「♯線路は続くよどこまでも野を超え山越え谷超えて、、、♭」で始まる童謡の原曲は、アメリカで、日本生まれではない。かつて、大陸横断鉄道建設に従事したアイルランド系の工夫が、過酷な労働を歌ったものだそうだが、曲はリズミカルで、明るく、汽車旅の夢を膨らませる。さて、鉄道が高速時代になった今でも、SL列車は大人気だが、子供の頃、トンネルに入る時に窓を閉め忘れて、目にすすが入り痛い思いをしたので、私には、楽しい思い出が残っていない。ところが、NHK-TVで、四国の阿佐海岸鉄道が、「世界初のDMVを商用化」する番組を見て、心躍るものを感じた。連日、新型コロナのニュースに辟易する中で、私のトラウマを消し去り、楽しい夢を見せてくれそうな予感がする。★線路は続く(前編)DMVの実用化
東京の新型コロナの新規感染者数が減らない原因は、対策が間違っている証ではないのだろうか。高級料亭やクラブで飲食する人たちは、庶民が、乏しい財布の底をはたいて、酒を飲む気持ちを理解出来ないから、営業時間の短縮や入店人数、在店時間等を制限すればよいと勘違いする。営業時間を短縮すれば、店の閉店後に「路上飲み」が横行し、「ハシゴ酒」や「がぶ飲み」に流れる心理が作用する。また、規制外の「飲み放題・食べ放題」は、飛沫が拡散するリスクを増幅させる。オリンピックの開催期間中、人流や滞留人口を食い止めることは不可能なので、混雑の緩和は、ピークの平準化以外にない。飲食店の営業時間を通常に戻し、感染者を出したら「営業禁止」の措置をとる方が、店・客双方の協力を得やすいと思ったりする。人は、失敗に多くを学ぶと言うが、失敗に気付くことが大...★感染対策と意識の底流
事前合宿のため、来日したウガンダ選手団の1人に陽性者が出た後、濃厚接触者からさらに1人出た。濃厚接触者を国内移動させたことに対し、関係自治体から疑問の声が上がり、見直しするようだが、この際、「日本の水際対策」全体を検証すべきだ。今後、世界各国から大勢の選手団がタイトな日程で来日するので、感染拡大のリスクがさらに高まる。ウガンダ選手団には申し訳ないが、受け入れ態勢側のあい路が発見できたので、日本は感謝すべきだ。空港の検疫体制だけでなく、陽性者や濃厚接触者の扱い方をタスク・フローに沿って、再構築しないと、予期せぬ変異株で感染拡大を招きかねない。本大会のテーマは、もはや「復興」でも「脱」でもなく、「克服」に変わった。開会式までに、大和民族の真価を発揮出来る時間は、まだ残されている。★ウガンダに感謝
新型コロナ対策として、「3密を避ける」を基本として、今日に及んでいるが、そもそも、誰が決めた指標かと経緯を調べてみた。「3つの密」(密閉・密集・密接)は、官邸と厚労省が掲げた標語で、その後、どれか一つに該当すれば、「3密」と呼ぶ定義に変更され、政府や専門家の文書に含まれる常とう句になった。以上が経過だが、換気や検温、マスク着用、手指消毒、ソーシャル・ディスタンス等の基本対策は、適切だと思うし、異論はない。ただ、専門家の意見を都合よく利用して、一部の関係者だけで、重要施策を決定する政治姿勢は、「密室・秘密・濃密」で、好ましくない。私は、新型コロナの発生源とされる中国国家主席の「習近平」をもじり、「集近閉」(密集・近密・密閉)として、頭に叩き込んだ。★行間と伏線(番外編):3密の裏読み
尾身提言にあった「観客を入れる場合には収容定員の50%以内、現在の大規模イベントの基準よりも厳しく制限することや、観客は開催地の人に限る」等々は、完全に無視された。6月21日の5者会談で、「観客の上限は、全会場の収容定員の50%以内で、1万人を原則」とすると決定したが、大会関係者や企業スポンサー、学童などは「別枠」になった。観客ではないが、各国の代表選手団や一部のボランティアや警備員、医療関係者、SP等々を加えると、開会式当日、何人が国立競技場に入るのだろう?G7の宣言から、わずか一週間余りで運営の骨格が決まり、組織委員会は、最終調整作業に入った。しかし、肝心の東京都の新規感染者数が、増加傾向に転じているタイミングで、都知事が、体調不良で入院した。都議選直前なので、裏読みすると、、、。★行間と伏線(3/3):観客数
6月13日に閉幕したG7で、東京オリ・パラ大会開催支持が首脳宣言に盛り込まれて以降、政府関係者の高圧的な姿勢が目立ってきた。6月18日、尾身会長は、「無観客開催が望ましい」とする提言を、政府と大会組織委に提出したが、当初案には、「開催の有無を含めて、検討して下さい」との文言を盛り込んでいたことを明かした。しかし、菅首相が、国際的な場で、五輪開催を表明したことで、「意味がなくなった」として、表現を変更したと説明したが、あだ花に終わった。トップが、外堀を埋めてしまったので、実務レベルは、提言書を逆利用し、既定路線を走りだした。大会組織委員会の橋本会長は、「大会中止の提言が無かった」として、5者会談で「開催容認⇒有観客⇒上限1万人⇒別枠確保」へと、一気に突き進んだ。★行間と伏線(2/3):五輪開催決定
「行間を読む」とは、文章に書かれていない筆者の意図を読み取ることを指すが、政治家の発言には、意図的な伏線が潜んでいるので、「裏を読む」べきだ。4年前、私学設置認可や国有地払い下げに、安倍首相は、「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と、身の潔白を断言した。この強い語勢に押されたかのように、追及の手が弱まり、代わりに官僚の「忖度」が流行語となった。安倍元総理は、歴代在任期間の最長記録を樹立し、健康不安を理由に任期途中で退任したが、いつの間にか、党内で絶大な影響力を発揮している。6月22日、森友学園に関する決裁文書の改ざんに関与させられたあと、自殺した近畿財務局の職員が残した「赤木ファイル」が開示された。司法の場で、どこまで明らかにされるのか、今後の裁判を注目したい。★行間と伏線(1/3):赤木ファイル
石川県独自の緊急事態宣言が、6月13日に解除され、兼六園が1か月ぶりに開園したほか、市内に観光客の姿が戻り始めた。店や街などで客足が遠のき、さびれた風情が漂い、「閑古鳥」が鳴いていたが、人出が増え始めたら、ふたたび、感染不安が頭をもたげる。さて、東京に住む友人が、八ケ岳に山荘を建ててやがて15年になるが、年間3か月くらいを山荘で過ごす優雅な生活を満喫している。八ケ岳の野山を散歩すれば、さわやかな風とともに、カッコウの鳴き声が心地よく聞こえ、異名の閑古鳥とまったくちがう趣を感じるだろう。山荘暮らしは、誰にでも叶うものではないし、住む環境により、心を悩ますことは数えきれないほどある。何をすれば、少しの間だけでも心安らかな時間を過ごせるかは、人それぞれの価値観と心構えによる。★閑古鳥VSカッコウ
迷惑メールのブロックをかいくぐって、偽メールが送られてくる原因は、アドレスが知れ渡っていることなので、抜本的な予防法を講じた方が賢明だ。しかし、発信元が実在する企業で、自分が利用したことがある場合、どうしても読むことになる。しかも、その会社が、不祥事を起こしたタイミングで、謝罪で始まる場合、警戒が必要だ。特徴として、不安感をあおるために、難解な用語を並べる傾向がある。「ログイン画面のフッターに、、」、「デバイスへの完全なアクセスとコントロール、、」、或いは、「システムが自動的にサーバーにリクエスト、、」等々、すべて脅しのテクニックなので無視した方が無難だ。私は、「複数のアカウントを設定」し、観察していたら、偽メールが送られてくるのは、一番古いものに限られていることが判明した。★偽メール(後編):対策
SNS時代の宿命だが、偽メールの手段がどんどん巧妙になっていることに感心する。私が、今月、受け取ったメール中、発信元が実在する会社名になっている事例(抜粋)を紹介する。事例1:請求書を受け取りましたが、ご本人様のご利用かどうか確認させて頂きたいお取引がありましたので、カードを拒否して連絡を試みました。事例2:ご利用中の○○アカウントへのログインが確認されました(日時・IPアドレスを表記)。VpassIDおよびPWを他のサイトと併用している場合には、(中略)定期的にご変更いただきますようお願いいたします。VpassID・パスワードのご変更はこちらをご覧ください。事例3:「○○では不正行為の発生を防止するため、セキュリティー機能を更新し、本人確認の強化を行なっております。「24時間以内」に下記リンクより認証を完了さ...★偽メール(前編):実例
元プロ野球界を代表する清原が、「ベストファーザー賞」を受賞した際のコメントがふるっていた。実父に「何でや?お前が何でもらうねん」と言われたことを明かし、会場が温かい笑いに包まれた。さて、かつて甲子園を沸かせたK・Kコンビだったが、桑田は、大学進学を止めて巨人入りし、清原は、子供の頃から大好きだった巨人に裏切られた。西武に入団後、FA宣言で、宿願の巨人に移籍した。長嶋監督の「僕の胸に飛び込んできなさい」が話題を集めたが、清原のピークは過ぎていた。同じポジションを守る落合が、日ハムに移籍することになり、「清原と勝負して負けるとは思わないが、どちらを使うかで悩む監督の顔は見たくない」とのコメントが印象的だった。清原は、受賞後、「うつ病」を告白したが、挫折を味わったどん底から復活した精神力を称えたい。★挫折と復活(前編):ベストファーザー賞
古来、「酒は百薬の長」と謂われるように、ストレス発散、血行促進、食欲増進など「適量」であれば、健康に良いとされ、世界共通の文化だ。人間関係の良好な維持や、本音で語り合う場合にも効果的だし、料理を美味しく食べるツールにもなる。時には、独りで静かに飲みたい時もあるし、大勢でバカ騒ぎをしたくなることもある。飲みすぎは、体に悪いと分かっていても、時には深酒し、二日酔いを後悔することだってある。それが、人生。(^^♪さて、緊急事態宣言が解除されたら、東京都は、酒の提供について、人数制限や時間を区切る案、埼玉県では、4人以下・同居家族限定案などを検討中とか。いずれにせよ、営業時間や人数制限が、新型コロナ感染防止に有効なのかどうかの客観的な根拠がないので、意見が割れるのが当然で、私は、あくまでも飲み方に尽きると思っている。★酒の効用
1年前の都知事選で、約366万票(得票率約60%)を獲得し、圧勝した小池知事に対し、投票権がない立場だが、合格点をつけられない。新型コロナすら追い風に利して、再選されたが、最重要課題の感染対策とオリンピック問題で、主体的取り組みも成果も見られない。毎週、海外向けに、英語版のモニタリングレポートで、「東京都新型コロナウイルス感染症最新情報を発信しているので、IOCの方々も知っている」と短絡する自信家に、民意は届かない。政策面での不首尾が、華やかなパフォーマンスの陰に隠れてしまうが、これも特殊な才能なのだろう。★都政の悪夢ふたたび小池都知事が、6月18日の公示直前に、再選出馬を表明したが、この人は、よほど強運の持ち主のようだ。実績を採点すれば、失政ばかりが目につくのに、コロナ災禍で、立候補したくても......>続...★届かぬ民意(後編):都知事の通信簿
「居酒屋」から「酒」をとると、「居屋」になる。広辞苑によると、「きょおく」と読み「住まいする家」とある。酒を提供しない居酒屋は、ただの家に過ぎないので、商売になるわけがない。新型コロナ対策として、「時間短縮・酒抜き」を強いることは、居酒屋を廃業しろと言っているのに等しい。感染対策を施した飲食店に、通常営業を認める前提に立てば、全く違う展開形になり、「自粛すれば、協力金を払う」なんて、馬鹿げた図式にならない。感染者を出した店を、一定期間閉店させたり、指導を徹底すればよい。そうでなくても、一旦、感染者を出したら、客が、その店へは、足を運ばない。税金を使う行政側よりも、乏しい小遣いを使う消費者の方が賢明だ。グローバル・ダイニング社が、東京都に対して、損害賠償を求めて提訴した事件を軽々に批判できない。★居酒屋無情
日本相撲協会が下した、大関・朝乃山の処分「6場所出場停止と報酬減額(50%)」は、厳しかった。協会は、同時に、先代師匠の錦島親方(元大関・朝潮)の退職願も受理したが、かつて、元横綱朝青龍の教育面でも指導不足を指摘されたことを思い出す。現役時代、”大ちゃん”の愛称で人気を集めた朝潮は、明るく屈託がないマイペース型の性格で、朝乃山の大学の先輩でもあり、過保護だった、、、?しかし、朝乃山は、新型コロナ禍における「協会内のルール」を破っただけでなく、虚偽報告や隠ぺい工作まで共謀したと知り、同情の念が消えた。近い将来の横綱を嘱望され、稀勢の里引退後の日本人横綱の誕生を楽しみにしていたので、裏切られた失望も大きいが、彼は、まだ27歳。照ノ富士の先例を見習い、心機一転し、捲土重来を期して復活する日を待ちたい。★角界の巨星墜つ
新型コロナワクチンの副反応について、厚労省は、モデルナ社製で「約10万人にひとり」、ファイザー社製で「約8万人に一人」の確率なので、重大な懸念はないとして、接種計画を変更しない方針だ。ワクチンの有効性を疑う余地はないが、治療薬ではないので、万能だと思うのは早計だ。私は、感染者数が高止まり状態にある首都圏の人たちが、ワクチンの接種を終え、「これで安心」と気が緩むことの方が、副反応よりも怖い。東京オリンピックが始まれば、全国的に人流が拡散するのが必至なので、5月の連休を境に、北海道・沖縄と並んで、金沢でも、首都圏からの観光客で賑わい、感染者数が急増したトラウマを払拭できない。★副反応より怖い、人流!
東京オリンピックの開催を巡る世論が、開催反対から賛成に傾斜し始めたが、閉そく感から抜け出たい心理作用による、消極的賛成現象だと思う。開会まで、秒読み段階に入ったので、世界最大のイベントに対する期待感が湧いても不思議ではない。さて、東京都などが計画している大規模なパブリック・ビューイングに対して、中止や見直しを求める声が相次ぐ中、小池都知事は11日の記者会見で、「意見交換をしながら調整している」と述べた。しかし、広大な会場で、イベント・ブースを設ければ、おびただしい人流が出来るのが必然で、新型コロナの感染拡大を招くのは、目に見えている。防止対策を重視するなら、小池都知事が、即刻、中止の大号令を出すべきで、「感染状況で判断する」ようでは、開催責任者としての見識を欠く。★東京五輪のPV中止を!
アベノミクスの正体は、バラマキ政策で、所得格差をはじめ、社会活動面でさまざまな歪みを生じた。累積赤字を膨張させた総括をせず、景気が良くなり株価が上昇したという錯覚を引きずり、夢のような方針を掲げること自体、馬鹿げている。古い話だが、厚労省幹部が、豊富な年金原資に目を付け、「金があるうちに使え」と、採算を度外視し、全国にリゾート施設を続々、建設した。その後、社保庁の「消えた年金5,000万件」事件が発生し、今なお、救済されない人もいる。2025年には、私のような「団塊の世代」以前の高齢者が減っているとの打算が隠されているのではないかと考えると憂鬱だ。"(-""-)"★大増税時代の到来④アベノミクス失敗財務省データによると、「国の借金」は、2018年度末時点で1,103兆円を上回った。対前年度比で15兆円増え、3年...★骨太の方針2021(後編):嘘八百
政府の「骨太の方針2021」の原案に、「2025年度に国と地方をあわせた『基礎的財政収支』を黒字化する」と明記されていたので、目を疑った。「新型コロナの影響の検証結果を踏まえ、目標年度を再確認する」との但し書きが付いていても、2025年度は、「団塊の世代」が全員、後期高齢者に突入し、財政事情が好転する要素が全くない。「骨太」とは、いったい何なのかと問いたくなる。★大増税時代の到来③分不相応2020年度の当初予算額は、史上最高額の102兆円超。歳出総額は、8年連続で過去最高を更新した。主な原因は、医療・年金などの社会保障費の増大とされたが、今回のコロナ問題で、......>続きを読む★骨太の方針2021(前編):スカスカの骨
東京オリンピック開催について、尾身会長が問題点を指摘したのに対し、政府が敏感に反応した。「全く別の地平から見てきた言葉」との見解を示した丸川大臣は、宇宙人かと思わせた。また、田村厚労大臣は、「自主的な研究成果の発表」で逃げた。一方、菅総理大臣が、「主催者は私ではない」と述べたが、同じような質問攻めにあい、堪忍袋の緒が切れたと察するが、そこがトップの辛いところだ。さて、6月9日の党首討論で、総理が、ワクチン接種完了のめどを「10月から11月にかけて、必要な国民、希望する方すべてを終えたい」と表明した。期限を明確にしたのは初めてなので、歓迎するが、オリンピックの開会までには間に合わない。このメッセージを、諸外国がどう見ているのか、気になる。★政治家の器量
企業の倒産件数が、これから今まで以上に多くなるので、うまい話に注意が必要になる。新型コロナ規制は、内部留保が少ない企業にとって、長引けば長引くほど、資金繰りが苦しくなる。それに拍車をかけるのが、政府の緊急融資策とした小口資金貸付等の返済時期が迫っていることで、特例措置を利用しても自転車操業になり、倒産する窮余の一策として、企業が保有する債権を現金化すると、その債権を安く買い叩き、投資の対象とするビジネスが生まれる。現在、係争中の「レセプト債」が典型例で、そのスキームは、下の記事を参照。★コロナ便乗投資は、要注意!新型コロナの給付金や助成金の代行詐欺などは、単純な手口だが、今後、巧妙な手口が増えそうだ。資金繰りが苦しい医療機関が続出している現実が、妙な説得力を与え、真偽を見分けるのが......>続きを読む★欲をかくと騙される!
私は、東京オリンピックの開催について、賛成でも反対でもない。正確を期すなら、興味が無い。しかし、やるのなら、成功してほしい。無関心になったのは、2013年9月、ブエノスアイレスで開かれたIOC総会における誘致プレゼンテーションで、東京開催が決まった時からだ。IOCや諸外国が、懸念していた福島原発(汚染水)問題を、総理大臣が説明したことで、東京が勝ったと言うのが定説だが、現実は、皆さん、存じの通りだ。個人的には、「イスタンブール」開催を期待していた。ボスポラス海峡を挟んで欧州側とアジア側に会場が分散する不利を逆利用して、スローガンは「ともに橋を架けよう」で、理念が明確だった。しかし、トルコのその後の情勢を見て、東京で良かったのだと思い直した。蛇足ながら、日本のプレゼン時のスローガンは、「今、ニッポンにはこの夢の力...★東京五輪(番外編):ケ・セラ・セラ
尾身会長の発言に対し、自民党幹部が「言葉が過ぎる。それを言える立場ではない」」と、不快感を示したが、彼は、国民の不安を代弁したに過ぎない。会長の真意は、各国の役員や大会関係者、ジャーナリスト、更には、パブリック・ビューイング等に集まる「その他大勢」の人たちに対する警告で、選手や競技観戦者の感染リスクに矮小化してはいけない。人流や混雑だけでなく、観戦中にテンションが上がり、大騒ぎすれば、感染リスクが高まるのが必至で、それを制御することは不可能に近い。それも承知の上で、開催するのであれば、然るべき立場の人が国民に対し、決意表明をすべきだ。その役は、総理大臣だと思いがちだが、私は、オリンピック開催都市契約を結んだ東京都知事が、「協力して下さい」と、お願いすべきだと思う。★東京五輪(3/3):責任者は都知事!
新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身会長は、常に的確な見解を述べつつ、関係者への配慮も忘れぬ「気配りの人」で、強靭な精神力の持ち主だ。その会長が、オリンピックを開催する状況にはないことを指摘したうえで、開催に踏み切るなら、国民に対して、その理由を明確に説明することが重要だという認識を示した。翻って考えれば、政府が、新型コロナ対策について、明確なビジョンや説明を欠いたまま、「後追い政策」に終始してきたツケが、ここへきて、一気に噴出した気がしてならない。合意形成は、総論では容易だが、各論となる対策は、利害相反する人が対立する宿命にある。失敗する原因は、ボタムアップを欠くからで、コロナに対する国民の不安を払拭できないことに尽きる。★東京五輪(2/3):国民の不安
東京オリンピックのソフトボールに出場するオーストラリア選手団が、群馬県太田市で事前合宿に入ったが、開幕直前までの約1カ月半、ホテルと練習場とを往復するだけの行動を余儀なくされる。そこで、市長が、条件付き外出を認める考えを示したところ、「管理が甘くなる」、「制約が、なし崩しになる」等の批判が相次いでいるが、首をかしげる。これは、選手団からの要望ではなく、受入側のホスピタリティ。東京都とIOCが交わした「開催都市契約」上の「お・も・て・な・し」義務に叶う行為だ。開催まで50日を切った時期に、この程度のことで、「国に上申し、審査して許可が下りないと実行出来ない」ようでは、本番が思いやられる。開催延期や中止するつもりが無いなら、万全を期し、日本人のポテンシャルの高さを世界に示して、金メダル以上の称賛を浴びる気概を持ちた...★東京五輪(1/3):太田市長にエール!
自民党の菅原議員が、6月1日に辞職したが、経産大臣を務めただけあって、計算高いようだ。たった1日間の在職で「ボーナス全額支給」は、制度のあい路だが、「公民権停止期間」の情状を計算したのだとしたら、笑止千万だ。辞職した河井元法務大臣と菅原元経産大臣は、共に安倍政権下で初入閣した。長期政権でたがが緩み、自浄作用が期待出来ない自民党の体質を垣間見た。さて、菅内閣の支持率が急降下している原因は、触れるまでもないが、衆議院の任期満了日は、10月21日。新型コロナ対策やオリンピック等の日程を考えると、解散時期は、秋以降になるのが常識。二階幹事長が、「不信任決議案が提出されたら、直ちに解散の決意はある」と対抗する考えを示したが、万が一、解散したら「無責任」のそしりを免れない。政治学の授業で「政治家とは、転んでもただでは起きな...★解散風or降参風?
6月1日、第1回目のワクチン接種を受けた。インフルエンザ・ワクチンよりも痛みを感じず、筋肉注射のこわばりが残る程度で、副反応もなく安堵した。巷間では、「ワクチン接種を済ませたら、堂々と、旅行に行ける」と、口にする人を見聞するが、過信は禁物だ。ついては、世界で、ワクチン接種率が高い国で、感染者が再び急増し、死者も大幅に増加している報道に触れ、対岸の火事で済ませてはいけないと感じる。日本政府は、オリンピックが迫って来た段階で、大規模接種会場を設置し、接種普及率を高めようと懸命だが、接種態勢の遅れを指摘されてもやむを得ない。ましてや、長期にわたり「時間短縮」を強いられて来た飲食店経営者の目には、どう映るだろうか?★ワクチン過信は禁物
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