この作品は、昨年の「このミス」国内部門の1位でした。青崎有吾の作品は、記事にしていなくても結構読んでいるのですが、「早朝始発の殺風景」以外あまり好きになれなかった。しかも私がまったくやらないゲームネタらしい・・・読む気にならなかったのでスルーしていたのです
映画、小説、学術書の備忘録、先物取引FX、長期的な投資から、アニメや音楽、クルマに至るまで
晴薫という筆名で書いていたブログ、「雨の日の日曜日は・・・」をこちらにまとめていきたいと思っています。 数学や美術史の教養書から、萌えアニメまで。 先物、FXから安室奈美恵に至るまで、幅だけは広く書いていきたいと思っています。
西瓜糖の日々 リチャード・ブローティガン@亡霊たちの日々? 汗のない世界 甲子園慶応優勝から
なんで今さらブローティガンを読んだかというと、先日、慶応が甲子園で優勝したから。慶応の優勝→応援が話題→慶応出身の友人の結婚式を思い出す→別の友人を思いだすです。バタフライ・エフェクトですね。昔、文学友達がいて「最近、村上春樹って作家がオモシロい」って話
7月に納車になったGR86。普段の足クルマなのですが、最大の楽しみはサーキット走行!でも新車だったし、天候が激暑でとても走れる状況にない。それが走行1000キロを超え、その日の予報だと、筑波近辺は曇るよ、にわか雨も降るよと出ていたので決意の出発。確かに筑波の方向に
シンデレラの罠 セバスチアン・ジャプリゾ@奇岩の城ではなくエレガントな歴史的傑作だった
私はこの物語の語り手です。そして探偵です。犯人です。そして被害者であり、証人なのです。こんな一節で登場した「シンデレラの罠」は、一躍母国フランスでベストセラーとなり、やがてミステリー史上に燦然と輝く逸品となりました。私が人生で初めて抱いた野望、「ミステリ
スポーツを観るのは大好きなんだけど、高校野球は一切観ない。酷使される投手が気の毒だから見ていられないのだ。ただ今回は坊主、実質強要の伝統に、長髪自由のエンジョイベースボール慶応が勝ちあがりって事で注目した。平日だったので、TVを観られたのはホンの一瞬で、ち
個人的に千早茜ブーム到来です。この本で3冊連続読書中。こんな作家が誕生していたなんて知らなかったな。新人をチェックしていたのはミステリー作家だけだったのだなあ、と改めての自覚です。この本は短編集ながら、例によって登場人物が交錯していく連作短編という構成。一
西洋菓子店プティ・フール 千早茜@とことん女性趣味と感性なれど男にも読ませる筆力
いかにも昭和な外観のケーキ屋さん、西洋菓子店プティ・フール。その主人である菓子職人のお爺さんと、その後継ぎを目指す孫娘が主人公です。連作短編集で、それぞれの作品では、プティ・フールに出入りするお客さんとの邂逅、経緯、背景が語られます。著者の千早茜さんはと
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この作品は、昨年の「このミス」国内部門の1位でした。青崎有吾の作品は、記事にしていなくても結構読んでいるのですが、「早朝始発の殺風景」以外あまり好きになれなかった。しかも私がまったくやらないゲームネタらしい・・・読む気にならなかったのでスルーしていたのです
GT4RSやっと念願のサーキット走行を富士と筑波で終えました。秋前に1回づつでも走っておきたかったんだよね。そんなユーザーにとってGT3のエンジン。オイル消費の実態ですガソリンを満タンにして富士スピードウェイに行き、一枠走って帰ってくると、だいたいガソリンが無くな
ひたすらどうでも良いとしか思えない入院患者同士の日常会話が延々と続く上巻と違い、下巻にはいると壮大なスイスの自然描写は圧巻です。特に寒冷な山岳地帯の夜の描写は美しく心に残ります。教養面でもキリスト教への解釈と歴史、中世からゴシック、ロマネスク美術への言及
ネット証券の取引ではPCを使うモノの、先物やFX取引ではアプリで行う事が多いのです。注文もマウスを合わせてクリック、なんてのより1タップで速いですからね。それが証券口座乗っ取り事件超多発で、二段階認証はモチロンFIDO必須となって、それに登録した携帯がメチャクチャ
長い間、探し求めていたセカンドカーは「タンカラ―本革内装の小型車」見つからない間、ファーストカーのスポーツカーはドンドン高性能化が進み、ケイマンGT4に乗るようになると、趣味のサーキット走行、腕以前に体力的にキツクなって来る・・・そして踏み込んだ道は、セカン
スポーツカーのセカンドカーとして、ずっと高級な小型車に乗りたいと探し続けていたんですが、「これは」というクルマは見つからず。結局、BMWの1を3台乗り継いでいたのですが、3台目が炎天下でエンジン停止という悲惨に見舞われ、それなら普段乗りのセカンドカーは、サーキ
GR86を購入して1年10ヵ月をへて、ついにこれ以上、やることなし!我がGR86は完全体となりました。今まで行った処置は1)サーキット走行時の車体剛性アップ関連としてニーパッド(サーキット、コーナリング時に膝をあてて身体を支える。必須)ドアスタビライザー(ドアのヒン
ドイツ文学史上、最高作品の一つであろうトーマン・マン珠玉の作品です・・・と言っても今ではどの位の人が読んでいるのか。なにせ話は地味です。というか、地味過ぎるて引かれるレベルかも。「魔の山」という題名ですが、邪悪な大魔王の住む魔の山を攻略すべく、若き勇者が
抽象代数学のさわりだけでも勉強したいな、と思ったんですが、敷居は高い・・・簡単なモノはないか?それでも買ってしまってから難し過ぎた事に気づいたらイヤだな、と図書館で検索して見つけたのがこの本。内容はアリスとビルの二人は、海辺での長いバカンス中、退屈に見舞
大昔、まだ自分のクルマが持てなかった時からスポーツカーに乗りたいと思っていました。そしていつか乗れたなら、実用性がない、とか、乗り心地が硬いとかヤワな事は言わず、いつもそのクルマに乗っていよう。私がいる処には、必ずそのクルマがあり、そのクルマのある処、私
高いビルから飛び降り自殺をすると、約3秒後には時速100キロになるようです。そして7秒後には160キロまで加速。まあ7秒も落ち続けられる程高いビルはなかなかないでしょうが、スカイダイビングの話ですね。そこでポルシェケイマンGT4RSの加速タイムを見てみましょう。0-100k
長年投資、投機をやっているので、割高なモノは買わない!という信念が身についているので、RSは買わない、と意地を張っていたんですが、屈しました。本日GT4RS納車!実際、乗ってみてGT4のオーナーが一番感じた違いとは・・・【乗り心地】ケイマンGT4は、戦闘的なスタイル
エヴァンゲリオンやらFateシリーズ。映画「マトリックス」に至るまで、オタク文化には欠かせないメソポタミア文明が好きなので、たまにこの手の本を読みます。今回も書店で見つけて、ウルの王墓から発見された「雄山羊像」と「アッカド王ナラム・シンの戦勝記念碑」が描かれ
私はスーパーカー世代なので、どうしてもミッド・エンジン車が良いのです。それならフェラーリ、ランボ、マクラーレンに行け、という話なんでしょうが、所有して乗ってみると気疲れが酷い。性能も凄すぎて、今やカッコウもクルマというより宇宙船にしか見えません。私の場合
有栖川有栖は、このブログで何冊も記事にしている愛読作家の一人です。ただ最近はお見限り・・・という中で、歳末発表された2025年度版このミスで6位のランクインこれは読まねばという事でしたが、突然、綾辻行人の館シリーズに凝ってしまい、そればかり読んでいたらミステリ
井上尚弥こそボクシング史上最強説の私ですが、問題は相手と、試合に掛けられた全世界の注目度ですね。それはその時代の政治状況やら社会情勢までを含めたモノとなり、選手個人ではどうにもなるものではありません。そういう視点を加味すると、ベトナム戦争への徴兵拒否問題
「こころ」というひらがな3文字の題名「容疑者Xの献身」とか「そして誰もいなくなった」なんていう、カッコ良いモノと比べるとなんと言う違い。題名で営業力を付けなければならない現代なら、絶対に編集は許可しないでしょう。まあ大文豪の傑作と名高い作品だからこと許さる
ジョアン・ミロは大好きな画家の一人なので、土曜の早朝、東京都美術館に向かいました。電車に乗って上野駅で降りたのですが、途中見かけた国立西洋美術館前には、入館を待つ人の長蛇の列。しかし東京都美術館には余裕で入れる。なんで日本では印象派以降になると、観客動員
東京都美術館で開催されているジョアン・ミロ展に行って来ました。これは館内にあるレストラン「サロン」でやっているジョアン・ミロ展のコラボメニューです。アニメでも必ずコラボメニューはオーダーしたんで、有れば決まりですよね。4種類のブルスケッタ盛合せ
161回芥川賞受賞作にして、ネットで「現代日本文学の圧倒的な傑作」とされている作品です。ストーリーは、いつもむらさき色のスカートを履いて街中を彷徨う女性、通称「むらさきのスカートの女」を、いつも見守る「黄色いカーディガン」の女が語る形式で進みます。彼女は、む
函館に着いて観光となるとまず五稜郭ただ司馬遼太郎の「燃えよ剣」でも読んでいないと、あんまり萌えない観光場所でしょうか・・・形のユニークさも、五稜郭タワーから見ないと分からないしね。中に入ると極めて清潔整然たる公園です。函館夜景五稜郭へ行く道すがら、非常に
文学史上、最も美しい情景を描きだす作家ではないか、と思う小池真理子先生。何か読みたいなあと思いつつ、この方、恋愛方面がお好きで、そんな傾向の作品が多い・・・私、恋愛方面、あまり関心ないんです・・・デービスや井上の試合以上に興奮する恋愛って想像がつかない・
サーキットを走ったり、アニメを観たり、色々趣味はあるのですが、中学生の頃から続いていて、深く知る趣味ならミステリー小説を読むことです。特に黄金期(1918-1938)の作品は私の青春時代そのもの・・・未読の傑作を求めて神田の古本屋街を歩き回りました。この作品は、ま
今回の旅行は、まず新幹線のグランクラスはどんなモノ?を知る事が目的だったので、函館に着いたのはその「結果」でした。普通は目的地があって、そこにどう行くか、ですから、今回は逆なんです。1)ラーメン函館は塩ラーメンが名物だそうで、ネット検索・・・一番のお店に
最近、テレビを観るというとほぼYouTubeそしたらこの新幹線のグランクラスについてやっていた。最初に観たのは随分前なんだけど、その時から乗ってみたいと思っていたので、今回決行しました。乗ったのは函館行きの「はやぶさ」E-5系というのでしょうか?空力を現実的に極め
ジャーボンテイ・デービスvsフランク・マーティン再びKOラウンドまでの予想ポストが当たってしまい、自分が怖いです。試合はしだいにデービスが押して行き、最後の最後は例のごとく劇的な強打で決める。まさにこの通りになりました。1Rこそ、まさにゴーストの異名通り。マ
GR86の前に乗っていたのは、11年落ちの初代BRZ。GR86、買いに行ったら予約も受け付けてないってんで、9年落ちの中古を買ったんだよね。とても良いクルマで、普段サーキットはミッドシップのボクスターやらケイマンだったから、FRだし電子制御オフ余裕!適度に滑らせて楽し
1945年というミステリー黄金時代に「コペルニクス的転回」をし、その賛否をめぐり多くの論争を巻き起こしたカルト的作品です。今読んだらどうか、という事ですが、私の結論は、紛れもない傑作だった!です。話は大金持ちの青年と若き美女が恋に落ち、少しでも早い結婚をとク
暑くなりサーキット走行から遠ざかると、ガレージで眠った時間が増えるGT4。ただその時間があまりに長くなり、バッテリーが上がるとなると面倒なので、月一位で1時間ほど連れだすのですが、先日、市街地と郊外の道を走っていて、ドッスンバッタン、つくづくこのクルマは大変
暑くなりサーキット走行から遠ざかると、ガレージで眠った時間が増えるGT4。ただその時間があまりに長くなり、バッテリーが上がるとなると面倒なので、月一位で1時間ほど連れだすのですが、先日、市街地と郊外の道を走っていて、ドッスンバッタン、つくづくこのクルマは大変
世界文学史上の金字塔とされるドストエフスキーの大名作です。今の時代に読んだらどうか、ですが、テーマが「自分のような有望な若者の未来の為なら、しなびた金貸しの老婆など殺して金を奪う方が世界の為に良い」と実行した結果です。昨今、「高齢者は集団自決」とか言って
大文豪、谷崎潤一郎が、自らの美学全開で書いたエッセイというか、美学論考です。正直、私、マゾヒズムやフェティシズムを追求した谷崎潤一郎の小説には付いて行けないんですが、このエッセイは大好きなんです。美しきモノは光るモノ。輝かしさこそ至上とする西洋の美学に対
アレキサンダー・ウシクvsタイソン・フューリー超人的なタフネスを誇り、安全圏からの手打ちパンチで相手にダメージを与える事ができるフューリーの勝利を予想していました。体もずっと大きいしね・・・ウシクの巧さものみ込むんじゃないかな、というのが予想の想定でした
ストレスだらけの平日を経て、やっとこさっとこ土曜日なんですが、太陽光線が強くなり、気温が上がり、活動的な唯一の趣味、サーキット走行には適さない季節到来!そうなると他にやる事は一つで、それは図書館で本を読む事・・・・あまりに地味な趣味で自分でも嫌になってし
私の周りには、ベンツのSクラスに乗り続ける人間が2人いるのですが、そのうちの一人が義弟。年に何度か会う事があり、出掛ける時はいつも乗せてもらっている。子供が小さかった頃、私も安全を考慮してEクラスを2台乗ったのですが、やっぱりSクラスは別格だよね。まさにベンツ
「86降りるんですよ」といきなり言いだした86友達「なんで!あんなに気に入っていたじゃない」「・・・いやー燃費がさすがに・・・家族持ちにはツライです・・・」まあ、彼はまもなくお子さんが誕生するという事情があり、かつ86は通勤にも使っている(そこそこ遠距離
昨夜のネリ戦は激熱でした。私の予想は、最初から圧倒して5RKO結果6RKOという結果でしたが、それまでの展開もフィニッシュも大違い。なんと開始直後の1Rに不倒と思われた井上尚弥のダウンがあった。あまりの事に息を呑みましたね。タイソンも敗れた東京ドームの魔物・・・な
序盤からハイテンポで打ちまくるムンギアに、カネロは手を焼いているように見えました。問題は、このムンギアのペースがいつまで続くのか、という事。12R続くはずもないのはあきらかですが、ともかくカネロから主導権を奪ってしまい、後は若さで押し切る。作戦はこんな風だと
私がそもそもアート好きになったのは、美術の教科書に載っていた小さな画像から。それがデ・キリコの「通りの神秘と憂愁」でした。観る人間を不安にしながらも、その先にある謎と神秘を探らずにはいられない感覚・・・こんな気持ちにさせる絵画があるのだ、という驚きと感動
上野の東京都美術館で、デ・キリコ展を見た後行って来ました。GWだし、他に予定がなかったので、「魯山人会席」をオーダー。久兵衛の初代は、北大路魯山人と交流があったようです。お通し車エビとマグロとヒラメの刺身。左下がアワビ。その下が藻塩です。ハマグリです。貝殻