行商人・金光町
金光町に来ないが、茂平に来ていた行商人を思う浮かべると鍬と鎌の行商人”かまかいなー”の小父さん。「鎌を買いなー」と弁慶の七つ道具よろしく、全身に鍬と鎌を付けていた。鞆から来ていると聞いてた。屑鉄商人道に落ちた釘などを集めて、小父さんがくると売っていた。手にした天秤ばかりで計量し、5円ほどもらっていたような気がする。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「金光町史・民俗編」金光町平成10年発行農山村の多くは、道も悪くて日用品を買うにも歩いて一日がかりの仕事になるところもあった。この不便さを補ってくれたのが行商である。魚売り、昆布売り、小間物売り、塩売り、油売り、金魚売りと季節に応じて行商が来ていた。玉島や笠岡から来ていた小間物売りは七段の引き出し付きの箱を天秤で担ぎ、草履履きで「ご用はありません...行商人・金光町
2020/06/30 17:10