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2014/11/03

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  • ローライフレックスT他の巻

    朝方は少し寒くなって来たのにまだ台風が来るとか。最近の気候はおかしいですね。作業はボチボチとやっていますが、これと言って取り上げる話題もあまりありませんので色々混ぜて・・ローライフレックスにTと言うモデルがありますが、ローライフレックスとローライコードの中間のような中途半端なカメラです。シャッターのレリーズなどは4X4と同じ横型を取り入れていますが、内部の構造もかなり特殊です。一般的なローライフレックスの巻上げ部の景色は画像のようなものですが・・Tの場合は全く異なる設計になっています。巻き上げ軸に貫通しているロック爪によりギヤを駆動するしくみ。部品点数はこちらの方が少ないので合理的な設計ではあるのですかね?巻上げが重いとのことで、古いグリスを清掃して巻き上げ軸とギヤに新しいグリスを塗布して組み立てます。絞...ローライフレックスT他の巻

  • 金属疲労のPEN-FTの巻

    過去に私がメンテナンスをした女性ペン使いさんのPEN-FT#2481XXですが、撮影中にリターンミラーがフリーズ状態となり緊急で里帰りしました。当初はリターンミラーの剥離も疑いましたがそうではなくリターンミラーユニットに問題があると辺りを付けて分解をしてみました。あ~これは・・正式な部品名は「Sレバー2」となっていて要するにレンズを絞るレバーですね。それが折れています。多くのFTを修理してきましたが、これは過去にも記憶が無いですね。金属疲労で折れたのでしょう。折れた個所は強いバネが掛かるピンがカシメられているところで、ピン孔が大きく、レバーの残り部が1mmもありません。このレバーの組み立てはネジの終端を緩み止めのためカシメてありSSではASSY交換対応でしょう。当初は別のユニットに交換も考えましたが、この...金属疲労のPEN-FTの巻

  • 初期のローライ35の巻

    ジャーマニーの#3073XXXですから一応初期型でしょうか?販売のためのメンテナンスをしますが、大きな故障はないので書くこともないかも知れません。不調の定番、シャッター、レンズ、ヘリコイドなど作業指示があります。絞りダイヤル不良となっていましたが、回転が少し重いのとロックボタンの復帰がスムーズでない程度ですかね。ダイヤルを分離して清掃と潤滑をしておきます。露出計は動くのかな?電池を入れてチェックします。少し感度が高い傾向にあるのと受光窓を塞いでもメーター針が完全に左端まで戻りません。これはジャーマニーに多く出ている症状で、Cdsの劣化です。今回は実用上の問題はないの調整のみとします。ファインダーは清掃で特に問題はないです。ここはドイツ製の良いところ。スプール、スプロケット軸とアイドラギヤの清掃と潤滑をして...初期のローライ35の巻

  • 打撃のローライフレックス3.5Dの巻

    ローライフレックス3.5Dですが、シャッターやレンズ、ファインダーと一通りのメンテナンスをしていますが、問題はフォーカシングの繰り出し感触です。ガタがあるとご指摘頂いていますが、このダイヤルは軸に固定さけておらず側面カバー側に付いていてそちらのガタを感じますが、それ以外に回転に違和感があります。前カバーの前面から見て左上部を指で押すと「カクッ」とへこみます。これはカム部に問題がありますね。巻上げハンドルの重さもありますので分解をして行きます。巻き上げ系のユニットを分離します。軸部のグリスが乾いています。これはやり直すとして・・ユニットを取り外すと繰り出し機構が露出してきます。問題はここです。正式にはストラットと言うのかな?繰り出しのアームですが、カムとの当り面より↑に上がっています。恐らく前方から強い力を...打撃のローライフレックス3.5Dの巻

  • 1/500の補助バネの巻

    短く簡単に。。精工舎のMXLですがシャッターダイヤルが1/500に回らないのこと。1/500にセットした時に作用する補助バネの内周が錆びています。セットする軸も錆びています。これによって捩じりバネの動きがスムーズでなく、シャッターダイヤルが重くなって1/500まで回らないということでした。バネと軸の錆を落としてグリスを塗布して組み立てます。これでスムーズにセットできるようになりました。もう一つの問題は、このシャッターは前期型かな?係止めのバネが非常に弱く、確実に係止めが掛からない現象があります。後期のシャッターと比較すると、明らかに後期のバネの方が線径が太くバネも強くなっています。不具合を修正したようですね。トミーのリペイント1/500の補助バネの巻

  • あぁ、クセナーがぁの巻

    ローライ35のリピーターの方です。希少なクセナー40mm付きのローライ35ブラック#3381XXXを入手されて来ましたが、外観はそこそこなのに不具合個所が多すぎる。電池液漏れメーター不良、シャッター低速不良、沈胴不良、ファインダー汚れなどは良いとして、問題はレンズです。ピントリングが固着して動きません。事前の∞確認でも合致しません。一応、他も見ておきます。電池室は液漏れの形跡があります。トップカバーにえくぼが2つ。一番懸念をしていた状態。恐らく、あまり経験のない方がレンズを清掃しようと前玉を抜いて(汚く拭いてあります)前玉をねじ込もうと強引に押し付けたのでしょうね。ネジの先端部が変形してガタガタの状態となっています。簡易的に計測してみると、ネジはM20XP0.5だと思いますが、ヘリコイドの細密ネジは入り口...あぁ、クセナーがぁの巻

  • 最廉価盤のローライC35の巻

    10月も中旬と言うのに日中は野外にいると暑かったですね。しかし、真夏の時期は野外にいると熱中症の危険があるの控えていましたが、昨日からカメラの作業の合間に自転車やバイクの整備をしています。一日中机に向かっているより体が軽く調子が良いです。で、ローライ35系の最廉価盤C35#53990XXです。B35からさらに露出計を取り去ったモデルで、レンズもトリオター40mmf3.5になっています。故障ではなく販売のためのメンテナンスをしておきます。シャッターダイヤルが重いとのご指摘がありました。このモデルに多い不具合で、極端に重い個体もありますが、この個体はそこまでではありません。↖のカムに潤滑が無くなると重くなります。清掃と注油をしておきます。レンズのクリーニングをするのでシャッターユニットを本体から分離します。基...最廉価盤のローライC35の巻

  • 難儀な二眼レフの巻

    すみません。得意ではない二眼レフをやっておりまして、余裕が無くついつい更新が出来なくなります。生存確認のため簡単にUPしておきます。ローライコードⅢぐらいになると、いくらローライと言っても部品の劣化が進んで作動は厳しくなります。レンズやシャッターのメンテナンスを終えて巻上げ部分で問題です。状態の良くない個体に多い、巻き止が解除されないという不具合です。毎回症状が出るわけではなく、「良いかなぁ」と思っているとカツッとロックする厄介な故障です。関連部分を一つづつ手を入れていくしかありません。まずは巻き上げダイヤルの逆転防止機構から。いろいろ見て行くと、やはりカウンターギヤに内蔵されている真鍮ギヤの動きですね。内部に入っているコイルばねは何度も分解を受けていて二か所で伸びています。その他、真鍮ギヤの表面腐食のた...難儀な二眼レフの巻

  • 片足棺桶のPEN-FVの巻

    露出を落とさないと写らないので・・カメラ店様から来る個体は現役機以外に、片足が棺桶に入っているような長期放置機もあります。個体数の限られたカメラですから、不動機の掘り起しによって個体数を増やし市場に出回るので、それも意味のあることだと思います。PEN-FVの発売は1967年2月のようですが、この個体#1188XX(1968年1月製)は改良前のユニットが使われている前期型ということでしょうか。長期放置でトップカバーも腐食が始まっています。もちろん全く動きません。カバーを開けると分解歴は無いようですね。それほど使われずに古くなって放置されたという感じです。リターンミラーユニットのMバネカケの停止位置が変です。一度、ユニットを分離して不具合を確認しました。不動の原因はほぼ分かりましたが、頭を黒塗装したM1.4X...片足棺桶のPEN-FVの巻

  • 沈胴ボタンがぁ、ローライ35の巻

    カメラ店様からこんなのが来ました。ローライ35ブラックですが、かなり乱暴に使われています。沈胴ボタンの座がトップカバーとのカシメが外れて脱落しています。どうも自然に外れたとは思えませんね。座もヤスリのようなもので削られています。何をしたの??材質がアルミですし、すでにカシメしろもありませんから再カシメでは耐ちません。接着で補強をするようですね。ここまででなくとも、沈胴ボタンが外れた修理も来ますが、まずボタン復帰用のバネとワッシャーが付いて来ませんね。恐らくバネが入っていたことも気が付かれていないのでしょう。沈胴ボタンがぁ、ローライ35の巻

  • 液漏れPEN-FTの巻

    PEN-FT#3682XXと本来は良い頃の個体ですが、いつも問題になるのは電池の液漏れです。事前の点検で露出計が作動しません。電池室には電池が入りっぱなし。取り出しのリード線も腐食をしていて導通がありません。ここだけで済めばラッキーでしたが・・各ユニットも気化ガスによって表面が劣化しています。露出計を点検すると、メーターは辛うじて生きていますがCdsが不良です。↗の赤リードの芯線も腐食していてCds基板との取り付け部分が激しく腐食をして導通がありません。基板のパターンには半田付けは出来ないので、ここは直せないのです。オーナーさんが交換用の個体を提供頂きましたのでそちらに交換することにします。まずはすべて分解洗浄をして、新しくリード線を半田付けした電池室を組み立てて行きます。意外にもこの個体は過去に二度プロ...液漏れPEN-FTの巻

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