短歌を始めたばかりの頃、歌会で或る歌人が「中々詠めないときは風を吹かせればいい」と言ったことがあった。💮詩人なら言葉を捨てよと君云いし後は窓打つ風の音のみ私はすぐに一首を作った。たしかに風は詠みやすい、風そのものが詩なのだ、私は気軽に風を詠んだ。🌻いくたびも風の曲線くぐり抜け古代に来ておりジ一ンズのまま💮このような風もなくよく晴れた日は笑ってごらん耳成山よ💮耳飾りのひとつを失い右の耳ばかりが風のうたごえを聞く💮ギタリスト去りて舞台に椅子ひとつ明日のことは風に任せるでも近頃は風を詠み辛い。風の怖ろしさに迫られている。風を愉しむことなど私はできなくなってしまった。心地よい微風も急に暴風になりかねない。「歌が出来ないときは風を」と教えてくれたあの歌人はすでにあの世に行ってしまった。💮目標に遠く離れた位置にいて何を捨て...愉しい風が怖ろしい風に
もうじき11月、「ころ柿の里」が懐かしい。でもこの秋は行く気になれない。笛ふき川に沿って、川の流れを楽しみながら訪れる「ころ柿の里」が恐ろしい里になりかねい。台風が、豪雨が家を流し、人の命を奪い続けているなんて!武田信玄が干し柿を推奨したことから甲州塩山に毎年11月に「ころ柿のカ一テン」が。笛ふき川の流れと共にころ柿の里へ旅びとを誘う晩秋。🌻音のなき笛ふき川にそいながら探していたり「ころ柿の里」🌻枯露柿の里のマップに犬小屋のごと信玄の恵林寺があり🌻笛ふき川の流れに沿いて肩をよせ歩いていたり「ころ柿の里」へ🌻「柿はからだのなかをきれいにするらしい」「あなたの心に柿の灯りを」ころ柿の里
長い猛暑が終わり10月末になって秋めいてきた。読書の秋を知らせるように今日の新聞の本の広告の派手なこと!🌻記憶力がよくなるドリル1日1問で脳が活性化!メモを持たずに買い物ができる、自動車免許の認知力検査のために役立つ。🌻頭を鍛える5つの習慣、思考の生産性がみるみる上がる知的生活実績法!🌻脳活道場アルツハイマ一楽しく防ぐ60日実践パワフルドリル🌻もの忘れ認知症対策あの人の対策由紀さおりさん「歌の道を全うすることは、支えてくれた方々への恩返し」こんな広告にうんざりしていると🌻「心配ごとの9割は起こらない」という本の広告が目につく。私たち老人は認知症に怯えている。人の名前はよく忘れるが若い頃から私はよく忘れた、だからドリルなんてしない、読みたい本を読み気の合う人と付き合う。テレビの料理番組ておいしそうなものは作って食...認知症恐怖症
昨日は天皇の即位宣言が皇居の松の間で行われ、私は平安時代の気分だった。この儀式に参列のため各国の方々が続々と悪天候の日本に来てくださって申し訳ないような気がした、でも今日の富士山は素晴らしい!ご来賓の方々はホテルの窓から初冠雪の富士山をご覧になったことと思う。私は近くの坂の上から眺めた、あらためて富士山の美しさに感動した。朝刊に「遅めの初冠雪」の見出しで富士山が、素晴らしい!やはり世界遺産だ、半世紀余り前、わたしは毎朝、雨が降らない日は朝起きて窓を開ければ富士山に会えた。世田谷の外れはその頃は田園的だった。でも高層ビルが増え富士山を私から隠してしまった。日帰りの旅で度々富士山に会ったりしながらよく詠んでいる。まるで恋人!🗻あのビルがなければ見えるかまっ白をい帽子を被った富士の山頂🗻ボクたちの富士山の高さはアバウ...ありがとう富士山!
全国の空き家は約849万戸。5年前より約29万戸増え、過去最高となったそうだ。例えば、実家を離れた一人っ子同士が結婚して家を買えば2軒の実家が空き家に、各地で空き家が問題になっているらしい。台風で家を失った人々の避難場所に使えたら、テレビで台風の被災者の惨状を見るたびに思う。放置され、倒壊の恐れがあったり、悪臭や害虫など。更地にすれば「解体に多額の費用が。所有することは維持費や手間がかかる。台風で壊れた家が借家だったら気軽に転居できるのではないかなどと私は思う。犬や猫などのベットも災害のときに一緒に避難、見捨てられない。私はかなり前から犬猫を飼うのはやめた、小鳥まで飼うのはやめた。植物もやめた。サボテンは水がなくても3カ月くらいは生きられるなどと勝手に決めているが、災害がある度に私は「もたない女」になってしまっ...どうする空き家
あれから半月も過ぎてしまいました。旧友A子の妹から電話があり姉が散歩の途中で倒れ救急車で病院に運ばればたが意識がないと。私は急いで病院にゆきましたが昏睡状態でした。A子はこの秋に歌集を出す予定で、そのなかに彼女の写した写真を入れるため毎朝の散歩で写真を撮していて、半年ぶりに会うA子はまるで死んだよう、その後、意識がもどり快方に、「お騒がせしました」と笑っている。私はどっと疲れた。台風が散々暴れて、腹が立ってまたブログを始めました、私は川が大好きなのに。残酷なこと!流れるという言葉はこの台風が恐ろしい言葉にしてしまいました。私の歌集のなかの「流れる」を引用してみます。▼山の辺の道を流れているような東へゆくのか西へゆくのか▼納豆のねばねばが血をさらさらにし体に春の小川が流れる▼立ち止まり茶を飲むペットボトルより緑の...流れる私
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