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2014/11/03

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  • ローライ35Sプラチナ1986の巻

    1986年(昭和61年)に444台のみ生産されたローライ35Sのスペシャルバージョンとのことですね。名称はプラチナ(platinum)となっていますがトップカバーにはチタン(titan)となっていますね。プラチナは白金ptでチタンとは違うのでは?良くわかりません。ほとんど使われずに保管されていた個体のようで(元箱あり)それによる不具合が出ています。一番の問題はピントリング(ヘリコイド)が固着していてビクとも動きません。1986年製の比較的新しいカメラでヘリコイドの張り付きが起こるんだぁ・・沈胴が緩いのと沈胴収納ボタンの作動が渋いです。奥に見えるのがロック機構で修正をします。ファインダーの清掃をしようとすると・・あれ?なんで基板があるの?ファインダーブロックを分離して見ます。これは35LEDの部品ではないで...ローライ35Sプラチナ1986の巻

  • ローライキンの巻

    久しぶりに途中経過です。だいぶ台数はこなしましたけど、今し方、2便のカメラが到着しました。もう少し頑張らなくては・・で、最後に作業をしたのがローライフレックス2.8Fですけど、かなり使い込まれた個体で、シャッターやレンズ、巻き上げ関係に問題があります。過去の分解でグリスを多量につけられていてベトベトです。分解洗浄とガバナーは超音波洗浄をします。巻上げの軸部分の潤滑が完全に切れていますので清掃とグリス交換をします。で、この個体はローライキンが付いていたのでした。カウンターノブのみ付いている個体はよく見ますが、この個体は各部のアイテムがすべて取り付けられていました。このカウンターの作動不良は多いです。すべて分解洗浄でグリスを塗布しながら組み立てます。また、シボ革が欠落していましたので端切れを利用して製作してあ...ローライキンの巻

  • きれいなクセナー付ローライ35の巻

    コンデションの良いクセナー付のローライ35が来ました。おそらく来月のカメラ市用の個体と思われますが、外観は当たりもなくきれいです。現状大きな不具合はありませんがメンテナンスをして行きます。まず気になるのは沈胴がユルユルです。レンズのヘリコイドグリスに回転ムラがあります。全周に紙片が入っていましたので元々本体とチューブとのクリアランスが大きめの個体です。このような個体は沈胴が早めに緩くなると思います。紙片の厚みを0.1mmに変更して組みます。通常の作業をします。ファインダーは曇り気味ですので分解清掃とアイドラーギヤの洗浄とグリス塗布。その他ガバナーの洗浄注油と、この個体はメーターの追針が右端に来ない(結構ありますね)ので調整をします。メーター感度は良好でした。巻き戻しダイヤルの回転が重いのと黒樹脂部分が白化...きれいなクセナー付ローライ35の巻

  • 初期型PEN-FTの巻

    パソコンを更新しましたらプリンターのドライバーが合わなくなって、急遽近くの家電量販店に行ってプリンターを買って来ました。今までの機種とは使い勝手が異なり思ったように使えずバタバタで作業に掛かれませんでした。で、最近、PEN-F(T)系はどうして初期型ばかり来るのかな?#1180XXは1967年3月製で、生産開始から5か月目に生産された個体です。トップカバーにへこみがありますね。修正はしますが完全には無理です。この個体はおそらく1971年ごろに当時のSSにて露出計ユニットとセルフタイマーを交換されていると思います。初期の露出計は不安定でしたから・・ファインダーの無限遠調整も受けています。ユニットを取り付けるネジには緩み止めが塗布されているのに本体側には全く形跡がありません。ユニットを交換されているということ...初期型PEN-FTの巻

  • ヤシカ・ラピードが来ましたの巻

    忘れたころにやって来るヤシカ・ラピード。ヤシカの初代ハーフカメラですけど、なんでこんなに測定器みたいにがっちりした作りなのでしょう。これで殴られたら凶器になるよ。最初に見るところは露出計です。現存の殆どの個体はセレンがダウンしていますが、この個体もメーターは生きているようですが、セレンは全く起電がありません。元々電池のサイズが小さいので厳しいのかなとも思いますが、セコニックの露出計などは古い製品でも生きているものが多いですよね。それらを利用すれば復活はできそうですが、「露出計は動かなくて良い」とのご指示ですのでこのままとします。ファインダーのコーティングは金コートのようなタイプ。これを不用意に拭き上げるとメッキが剥離する危険があるので慎重に・・シンクロ接点の半田を外してグレーの前カバーを取り去ります。こう...ヤシカ・ラピードが来ましたの巻

  • ローライ35の症状はの巻

    その前に、カメラ店様に持ち込まれたローライ35ですが、前玉が抜けてしまったとのことです。ストップリングの爪が折れたか?と思いましたが折れてはいません。では、前回の35Tでも紹介したCHEESEHEADSCREWが緩んでいるのでは?やはり緩んでいます。それによってストップリングの爪が飛び越したのでしょう。ここのネジは自然にも緩みやすいですが、今回は装着しているフードが原因ではないかと思います。フートの外形が大きいので、フィルターネジに締め込んだ時CHEESEHEADSCREWに大きなストレスが掛かって、それが緩みに繋がったのではと思います。フードは社外と思いますが、装着される時は過大な力が掛からないようにご注意ください。で、ローライ35ドイツ#3156XXXです。外観は損傷も無くきれいですが、作業の前に気に...ローライ35の症状はの巻

  • もっと初期型PEN-Fの巻

    オーナーさんは全く知らずに手に入れたPEN-F#1023XXです。PEN-Fの発売は1963年9月とのことですが、まさしくこの個体は発売月の生産です。FTより古いFの最初期型を入手されて来るとは・・巻き上げても最後の部分で逆転してしまいシャッターのロックが外れずレリーズが下りません。巻上が完了すると↓のレバーが上がって(画像では)→のレリーズレバーが右に動けるようになってシャッターが切れるのだが、逆転によりこの個体の場合は↓のレバーが下がってしまう。スプロケット軸の逆転を止める「板止爪」の調整が必要です。当然過去に分解歴は有ってシャッターダイヤル留めネジのスリ割が壊されていますが、或いは工場の組立の時なのかもしれません。組立は前回と同じなので初期型と以後の個体との違いを見て行くことにします。最初期型の圧板...もっと初期型PEN-Fの巻

  • PEN-Fもやっとくかの巻

    正月早々から難物のPEN-F#1443XXです。まず、巻き上げが異常に重い。また、レンズを装着しなければシャッターは切れるが、レンズを装着するとフリーズしてしまう。トルクが出ていないようです。トップカバーを開けてみると、過去に分解歴は無いように見えます。(ありました)ということは途中での分解が不具合の原因ではないということか・・アクセサリーシューを使用されていた個体で梨地メッキに縦筋が入っています。FとFTでは接眼枠とトップカバーの当り部分の設計が変更されていて、Fはカバーに傷がつき易いのですがFTでは改良されています。それでもつきますけど・・本体の洗浄後にモルト貼り、スプロケット軸、スプール軸を組み立てています。シャッターユニットを点検して行くと・・あぁこれかな?巻き上げギヤ列と地板本体との組立ネジが緩...PEN-Fもやっとくかの巻

  • 意外に来ないローライ35Tの巻

    しかし、今年はどんな年なのでしょう?元日から地震雷火事親父が次々に起こる。長く生きて来ましたがこんな経験はありません。これ以上の災難が続きませんように・・で、ローライ35ファンの方に今年初めのUPを簡単にです。ものの本によれば、ローライ35の生産終了が1971年で、3年後の1974年に復刻版としてローライ35Tが登場したとのことですね。ローライも経営が苦しくなったのかな?レンズ製造などこだわる方もいらっしゃるようですが、仕様についてはオリジナルモデルと全く同じで、整備をする人間からすると生産が新しい分、各部の劣化も少ないので整備は比較的楽な個体が多いと思います。電池の電解液漏れがない限り露出メーターは元気です。シャッターの低速不良やファインダーの曇りは定番ですので分解清掃をして行きます。不良とまでは行きま...意外に来ないローライ35Tの巻

  • 今年最初はPEN-Sブラックの巻

    謹賀新年あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。新年最初から悩ましい作業。PEN-Sのブラックですが、オーナーさんから「オリジナルですか?」との鑑定依頼がありましたよ。一般的にオリジナルの個体は塗装のコンディションがよろしくないのが普通ですが、あまり使用感のないきれいな状態ですのでリペイントだろうと思いましたが、では、私が塗った個体か?というと気になるところが多くあります。まず、上下カバーの艶とダイカスト本体の艶に差がある。これはオリジナルでも塗装する材質の違いによって艶に差がありますが程度の問題です。また、彫刻文字の色入れが薄く頼りない。ひょっとしたら、上下カバーのみリペイントをしたものではないか?左のPEN-Wは私がリペイントをした個体ですが、上下カバーと本体の艶の差は右のPEN-S...今年最初はPEN-Sブラックの巻

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