この作品は、昨年の「このミス」国内部門の1位でした。青崎有吾の作品は、記事にしていなくても結構読んでいるのですが、「早朝始発の殺風景」以外あまり好きになれなかった。しかも私がまったくやらないゲームネタらしい・・・読む気にならなかったのでスルーしていたのです
映画、小説、学術書の備忘録、先物取引FX、長期的な投資から、アニメや音楽、クルマに至るまで
晴薫という筆名で書いていたブログ、「雨の日の日曜日は・・・」をこちらにまとめていきたいと思っています。 数学や美術史の教養書から、萌えアニメまで。 先物、FXから安室奈美恵に至るまで、幅だけは広く書いていきたいと思っています。
函館 幻想の街並@77才の運転手が導くジョルジョ・デ・キリコの街
函館に着いて観光となるとまず五稜郭ただ司馬遼太郎の「燃えよ剣」でも読んでいないと、あんまり萌えない観光場所でしょうか・・・形のユニークさも、五稜郭タワーから見ないと分からないしね。中に入ると極めて清潔整然たる公園です。函館夜景五稜郭へ行く道すがら、非常に
夏の吐息 小池真理子@至上の情景描写もホラーじゃなく愛の物語
文学史上、最も美しい情景を描きだす作家ではないか、と思う小池真理子先生。何か読みたいなあと思いつつ、この方、恋愛方面がお好きで、そんな傾向の作品が多い・・・私、恋愛方面、あまり関心ないんです・・・デービスや井上の試合以上に興奮する恋愛って想像がつかない・
薔薇荘にて A・E・W・メイスン@黄金期ミステリーは芳醇なワインのよう
サーキットを走ったり、アニメを観たり、色々趣味はあるのですが、中学生の頃から続いていて、深く知る趣味ならミステリー小説を読むことです。特に黄金期(1918-1938)の作品は私の青春時代そのもの・・・未読の傑作を求めて神田の古本屋街を歩き回りました。この作品は、ま
寿司、ラーメン、函館の食べ物は旨いのか?@北海道の鮨ネタの真実?
今回の旅行は、まず新幹線のグランクラスはどんなモノ?を知る事が目的だったので、函館に着いたのはその「結果」でした。普通は目的地があって、そこにどう行くか、ですから、今回は逆なんです。1)ラーメン函館は塩ラーメンが名物だそうで、ネット検索・・・一番のお店に
「新幹線はやぶさ」の速さとグランクラスに乗った感想@酒と食事とスピードについて
最近、テレビを観るというとほぼYouTubeそしたらこの新幹線のグランクラスについてやっていた。最初に観たのは随分前なんだけど、その時から乗ってみたいと思っていたので、今回決行しました。乗ったのは函館行きの「はやぶさ」E-5系というのでしょうか?空力を現実的に極め
デービスvsマーティン@劇的瞬間のボクシング・スタイル、べナビデスvsグボジーク@才能と体力と
ジャーボンテイ・デービスvsフランク・マーティン再びKOラウンドまでの予想ポストが当たってしまい、自分が怖いです。試合はしだいにデービスが押して行き、最後の最後は例のごとく劇的な強打で決める。まさにこの通りになりました。1Rこそ、まさにゴーストの異名通り。マ
GR86の唐突テールスライド解決法は?@アライメント?かもしれない
GR86の前に乗っていたのは、11年落ちの初代BRZ。GR86、買いに行ったら予約も受け付けてないってんで、9年落ちの中古を買ったんだよね。とても良いクルマで、普段サーキットはミッドシップのボクスターやらケイマンだったから、FRだし電子制御オフ余裕!適度に滑らせて楽し
赤い右手 J・T・ロジャーズ@黄金期のカルト的名作は、新本格派的な傑作だったよ!
1945年というミステリー黄金時代に「コペルニクス的転回」をし、その賛否をめぐり多くの論争を巻き起こしたカルト的作品です。今読んだらどうか、という事ですが、私の結論は、紛れもない傑作だった!です。話は大金持ちの青年と若き美女が恋に落ち、少しでも早い結婚をとク
ポルシェ911(992)カレラSに試乗する@超高性能、豪華な移動体カレラは、ケイマンGT4とどう違うのか
暑くなりサーキット走行から遠ざかると、ガレージで眠った時間が増えるGT4。ただその時間があまりに長くなり、バッテリーが上がるとなると面倒なので、月一位で1時間ほど連れだすのですが、先日、市街地と郊外の道を走っていて、ドッスンバッタン、つくづくこのクルマは大変
ポルシェ911(922)カレラSに試乗する@超高性能、豪華な移動体カレラは、ケイマンGT4とどう違うのか
暑くなりサーキット走行から遠ざかると、ガレージで眠った時間が増えるGT4。ただその時間があまりに長くなり、バッテリーが上がるとなると面倒なので、月一位で1時間ほど連れだすのですが、先日、市街地と郊外の道を走っていて、ドッスンバッタン、つくづくこのクルマは大変
罪と罰 ドストエフスキー@狂騒の登場人物たちと、高齢者は集団自決?ロリコン、コロンボ刑事、聖女とともにあろうその先は
世界文学史上の金字塔とされるドストエフスキーの大名作です。今の時代に読んだらどうか、ですが、テーマが「自分のような有望な若者の未来の為なら、しなびた金貸しの老婆など殺して金を奪う方が世界の為に良い」と実行した結果です。昨今、「高齢者は集団自決」とか言って
陰翳礼讃 谷崎潤一郎@暗がりに、たゆたる幽けきモノへの美意識こそが日本の美しさ
大文豪、谷崎潤一郎が、自らの美学全開で書いたエッセイというか、美学論考です。正直、私、マゾヒズムやフェティシズムを追求した谷崎潤一郎の小説には付いて行けないんですが、このエッセイは大好きなんです。美しきモノは光るモノ。輝かしさこそ至上とする西洋の美学に対
アレキサンダー・ウシクvsタイソン・フューリー@ウシクは蝶のように舞い、蜂のように刺した? サイドへのマジックを失ったロマチェンコvsカンボソス
アレキサンダー・ウシクvsタイソン・フューリー超人的なタフネスを誇り、安全圏からの手打ちパンチで相手にダメージを与える事ができるフューリーの勝利を予想していました。体もずっと大きいしね・・・ウシクの巧さものみ込むんじゃないかな、というのが予想の想定でした
トラペジウム@脚本、演出、キャラクターなど、お金を払って観に行く価値有、その後ラーメンでも食べれば良い休日になる作品
ストレスだらけの平日を経て、やっとこさっとこ土曜日なんですが、太陽光線が強くなり、気温が上がり、活動的な唯一の趣味、サーキット走行には適さない季節到来!そうなると他にやる事は一つで、それは図書館で本を読む事・・・・あまりに地味な趣味で自分でも嫌になってし
ベンツのSクラスを乗り継ぐ男をGR86に乗せた結果@このクルマは壊れている!と言われる話
私の周りには、ベンツのSクラスに乗り続ける人間が2人いるのですが、そのうちの一人が義弟。年に何度か会う事があり、出掛ける時はいつも乗せてもらっている。子供が小さかった頃、私も安全を考慮してEクラスを2台乗ったのですが、やっぱりSクラスは別格だよね。まさにベンツ
GR86の燃費は、ポルシェケイマンGT4とほぼ同じか悪いということについて@スロットル初期過敏性問題?
「86降りるんですよ」といきなり言いだした86友達「なんで!あんなに気に入っていたじゃない」「・・・いやー燃費がさすがに・・・家族持ちにはツライです・・・」まあ、彼はまもなくお子さんが誕生するという事情があり、かつ86は通勤にも使っている(そこそこ遠距離
極限のエキサイトメント、井上尚弥vsネリ@武居、琢磨、ユーリと桑原
昨夜のネリ戦は激熱でした。私の予想は、最初から圧倒して5RKO結果6RKOという結果でしたが、それまでの展開もフィニッシュも大違い。なんと開始直後の1Rに不倒と思われた井上尚弥のダウンがあった。あまりの事に息を呑みましたね。タイソンも敗れた東京ドームの魔物・・・な
カネロ・アルバレスが偉大なボクサーである事を証明した激闘vsハイメ・ムンギア
序盤からハイテンポで打ちまくるムンギアに、カネロは手を焼いているように見えました。問題は、このムンギアのペースがいつまで続くのか、という事。12R続くはずもないのはあきらかですが、ともかくカネロから主導権を奪ってしまい、後は若さで押し切る。作戦はこんな風だと
デ・キリコ展@東京都美術館 少し物足りない出品も、やっぱり良かった形而上学派
私がそもそもアート好きになったのは、美術の教科書に載っていた小さな画像から。それがデ・キリコの「通りの神秘と憂愁」でした。観る人間を不安にしながらも、その先にある謎と神秘を探らずにはいられない感覚・・・こんな気持ちにさせる絵画があるのだ、という驚きと感動
上野の東京都美術館で、デ・キリコ展を見た後行って来ました。GWだし、他に予定がなかったので、「魯山人会席」をオーダー。久兵衛の初代は、北大路魯山人と交流があったようです。お通し車エビとマグロとヒラメの刺身。左下がアワビ。その下が藻塩です。ハマグリです。貝殻
成瀬は信じた道をいく 宮島未奈@成瀬の引き起こす笑いが爽やかなのは
現在、書店に山積みになっている成瀬シリーズ。その2冊目ですが、相変わらずオモシロさは爆発的です。読んでいると、突発的に笑わされるので、自宅外で読む時は注意しまししょう。というか、笑いをこらえるのはモッタイないので、外では読まないようにしましょう。短編で構成
介入を読み切ったタイミングはピッタリ、でもやるべき事に思い至らなかった反省
昨日の日銀介入。土曜の夜に決断したタイミングは、完璧に読み切ってしました。USD,EUR,GBP,CAD,AUD,NZD,ZAR,PLZなどの買い、円売りをすべて決済しました。何故、昨日としたかというと、1)日銀が介入するなら祭日で商いが薄く動かしやすいから2)一日の値幅が大きくなり、
城塚翡翠シリーズが好きなんですが、続編が出ないので、相沢紗呼さんのマツリカシリーズの短編が載っているコレを選択。以下、各編ごとの感想【フレンドシップ・シェイパー 相沢紗呼】城塚翡翠は20代の美女探偵ですが、この作品のマツリカは女子高生の美少女探偵・・・で、
本屋大賞と名付けられた受賞作に、これほどふさわしい作品はないでしょう。本を読む、と言ってもその時の気分には大きな違いがあるものです。今、並行してウォーラーステインを読んでいるのですが、内容が勉強になるなあ、と感心しても、読んでいる間、幸福だ、とは思えない
GR86,新品のナンカンNS-2RにECU再起動、初めてのトラックモードで筑波1000、記録更新は
取り付けたリアブレースからギシギシ音がするのですが、施工したディーラーではこれ以上なすすべ無しという事。ただどうしても気になるので、信頼している某所で直しを入れてもらう事に。その時、ついでバッテリー外しのECU再起動もやってもらった。吸排気系やってから、なん
神よ憐れみたまえ 小池真理子@ミステリーというより文学、重量級の傑作
小池真理子、「このミス」に久々のランキングと、手に取りました。ただ単行本で570p!分厚さに気後れしつつページを繰ったのですが、素晴らしかったです。内容は、小学生の時に両親を殺された一人の少女。その生涯の物語。殺人とそれに遭遇した少女と周囲の人々の魂の彷徨と
サーキットを走っていると車速を70キロ位まで落とすヘアピンカーブから、190キロ以上でアプローチするような高速コーナーまで、いろいろあるわけです。そんな中、私を一番悩ましていたのが、筑波の80R。実際、ここでの事故は非常に多く、私も目の前でクルマが吹っ飛ぶのを見
イル・リストランテ ニコ・ロミート@ブルガリホテル東京のメインダイニングは・・・合わなかったです
ブルガリホテル東京のメインダイニングです。2.2万円のランチのメインはイカでした。正直、メニューの説明を聞いた時は、ポルナレフ状態ありのまま起こった事を話しています。そして本当にメインにはイカがでました。催眠術とか超スピードではありませんでした。以下、コース
一八〇秒の熱量 山本草介@ある種の人間の性は、時に狂気なのか
36才、8勝8敗のB級ボクサーが、37才で向かえるプロボクサーの定年規定を前に、なんとか定年延長の為、タイトルを獲ろうとあがくノンフィクションです。彼は戦い続けたいのですね。先日、あまりにも輝かしい井上尚弥のノンフィクションを読んだのですが、その最初の一節。最も
718ケイマンGT4PDK、第一回目の車検代、支払い総額49万円に+タイヤ代でした。ただしこれには以下の費用が含まれます1)延長保証に入りました。普段、私は保障の類い入らないのですが、なにせこのクルマ、私史上最も故障するクルマです。PADM故障実に3回!インジェクター故障
11文字の檻 青崎有吾@SFから新本格派、百合まである傑作短編集!
素晴らしく充実感のある短編集です。そのベースとなったのは青崎有吾さんの筆力ですが、たぐい稀な傑作まで押し上げたのは、卓越した構想でしょう。素晴らしかったです。以下、個別の感想は、「加速してゆく」JR福知山線の事故を題材に、これは社会派小説?という出だしから
世界でいちばん透きとおった物語 杉井光@安定の進行も、ラストの衝撃には?
24年版このミス8位の作品です。妻子がいるも、幾多の女性を愛人とした放蕩のベストセラー作家。その認知もされなかった私生児が主人公です。彼は母親を亡くした後、その作家の遺稿を探す事になるのですが、その題名が「世界でいちばん透きとおった物語」。そこに秘められた謎
前作「方舟」に続く夕木春央さんの題名神話シリーズ!今回は、遺産として残された小島に、開発業者や建設、不動産の方々と、親子で見に行ったら、膨大な爆弾が残されていた上に、殺人事件が勃発!しかもその「犯人を見つけてはならない」という十戒を課せられてしまう。守ら
青崎有吾さんが学生時代に書いたデビュー作にして鮎川哲也賞受賞作です。本格派ミステリーとして評価されましたが、私は賞にふさわしい快作だと感じました。この作家の最大の美点は、心地よく読める文体です。詩的な美文とか、印象的なアイロニーなどはありませんが、しっか
GR86in筑波サーキットTC1000@洗濯板を突然攻略&マフラー交換はタイムアップに関係なし
筑波サーキットのショートコース。TC1000には通称「洗濯板」と、呼ばれるコーナーがあります。私、ココ苦手だったんです。切っ掛けは、手前のコーナーのクリップ過ぎてからのブレーキングで、姿勢を乱し、コース内側に突っ込みそうになってから。それまでも、TC1000で事故、
十角館の殺人 綾辻行人@歴史を変えた宣言と黄金時代のミステリー好きには嬉しい工夫
作中、新本格派宣言をなし、その後の日本ミステリー界を大きく変えた歴史的な作品です。「1LDKのマンションで、OLが殺され、靴底を擦り減らした刑事が、愛人だった上司を捕まえる」こんな作品はまっぴらだ、とやったわけです。当時隆盛を誇った社会派ミステリー批判なんです
GR86にガナドール・チタンマフラー、トラスト・エアインテーク、リアスポイラー、メンバー&リアブレース、カナード、エアクリ交換でサーキットタイムは!
サーキットを走ると言っても、普段使いが中心なんで、交換したのは、ブレーキパットのみ。でもトヨタのディーラーだと、持ち込み交換不可なので、信頼しているショップに行っていた。ディーラーすっかりお見限り・・・なのを感じたのか、ある日着電!「半年点検無料でオイル
化石少女と七つの冒険 麻耶雄嵩@私が読みたかった化石少女ではなかった
小説の中には、テーマ―でも、プロットでも、美しい文章でもなく、ただ描かれるキャラクターの魅力だけで読ませてしまう作品があります。最近では城塚翡翠シリーズとか、今度アニメ化される「小市民シリーズ」の小佐内ゆきとかですね。そのキャラクターのファンになる。言動
存在のすべてを 塩田武士@ミステリーというより文学に近い逸品、特に美術ファンにはおススメ
本読み人の間で評価の高い作品です。ただ手にとった瞬間、棚に戻そうと思いました。理由は手強そうだから・・・私は同時に数冊の本を読むのですが、ミステリー部門は娯楽担当。あくまで気楽に楽しみたいのに、この本には品格と同時に重さも感じる・・・重いのはなあ・・・だ
東京ステーションホテル すし青柳@絶品の作、抜群のロケーション、サービス、寿司も1流
3連休の休日、何もしないで終わりそうだったので、国立西洋美術館で常設展とブーグロー展を観た後、東京ステーションホテルの寿司、青柳に行きました。東京ステーションホテルは、上野の美術館からの便利が良すぎて、前回のブランルージュに続いての利用です。先付け大根です
サーキットであたふたもベスト更新で楽しかった!@デジスパイス忘れ、眼鏡落し、ガソリン切れ、充電微量、ガムテープ無しとか
先日、サーキット到着で、荷物出して、さてデジスパイスをセット、と思ったら、バックに入ってない・・・!そうでした。PCにデーター吸い出す作業、やろうと思ってそのまま忘れ、未だあの小さな黒い機器は、居間のPCの傍らにあるのでした!データーを受けているのは、古
あなたが誰かを殺した 東野圭吾@ブランド作家の送り出した1級品
東野圭吾の作品は、どこか一流のブランド品、という趣きがあります。厳選された素材を使い、熟練した職人が仕上げる逸品・・・手触りが良く、香り高く、優雅ですらある。ただ少しねじれた感性を持つ、私とは合わない・・・感じもする・・・思い返すと、東野作品、読了後、記
アマゾン・プライムビデオ・ライブボクシングは最高だった@激闘の拳四朗、戦闘マシーン化の天心、強かったユーリ阿久井
辰吉vs与那覇戦から始まった3時間半!の激闘!堪能させて頂きました。かつてネットで本を売る!なんて会社、バカにしていました。それがこんなに熱くボクシングを放映してくれる時代になったとは、オジサンは嬉しいです。民放と違い、大幅に時間が取れるのがイイよね。1)
ちぎれた鎖と光の切れ端 荒木あかね@壮大なプロットと躍動するキャラクターの傑作ミステリー
小説に要求されるあらゆる点で、文句のつけようのない傑作です。二部構成になっており、一部はミステリー史上最高作と言われる「そして誰もいなくなった」が、二部ではやはりクリスティーの「ABC殺人事件」の設定が翻案されますが、本家を上回るベクトル感覚(読者を先へ先へ
午後のチャイムが鳴るまでは 阿津川辰海@凡庸なプロットに魅力のない主人公
毎日毎日、本を読んでいるのですが、読む本は二系統に分かれます。気晴らし娯楽で読む系統と、お勉強の本ですね。勉強本は、仕事直結という事だけではなく、アートや数学、歴史など、趣味的に勉強したい分野が多いです。娯楽本では、ブログの記事にあるように、ミステリーが
怪物に出会った日 森合正範@傑作!対戦相手が語る井上尚弥の凄さと、ボクサーたちへの感動
スポーツはするのも観るのも好きなんですが、読むのもかなり好きなんです。これまでスポーツ関連の本、沢山読んできましたが、この本ほど夢中になって一気に読み終えた1冊はありません。なにせ現役のみならず、ボクシング史上最強かもしれない井上尚弥の強さの秘密を、直接対
木挽町のあだ討ち 永井紗耶子@泣かせて泣かせて、ひっくり返す、時代小説ミステリーの傑作!今年のNo1はコレ!
このミス6位の作品ですが、今まで読んだ中では圧倒的なNo1です。他の作品とは感動の深さが違い、極めて巧みに仕組まれたプロットには最後まで驚かされました。時代物で場面は、睦月1月、雪の降りしきる夕暮れの日から始まります。芝居小屋の前で傘を差し、鮮やか振袖姿で佇む
ケチだから分かったナンカンNS-2Rの実力@人は変化に反応する
サーキット走行でのポルシェの予備、というかいまや出動回数では上回ったGR86を買ったら付いてきたタイヤはミシュラン・パイロットスポーツ4。ただレストラン格付け会社としてなら信頼しているミシュランも、タイヤとしての相性は良くない。日常使いと、サーキット走行前提
現代最高のミステリー作家は米澤穂信だと思います。日常物から時代物まで書ける守備範囲の広さの上に、各作品のクオリティも最高。言う事ありません。この本も読ませます。詩的な美文でうならせることはないのですが、安定感のある高い格調の文章は、ふと松本清張すら思わせ
キュビズム展 美の革命@国立西洋美術館 分かり難いと思うモノもライブで見れば!
私の大好きな国立西洋美術館で、キュビズム展をやっております。(ドローネー パリ市 1910年)キュビズムといえばピカソ!そしてピカソというと、「ピカソの絵のような」、という常套句があるように、訳の分らんモノの代表、とされています。バロック期やらルネサンス期の
井上尚弥 ESPNが2023年最優秀選手に選出!@二度のKO劇がクロフォードを上回る
米スポーツ専門局『ESPN』がS・バンタム級の4団体を統一した井上尚弥を2023年の「年間最優秀ボクサー」に選出しました。クロフォードとの争いでしたが、統一戦で2度のKO劇を成し遂げた井上尚弥選手の選出は極めた妥当だと思います。タパレスはフルトン戦後リングに上がった時
ラーメンにも豚骨ベースの重いやつとか、支那そば風の軽いやつがありますよね。ミステリーにもあるのです。政治的背景やら人生の苦悩やらをベースにしたテーマから重いモノと、人も死なないある意味どうでも良い日常系の不思議な話の謎解きをあつかった軽いモノとかね。今年
ブランルージュ@東京ステーションホテル、国立西洋美術館帰りに
国立西洋美術館で開催されているキュビズム展からの帰りに寄りました。和の素材で楽しむフレンチという言葉のままの前菜帆立貝とずわい蟹、キャビアです。シャンパンはヴーヴ・クリコ 輪島のフグ白子上のグラスは魔王本鮪の網焼き
鵼の碑 京極夏彦@読みにくい体裁、独特の魅力を感じる人も、私には詐術にしか
後に百鬼夜行シリーズと呼ばれる事になる京極夏彦のデビュー作「姑獲鳥の夏」を初めて書店で見た時の衝撃は忘れられません。縦にしてテーブルに立つ部厚さ。美麗な表紙に描かれた由緒正しき古典妖怪・・・読んでも独特な文体ですっかり引き込まれ大部の1冊を読み終えた。その
エレファントヘッド 白井智之@絶対に予測出来ない展開に驚愕する1冊
よくミステリー小説の宣伝文句には、「あなたは、この物語の結末を絶対に予想できない」となんてありますが、それはまさにこの本の事です。23年度このミス四位!それにふさわしい想像をはるかに超える展開にはただ驚くのみでした。突然人が爆発するのですが、さて犯人は誰か
ポルシェケイマンGT4!驚愕の!今度はレアなESC+TC故障!をゲット
PADMが3回故障して呆れかえっていたら、インジェクター故障でエンジン失火トラブル。やっと直したらクーラント不足で、これはまあ故障の範囲内に入れないとしても、次に起こったのがコレ今まではFSWに行く前、および着いた後だったのですが、今回は一般道をただ走っていただ
出版社とはビジネスで、入居したビルへの家賃やら光熱費、働く社員の給料まで出さなくてはならず、結果、本が売れないと立ち行かなくなる。そのせいか昨今のミステリー小説、とみに刺激の強いモノが多い。共に大傑作だったのだが昨年の「爆弾 呉勝浩」やら「テスカトリポカ
GR86のトラックモードは(私には)扱いにくい@サーキットにはむしろBRZ?
今の処、クルマ選びの基準はサーキット走行。だからポルシェもGT4を選んだ。ただGT4では日常使いに不便なので、もう一台にGR86。これならサーキットも日常も両立する。なのでGR86、新車から1000キロを超えた時点でTC2000に持ち込み。この前に乗っていた初代BRZはサーキット走
前回、チケットを買ってピットロードに並ぶ処まで行った富士スピードウェイ。走り出しエンジン全開にした途端、ミスファイヤで、結局一瞬たりとも走れず!その無念をはらすべく先日、レーシングスーツなど万端整えて、ガレージにてさあエンジン始動とした途端!冷却水が足り
クラッシク音楽に関しては、愛好家というのもおこがましいレベルですが、聴いています。シンフォニーよりピアノ・コンチェルトが好きで、贔屓のピアニストは、アルゲリッチ、ミケランジェリ、バックハウスあたり・・・ピアノはソナタも愛好していてやはり楽器の王様だよね。
見えないグリーン ジョン・スラデック@ミステリー史上50位の作品は、素朴な味わい
卓越した密室トリックから、ミステリー史においてエポックとなった作品です。ナイン・テイラーズ@セイヤーズと同じように、青春時代に探し回った本なんですが、後年、手に入れて、読み始めると、あまりに地味な展開に、放置・・・時折手にとるのですが、すぐに放置が続いて
ポルシェ718ケイマンGT4、今度はエンジン失火トラブル!PADMも未だなおらず!
もうだいぶ前の話なんですが、富士スピードウェイに到着。高速がやたら順調で、走れる枠まで随分待ってやっとピットに並びワクワク。グリーンランプ点灯で走りだし、インベタでゆっくりTGRコーナーを抜け、さてここから全開!コカ・コーラまで行くぜとフル加速に移ったとたん
怒涛の勢いですべてのタイトルを制覇した藤井八冠の師匠、杉本八段のエッセイ集です。週刊誌連載なので一編一編は短いのですが、その優しい気遣いのある文章は、読んでいると和やかな気持ちになれます。描かれるモティーフはやはり藤井クンの話が多いのですが、他のお弟子さ
23年度版の「このミス」で13位になった本です。短編集で、日常から始まった物語が次第に雲行きを怪しくし、衝撃の結末に至るというパターンですが、読んだ感想はミステリーというより若干ホラー色が強いかな・・・一つ目の「惨者会談」は、この手を読み慣れていると、すぐに
だいぶ走り方が分かってきたGR86@サーキット走行を前提にしているパーツとTC1000の楽しさの理由
買ってから走り出した時は、テールの滑り出しが極めて速く感じ、なんてトリッキーな操縦性と思ったのですが、数回の走行の後、だいぶ慣れて来ました。今では純正タイヤのミシュラン・パイロットスポーツ4を自在に滑らせて旋回しております。気持ちイイですね。ただしトラッ
サーキット走行で、ロガー対応のiPhoneが吹っ飛んでしまった結果@驚きのトヨタGR86
遊びでサーキットを走っていても知りたいのが自分のラップタイム。どんなタイムだろうが、他人にとってはどうでも良い事なんですが、自分では知りたい。計るのは絶対ですが、昨今では1周辺りのタイムはモチロン、ここのコーナーは何キロで、最高速は何キロ、ブレーキングはコ
藤井聡太 名人をこす少年 津江章二@記者とは、いかに先見の明がないか、教養が浅いかというのが分かる一冊
この共同通信の記者でボクシング、野球、将棋をカバーしていると自称する作者、津江章二は、先日、八冠のタイトルを独占した藤井聡太に対し、(この本の書かれた2017年の)10年後、2027年にはB級1組にいるだろう。順位戦の昇級制度は厳しく、すんなりA級へ行くとは思えない
台風の雨でコースアウトも最後まで走る私@筑波サーキットinGR86、私は異常なのか
先月の話なんですが、台風が来て雨が降るという情報を得た私がした事は、筑波サーキットに行く算段を付ける事。雨のサーキットが好きなんです・・・何故かと言えば私に足りないのは腕は当然として体力だから・・・ハイグリップタイヤで走り回るとクタビレちゃんうんだよね。
雪国 川端康成@ノーベル賞受賞作も、感心したのは冒頭9Pのみ
ノーベル文学賞を受賞し、日本文学史に燦然と輝く作品ですが、数十年の時を超えて再読すると、素晴らしいと思えるのは冒頭の駅のシーンのみという驚きの結果でした・・・私、中学時代に海外日本を問わず、文学、ミステリー、SFにおける歴史的傑作は全部読むという志を立てた
サウル・カネロ・アルバレスvsジャーメル・チャーロ@パンチも耐久力も3倍違ったS・ミドル級TM
今回の事前予想Xはカネロ10RKO勝ちでした。7Rでカネロがダウンを奪った時は、また予想が的中してしまうのか、と思いましたが、チャーロも最後まで粘り、119-108が一人、118-109が二人という圧倒的なモノでしたが、判定となりました。 私の予想の根拠はXにも書いた通り、
ナイスファイトの中谷、スタイル変更必要の那須川天心、偉大な拳四朗
三試合ともKO決着すると思っていました、が・・・1)中谷潤人vsアルヒ・コルテスとてつもなく遠い距離から、長い足を踏み込み、一直線に伸びるワンツーを当てにいく中谷。序盤から見せるこの動きだけでも、卓越したボクサーと感じさせる中谷選手。KOこそなりませんでした
ポルシェ・ケイマンGT4、PADM故障3回目@売却を検討す、カーセンサーで見たらヨロシク
ただ高速を走っていただけなのに、SAを出たとたん、警告音と共にでましたPADM故障のメッセージ!これで3回目だし、前回故障から5カ月もたってない4月28日だよ・・・さすがにあきれ果て、すぐにポルシェセンターに電話する気も起きず・・・池波正太郎の鬼平犯科帳の朗読CDを聴
西瓜糖の日々 リチャード・ブローティガン@亡霊たちの日々? 汗のない世界 甲子園慶応優勝から
なんで今さらブローティガンを読んだかというと、先日、慶応が甲子園で優勝したから。慶応の優勝→応援が話題→慶応出身の友人の結婚式を思い出す→別の友人を思いだすです。バタフライ・エフェクトですね。昔、文学友達がいて「最近、村上春樹って作家がオモシロい」って話
7月に納車になったGR86。普段の足クルマなのですが、最大の楽しみはサーキット走行!でも新車だったし、天候が激暑でとても走れる状況にない。それが走行1000キロを超え、その日の予報だと、筑波近辺は曇るよ、にわか雨も降るよと出ていたので決意の出発。確かに筑波の方向に
シンデレラの罠 セバスチアン・ジャプリゾ@奇岩の城ではなくエレガントな歴史的傑作だった
私はこの物語の語り手です。そして探偵です。犯人です。そして被害者であり、証人なのです。こんな一節で登場した「シンデレラの罠」は、一躍母国フランスでベストセラーとなり、やがてミステリー史上に燦然と輝く逸品となりました。私が人生で初めて抱いた野望、「ミステリ
スポーツを観るのは大好きなんだけど、高校野球は一切観ない。酷使される投手が気の毒だから見ていられないのだ。ただ今回は坊主、実質強要の伝統に、長髪自由のエンジョイベースボール慶応が勝ちあがりって事で注目した。平日だったので、TVを観られたのはホンの一瞬で、ち
個人的に千早茜ブーム到来です。この本で3冊連続読書中。こんな作家が誕生していたなんて知らなかったな。新人をチェックしていたのはミステリー作家だけだったのだなあ、と改めての自覚です。この本は短編集ながら、例によって登場人物が交錯していく連作短編という構成。一
西洋菓子店プティ・フール 千早茜@とことん女性趣味と感性なれど男にも読ませる筆力
いかにも昭和な外観のケーキ屋さん、西洋菓子店プティ・フール。その主人である菓子職人のお爺さんと、その後継ぎを目指す孫娘が主人公です。連作短編集で、それぞれの作品では、プティ・フールに出入りするお客さんとの邂逅、経緯、背景が語られます。著者の千早茜さんはと
テレンス・クロフォードvsエロール・スペンス@神の領域にあったショート・カウンター
今回は、二試合とも予想は(クロフォード勝利のみ当たりましたが僅差判定とか)実質、大外れでしたが、クロフォードとスペンスの試合では、神の領域にある変幻自在のカウンターが観られたので大満足です。しかしこれほどクロフォードが強いとは驚きました。テレンス・クロフォ
驚異の井上尚弥、超絶技巧派のフルトンをなぎ倒す@またまたKOラウンドまで予想的中
井上尚弥のパワーが超絶ともいえるフルトンの技巧を吹き飛ばしました。世評では苦戦説、敗戦説まで出ていましたが、私にはこうなる事は分かってました。なんて言えるのは以下のツィートを前日にしていたから。当日にはとしてKOラウンドまで的中させる。フルトンは21戦無敗。
人形たちの白昼夢 千早茜@魅惑の一編にみる、私のこの作家に対する好みは
女性作家による女性好みの作品集でしょうか?ただ恋愛脳ではなく、ひたすらのファンタジー集。極めて遠い、どこかの星の話のような、久遠の彼方の過去、あるいは未来で起こるエピソードのような、とても現実には起こりえない設定で語られる儚くも美しい物語が続きます。全編
スブリム@ ミシュラン一つ星の北欧フレンチは、素材はレアでが特徴? ステーキの可能性
久々のミシュラン店シリーズ。国立新美術館でテート展を観た後は、麻布十番のこのお店。料理のコンセプトは北欧フレンチだそうです。美術展の後だけに、北方ルネサンス、なんて単語がよぎります・・・プレートですノンアルコールのスパークリングワインです。先日、ミシュラ
テート美術館展 光-ターナー、印象派から現代へ@意外にもモダンが一番良かった
テート美術館と言えば憧れですし、ターナーからマーティン、コンスタブルに英国と言えばラファエロ前派でバーン=ジョーンズにウィリアム・ブレイクまで来る。コロナも終わって久々、世界のアート交流も再開ですねと喜んで、これは行かねばなるまい、です。結果、休日に行っ
上高地の切り裂きジャック 島田荘司@お金の取れるプロの手並み
先日、ブライアン・グリーンの「時間の終わりまで」を読みだしたのですが、あまり厚く膨大で、それこそ時間の終わりまで読んでも終わらなさそうなので挫折。その後、何故かハイブロウ指向が残ってウンベルト・エーコの「プラハの墓地」を読みだしたのですが、冒頭からの詳細
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この作品は、昨年の「このミス」国内部門の1位でした。青崎有吾の作品は、記事にしていなくても結構読んでいるのですが、「早朝始発の殺風景」以外あまり好きになれなかった。しかも私がまったくやらないゲームネタらしい・・・読む気にならなかったのでスルーしていたのです
GT4RSやっと念願のサーキット走行を富士と筑波で終えました。秋前に1回づつでも走っておきたかったんだよね。そんなユーザーにとってGT3のエンジン。オイル消費の実態ですガソリンを満タンにして富士スピードウェイに行き、一枠走って帰ってくると、だいたいガソリンが無くな
ひたすらどうでも良いとしか思えない入院患者同士の日常会話が延々と続く上巻と違い、下巻にはいると壮大なスイスの自然描写は圧巻です。特に寒冷な山岳地帯の夜の描写は美しく心に残ります。教養面でもキリスト教への解釈と歴史、中世からゴシック、ロマネスク美術への言及
ネット証券の取引ではPCを使うモノの、先物やFX取引ではアプリで行う事が多いのです。注文もマウスを合わせてクリック、なんてのより1タップで速いですからね。それが証券口座乗っ取り事件超多発で、二段階認証はモチロンFIDO必須となって、それに登録した携帯がメチャクチャ
長い間、探し求めていたセカンドカーは「タンカラ―本革内装の小型車」見つからない間、ファーストカーのスポーツカーはドンドン高性能化が進み、ケイマンGT4に乗るようになると、趣味のサーキット走行、腕以前に体力的にキツクなって来る・・・そして踏み込んだ道は、セカン
スポーツカーのセカンドカーとして、ずっと高級な小型車に乗りたいと探し続けていたんですが、「これは」というクルマは見つからず。結局、BMWの1を3台乗り継いでいたのですが、3台目が炎天下でエンジン停止という悲惨に見舞われ、それなら普段乗りのセカンドカーは、サーキ
GR86を購入して1年10ヵ月をへて、ついにこれ以上、やることなし!我がGR86は完全体となりました。今まで行った処置は1)サーキット走行時の車体剛性アップ関連としてニーパッド(サーキット、コーナリング時に膝をあてて身体を支える。必須)ドアスタビライザー(ドアのヒン
ドイツ文学史上、最高作品の一つであろうトーマン・マン珠玉の作品です・・・と言っても今ではどの位の人が読んでいるのか。なにせ話は地味です。というか、地味過ぎるて引かれるレベルかも。「魔の山」という題名ですが、邪悪な大魔王の住む魔の山を攻略すべく、若き勇者が
抽象代数学のさわりだけでも勉強したいな、と思ったんですが、敷居は高い・・・簡単なモノはないか?それでも買ってしまってから難し過ぎた事に気づいたらイヤだな、と図書館で検索して見つけたのがこの本。内容はアリスとビルの二人は、海辺での長いバカンス中、退屈に見舞
大昔、まだ自分のクルマが持てなかった時からスポーツカーに乗りたいと思っていました。そしていつか乗れたなら、実用性がない、とか、乗り心地が硬いとかヤワな事は言わず、いつもそのクルマに乗っていよう。私がいる処には、必ずそのクルマがあり、そのクルマのある処、私
高いビルから飛び降り自殺をすると、約3秒後には時速100キロになるようです。そして7秒後には160キロまで加速。まあ7秒も落ち続けられる程高いビルはなかなかないでしょうが、スカイダイビングの話ですね。そこでポルシェケイマンGT4RSの加速タイムを見てみましょう。0-100k
長年投資、投機をやっているので、割高なモノは買わない!という信念が身についているので、RSは買わない、と意地を張っていたんですが、屈しました。本日GT4RS納車!実際、乗ってみてGT4のオーナーが一番感じた違いとは・・・【乗り心地】ケイマンGT4は、戦闘的なスタイル
エヴァンゲリオンやらFateシリーズ。映画「マトリックス」に至るまで、オタク文化には欠かせないメソポタミア文明が好きなので、たまにこの手の本を読みます。今回も書店で見つけて、ウルの王墓から発見された「雄山羊像」と「アッカド王ナラム・シンの戦勝記念碑」が描かれ
私はスーパーカー世代なので、どうしてもミッド・エンジン車が良いのです。それならフェラーリ、ランボ、マクラーレンに行け、という話なんでしょうが、所有して乗ってみると気疲れが酷い。性能も凄すぎて、今やカッコウもクルマというより宇宙船にしか見えません。私の場合
有栖川有栖は、このブログで何冊も記事にしている愛読作家の一人です。ただ最近はお見限り・・・という中で、歳末発表された2025年度版このミスで6位のランクインこれは読まねばという事でしたが、突然、綾辻行人の館シリーズに凝ってしまい、そればかり読んでいたらミステリ
井上尚弥こそボクシング史上最強説の私ですが、問題は相手と、試合に掛けられた全世界の注目度ですね。それはその時代の政治状況やら社会情勢までを含めたモノとなり、選手個人ではどうにもなるものではありません。そういう視点を加味すると、ベトナム戦争への徴兵拒否問題
「こころ」というひらがな3文字の題名「容疑者Xの献身」とか「そして誰もいなくなった」なんていう、カッコ良いモノと比べるとなんと言う違い。題名で営業力を付けなければならない現代なら、絶対に編集は許可しないでしょう。まあ大文豪の傑作と名高い作品だからこと許さる
ジョアン・ミロは大好きな画家の一人なので、土曜の早朝、東京都美術館に向かいました。電車に乗って上野駅で降りたのですが、途中見かけた国立西洋美術館前には、入館を待つ人の長蛇の列。しかし東京都美術館には余裕で入れる。なんで日本では印象派以降になると、観客動員
東京都美術館で開催されているジョアン・ミロ展に行って来ました。これは館内にあるレストラン「サロン」でやっているジョアン・ミロ展のコラボメニューです。アニメでも必ずコラボメニューはオーダーしたんで、有れば決まりですよね。4種類のブルスケッタ盛合せ
161回芥川賞受賞作にして、ネットで「現代日本文学の圧倒的な傑作」とされている作品です。ストーリーは、いつもむらさき色のスカートを履いて街中を彷徨う女性、通称「むらさきのスカートの女」を、いつも見守る「黄色いカーディガン」の女が語る形式で進みます。彼女は、む
函館に着いて観光となるとまず五稜郭ただ司馬遼太郎の「燃えよ剣」でも読んでいないと、あんまり萌えない観光場所でしょうか・・・形のユニークさも、五稜郭タワーから見ないと分からないしね。中に入ると極めて清潔整然たる公園です。函館夜景五稜郭へ行く道すがら、非常に
文学史上、最も美しい情景を描きだす作家ではないか、と思う小池真理子先生。何か読みたいなあと思いつつ、この方、恋愛方面がお好きで、そんな傾向の作品が多い・・・私、恋愛方面、あまり関心ないんです・・・デービスや井上の試合以上に興奮する恋愛って想像がつかない・
サーキットを走ったり、アニメを観たり、色々趣味はあるのですが、中学生の頃から続いていて、深く知る趣味ならミステリー小説を読むことです。特に黄金期(1918-1938)の作品は私の青春時代そのもの・・・未読の傑作を求めて神田の古本屋街を歩き回りました。この作品は、ま
今回の旅行は、まず新幹線のグランクラスはどんなモノ?を知る事が目的だったので、函館に着いたのはその「結果」でした。普通は目的地があって、そこにどう行くか、ですから、今回は逆なんです。1)ラーメン函館は塩ラーメンが名物だそうで、ネット検索・・・一番のお店に
最近、テレビを観るというとほぼYouTubeそしたらこの新幹線のグランクラスについてやっていた。最初に観たのは随分前なんだけど、その時から乗ってみたいと思っていたので、今回決行しました。乗ったのは函館行きの「はやぶさ」E-5系というのでしょうか?空力を現実的に極め
ジャーボンテイ・デービスvsフランク・マーティン再びKOラウンドまでの予想ポストが当たってしまい、自分が怖いです。試合はしだいにデービスが押して行き、最後の最後は例のごとく劇的な強打で決める。まさにこの通りになりました。1Rこそ、まさにゴーストの異名通り。マ
GR86の前に乗っていたのは、11年落ちの初代BRZ。GR86、買いに行ったら予約も受け付けてないってんで、9年落ちの中古を買ったんだよね。とても良いクルマで、普段サーキットはミッドシップのボクスターやらケイマンだったから、FRだし電子制御オフ余裕!適度に滑らせて楽し
1945年というミステリー黄金時代に「コペルニクス的転回」をし、その賛否をめぐり多くの論争を巻き起こしたカルト的作品です。今読んだらどうか、という事ですが、私の結論は、紛れもない傑作だった!です。話は大金持ちの青年と若き美女が恋に落ち、少しでも早い結婚をとク
暑くなりサーキット走行から遠ざかると、ガレージで眠った時間が増えるGT4。ただその時間があまりに長くなり、バッテリーが上がるとなると面倒なので、月一位で1時間ほど連れだすのですが、先日、市街地と郊外の道を走っていて、ドッスンバッタン、つくづくこのクルマは大変
暑くなりサーキット走行から遠ざかると、ガレージで眠った時間が増えるGT4。ただその時間があまりに長くなり、バッテリーが上がるとなると面倒なので、月一位で1時間ほど連れだすのですが、先日、市街地と郊外の道を走っていて、ドッスンバッタン、つくづくこのクルマは大変
世界文学史上の金字塔とされるドストエフスキーの大名作です。今の時代に読んだらどうか、ですが、テーマが「自分のような有望な若者の未来の為なら、しなびた金貸しの老婆など殺して金を奪う方が世界の為に良い」と実行した結果です。昨今、「高齢者は集団自決」とか言って
大文豪、谷崎潤一郎が、自らの美学全開で書いたエッセイというか、美学論考です。正直、私、マゾヒズムやフェティシズムを追求した谷崎潤一郎の小説には付いて行けないんですが、このエッセイは大好きなんです。美しきモノは光るモノ。輝かしさこそ至上とする西洋の美学に対
アレキサンダー・ウシクvsタイソン・フューリー超人的なタフネスを誇り、安全圏からの手打ちパンチで相手にダメージを与える事ができるフューリーの勝利を予想していました。体もずっと大きいしね・・・ウシクの巧さものみ込むんじゃないかな、というのが予想の想定でした
ストレスだらけの平日を経て、やっとこさっとこ土曜日なんですが、太陽光線が強くなり、気温が上がり、活動的な唯一の趣味、サーキット走行には適さない季節到来!そうなると他にやる事は一つで、それは図書館で本を読む事・・・・あまりに地味な趣味で自分でも嫌になってし
私の周りには、ベンツのSクラスに乗り続ける人間が2人いるのですが、そのうちの一人が義弟。年に何度か会う事があり、出掛ける時はいつも乗せてもらっている。子供が小さかった頃、私も安全を考慮してEクラスを2台乗ったのですが、やっぱりSクラスは別格だよね。まさにベンツ
「86降りるんですよ」といきなり言いだした86友達「なんで!あんなに気に入っていたじゃない」「・・・いやー燃費がさすがに・・・家族持ちにはツライです・・・」まあ、彼はまもなくお子さんが誕生するという事情があり、かつ86は通勤にも使っている(そこそこ遠距離
昨夜のネリ戦は激熱でした。私の予想は、最初から圧倒して5RKO結果6RKOという結果でしたが、それまでの展開もフィニッシュも大違い。なんと開始直後の1Rに不倒と思われた井上尚弥のダウンがあった。あまりの事に息を呑みましたね。タイソンも敗れた東京ドームの魔物・・・な
序盤からハイテンポで打ちまくるムンギアに、カネロは手を焼いているように見えました。問題は、このムンギアのペースがいつまで続くのか、という事。12R続くはずもないのはあきらかですが、ともかくカネロから主導権を奪ってしまい、後は若さで押し切る。作戦はこんな風だと
私がそもそもアート好きになったのは、美術の教科書に載っていた小さな画像から。それがデ・キリコの「通りの神秘と憂愁」でした。観る人間を不安にしながらも、その先にある謎と神秘を探らずにはいられない感覚・・・こんな気持ちにさせる絵画があるのだ、という驚きと感動
上野の東京都美術館で、デ・キリコ展を見た後行って来ました。GWだし、他に予定がなかったので、「魯山人会席」をオーダー。久兵衛の初代は、北大路魯山人と交流があったようです。お通し車エビとマグロとヒラメの刺身。左下がアワビ。その下が藻塩です。ハマグリです。貝殻