今度も古いですよ。1933年(昭和8年)と資料には書いてありますね。ローライコードのタイプⅠ、通称アールデコというモデルですね。外装が普通のシボ革から真鍮のエッチング板が採用されており、修理をする側からするとネジのみで分解が出来るので楽ですが、外観は金ぴかで金ピカローライと言われていますね。有機物のシボ革がないので意外に年代を感じさせないしっかり感はあります。ビューレンズの清掃をしておきますが、ハイドスコープ75mmは僅かに曇りがあります。途中で修理を受けているようでコンパーシャッターは一応は作動しています。しかし、内部の汚れも目立つので分解清掃をしておきます。シャッター羽根は分離して洗浄します。ビューレンズの組み込みの終わったボードに完成したシャッターを取り付けます。レンズの繰り出しは、それまでのスピン...今度も古いローライコードTypeⅠの巻