井笠地方の塩田②入浜式→流下式への変換
井笠地方の塩田②入浜式→流下式への変換昭和50年ごろ、倉敷市児島小川に汚水処理場の建設工事があり、勤務先が施工していた。その工事現場の前は海で、周囲は竹を逆さに架けた(田んぼのハゼ、大根干しに似ている)塩田跡地だった。それが、管理人が見る山陽地方の流下式塩田の最後だった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・下記は、「瀬戸内塩田の所有形態」重見之雄著大明堂平成5年発行より転記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・流下式塩田への変換わが国の製塩業は、塩田で海水を濃縮する「採かん」過程と、濃縮した海水を原料に製塩を行う「せんごう」過程が結合して成り立っている。後者の過程は専売制以降、合同せんごうの推進の強力な行政指導の結果、平釜式から真空式へと発展をとげた。「採かん」過程は近世以...井笠地方の塩田②入浜式→流下式への変換
2020/01/21 16:33