珍しい地神、「社稷」 (茂平の新土手)
”地神”と刻まれた円形の石碑は全国無数の村々に存在しているが、”社稷”と刻まれた地神は珍しい。大正時代の末期に数基建てられたようだ。地神が建てられたのは江戸末期から明治末で、社稷は地神建立の最期を飾るもののようだ。なお備中備後は五角形の地神が多いのがこの地方の特色となっている。・・・「城見のあゆみ」城見地区まち協2017年発行地神(社稷)「社稷」は「しゃしょく」と読みます。「稷」は穀物の神を意味する言葉でした。土地とそこから収穫される作物が国家の基礎であるという考え方です。「地神」として、あるいは木や石の5角柱に農耕に関わる5柱の神の名を刻んで丁寧に祀ったのです。春には、その年の豊作を祈念し、秋には、収穫を感謝する祈りをささげるわけです。「社稷」として祀るのもその1つの形なのですが、極めて少ないのです。聞...珍しい地神、「社稷」(茂平の新土手)
2025/07/06 07:47