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The Wine Heat! https://blog.goo.ne.jp/my53vin

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

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2014/12/01

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  • 2014 ピノ・ノワール スー・ラ・ロッシュ ドメーヌ・ド・ラ・ボルド アルボワ・ピュピラン

    ジュリアン・マレシャルはジュラのピュピラン村で、目立つことなく着々と品質の高いワイン造りを心がけてきた。と言うくだりを目にすれば、そのワインの素性も容易に想像もできるはず。実際に飲んでみても、なるほど彼の尊敬するこの地のレジェンド、ピエール・オヴェルノワのプールサールでなくとも、その見事さは伝わってくるのだ。標高300~500mの急斜面に5haの小区画の畑が点在し、その樹齢は70~80年とのことだ。もちろんその畑はビオロジックに徹し、発酵は自然酵母、無清澄、無ろ過、科学的なものは一切足さず、ニ酸化硫黄も使わない。このピノ・ノワールは実に神秘的な香りがする。麝香、アニマル、白檀、ミネラル、そこに赤い果実が適度に熟れているのだ。甘さはほどほどに、スタイリッシュではなく、中庸に筋肉質の果実が楽しめる。もしブラインドだ...2014ピノ・ノワールスー・ラ・ロッシュドメーヌ・ド・ラ・ボルドアルボワ・ピュピラン

  • 2015 ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ダモード フレデリック・コサール

    これもパパジイ出展のワイン。タケちゃんにも言われたけれど、センセのセレクトですか?と・・・セレクトじゃあないけれど、まずは飲んでみよう!てな流れ、と答えはした。このダモードはプルミエではない。すなわちリューディーとして畑名はあるけれど、いわゆる村名なのだ。そこに樹齢56年以上のヴィエ・ヴィーニュがあって、ビオロジックに植えてあるとの事。例によってマセラシオン・カルボニックによる醸造で色濃く、しかしながらテロワール通りにエレガンスはある。プレモーのアルジリエールの対極にあるテロワは飲んでみてわかる。それは繊細で品格が備わっているのだ。コサール的と言われれば、まさしくその通り。旨みたっぷりに優しく迫ってくる秀逸もの。少し待つべし、と思った。2015ニュイ・サン・ジョルジュレ・ダモードフレデリック・コサール

  • 2000 カ・マルカンダ ガヤ

    ピエモンテを拠点とする『イタリアワインの帝王』アンジェロ・ガヤが、トスカーナのボルゲリに所有するアジェンダが『カ・マルカンダ』。その醸造所で造られる赤ワインは3種で、それはプロミス、マガリ、そして表題のカ・マルカンダとなる。説明するまでもなく、このカ・マルカンダこそ、このアジェンダの赤のフラッグシップ・ワインとのことなのだ。ボルゲリだけに品種はメルロにカベルネ・フランなど。しかしながら、そのワインのスタイルはボルドーを地で行く右倣えの代物ではない。この地の、そうボルゲリの、凝縮性の中にも類稀なる芳しさと優しい味わいのエレガンスを感じるのだ。2000年はややレストラン向きの年ではあるが、熟成にも耐え、美しい熟成曲線を描きつつ、この味わいに昇華したようだ。白檀やオールスパイスに焙煎珈琲、フルーツはスタイリッシュで後...2000カ・マルカンダガヤ

  • 2000 シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール ペサック・レオニャン

    程よく熟成したペサック・レオニャンの白ワインは色々な意味でブルゴーニュ・シャルドネの上を行く。まあこれには様々な意見があるだろうけれども、少なくともワタクシはそう思っている。それは香りの多種多様性であったり、果実のヴォリューム感であったり、類稀なる余韻の長さであったりするのだ。先日のパパジイの後半に、タケちゃん出展のこの表題のワインがブラインドで登場した。出てきて間髪いれずに、井上尚弥のワンツーのように的確にペサック・レオニャンの白と断定!(笑)で、ヴィンテージは?となったけれど、実に見事な練れ具合にほだされて、97’と答えたが、これがジャスト00’とのことだった。次に、さてシャトーはどこか?と訊かれたので、我々が知っているようなシャトーか?と逆質問したところ、タケちゃんは困ったような顔をして、ビミョーとのこと...2000シャトー・マラルティック・ラグラヴィエールペサック・レオニャン

  • 1994 シャルドネ キュベ・インディジェン ピーターマイケル・ワイナリー

    京都からの帰りに東京に着いて、さてさてというところ。時間を見たら、次の電車まで2時間チョイあった。さあどうしようか?となった時に、まるでパブロフの犬のように山手線に乗ったわけ。行き先はすでに決まっている、道玄坂のあのデパート。そこの地下にある、ワインコーナーなのだ。古くて珍しいやつをサクッと飲んで、颯爽と電車に乗る。これが大人の対応つうヤツだと思っている♪違うか?で、そこで登場させたワインがこの表題のワインというわけだ。やはりピーター・マイケルはシャルドネだよね。マルチ・ヴァインヤードのモンプレジール、単一畑は次の3つ、ラ・キャリエールにベル・フィーユにベル・コート。そして2つのキュベがある。それがポワント・ルージュにキュベ・インディジェンなのだ。そのインディジェン、加えて94年物ときたもんだ。そりゃあ濃厚極ま...1994シャルドネキュベ・インディジェンピーターマイケル・ワイナリー

  • 2016 レ・ランドマン・キ・シャントゥ ル・トン・デ・スリーズ

    一度見たら忘れられない独特のエティケットは、さながら『このワインは旨いぞ~』と叫んでいるようにも見える。エティケットの上の端には『レ・ランドマレ・キ・シャントゥ』とあるが、これは『輝かしい未来』という意味とのことだ。なるほど、飲んでみてそれを肩書きどおりに納得の味わいがあると思ったのは、ワタクシだけではないだろう。これはグルナッシュ・ノワール100%で出来ている。しかも出来の良い葡萄ができた年のみで、遡ってみると08’11’13’そしてこの16’にリリースされた。樹齢35~40年のヴィエ・ヴィーニュ。平均収穫量は20hl/haの超低収量。もちろん、醸造は何も引かない、何も足さない、いわゆる自然派の流儀に則っている。ここの地方の、この品種ではこの涼やかさ、この優しいバランスは奇跡に近い。スルスルッと飲めて、カラダ...2016レ・ランドマン・キ・シャントゥル・トン・デ・スリーズ

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