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てんとうむし
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2014/11/01

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  • 記憶

    クリニックの日帰り手術でも治療が完結する白内障。誰もに起こる老化現象だが、 放置は禁物で、進行すると炎症がこじれ緊急手術の危険まで出てくるということ。 母とは異なり、父は自由に動けるのだから眼科くらいは自分で行けばよいものを、 手をこまねいているのは、ひとえに難聴の進行から、特に初対面の人との会話が 億劫になっていることに尽きる。補聴器を付けていても必ずどこかで聞き取りに エラーが出て間合いがずれてしまうのだ。 クリニックの通院といえど初診の受付から医師との問答、いつの間にか障壁が 高くなってしまい、又、険悪な息子に自分から折れ、助けを求める訳もいかず、 かと言って、役所に依頼し、付き添い介護を手配する機転などきくはずもない。 聴力ばかりか視力までもおぼつかなっていく不安を唯一の話し相手である母に 愚痴るしかなかった、そんな愚かとも哀れともつかぬ話である。 神棚蝋燭の撤去騒動から、もう数か月経っていたか、私は一方的に日取りを決め 「この日、一緒に眼科に行く、準備しておくように」と予定のメモを父に渡すと 「分かった」と父は素直に応じ、父との冷却期間がここで終了することになった。 元々、母には軽い緑内障があり、通っていたクリニックに父も連れて行くことにした。 人当たりの良い医者で意思疎通に関しても敷居が低く、父も馴染みやすいはずである。 クリニックは電車で一駅、駅からも近くの好立地であったが、その分、駐車場からは 少々不便で、母の場合は車椅子を押し、父には一緒に歩いてもらうことになる。

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