安倍政権は、外国の見えざる脅威に対して、国土防衛の強化に力を注ぎ、防衛予算を増額したり、自衛隊の位置づけの明確化に腐心しているが、反対も多い。日米安保だけに頼るのは、虫が良すぎるが、国土が自然災害で壊滅状態になったら、何を守るのか。さて、自然災害時の復旧活動は、自衛隊抜きでは不可能だが、出動要請や命令系統等、複雑な問題も多々ある。私は、常々、自衛隊を「災害部隊」と「国土防衛部隊」に2分したら良いと思っている。災害部隊は、成人の義務(徴兵制)とすれば、習得したノウハウを地域で活用出来る。一方の国土防衛部隊は、志願制にし、高度な精鋭部隊を構築する。自ずと、憲法に無関心だった若年層を巻き込んでの議論に発展するので、安倍首相の悲願にも通じる。真に「国民の安全と安心」を考えるならば、ドラスチックな構造改革を検討しない限り...★国土強靭計画(後編):災害部隊を!
台風15号に見舞われた千葉県の復旧遅れは、今の日本が抱える問題を浮き彫りにした。政府が掲げる「国土強靭計画」は、きめ細かく問題点を網羅しているが、予算措置が出来ず、未実施のものが多く、災害の後追いになっているのが現実だ。千葉県の停電復旧作業の遅れは、東京電力の見込み違いだけを責めるわけにはいかない。気象庁が、非常緊急情報を発出したにも拘わらず、事前の準備を怠った行政の意識の欠如(=忘災)を看過できない。温暖化が進み、「災害は忘れた頃にやって来る」から「忘れなくてもやって来る」時代になった。「防災は忘災から」と肝に銘じたい。毎年、自然災害による被害が出る最大の原因は、国土面積の7割を占める森林の荒廃にあり、政府の無策による責任は、極めて重い。★国土強靭対策(前編):防災は忘災から!
「安倍政権にとって、最大のチャレンジ。社会保障システムの改善にとどまらず、システム自体の改革にも、、、」と強調して立ち上げた「全世代型社会保障制度」改革推進会議は、看板倒れになるだろう。中間報告が12月に出る計画だが、3回の会議で中身の濃いものになるのだろうか?既定路線の実行すらできない政権のチャンレジって、信用できますか?2015年からの小ブログを読み返してみると、安倍総理の変節に只々、驚いている。★政界風見鶏の不安自民党では安倍総裁が三選を果たし、公明党では山口代表が続投となり、自公連立はさらに強固となる。10月1日と囁かれる内閣改造でも、麻生・菅両大臣を代えることが出来ないので、政......>続きを読む社会保障財源に充当する消費増税の実施時期を2度も延期し、1兆円減収承知で軽減税率を導入するなど、財政圧...★全世代型社会保障の帰趨
10月1日を目前にして、「軽減税率が適用される場合とそうでない場合」や「同じ業種でも、事業者によって表示方法や取り扱いが異なる」等の情報が飛び交い、混乱に拍車をかけている。「増税前に買い込んだ方が良い物」とか「増税後に買った方が、お得!」等々、消費者心理の弱みにつけ込むような騒動は、韓国の不買運動と大差ない。事業者が、消費者離れを食い止めようとするのは当然だが、大家族や子育て世代ではない高齢夫婦が、買いあさっているさまは、卑しく愉快ではない。そもそも軽減税は、低所得者救済策だった筈で、キャッシュレス化推進以外に、政府の別の思惑が透けて見えるようで、虚しく感じる。★軽減税騒動の茶番
危険は、何処にでも潜んでいるが、自分の不注意による事故やケガの場合、気分的に滅入るものだ。白内障の手術の時期を思案していた矢先の20日、温泉の露天風呂に入ろうとして、ガラスドアに頭と膝がしらをぶつけ軽い打撲傷を負った。翌日、ジムで靴をはき違え、途中で気付き戻ったが、似ていたとはいえ、視力の不安が広がった。追い打ちをかけるように、定期健診を受けた医院から、「物忘れ検診の再検査が必要」との電話がかかってきた。若い頃から物忘れは多かったが、記憶力には自信をもっていたので、ショックが大きい。「転ばぬ先の杖」を探し求めているが、妙案が思い浮かばず、まさに「老いの証明だ!」と自嘲"(-""-)"。★老いの証明一昨日の朝5時過ぎに家を出たら、まだ暗く、夜半の雨で地面がぬれており、秋の気配を感じた。走り出そうとして、歩道の縁石...★転ばぬ先の杖
一部の宗教家は、「般若心経は虚無思想」との批判に対し、素粒子物理学で説明したり、ニュートリノ理論やDNAをもちだすが、難しい理論はどうでもよい。物体は分子の集合体だから、例えば、ギターをバラバラに壊せば、木と金属と弦になる。逆に、木と金属と弦を使ってギターが出来上がるので、ギターという物体自体は、唯一無二の存在とはいえない。禅問答のようだが、これが「色」と「空」の関係であり、これを理解すれば、「色」に対する執着心が消える。言い換えれば、実体のない仮の物から解き放たれ、平安な世界へと導かれる気がする。日常生活において、文明の利器を追い求めず、知恵を尽くせば、豊かな生活を送ることが出来ると思う。★chosan流の般若心経(番外編)
高邁な目標を持って修行する人でなければ、基本知識を理解したうえで、自己流の仏教哲学を創り上げれば、日々の生活のよすがや糧になる。般若心経を選ぶなら、その基本として、「色即是空空即是色」と「五蘊」(ごうん)を理解したい。経文中、何度も「受想行識」が出てくるが、「色」を加えて「五蘊」という。「色」を人間とすれば、外からのものをどう受け止め(「受」)、どう考えるか(「想」)、どう行動するか(「行」)どう認識するか(「識」)で、合わせて「五蘊」になる。これらは、実体のないもの(「空」)であり、もともとないものに迷ったり、苦しんだりする必要はない。心のぜい肉(煩悩・執着等)を捨てれば、苦しむことが無くなると解釈している。そして、般若心経を復唱しながら、物への執着心を忘れようと、日々を送ることにした。★chosan流の般若心経(後編)
「般若心経」を読み始めて1か月を過ぎ、おぼろげながら教えのポイントが私なりに分かってきた。お経が僅か262文字なので、反復し易く、なんとか暗記した。数あるお経の中で「般若心経」が多くの人に親しまれる理由もここにありそうだ。散歩しながら、般若心経を唱えると、雑念が消え、心理状態としては、まさに「空」になる。ジョギング中に、思考力が低下する現象と同じだ。さらに進めば、「ランナーズ・ハイ」で、肉体は疲れているのに、苦しい気持ちを超越し、一種の陶酔感を味わうように、「空」の状態に達すると、心の安らぎを感じる。宗教学者は、難しい定義を並べるが、chosan流解釈は、何事にも無執着な心理状態に昇華することだと受け止めている。★chosan流の般若心経(前編)
私は、若い頃から、日本各地の神社仏閣や外国の教会を訪ね歩いたが、それは観光名所としてであり、信仰の対象としてとらえたことはなかった。ところが、58歳の時、旅行先のブタペストで倒れ、死線をさまよって以来、私は特異な死生観と予知能力を持つようになった。正確を期せば、予知能力というよりも幻覚や妄想に近いものだが、良い方は外れるが、悪い予感は、かなり、的中する。さて、後期高齢者になってからは、従来と異なる感慨を持って、寺社に参拝するようになった。自分でもその理由が分からないが、死期が近づいた予感が心理的に作用しているのかもしれない。76歳を機に、「般若心経」を学び始めたので、小豆島のレース後に訪ねる1番札所霊山寺で、お遍路さんと一緒に読経出来れば有難いと思っている。(^^♪★新たな道標(後編):同行二人
ここ20年来、「マラソン旅行」を夫婦共通の趣味としてきたが、近年、旅行が主眼にシフトしつつある。これは、自然の流れであって、決して悲観することではなく、新たな道標を発見した積もりでいる。さて、4月7日の新潟ロードレース(10㎞)後、半年間空いたが、9月29日に塩尻10㎞、10月須坂5㎞と11月の小豆島10㎞をもって、今年の全レースを終える。最終レースの小豆島は、連続11年目を迎えるが、起伏に富み、私にはかなり厳しく、毎年、これが最後と思って参加している。しかし、妻は、移住を考えたほどお気に入りの土地なので、レースを止めたら、避寒旅行先にしようと提案している。私は、レース後、四国八十八カ所霊場の1番札所霊山寺を訪ねるのを楽しみにしている。★新たな道標(前編):レース→観光
恥をさらすようで恥ずかしい内輪話だが、妻と長女が冷戦状態に入って、やがて3ヶ月。毎年、「敬老の日」に届いた花束はなく、毎週のように、かけて来た電話も途絶えている。妻の心中、穏やかならぬと察するが、喧嘩の原因が分からないので、「触らぬ神に祟りなし」とばかり、娘に関する話題を避けているが、やはり気まずい。「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」と言うが、親子喧嘩の行方は?と気を揉んでいる。"(-""-)"★人生の残照口に出さなくても、相手の気遣いが伝わってくる行為は、何事にも代えがたく心嬉しい。10前から、長女が帰郷する回数が増えてきた変化を妻は、「どうして?」と訝った。が、両親の健......>続きを読む★親子喧嘩
今日は、「敬老の日」だが、私の頭には9月15日がこびりついているので、おまけの日のように感じる。総務省によると、15日現在の65歳以上の高齢者数は3,588万人で、全体に占める割合は28.4%を占め、2040年には3分の1を超えると推定している。もはや、高齢者を特別扱いする必要が無く、「敬老の日」の祝典を廃止し、年寄りが、長生きできたことを感謝する日に当てるべきだと思っている。さて、無理をしないでいると、返って肉体の老化は早く、適度な負荷をかけて肉体的な減衰を遅らせることが常識だ。ウオーキングや筋トレは、ジムへ行かなくても出来るし、バランスの取れた食事と十分な睡眠をとれば、立派なアンチ・エージングになる。「寄る年波には勝てない」を禁句と承知しつつも、若い頃には感じなかった体の変調を認めざるを得ず、先日、眼科医か...★「敬老の日」~寄る年波には~
金沢で開催されたLGBTのカミングアウトのイベント報道を観て、別の価値観を持つ人達が、身近で肩身の狭い生活をしていると知り、ショックを受けた。「似た者同士のカップルは、上手くいく」と言うと、一般的には異性間の場合を指すが、同性間でも性格や価値観、趣味嗜好等々、共通点が多いと、「つり合い原理」が作用しても不思議ではない。しかし、メディアに登場するタレントを見慣れている子供たちが、LGBTを理解しているとは思えない。かりに、LGBTに対する偏見がいじめに発展すれば悲劇で、学校で何歳から教えるかは深刻な問題だ。現実は、LGBT以外の人もいて、もっと複雑なようで、私には理解できないし、理解する気もないが、興味本位ではなく、人間の価値観の多様性を認め合うことを基本とした、人権教育の重要性は理解できる。★LGBT教育
12月1日から「ながら運転」を厳罰化する改正道交法が施行されることが閣議決定された。「あおり運転」は、野蛮行為だとして誰もが眉をひそめ、「死亡事故に直結する」とか「免許証を取り上げろ」と非難するが、危険性においては、「ながら運転」だって変わらない。むしろ、街中で安易に「ながら運転」をするドライバーを見かけるので、厳罰化は大歓迎だ。また、「歩行中+自転車乗用中」の死亡事故が、全体の半数を占め、諸外国の2倍以上というデータも見過ごせない。横断歩道以外を不用意に渡る歩行者や、歩道上を走る自転車も厳しく取り締まって欲しい。今のままでは、オリンピック観戦に来る外国人から交通マナーの悪さを笑われるに違いない。★「ながら運転」の厳罰化+α
私の知る限りでは、日本ほど無料サービスの多い国は見当たらない。パースに住む娘に食品を送ると、「再配達がないので、留守だと引き取りに行くしかない」とこぼすが、配達日時指定などは出来ない。一方、我が家の周辺は、若い世代の家が多く、昼間はほとんど留守で、宅配便や郵便物の不在票を置いていく業者の姿をよく見かける。何度も再配達をしたり、コンビニや宅配ボックスを設置するなどの対策は、私には、サービスの対価をはき違えた滑稽な方法にしか思えない。お国柄の違いとは言え、労働力不足と人件費高騰の折りから、なぜ、過剰サービスを止め、外国並みの制度にしないのかが解せない。★宅配便の不思議宅配サービスは、インターネット通販の拡大で、利用が増加の一途をたどり、再配達に伴う時間や人件費の問題が事業者の経営を圧迫している。また、時間や人件費だ...★サービス対価
昨日の午後、塩尻マラソン大会の事務局から、電話で大会プログラムに掲載する「所属チーム名」を確認してきた。「所属チーム名は、”なし”で宜しいですか?」と問われ、「ハイ」と応じたあと、不自然な気がして、「所属チームは無いと言う意味です」と補足したら、「あー、そうなんですか」と納得して貰えた。「じゃあ、プログラムには空欄で宜しいんですね」と重ねて問われ、笑いを堪えながら「お願いします」と答えた。私は、いつも、エントリー・フォームの所属・グループ名欄をブランクにするのだが、今回は、「必須」の表示になっていたので、「なし」と入力したために、担当者が迷ったらしい。電話のやり取りを怪訝そうに聞いていた妻に、顛末を説明したら、我が家に笑いが、、(^^♪。★所属名「空欄は無し」?
キャッチ・フレーズ好きな安倍総理が、内閣改造のたびに名付けた「危機突破内閣」、「仕事人内閣」、「全員野球内閣」等々、空疎で実態が伴わなかった。きょう発足する「安定と挑戦」と銘打った新内閣の力量が問われるが、「安定」はともかく、難問が多く、「挑戦」の方は期待できそうにない。屋台骨を支える財務大臣と官房長官の二人は、在任期間の最長記録を更新中で、従来の政策を踏襲する点では、安定感抜群だが、挑戦とはほど遠い。1兆円もの税収減を招く軽減税の導入によって生じる混乱と、一物二価の歪みを糺すなら「挑戦」を容認するが、そんな破壊力を持った大臣が見たらず、オール安定の印象を受ける。安倍総理が、財政再建の看板を外した時点で、政治への関心が希薄になったが、過去の小ブログを読み返しながら、借金漬けの国の行く末を憂える政治家がどれほど居...★オール安定内閣誕生?
昨日、9月29日に開催される「第11回塩尻ぶどうの郷マラソン」の受付票が届き、はっと我に返った。連日の暑さにかまけて、8月の月間走行距離が50kmと、昨年の同時期の三分の一に落ち込み、とてもレースに臨める状態ではない。明らかな走り込み不足で、今のままでは、10㎞レースは、かなり厳しいハードルになる。さいわい、休養十分(?)で故障個所がなく、「まだ3週間もある!」と、気合を入れ直したが、一日も早く、涼しい気候になって欲しいと願っている。★ロードレース秋の初陣
今朝の首都圏は、台風15号上陸で大混乱しているが、金沢では熱中症に厳重警戒を呼びかけているように、自然の脅威は人智が及ばない次元にある。さて、北海道の厚真町に激震が走ってから1年。復興半ばの町へ移住者が増え続けている報道に接し、災害に備え、行動範囲を狭めることしか能が無い私には、新天地を求める人達が眩しく、頼もしくうつる。しかし、2011年の東日本大震災以降、「50年に一度」とか「100年に一度」の冠がつく自然災害が相次ぎ、もはや異常気象と言えない時代に突入したので、何処に住もうと「住めば都」なのかもしれない。移住者は、立地条件と温かい人情の魅力を異口同音に語ったが、日本各地に厚真町に似た町は多く、北陸だって引けを取らない。北海道へ行けば、必ず、厚真町の名産のハスカップの「ジャム」とこれを使った「よいとまけ」を...★もはや異常気象ではない
「般若心経」を読もうと思い立った伏線は、今年の1月、姉の葬儀の時だった。席上で、般若心経の冊子が配られ、僧侶の読経に合わせようとしても、拾い読みすらできず口惜しかった。金沢は、真宗王国の土地柄なので、私は、正信偈を唱えても、般若心経を読んだことが無く、せいぜい、「色即是空」の教義を表層的に理解する程度だった。葬儀後の厄落としの席で、僧侶から、古来、「般若心経」は、宗派をこえて、日本で一番多く読まれているお経だと聞いたのを思い出し、9月に入り、「般若心経」の練習帳を買った。まだ、経文の意味すら理解できないが、自分のペースで読み進めて行き、写経の段階まで行く意欲が湧けば嬉しいのだが、、、。★一滴の手習い(後編)
不安や心配事が無い人は、まずいない。仮に、心配事が無いと嘯く人は、自分で気づいていないだけで、羨ましい限りだ。不安を打ち消すために、権力者なら力でねじ伏せるし、経営者なら極秘情報で競争戦略を練る。また、スポーツ選手なら、厳しい練習を重ねる。しかし、一つの不安を取り除けば、そこから新たな不安が芽生え、その繰り返しで神経をすり減らすが、束の間であっても心の平安が得られる。そして、その営みを放棄すれば、生ける屍になると気付いた時、「般若心経」を読もうと思い立った。★一滴の手習い(前編)
私のサラリーマン時代の処世術は、「人間は、自ら納得しない限り、行動しない動物である」との基本認識に立って、物事を考えることだった。それが災いして上司と衝突し、辞表を書いたこともあったが、何とか30年間耐えたご褒美として、52歳の時、グループ会社のトップの座に就いた。3年後、同系列3会社と合併し、業務執行役員として大阪に転じたが、社長と経営方針が合わず、58歳で今の生活に入った。引退は早い気がしたが、それまでの集大成として、後輩の育成に力を注ぐことができ、充実した日々を送った。やがて輪郭を失う「一滴の意地」を通したので、悔いはなかった。★一滴の命(後編)
志賀直哉は、晩年、「ナイルの水の一滴」の中で、「その一滴は、後ろにも前にもこの私だけで、何万年遡っても私は居ず、何万年経ってもふたたび私は生まれてこないのだ」と書いた。村上春樹は、「一滴の雨水には、一滴の雨水なりの思いがある。一滴の雨水の歴史があり、それを受け継いでいくという一滴の雨水の責務がある」と綴った。ともに、悠久の世界における自分の存在や営みを思索する示唆に富み、自分の生きざまを振り返ってみると、名もなき一滴なりに務めを果たした気がする。同時に、知らないことが余りにも多いことに気付かされたが、世の中には、知らない方が良いことが多いと、不勉強を正当化する自分が、これまたいる。★一滴の命(前編)
AIが活躍している分野がどんどん広がり、将来、AIが人間を凌駕する時代が来ると思うとぞっとする。医療現場でも、AIが活躍しているが、筑波大学の某講師が、人生の締めくくり時期を予測する方程式を導き出した新聞記事を読んで、ショックを受けた。がん患者の各種検査値のパターンが、1週間から3ヶ月先の生存確率を暗示していることに気付き、研究の結果、1週間先であれば、約8割の精度で判定できる。さらに進めば、未病の段階で、AIが異常データを発見し、健康な体に戻す処方箋を作り出すとすれば、運命を変えられる時代が到来するかもしれない。かつて、「名医になれないから良医を目指す」と言った友人は、今も学生時代のポリシー通りの道を歩んでいる。温かい人間性は、AIには望めない。★余命が分かれば幸せか?
消費税増税まで1か月を切り、事業者は、「軽減税率」を実施するための準備に追われているが、実施後の消費者の混乱も必至だ。マスコミは、軽減税や買うタイミング等、興味本位で報道するが、「買い時=必要な時」で、まとめ買いして損をする場合だってあり得る。むしろ、私の関心事は、北陸三県における2018年度末の税金の滞納残高約109億円に占める「消費税の割合」が40%以上を占めていることで、全国レベルになると莫大な金額になるだろう。税率が10%になれば、今までより2%多く、回転資金に充てるために滞納する事業者が増加したのでは、本末転倒になる。消費者が、支払う消費税が財源にならなければ、軽減税や還元策を講じても無意味で、回収役の税務署の真価が問われる。★消費増税の重み
先般、あおり運転同乗者の「ガラケー女」と間違われた女性が、提訴に踏み切るニュースがあったが、SNSも使い方次第で暴力になる好例だ。文明の利器に慣れると、他人に与える影響を考える余裕さえなくしてしまう危険性を肝に銘じたい。数年前、facebookに金沢の桜満開の写真を載せたら、多くの「いいね」が寄せられたが、パースに住む娘の夫君から、「妻がホームシックにかかり、帰国すると言い出さないか不安」とのメッセージが届いた。それ以来、私は、カメラを持ち歩かないことにし、blogやfacebookへの写真投稿を止めた。★情報ツールのパラダイム・シフト総務省資料によると、近年、スマホの利用率は、爆発的な伸びを示している。当初の利用者は、10代・20代の若者中心だったが、今や、中高年層にまで及び、スマホは若者が利用するもの......★SNSの予期せぬ波紋
日本と韓国を結ぶ航空便が、次々に運航休止になり、地方経済への影響を心配する声が上がり始めた。大韓航空、アシアナ航空に加え、LCC各社も地方路線の運休を打ち出し、地方空港の経済損失は大きいが、韓国の損失も測り知れない。ちなみに、2017年度の訪日韓国人数は、754万人で中国(838万人)に次ぎ多い。しかし、近年、台湾(476万人)や香港(221万人)をはじめ、タイ・フィリピン・マレーシア、シンガポールなどからの観光客が増加しており、総体としての影響は軽微だ。一方、韓国へ行く日本人の数は、2010年度の302万人をピークとして、2017年度231万人に減少しており、観光資源のポテンシャルでは、日本が優位にあると考えれば、今は我慢のしどころだ。いずれにせよ、ウィン・ウィンの関係になることが何よりで、日韓両政府が対立の...★近くて遠い韓国
大阪城内で、10&7歳の兄弟が英語ガイドをするのを追いかけ、大騒ぎするTV報道を不愉快に感じた。今では日常会話が出来る子供は珍しくない。まだ、母国語も十分に理解できない子供が話す内容に深みはなく、感心する大人の語学力が低いに過ぎない。東京オリンピックを控えて、高齢者が、英会話を習得する姿勢は立派で敬意を払うが、若者には、母国語を優先して欲しいと常々、思っている。さらには、正しい歴史認識をもってもらいたい。国語と歴史を正確に理解しないと、出来の悪い国会議員を生むだけで、国際社会で活躍する資格が無い。2020年度から「大学入学共通テスト」に導入される英語の民間試験結果について、合否判定に使わない大学があることを皮肉ジジィは喜んでいる。★大切な母国語教育英語を話す小学生を見て、「すごいわねぇ!」と感心しているおばあさ...★英語と国語どちらが大切?
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