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時間のしずく time drops https://blog.goo.ne.jp/jikannoshizuku

ココロの風通し的散文です。思うこと/アート/本/映画/音楽/自然など、日常の写真を添えて綴ります。

すきなもの。たいせつなこと。ココロに風を通すと見えていなかったたいせつなことがあぶり出されてきたりします。

miko
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2014/12/01

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  • 父のRay Ban を連れて

    父のRayBanを連れて富山へ昨年亡くなった大阪の父が最期まで行きたがっていた富山県。仕事でいろんな国を旅し、日本の津々浦々をよく知っていた父がある時「47都道府県の中で何故か富山県だけ足を踏み入れたことがないんや」と云う。「富山湾の旨い魚を食べに行こう!企画してくれ」と言い出したのは亡くなる半年前のこと。折しも雪の季節に突入しており、体の弱っている車椅子の父を連れて行くには過酷な旅になりそうで、いい季節になってから行こうと父をなだめたのだった。春になり、昔の仕事仲間のOB会に参加するための東京行きは強行できたものの、5月に米寿にて天寿を全うした。そんなわけで、私の中に悔いの残る富山行き。この度思い立って父のトレードマークのレイバンを連れて娘と母娘旅へ。初めての北陸新幹線。あっという間に富山県。北陸がこん...父のRayBanを連れて

  • 画面の中にあがる黒煙

    性懲りもなく繰り返す戦争。理不尽な攻撃。こんなに文明が進んだというのにニンゲンの愚かさは変わらない。画面いっぱいに映し出される空爆の煙…。なぜこんなことが許されるのか。戦争は殺人であり、最大の環境破壊。哀しい。ニュースの中で自国を正当化し、相手が悪いと声高に主張しているのは常に男性主導者である。戦争を始めるのは庶民ではなく国の上層部だ。そして、過去も現在も理不尽な戦争を止めない国のトップにいる者は皆男性だ。世界中のトップを一斉に女性にチェンジしたなら・・・と想像してみる。罪なき人々を、子どもたちを無差別に殺傷することを選ぶ女性主導者が多数いるとは到底思えない。流血を回避できる道を探すべく、チカラではなくコトバで折り合いをつけることが可能となるに違いない。性差別するつもりはないけれど、血肉を分けてその身でニ...画面の中にあがる黒煙

  • 日曜早朝のRockたち

    日曜日の朝はよく階下から聞こえてくる大音量のロックのレコードの音で飛び起きた。まだ父が日常的に家に帰ってきていた小学生の頃のこと。早起きの父は何故か日曜の早朝にロックをかけるのがすきだったのだ。1970年代後半頃の話。山の中の一軒家じゃあるまいしあの大音量が隣近所に恥ずかしくて飛び起きて音量を下げに一階へと駆け下りたものだ。機嫌良く踊る父はほとんど音量を下げさせてはくれなかったけれど。笑。思えばあの頃父はかなりのオーディオマニアでいろんなオーディオ機器を繋げて大きなスピーカーでレコードを聴いていた。広いリビングの壁一面の作り棚に大量のレコードと本がぎっしり詰まっており、万年不良の父があまり家に帰らなくなった頃には、中学生のわたしが片っ端からレコードをかけるようになっていた。父がかけていたあの日曜日の朝のロ...日曜早朝のRockたち

  • 背中をどついてくれる曲

    かつて15歳のわたしの背中をどついてくれた一曲。「HoldOnTight」ELO久しぶりにレコードで聴く。(数年前に買ったトランク型プレーヤーで)音楽ってものはつくづく匂いと同じだ。その時のココロモヨウをそのまんま連れてくる。アクセルぐんぐん踏むみたいに連呼されるHoldontighttoyourdream!いくつになろうと人生イロイロ。HighもあればLowもある。30年以上経っていてもこの曲はわたしの背中を相も変らずどついてくれるわー。15のわたしではなく58現在のわたしらしいテンポでがんばりまーす。背中をどついてくれる曲

  • 月待ち時間

    のぼりたての中秋の名月が見たくて自転車を飛ばす。うちからは残念ながらビルの影になり天上に上がるまで月はみえないのだ。早く着いてしまってひとり階段に座って月の出を待つ。空がオーロラみたいにふしぎなピンク色に染まり、空がストライプ模様に。月灯りのスポットライトね。のぼりたての月ほやほやのうつくしい月すきだなあ。写真はボケボケだけれど実物はなんともうつくしい。正に中秋の名月ねぇ。それにしてもこんなに暑い日の中秋の名月。。カレンダーと肌感覚がズレてきているなぁ。お月見と言っても、まだススキの穂も若いまま。なにはともあれ今年も名月を見上げられたことに感謝しよう。満月みたいなガーベラ月待ち時間

  • TOPコレクション「見ることの重奏」

    お馴染み、東京都写真美術館エントランスのアプローチ。ここはうつくしくてだいすき。行くたび写真を撮ってしまう。『TOPコレクション見ることの重奏』へ。コレクション展っていろいろ観れてすきなんだなぁ。今回マン・レイとウィリアム・クラインの作品以外は撮影可。ウジェーヌ・アジェアジェの階段シリーズは以前やはりここのコレクション展で観てからすっかりファンに。奈良原一高[デュシャン/大ガラス]なんか、刺さる。寺田真由美[curtain]今回一番惹かれたのはこのcurtainのシリーズの中の一枚。切り取られ止まっているはずの過去の中に見える時間の流れ…。いい写真に出逢えた。ずっと眺めていたい一枚だったなぁ。帰り路の恵比寿ガーデンプレイスの影写真。写真展を観た後は、日常の中の影がより色濃く視えてくる感化されやすい体質です...TOPコレクション「見ることの重奏」

  • [昭和モダーン モザイクのいろどり]板谷梅樹の世界

    『昭和モダーンモザイクのいろどり板谷梅樹の世界』泉屋博古館東京うつくしいモザイクにうっとり。色合わせもめちゃ好み。板谷梅樹氏は陶芸家板谷波山氏の御子息。解説文によると、父波山の砕いた陶片の美しさに魅了されモザイク作品を創るようになったとのこと。なるほど。なるべくして生まれた作家さんなのだなぁ。それにしても梅樹氏は末っ子の五男、五人の息子が誰も陶芸家にならなかったというエピソードにも何だか感慨深いものがある。人生イロイロだなあ。構図や色合わせをもっとじっくり観たくなって図録も購入。初めて訪れた泉屋博古館。行きは六本木一丁目下車。空へと続くようなエスカレーターで上へ上へと上り、橋を過ぎるとシンプルな景観の建物が見えてくる。残暑の強い陽射しに陰影の色濃いアプローチがとても美しい…。帰り路は往きとは反対の神谷町駅...[昭和モダーンモザイクのいろどり]板谷梅樹の世界

  • モノクロ/カラー

    空へ続くエスカレーターモノクロとカラー暑さが伝わるのは案外モノクロのほうかも?想像力が加わるからかな。正午過ぎの六本木一丁目。多分35℃くらい。熱され続ける地球。もう9月も半分なのにねえ。モノクロ/カラー

  • 折り紙とAha体験

    折り紙の本を見ながら折ることがとても苦手だったのに、最近克服しつつあるような気がする。物心がついた頃から持っている「おりがみブック」昭和44年の日付が母の文字で書かれている。これがなかなかいい。園で子どもたちに教えてあげたいシンプルで個性的な折り紙が色々載っているのだ。いすとテーブル。できたできた!今度コレを教えてあげよう。以前は複雑な折り方を見るだけでムズムズしちゃって拒否反応を起こしていたのに、脳が変化してきたのかな。それとも年を重ねて短気が解消されてきたのか。説明を理解して折り上がった時の「YES!」な気分がいい。茂木さんの説く「Aha体験」はコレかな。あ!こうするのか!と突然理解出来て脳がピカッと活性化されるような?わたしの脳は脳トレを欲しているのかも。こりゃ苦手だったあやとりにも挑戦しようかな〜...折り紙とAha体験

  • 終わらない夏

    熱風の夏空にスックと立つすすきの勇ましさよ!頼もしい〜9月も半ばになろうというのに35℃超えの日々。。秋を連れてきておくれ〜酔芙蓉の花。ころんとした蕾の中にこのフワフワの花びらが収納されていると思うと⋯つくづく生命のふしぎを感じますねぇ。ヨリミチ公園のわたしのすきな「ヨリミチ芙蓉さん」はなぜか今年は成長が遅い。いつもならわたしの背丈を越えるほど大きくなってあの薄ピンクのかわいい花を咲かせている頃のはず⋯。やはりこの異常な暑さのせいなのか??生き物たち。めげずに生きて。終わらない夏

  • 箍が外れる。実写版

    『タガが外れる』実写版!コトバとしては数知れず聞いたり言ったりしては来たけれど、目にするのは人生お初です。箍ってホントに外れるんだ〜。貴重なシーン。(でも板がバラバラにはならず?)この後、夫が直しましたこの桶は昔母にもらった手巻き寿司セットの酢飯を作るためのもの。久しぶりに出してみたらいつの間にかこんなことに〜。昔後輩に多賀くんという男子がいて、酔うとはっちゃけちゃうから「タガのタガ外れ」なんていじっていたもんだ⋯な〜んてことまで思い出してしまった。人生、突然タガが外れるようなことはなかなか起きないもんだ。。たまにはジブンで外してみるつてのもアリかもね。笑箍が外れる。実写版

  • 発見!はにわさんの謎

    常設展示のはにわさん達にご挨拶。以前ひと目見てお気に入りになった「にっこりさん」は今は控え中みたい。今回ずらりと並ぶはにわを眺めていて気付いたことがある!皆さん総じてとても鼻が高い!!縄文時代の日本人は皆さん鼻が高かったのかしら。それとも高い鼻を持ちたいという希望的観測の賜物か。埴輪は見るたびに新たな発見があり、沸々と知識欲が湧いてくる。埴輪には家や馬、犬、などいろんな形がある。犬も馬もこの頃からもうニンゲンには身近な生きものだったんだなぁ。東京国立博物館、常設展示もたいへん見応えがあります!大抵、特別展でおなかいっぱいになっちゃうんだけどね〜笑それでも、ぐるりと観ることをお勧めいたします!ツボる。このお方。発見!はにわさんの謎

  • 内藤礼「生まれておいで 生きておいで」

    内藤礼「生まれておいで生きておいで」東京国立博物館インスタレーション作品が館内の空間を取り込んで展示されている。コトバを超えた内藤礼氏の世界観の時空間に暫し漂う。。。展示品とその名前の間には計り知れない思惑や考察が詰まっているのであろう。例えば、まぶたという題名を作品番号を頼りに探してみると、糸につるされた小さな銀紙だったりする。ゆるりと風が吹くたび小さな銀紙がひっそりと揺れて光るのだ。まぶた。。。(ココロの中でまぶた、まぶたと唱えるうちに、小川洋子氏の小説『まぶた』を思い出したりする。関係ないのに。)ありのままにうけとめる。そんな中、重要文化財の土製品なども作品としてぽつんと展示されている。ただの土くれのようでいて、よく見るとそれは縄文時代の幼児(赤ちゃんかな)の足形である。確かに存在したヒトの証。。。...内藤礼「生まれておいで生きておいで」

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