さな横断歩道があります。 いつもは、保護者や地域の子ども110番の見守り隊のおじいさんやおばあさんが横断旗を片手に子ども達の安全を守っています。 実は、 以前からず...
病気は・・・ いけません。ね! 私を、泣き虫にしてしまいました。 そして、 しばらく… しばらく忘れていた… 主人の名前を連呼して泣いてしまう…という・・ いつからか私自身の中で封印していた行動を… 押し殺してきた感情と共に思い出させてしまいまし...
高熱にうなされた。先週の金曜日。 病院へ行かない私は、何とか「プレミアム」とつく風邪薬で治そうと試みた。 しかし無理だった。 週をあけた月曜日、施設に勤めていることもあり、フラフラしながら検査のため病院へ行った。 インフルエンザも… コロナも…「➖」。 しかし、...
9回目の祥月命日… 怖いくらい・・・ 時が過ぎてしまった…。 あっという間…だったような、そうでもなかったような・・・。 孫ができ、 私は独り生活もすっかり身につき、職場では仲間もでき、二人で築いた「あの家」に帰ることも少なくなり、私は「あの事」もまるで…なかった...
新しい場所に行くことで、 新しい仕事に就くことで、 新しい人と出会うことで… 私は生きられた。 哀しみや悔しさやで… 寂しさで、いっぱいいっぱいだった私は、 夕方、点々とつく明かりに、 賑やかな声がするスーパーの中で、 見上げれ...
新しい年を迎えて… 5日が過ぎた。 今日は父の誕生日。 生きていたら何歳になるのだろう。3日後の8日は母の誕生日だ。 母も…(生きていれば・・) 何歳なんだろう。 新年早々…二人の誕生日はあったのだ! 結婚してから・・・ 年が...
年末30.31… そして新年1.2…と勤務の為帰りの新幹線に乗った。 混雑を予測し指定席を購入したものの、今年の夏のお盆の時期とは全く違ってそれほど混んではいなかった。 皆んな!年末年始は、海外…と言うことか! それとも長〜い旅行にでも行っているのか…なんて… ...
「あけまして おめでとう ございます」 社会人として… 必要な時には口にするが… 私が捨ててしまった言葉の一つ。 もしかすると、8年前のあの日に、一番最初に捨てた言葉かもしれない。 愛する人との死別は、常識も、社会の通念と言われているものも...
この頃… 膝が痛くて・・・ 痛くて・・・ ショッピングは、昔から好きではありませんが、ますます嫌いになっています。 だけど… 娘と孫と一緒に出かけたら… そんな「痛み」のことは、一旦忘れなければなりません。 今日も、お買い物をして、ランチして、映画...
幸せ…ってなんだろう。 …って…いつ頃からか… よく考えるようになりました。 そして出てきた答えが、 自分自身の気持ちが「楽」になることでした。 そして、24時間のどの時間も「安心」して過ごすことでした。 その為には、 捨てる物もありました。 切り離...
世捨て人…のように… 生きてきて八年が過ぎ… 実家から離れ… 二人で暮らした家を捨て… その町から離れ… 仕事を変え、結婚してから知り合った人達との交流を避け… 私はまるで・・・ 別人を装い… 不幸を背負っている私であることを忘れたかの...
人には… 幾つかの命の花があって… 満開に開く命の花と… 八分咲き…六分咲き・・の命の花… そして蕾のままの花もあって… 満開に開いた命の花は、 「どんな人生だったか!」自分の人生を語る上での代名詞にもなる訳で・・。 「仕事」に生き富を得た人生…だった人は、...
あのね… 気付いていたんだ。 主人が遠いところに逝くような… 実はね… 何気なく写した主人の後ろ姿の写真が、始めはハッキリクッキリ写っていたのに、だんだんぼやけていってたんだ。 そしてね… 娘の結納の日… 両家家族で、写真館で撮った写真も… 主人のところだけが...
生きてきたね・・・ よく生きて来れたよね・・。 これからどうなるのだろう…って、 どうしたらいいのだろう…って… 誰と生きてゆけばいいのだろう…て… 晩御飯はいつも一人になるのかなぁ⁉︎ もしかして作らなくてよくなったのかなぁ⁉︎ まさか...
運転免許証を取って直ぐに、母に買ってもらった車は、中古の軽自動車だった。色はシルバー。 走る!! どこでもドア!だった。 当時、車のフロント部分を飾ることが若者の間で流行っていた。私は真っ赤なバスタオルをフロント部分に敷き詰め、両横に小さなぬいぐるみを置いた。 後...
穏やかに過ぎる毎日が、 どんなに幸せなことか・・。 ただ・・・ ただ残念なことに、 私には上等な特技も… 一人で夢中になれる趣味も…ない。 この穏やかな時間を… 有り余るほどの自由な時間を… 生かせる術を持ち合わせていないという訳だ。 特技や趣味...
夫婦って… なかなかいいものよねぇ。 一緒に年を重ね… 一緒に子どもを育てた…。 一緒に悩み… 一緒に考えた… 。 そして、 同じ人達を愛し思いやり、笑いと涙を共有していくうちに… 自然と 嬉しい思い…や哀しい思いが同じになっていった。 いいものです...
あのヤロー! 何を食べさせやがった💢💢 皆んなで実家に帰り… 少し早いなっちゃんのbirthdaypartyをし… 手作りの料理…を頂き、 久しぶりに会えたお義母さんお義父に感謝感激したのも束の間… ほんと!束の間ーーーー! 食べて泊まって帰...
人のいる家って こんなにも暖かいものなのですね…。 義母が少し涙目で迎えてくれた。 私も思わず目頭が熱くなった。 その姿は… 以前とは随分違っていた。 歳をとったなぁ。 肌艶も良く薄く化粧もしているものの… 言葉に… 動きに… 目…に、以前のような力はな...
「お母さん! 23日から実家に帰るけど… お母さんも久しぶりに帰らん?」 「婆ちゃん喜ぶと思うよ…」って。 婆ちゃん(義母)⁈ 婆ちゃんが本当に⁉︎ 喜ぶかぁ⁉︎(笑) コロナになってから… いや、それ以前からかもしれない。3年は帰って...
差し込んでくる日差しが… 暖かい。 季節がまた… 変わろうとしている…。 自然界は、 枯れては芽吹き… 落ちては開く。 その繰り返しを見事なまでにやってのける。 私は… 長くなった一人の気まま生活が、 今だに変わることなく...
おい! おい! さとみさん!! 貴方はこの数年… 何してたんですか! 時々、 私の心の片隅にまだ残っていたほんの少しの「向上心」のような… 「再生力」が・・・ 私の人生を再構築しようとしているようです。 私のすっかり硬くなってしまったと言うか… ...
雨は… 私のある「一つの思い」を時々洗い流してくれます。 雨が降るたびに少しずつ少しずつ・・・ 流してくれているように思います。 それは… 私を一番苦しめている「私の罪」です。 (とんこさんありがとうございます) ...
夫を亡くして… 私を苦しめたのは、 容赦なく覆い被さってくる自責の念だった。 心が押し潰され、壊れるまで痛めつけられた。 それは、 時が過ぎようとも… その力を緩めようとせず… 泣いても泣いても… 泣けば泣くほど・・ 叩きのめされていっ...
昨日は、 早出出勤で… 朝から雨!雨… 憂鬱な気持ちで運転していました。 目的の職場が見える橋を渡り終えたら・・・ 県道を1キロばかり進む道と、左に直角に曲がり土手を走る道があります。 いつも私は、土手コースで通勤しています。 春は、オレンジ色の草花が咲き乱...
「旦那がおる時には、何でもかんでも多めに作って、冷蔵庫や冷凍庫で保存しておいたから、いつでも食べ物があったんやけど… 今は、冷蔵庫空っぽ!の時があるんよねぇ。 ビール飲まんし、隣の従兄弟も、旦那が死んだから飲みに来んようになったし・・・ 冷蔵庫もいらんわっ…。」 ...
私の生き方… 「これしかない」とも思っていない。まだまだ、変わる余地はあるし、私自身も変わりたいとも思っている。 私の人生… どこで狂ってしまったのかは、はっきりしている。 まさか…こんな人生を送ることになるとは本当に! 本当に思わなかったのも事実だ。 ...
無性に… 突然… 泣きたくなる時がある。 その日・・・は、 従姉妹のかよ姉ちゃんが… 私の心に降りてきた。 (今日はかよ姉ちゃんかぁ…) かよ姉ちゃんは、母の姉の長女だった。 母は四人兄弟の末っ子。 母と母の姉(一番上)は、結構歳の離れた姉妹だ...
ぐちゃぐちゃに… 皺くちゃになってしまった心は、 以前のような皺のない心に戻ることはない。 それでも… そのままでは… 何も吸収できず… 皺くちゃになっている角が… たまに心に強く突き刺さり… それが、痛くて…痛くて…。 悲しくて… 血が滲み… ...