chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
ただいま読書中 https://blog.goo.ne.jp/mxd00665

おかだ 外郎という乱読家です。mixiに書いている読書日記を、こちらにも出しています。

おかだ外郎
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2015/01/19

arrow_drop_down
  • 早起きは三文の徳

    一体何が「三文」なのか、ちょっと考えてみました。このことわざは勤労を是としている雰囲気です。早起きしてとっとと働け、と。しかし日本では「夜なべ仕事」も是とされています。「母さんは夜なべをして手袋を編んでくれた」(「かあさんの歌」)とは言いますが、「母さんは早起きをして手袋を編んでくれた」とは言いません。ただ、ここで問題になりそうなのは、照明でしょう。貧乏な家にとって、夜間の照明はそれだけで“浪費"です。もしうっかり蝋燭なんか使ったらそのコストを回収するために莫大な仕事が必要になります。それだったら太陽と共に起き出してお日さまという「無料の照明」を使った方が「三文の得」、そしてそれを実践する行為自体が「徳」であるぞよ、ということだったのでは?電気を使いたい放題でしかも遊びほうけている現代の人の姿を見たら、江...早起きは三文の徳

  • 喉元過ぎれば

    「2年も我慢したのだから」「行動制限が出ていないから」とこのお盆には人が散々動きました。「11年も経ったのだから」と政府は原発を再稼働どころか新造もする気です。【ただいま読書中】『戦火のマエストロ近衛秀麿』菅野冬樹著、NHK出版、2015年、2500円(税別)「戦火」と「近衛」で私がまず想起するのは「近衛文麿」です。由緒正しい摂関家の出身で、天皇の信任が篤かったのか首相を3回も務め、しかし軍の暴走を抑えられずその責任を占領軍に問われてA級戦犯として巣鴨プリズンに出頭を命じられ、自宅で自殺をした人。近衛秀麿は文麿の弟で、政治ではなくて音楽の道を選択しました。しかし1920年代の日本に「生きた西洋音楽」はほとんどありません。しかたなく秀麿は、東京音楽大学に潜り込んだり、貴重な楽譜を持っている人の所に行って見せ...喉元過ぎれば

  • 無問題

    「旧統一協会との関係はない」と言いつつ、選挙に協力してもらっていた人がいます。さらに「問題はないが、これからの関係は見直す」と同時に言う人もいます。関係があるの?ないの?問題がないのなら、どうして関係を見直す必要があるの?【ただいま読書中】『暁の宇品──陸軍船舶司令官たちのヒロシマ』堀川惠子著、講談社、2021年、1900円(税別)広島が原爆投下の標的とされたのは、地形的に“好条件が揃っていたこと"があったこともありますが、軍都であることも大きな理由でした。ただ、戦前の日本の都市はどこも“軍都"だったはず。軍都広島の特異な点は「陸軍船舶司令部」があったことです。これは、陸軍の兵員輸送・補給・兵站を一手に担う組織で、人員は30万人と方面軍一つに相当するぐらいの巨大さでしたが、日本の史料にはその記述はほとんど...無問題

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、おかだ外郎さんをフォローしませんか?

ハンドル名
おかだ外郎さん
ブログタイトル
ただいま読書中
フォロー
ただいま読書中

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用