肌トラブルに悩む方へ。アトピーやニキビ、蕁麻疹など皮膚トラブルを漢方で根本から改善。体質別に生活・食事・漢方薬の養生法を解説。
【補気薬】~人参・党参・黄耆・白朮・山薬・甘草・大棗・膠飴・扁豆~
17-(1) 補気薬(ほきやく)補気薬とは、気を補って気虚を改善するのに用いる生薬です。益気薬とも言います。気虚は、気の量の不足、あるいは気の作用の不足ですので、臓腑の機能の低下や、抵抗力の減退などによる症状があらわれやすくなります。一般的
17.補虚薬補虚薬とは、虚(=足りていないもの、弱いもの)を補う薬で、正気を補う、体質を改善させる、病気に対する抵抗力を増強させるといった、虚弱状態の改善のため、いわゆる虚証に用いられる生薬のグループです。補虚薬はまた状況に応じて補益薬、補
16.開竅薬開竅薬とは開竅薬(かいきょうやく)は、独特の強い芳香のある生薬で、意識を覚醒させる目的で使用する薬のことです。東洋医学での「心」は、神志(精神意識)を主っていて、何らかの邪気によって心の竅(あな)が閉ざされたときに、意識障害を起
15.平肝熄風薬平肝熄風薬は、肝陽を平定させ、(内風を)熄風させる薬のことです。熄は、「火が消える」「灰に埋めた炭火」などの意味がある漢字で、内風の症状をしずめることを「熄風」と言います。内風というのは、陰虚や血虚などの虚証、もしくは高熱の
【熄風止痙薬】~釣藤鈎・天麻・羚羊角・地竜・白僵蚕・全蝎・蜈蚣~
15-(2) 熄風止痙薬(そくふうしけいやく)釣藤鈎(ちょうとうこう)アカネ科カギカズラの鈎(カギ)状をした短い茎枝(トゲ)【性味】甘 微寒(涼)【帰経】肝 心包【効能】熄風止痙 清熱平肝熄風止痙・清熱平肝肝風を抑え、痙を止める効能に優れて
【平肝潜陽薬】~石決明・牡蛎・代赭石・蒺藜子・羅布麻・決明子・珍珠・珍珠母~
15-(1) 平肝潜陽薬(へいかんせんようやく)石決明(せっけつめい)ミミガイ科アワビ類またはトコブシ類の貝殻【性味】鹹 微寒【帰経】肝【効能】平肝潜陽 清肝明目①平肝潜陽肝陽上亢による(肝腎陰虚によって肝の陽気が上昇して起こる)、眩暈(め
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肌トラブルに悩む方へ。アトピーやニキビ、蕁麻疹など皮膚トラブルを漢方で根本から改善。体質別に生活・食事・漢方薬の養生法を解説。
前立腺肥大・過活動膀胱・尿路感染症・尿路結石・慢性腎臓病など泌尿器の不調に対し、漢方的な視点から生活・食事の養生法をわかりやすく解説します。
柿蒂湯(していとう)柿のヘタを配合した漢方薬で、しゃっくりに用いる薬として知られています。構成生薬 柿蒂(シテイ) 丁子(チョウジ) 生姜(ショウキョウ)柿蒂とは、柿のヘタのことです。渋味による降気の効能をもっていて、しゃっくり(吃逆)に用...
温胆湯(うんたんとう)の解説冷えた胆(きも)を温めるという名前の漢方薬。「胆を冷やす」とは、恐れを感じてヒヤリとしたり、不安を感じてビクビクしたりすることです。だから逆に、冷えた胆を温めてあげれば、恐怖や不安から解放されるだろう。そこで、不
六君子湯に、香附子・縮砂・藿香の3つを加えた「香砂六君子湯」。3味はいずれも芳香のある理気作用をもつ生薬で、胃腸のはたらきを整えます。
加味平胃散(かみへいいさん)の解説「平胃散へいいさん」に、消化を促進させる生薬(消導薬)が加えられている方剤です。もともと胃腸が弱いわけではない人が、暴飲暴食などによって胸やけ、胃痛、腹部膨満を起こしたり、または消化不良による下痢になったり
大半夏湯(だいはんげとう)の解説ページ。胃腸がよわくみぞおちにつかえがあり、食べたものを吐いてしまう場合に用いられる漢方薬です。生薬の特徴からその効能効果について解説します。
芍薬甘草附子湯の解説芍薬甘草附子湯しゃくやくかんぞうぶしとうは、芍薬・甘草・附子の3つの生薬で構成される漢方薬で、各種の痛みで、冷え症、または冷えを伴ったものに用いられます。構成生薬 芍薬(シャクヤク) 甘草(カンゾウ) 附子(ブシ)
桂枝加黄耆湯構成生薬 桂皮(ケイヒ) 芍薬(シャクヤク) 甘草(カンゾウ) 生姜(ショウキョウ) 大棗(タイソウ) 黄耆(オウギ)桂枝加黄耆湯けいしかおうぎとうは、桂枝湯けいしとうに黄耆おうぎを加えたものです。補気薬ほきやくの黄
帰耆建中湯帰耆建中湯きぎけんちゅうとうは、小建中湯・・・に当帰・と黄耆・を加えたもの。虚弱体質の改善、病後や術後の体力回復、ねあせ、化膿性皮膚疾患に用いられる漢方薬です。構成生薬 当帰(トウキ) 黄耆(オウギ) 桂皮(ケイヒ) 芍薬
急性のめまい、回転性のめまいに用いられる漢方薬構成生薬 沢瀉(タクシャ) 白朮(ビャクジュツ)二味ともに、水滞に対する頻用生薬です。どちらも利水作用がある生薬という点で共通です。ところが、沢瀉は「甘味・寒性」で専ら利水【瀉】にはたらき、
四十肩、五十肩、寝ちがえ、肩こりなどに用いられる漢方薬構成生薬 葛根(カッコン) 麻黄(マオウ) 桂皮(ケイヒ) 芍薬(シャクヤク) 甘草(カンゾウ) 生姜(ショウキョウ) 大棗(タイソウ) 地黄(ジオウ) 独活(ドクカツ
中年以降の酒さ鼻(あかはな)の漢方薬です構成生薬 葛根(かっこん) 芍薬(しゃくやく) 地黄(じおう) 黄連(おうれん) 山梔子(さんしし) 紅花(こうか) 大黄(だいおう) 甘草(かんぞう)効能効果体力中等度以上で、便秘傾
皮膚の痒みや炎症、耳やのどの炎症に用いられる漢方薬構成生薬 当帰(トウキ) 芍薬(シャクヤク) 川芎(センキュウ) 地黄(ジオウ) 黄連(オウレン) 黄柏(オウバク) 黄芩(オウゴン) 山梔子(サンシシ) 連翹(レンギョウ
脚の痛みや腫れなどに用いられる漢方薬九味檳榔湯くみびんろうとうは、強力に浮腫や水腫を除く作用があるため、水毒体質の人の、その水毒による様々な症状(関節の痛みやはれ、倦怠感、動悸、息切れなど)に応用されます。構成生薬について 檳榔子(ビンロ
胃腸虚弱な人の、めまいや頭痛に用いられる漢方薬半夏白朮天麻湯はんげびゃくじゅつてんまとうは、胃腸虚弱と冷えがある人の、めまいや頭痛に用いられる漢方薬です。六君子湯りっくんしとうよりもさらに虚証きょしょう向きで、かつ、水滞すいたい症状(水毒)
冷えをともなう、腹痛や背部痛に用いられる漢方薬構成生薬 当帰(トウキ) 黄耆(オウギ) 桂皮(ケイヒ) 人参(ニンジン) 半夏(ハンゲ) 厚朴(コウボク) 乾姜(カンキョウ) 山椒(サンショウ) 芍薬(シャクヤク) 甘草
胃腸虚弱で冷え症の人の、咳や鼻水に用いられる漢方薬苓甘姜味辛夏仁湯りょうかんきょうみしんげにんとう少し覚えづらい名前かもしれませんが、配合されている7種類の生薬の名前から一文字ずつとって並べた名前になっています。「小青竜湯しょうせいりゅうと
うるおい不足による、切れにくい痰、咳、口腔乾燥に用いられる漢方薬滋陰降火湯じいんこうかとうは、身体に潤いを与える(⇒滋陰)、それによって、上昇する熱症状を抑える(⇒降火)という漢方薬です。構成生薬について当帰(トウキ)芍薬(シャクヤク)地黄
カサカサして痒みのある皮膚疾患に用いられる漢方薬温清飲うんせいいんは、四物湯しもつとうと黄連解毒湯おうれんげどくとうを合わせたものです。温清・・飲の名前で言えば、四物湯が「温」、黄連解毒湯が「清」を担っています。四物湯は、血虚証けっきょしょ
加味平胃散(かみへいいさん)の解説「平胃散へいいさん」に、消化を促進させる生薬(消導薬)が加えられている方剤です。もともと胃腸が弱いわけではない人が、暴飲暴食などによって胸やけ、胃痛、腹部膨満を起こしたり、または消化不良による下痢になったり
大半夏湯(だいはんげとう)の解説ページ。胃腸がよわくみぞおちにつかえがあり、食べたものを吐いてしまう場合に用いられる漢方薬です。生薬の特徴からその効能効果について解説します。