中塚明『司馬遼太郎の歴史観』高文研、そりゃ、今読む本だぜ。世の中、嫌韓、在日差別、根強く残っているしな、慰安婦問題も徴用工問題もまるで決着できずにいる。根っこから掘り返さにゃ、相互理解なんて難しいさ。で、なんで司馬遼太郎なんだ?司馬遼太郎の明治観、朝鮮観、日本人の常識?ってやつ、引き寄せ続けてるからなぁ。司馬遼太郎、大好きだったのよ、次から次と夢中で読んださ、昔。ストーリー、面白いしさ、キャラたちお見事!唯物史観に慣れ親しんだ身としちゃ、d人物が動かす歴史、新鮮だったねぇ。歴史の見方てものを教わった気がした。だが、『坂の上の雲』にぶち当たって、ちょっと待て!おかしくねえか、日露戦争を境に日本が変ったって???おいおい、回り舞台や一人4役早変わりじゃねえんだから、一瞬で切り替わる!なんてできんだろ。嫌でもだ...今さらなんで?『司馬遼太郎の歴史観』